今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
爆窃団による銀座宝石店3億円の手口と犯人6人。
新年早々ニュースを賑わしていた「爆窃団」。東京の貴金属店「天賞堂銀座本店」で高級腕時計約200点(3億円相当)が盗まれた事件で、弊社も報道ステーションやニュースFINEにて防犯のプロとして取材を受けました。
この侵入手口は、
●侵入用の穴は高さ約70センチの部分にあった排煙口のふたを外し、鉄筋コンクリート製外壁を壊して50〜80センチの大きさに広げられていた。
●隣接するビルの外壁には、穴のほぼ正面に四角いへこみとひびがある。
●警察は約70センチのビルのすき間にジャッキを設置し、圧力をかけて、壁を破壊したとみている。
●石膏(せつこう)ボードの内壁には切り取られたように穴が開いており、複数の手段で壁が破られたとみられる。
●穴の付近ではオートバイ用のビニールカバーと長さ約80センチのプラスチック製の棒も見つかった。作業を隠すためとみられ、ビルのすき間に渡した棒にカバーを掛けていた。
この犯人である香港人ら男女6人逮捕され、腕時計、2億円相当分押収されました。
●東京の貴金属店「天賞堂銀座本店」で高級腕時計約200点(3億円相当)が盗まれた事件で、香港警察は9日、香港人の男女5人と中国人の女1人の計6人を盗品処分の疑いで逮捕し、約180点の高級腕時計(2億円相当)を押収したと発表した。
会見した組織犯罪捜査課の幹部によると、容疑者は男女各3人。このうち50代の男3人が実行犯とみられる。女はいずれも30代で、実行犯の妻もしくは女友達だという。
香港警察が日本から郵送されて来た大量の腕時計を調べたところ、製造番号が同事件で盗まれたものと一致。7日から8日にかけて6人を逮捕した。男3人は昨年12月中旬、日本に入国し、今月4日に香港に戻っていた。
押収した腕時計のうち、約100点は既に2日に起きた銀座の事件で盗まれたものと確認されたという。 (1月9日 時事通信より引用)
仲間割れしたとのニュースも掲載されていました。
10日の時事通信では
「香港では1990年代から、大型の油圧ジャッキで商店の外壁に穴を開けて侵入する手口の窃盗事件が頻発。しかし、対策が強化されたため、一部の犯行グループは日本など外国を狙うようになった。
盗んだ腕時計などは製造番号から盗品であることが発覚しやすいので、警察の捜査能力や市民の防犯意識が高い香港は避け、取り締まりが緩い中国本土で売りさばくケースが多いという。
各紙によれば、本土には盗品の闇市場があり、盗まれた腕時計や宝石が原価より数割安く売られている。「顧客」はほとんどが資産家で、買った盗品を転売したり、質店に持ち込んだりすることはないため、警察に察知されにくい。」
といったこの犯罪の背景分析が掲載されていました。
香港では対策が強化されたので、防犯意識の低い日本で暗躍する爆窃団。
そして防犯意識が低く、盗品の闇市場のある中国本土で売却。
中国の富裕層がターゲットとなっています。
こうしたプロの窃盗団が日本にやってきては稼ぎ、盗品を持って本国に移動しているのです。
「短時間化」「分業化」「凶悪化」しているその手口。
従来の警備システムが入っていてもその盲点をついたり、駆けつけまでの短時間に犯行を終了させたりしています。
もはや「これだけ入れたら侵入されない」とはこの爆窃団に対してはいえません。
いかに「被害を最小にくい留めるか」という観点から防犯対策を強化することが必要です。
「簡単に犯行を継続させない」ということを行うことが必要です。
窃盗団が嫌がる可能性のあることをいくつも組み合わせる事で、「時間がかかる」「物が盗みにくい」「逃げにくい」「なんか不安」「ここはやめよう」という気持ちにさせることです。
「なんかものすごい防犯システムがついているみたい、この後どうなるんだろう??」
なんて気持ちにさせることが大切なのです。
その方法として、「霧の噴射により視界を遮る」という方法をお勧めします。
この霧は人畜無害。店舗面積に合わせて噴射時間を調整することで、本当に真っ白になり自分の指が見えない、という状態になります。
以前設置した宝石貴金属店。それまでにも警備システムが設置していたのに何度か侵入されていました。そこで侵入を検知すると霧を噴射し、サイレンを鳴らす、という防犯対策を追加されました。
そして結果、「泥棒があわててショーケースで手を切った」ということで、被害を最小に抑える事ができたと非常に喜んでいただきました。
宝石貴金属・ブランド品の防犯対策
投稿者: スタッフ (2010年1月 9日 17:31)
パスポート二十数冊盗難 ビザ代行業者、ずさん管理
ビザ申請代行業者がパスポート20数冊を盗まれる、という被害に遭いました。
バックに入れてカウンター内に放置していたとのことで、非常にずさんな管理をしていたようです。
●インド大使館(東京都千代田区)のビザ申請受け付け業務を請け負う業者の事務所から、申請者が預けたパスポート二十数冊がなくなっていたことが分かった。警視庁大塚署は窃盗事件として捜査しているが、バッグに入れてカウンター内に放置していたところを盗まれており、ずさんな管理のあり方が問われそうだ。
大塚署によると、パスポートが盗まれたのは代行業者「ジャパン・オーバーシーズ・コーポレーション」が運営する「インドビザ申請センター」(文京区大塚3)。
従業員が昨年12月1日朝に出勤した際、ビル1階の事務所玄関が壊され、カウンター内に置いていたバッグごとなくなっているのに気付いた。
大塚署が調べたところ、正面玄関は鍵が掛かっていたが、バールのようなものでこじ開けられた跡があった。
同日未明に非常ベルが鳴って警備員が駆け付けたが、被害に気付かなかったという。
室内に物色された形跡はなく、大塚署は犯人は金銭目的で盗みに入ったが、ベルが鳴ったためバッグだけを持って逃げたとみている。
ジ社のホームページによると、同社はインド大使館の認定を受け、ビザ申請を受け付けている。インド大使館領事部は「盗難があったのは事実で、パスポートを盗まれた申請者には適切な対応を取っている」と説明している。
玄関の扉がバールのようなものでこじ開けられ侵入窃盗。
警備システムが導入されておりその場でベルが鳴ったため退散したが、すぐ目の前のカウンターにあったバックをその時に持ち去った。
というのが手口のようです。
警備会社の警備員は駆けつけましたが、外部確認で扉のこじ開けを確認できずにいます。通常警備員は侵入検知センサーが働いた時には、その建物に駆けつけ、建物外周を見て回り、扉や窓に侵入の形跡があればその場で会社に連絡し、110番通報。形跡がない場合には、車に戻り鍵を持ち建物内に入り再度確認することになっています。
何故ベルが鳴ったのに警備員が侵入形跡に気がつかなかったのか非常に疑問です。
パスポートには個人情報が満載していますし、外国などではパスポート偽造などに使用させるため日本のパスポートは高額で売買されています。
そうした二次犯罪への利用がされないとも限らない、それほど重大な過失です。
お客様のパスポートなど個人情報記載書類は防犯金庫に保管するのは最低限必要な防犯対策です。
入退出管理システム、防犯カメラシステムなどを追加し、より防犯力を高める事をお勧めします。
事務所の防犯対策
投稿者: スタッフ (2010年1月 5日 17:44)
暴力団による窃盗団。30億円に上がる窃盗。
窃盗容疑で稲川会系事務所を捜索 被害30億円。
●首都圏や北海道など15都道府県で総額30億円に上る盗みを繰り返していたとして、窃盗グループ約60人が逮捕された事件で、神奈川・静岡両県警などの合同・共同捜査本部は25日、リーダー格とされる男が所属していた神奈川県の指定暴力団稲川会系組事務所2カ所を関係先として、窃盗容疑で家宅捜索した。被害の一部が組へ上納された可能性もあるとみて調べている。
捜索は約120人態勢で実施。午前10時ごろ、騒然とした雰囲気の中、捜査員が川崎市川崎区の稲川会山川一家内堀組や横浜市中区の別の組の事務所へ入った。
捜査関係者によると、グループのリーダー格とされる同区本牧原男(48)=窃盗罪などで起訴=らが組の幹部を務めていたという。
グループは暴力団や刑務所などで知り合ったとみられ、自動車盗や携帯電話販売店での窃盗、空き巣など計2400件近くに関与したとされる。
(12月25日 毎日新聞より引用)
自動車盗や携帯電話販売店での侵入窃盗、空き巣など2400件に暴力団が関与していました。
稲川会系組幹部ら主犯格とみられる上層部数人の下に複数のグループがあり、メンバーの一部が逮捕されると、残ったメンバーが別のグループに合流するなどして窃盗を繰り返していたということです。
グループは今年3月、水戸市内原町の宝飾品店「トンプキンス水戸」で、腕時計149個と貴金属4点(計約1億3619万5千円相当)を盗んだほか、昨年10月には、神奈川県平塚市の携帯電話販売店から携帯電話約40台(販売価格約220万円相当)を盗んだ疑いが持たれています。
自動車盗難は自動車ごと盗んで、多くは部品の状態にばらして海外へ輸出しています。日本車は故障が少ないと海外で中古でも人気が高いのです。
タレントの小倉智昭さんも平成17年4月に東京都練馬区の自宅に駐車していたトヨタのランドクルーザーを盗まれる被害にあっていますが、小倉さんの車を盗んだとして同グループの男2人が窃盗容疑で逮捕されています。
携帯電話ショップでも、携帯電話を盗み、海外に売りさばいています。
中国では日本の携帯電話が高値で販売されているようです。
そうした流通経路に暴力団も関与しているということです。
こうした犯罪は短時間化、凶悪化という特徴があります。
犯罪被害を未然に防ぐには、「目」「音」「光」「時間」という侵入防止4原則を使ったセキュリティシステムを設置し、侵入を検知した瞬間に大音量の音声・サイレンなどで威嚇撃退することをお勧めします。
投稿者: スタッフ (2009年12月25日 16:44)
「覚醒剤買うため」約60件盗み
覚醒剤を買うため泥棒を60件していた男が大阪で逮捕されました。
大阪府警捜査3課と鶴見署は24日、窃盗や自動車運転過失傷害、道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで住所不定の無職、男(33)を逮捕、送検したと発表した。
送検容疑は今年2〜6月、大阪、四條畷、寝屋川、東大阪の各市などで、マンションのベランダから室内に侵入し、現金や家電製品を盗むなど、約60件の犯行を繰り返したとしている。現金の被害は約100万円に上り、盗んだ家電などは西成区内で売りさばいていたという。
鶴見署によると、容疑者は「覚醒(かくせい)剤を買うために盗みを繰り返した」と供述。
鶴見署は、覚せい剤取締法違反(使用)容疑でも容疑者を逮捕した。
(12月24日 産経新聞より引用)
マンションのベランダから侵入。
現金だけでなく家電製品も盗み、換金。
最近の泥棒の傾向が表れています。
こうした現金以外を狙う泥棒は、「人目につかない建物」「侵入しやすい建物」をまず第一に狙います。
「金目の物があるかどうか=現金を置いているかどうか」という条件は絶対条件でなくなります。
なぜなら、TVやパソコンといった家電製品は日本のほとんどの家にあるからです。
ところが一般的には「現金を置いていないから泥棒に狙われない」と思い込んでいる人が多いのです。
一般の人の防犯意識と、泥棒の考えの間には大きなギャップがあるのです。
その溝を埋め、泥棒の真実を知ってもらうことが犯罪に遭わないための条件だと思います。
そう信じて、この「防犯泥棒大百科」は制作しています。
泥棒がどんなことを考え侵入をしているのか?
ぜひ知って、適切な防犯対策を行っていただきたいと思います。
投稿者: スタッフ (2009年12月25日 14:43)
「ガス点検」装った窃盗相次ぐ。
「ガス点検」を装った窃盗事件が札幌で相次いでおり注意が必要です。
●札幌市東区でガスの点検を装った窃盗事件が相次いで発生し、札幌東署が注意を呼び掛けている。
同署によると、16日午前10〜11時、同区内の女性(81)宅に男が「ガスの点検に来ました」と訪問し、5分ほど室内を見た後、出て行った。その後、居間に置いてあった手提げかばんから現金約2万円入りの財布がなくなっていることが分かり、女性が110番した。また、同日午後2時ごろにも別の女性(81)が同様の手口で現金約4万円入りの財布を盗まれた。
2件とも男は1人で、社員証は付けていなかったという。
同署は同一人物の犯行の可能性が高いと見て、窃盗容疑で捜査している。
(12月18日毎日新聞より引用)
ガスや電気、水道の点検を装い、家の中に入りこみ、家人が目を話した隙に家の中のカバンや財布、現金を盗むという手口での窃盗が全国で相次いでいます。
今回の札幌は一人で社員証も付けていませんでしたが、二人組みで来て、1名が家人と外にある機器の確認に同行している隙にもう一人が家の中を物色するという手口が多いようです。
社員証も偽造し、それらしいユニフォームで来る場合もあり、なかなか本当の点検なのか偽者なのか見分けるのは難しいと思われます。
こうした点検を装った泥棒は、特にお年寄りの家を狙っています。
防犯対策としては、
● 一人の時に家の中に上げない。
● 名乗った会社に連絡すると伝える。電話番号を調べ電話してみる。
● 社員証を確認する。但し偽造している場合もあるため注意する。
といった方法があると思われます。
又、一人暮らしのお年寄りが周囲にいる場合にはこうした事例を話すと共に、気をつけてあげてください。
投稿者: スタッフ (2009年12月22日 09:40)
鯛生金山金貨盗難。警備会社のシステム設置も異常に気付かず。防犯体制見直し。
大分の日田市中津江村の観光施設「地底博物館 鯛生金山」で金貨が盗まれる被害が発生しました。ここは06年にも侵入窃盗被害があり警備会社のシステムや防犯カメラを設置していました。
盗難ベル鳴動していたにも係わらず異常発生に気付かなかったため、防犯体制の見直しを進めるとのことです。
●06年事件後再び
再び金貨などの盗難に見舞われた日田市中津江村の観光施設「地底博物館 鯛生金山」。
06年2月に起きた純金製の鯛盗難事件を教訓として警備会社との契約や防犯システム導入で万全だったはずだが、所長(55)は「なぜ?」と首をひねる。警備態勢の見直しを進める方針。
所長はいつもの午前7時ごろ出勤。警備会社から派遣されている警備員から「午前1時前に異常発報(防犯ベルが鳴ること)があった。(金貨などが置いてある)資料館を外からのぞき込んだが異常は見当たらなかった」と報告を受けた。
異常発報は、鳥や獣の接触などにより頻繁に起きるため、気にしなかったという。
ところが午前9時ごろ、資料館担当職員が「出入り口のドア2カ所のガラスが割られている」と連絡があり、クルーガーランド金貨など12枚入りガラスケースが割られ、なくなっていた。「一部は床に転がっていた」という。盗まれた金貨8枚は84年展示用に購入し、当時の価格としては約60万円で、時価はさらに上がっている。
また、追跡などを妨げるためか、管理棟裏に停めてあった施設の車5台と警備員のマイカー1台が刃物ようのものでパンクさせられてあった。
06年の盗難事件後、坑内外や資料館、土産売り場、事務所などに赤外線や感熱のセンサー、防犯ビデオを取り付けるなど防犯態勢を強化。警備員も毎夜泊まり込んでいる。
所長は「防犯システムや態勢のどこに落とし穴があったが、警備会社へも含めてきちっと確認したい」と話す。警備会社の大分本社は「担当者が不在で、現場の状況が分からないので、現状ではコメントできない」としている。
(12月17日 毎日新聞より引用)
どんな警備システムを設置しているのかは不明ですが、「防犯ベルが鳴って資料館を外からのぞき込んだが異常は見当たらなかった」と報告しているようですが、何故、中を巡回しなかったのか、又その後に侵入されたのであれば、本来再度防犯ベルが鳴るはずで、もう一度ベルが鳴ったのかなど疑問に感じます。
防犯カメラが設置されているのであれば映像が残っていると思われます。
自動車のタイヤまでパンクさせているためかなり用意周到な犯人であることが推測されます。
こうした用意周到な窃盗団に対しては、警備システム・防犯カメラシステムを連動させ、侵入検知センサーが働いた時点で防犯カメラの映像を管理者の携帯電話に送信させる、といった防犯対策を併用することをお勧めします。
投稿者: スタッフ (2009年12月17日 17:29)
ネットカフェで犯罪多発。
ネットカフェで犯罪が多発しています。
インターネットカフェで就寝中の利用客の財布などを盗んだとして、元「ジャニーズJr.」の18歳と17歳の無職少年が逮捕されました。
2人は容疑を認め、「こっそり盗み出すスリルがたまらなかった。10月から都内や埼玉県内で約20件の窃盗をやり、約50万円近くを盗んだ」と話しているようです。
逮捕容疑は、10月20日午後11時50分ごろ、東京都千代田区鍛冶町のネットカフェで、寝ていた男性会社員(24)=川崎市=の現金約1万5千円入りの財布など計8点を盗んだなどとしています。
(12月11日 産経新聞より引用)
ネットカフェにはいろいろな人が来店するようで、中にはそこで寝泊まりする「ネットカフェ難民」と呼ばれる人もいるようです。
そうしたネットカフェで犯罪が多発しているようです。
●ネットカフェ犯罪多発...目立つ「本人確認なしの店」
東京都内のインターネットカフェで今年1〜8月に起きた犯罪のうち、7割以上が、入店時に利用客の本人確認を実施していない店舗で発生していたことが警視庁の調査でわかった。
都内では本人確認をしている店舗が4割弱にとどまることも判明。警視庁は、ネットカフェの匿名性が犯罪を誘発しているとして、17日、大学教授らによる有識者懇談会を発足させ、入店する度に身分証の提示を求めるなど本人確認の義務化も含め対策を検討する。
警視庁、義務化も検討
同庁によると、都内のネットカフェは8月末時点で561店。入店時に免許証など身分証の提示を求めている店は38%(214店)で、残りのほとんどは本人確認をしていなかった。
一方、今年1〜8月にネットカフェで起きた679件の刑法犯を分析したところ、最も多かったのは置き引きなどの窃盗579件で、詐欺67件、強盗7件と続き、全体の74%にあたる505件が本人確認をしない店で発生していた。
2006年頃からはネットカフェのパソコンを悪用した不正アクセス事件や薬物密売も急増している。
密室性を悪用した置き引き、強姦(ごうかん)も多発し、振り込め詐欺グループが現金の引き出し役の待機場所にしたり、家出少女がパソコンで売春の相手を探したりしていたケースもあった。
警視庁は07年以降、写真付き身分証による確認や、パソコンの利用記録の保存などを数回にわたり業界に要請してきたが、店側の自主性に任されているのが実情。
1年前の調査時点に比べ、確認の実施は40・6%から38・1%、パソコンの利用記録の保存は24・6%から13・9%へと減少している。確認を実施したものの、客からの評判が悪いため、やめた店もあるという。
(2009年10月17日 読売新聞より引用)
平成21年上半期で インターネットカフェ・まんが喫茶で刑法犯は1972件発生しています。
平成20年までは資料の中に区分がなかったので最近目立ってきているということではないかと推測します。
内訳として、強盗8件、放火1件、強姦1件、暴行12件、恐喝1件、窃盗1520件(内侵入窃盗22件、乗り物盗42件)となっています。
つまり窃盗で侵入窃盗、乗り物盗以外の置き引きなどが非常に多く発生していることがわかります。
ちょっと気になるのが「放火」です。
ああした密室で放火されると大惨事になるということはカラオケボックスの放火被害を例にするまでもなく想像がつきます。
こうした被害が多発していることを考え、防犯カメラなどの導入も身元確認以外に行うことが必要だと考えます。
投稿者: スタッフ (2009年12月11日 17:38)
年末に向けて 窃盗多発。
年末というと何故か日本では「年末防犯」といった特集が組まれます。
今週月曜日の「おはよう朝日」のテレビ番組<年末年始の住宅防犯対策>で、
「見える自主機械警備システム」と「自主機械警備システムNEXT」等が
紹介されました。
何故年末に防犯特集をされるのか?
月別の侵入窃盗認知件数は警視庁が発表していました。
平成20年の結果では、10月が最も多く、11月、1月、12月、3月と続いています。
逆に少ないのは7月、6月、8月。
但し、年によって結構バラバラの傾向があるようで、年末にかけて多いとは簡単には言えません。
しかし、年越しを前に強盗、ひったくり、侵入窃盗など注意をするに越したことはありません。
●窃盗:民家土蔵で金塊など多額被害 滋賀・安土
滋賀県警近江八幡署は4日、同県安土町の無職女性(75)から「多額の現金や金塊などが盗まれた」と届け出があったと発表した。現金など計約2000万円相当がなくなっているといい、同署は多額窃盗事件として捜査している。
同署によると、女性宅の敷地内にある土蔵に保管していた現金約1800万円と金塊約600グラム(約210万円相当)、掛け軸や皿などの陶磁器(計約30万円相当)がなくなっていた。女性は独り暮らしで、今月1日から3日まで旅行で留守にしていたという。
(2009年12月4日毎日新聞 より引用)
●窃盗:ブランド品や時計、190万円盗難−−足利 /栃木
足利市朝倉町3のリサイクルショップに4日早朝、何者かが侵入し、ロレックスなどの高級腕時計やブランド品のバッグなど計8点(販売価格約190万8000円)を盗んで逃走した。足利署は窃盗事件として捜査している。
同署によると、同日午前4時ごろ、店からの警報を受けて市内の警備会社が110番。署員が約3分後に急行したところ、店舗入り口の金属製シャッターがバールのようなものでこじ開けられ、店内のショーケースが割られて商品が盗まれていた。同店は3日午後7時ごろ閉店し、その後無人だった。防犯カメラはないという。
(2009年12月5日毎日新聞より引用)
いずれも高額被害が発生してしまっています。
前者の女性は何も防犯システムなど導入していなかったのでしょうか?無人時の自宅に現金約1800万円と金塊約600グラム(約210万円相当)を置いたままであったというのは無防備としかいいようがありません。
リサイクルショップの場合は、警備会社のシステムを契約していましたが、短時間化している窃盗団の被害に遭ってしましました。おそらく警備会社と契約していることも下見の時点で調査済みで、何分で警備員が駆け付けるかを十二分に検討した上で侵入したのではないかと推測します。
今の窃盗団、特にこういう貴金属店やリサイクルショップなど高額な現金や商品を狙う窃盗団はストップウオッチで人の駆け付け時間を計算しながら数分、1分〜2分で犯行を終えるといいます。
従って、「どれだけ犯行をしにくくさせ、被害を最小に押さえるか」という視点で防犯対策を実施する必要があります。
やはり、その場で音による威嚇を実施するということは絶対条件です。警備会社のシステムの場合、音による威嚇が付いておらずフラッシュライトだけの場合もあるようですが、追加設置されることをお勧めします。できれば室内、室外に種類の違うタイプの音による威嚇機器を複数台設置してください。
又、出来る限りどこで鳴っているのかがわからないような位置に設置してください。
それとお勧めは「霧により視界を遮り、犯行を継続させない」威嚇方法です。
貴金属店や携帯電話ショップなどでは導入が進んできていますが、もっともっとそうしたシステムの導入が進むことを期待したいと思います。
投稿者: スタッフ (2009年12月 9日 09:29)
"犯罪道具"レンタル業者。売上5億円
●本人確認をせずに携帯電話を貸し出していたとして、神奈川県警組織犯罪分析課と加賀町署は26日、携帯電話不正利用防止法違反(匿名貸与営業の禁止)容疑で、東京都豊島区池袋の携帯電話レンタル会社「オーエスネット」を摘発し、社長(40)=練馬区=と従業員(23)=豊島区=の両容疑者を逮捕した。
同社は昨年、約5億円を売り上げており、県警は振り込め詐欺に使われるなど犯罪の温床になっている可能性が高いとみて、貸し出しの実態などを調べる。
県警によると、社長は容疑を認めており、従業員は「身分証の写しがあれば何でもいいと(社長に)言われたので、顔などは確認せずにやっていた」と供述している。
県警の調べでは、2人は昨年2月19日ごろ、本人確認をせずに携帯電話1台を有料で貸し出した疑いが持たれている。この携帯はヤミ金業者が債務者からの取り立てに使用していたという。
不正な方法で契約された携帯電話が振り込め詐欺やヤミ金などの犯罪に悪用されていることから、昨年12月に改正携帯電話不正利用防止法が施行され、携帯電話の契約時には本人確認が義務付けられるなど厳しくなった。
同社は保険証などの身分証は提示させてコピーを保管していたが、何度もコピーをしたような顔写真が不鮮明なものだった。県警が借り主として身分証のコピーがあった人に確認したところ、借りている人はおらず、身分証を盗まれた人やヤミ金で金を借りる際に提示した人などだった。
県警は、捜査当局に摘発されないために借り主の分からない携帯電話が犯罪に使われる道具として出回っているのを一掃しようと、10月から「匿名犯行ツール撲滅対策班」を設置し、摘発に力を入れていた。
(2009/11/27 イザ!より引用)
「犯罪道具」として携帯電話や銀行口座が悪用されています。
そして、携帯電話や銀行口座を犯罪に使用されていることを知りながら提供するアルバイトも横行しています。
組織として指令する側は顔を見せず、本当の名前をあきらかにしないまま分業化して犯罪を行っているのです。
携帯電話などで、犯罪をする側がどんな人間なのかがわからない、「見えない犯罪」が多発してきているのです。
振り込み詐欺の場合、「出し子」と呼ばれる通帳からお金を引き出す時だけが唯一顔が見える瞬間となります。
その時に防犯カメラで鮮明な画像をすることによって犯人逮捕につながっている例は多く発生しています。
振り込め詐欺などを予防するためには、日常の防犯啓蒙活動、銀行のATMで振り込みを思いとどませるための声かけと、引き出しを難しくさせるための管理強化、安易に犯罪道具となる携帯電話や口座を提供させない摘発強化などを併行して実施することが大切です。
投稿者: スタッフ (2009年12月 3日 12:28)
勤務先からカーナビ盗みオークションで8000万円
盗品をインターネットオークションで現金化する方法が窃盗犯に取られて、盗まれるモノが一変しました。
一口で言うと「何でも盗めば金になる」そんな時代になったのです。
●勤めていた会社から9万円相当のカーナビ1台を盗んだとして、兵庫県警東灘署は、カーナビ製造会社「富士通テン」の元社員男(35)を窃盗容疑で30日までに逮捕した。
同署によると、同容疑者がインターネットオークションで多数のカーナビを出品していたことに、サイバー担当の署員が気付き、発覚。自宅からカーナビ180台が見つかったほか、オークションでも約300台をさばいていた。2003年頃から窃盗を続けていたといい、預金口座には売り上げとみられる約8000万円の入金があった。
富士通テンによると、同容疑者は1992年に入社。クレーム品などの廃棄管理を担当しており、不良品をオークションに転用していたとみられる。同社では「勤務態度に問題はなかった」としているが、盗難については警察の報告があるまで把握していなかったという。同容疑者は、すでに懲戒解雇されている。
(12月1日 スポーツ報知より引用)
何百台もの商品を盗まれて気が付かない管理体制も非常に問題です。
クレーム品であったとしても、入庫出庫の管理は本来必要で、それが1台、2台ならいざ知らず数百台も自宅に持ち帰られていた事実を会社は真剣に受取り、きちんとした予防措置と管理体制を整えることが必要です。
ずさんな管理体制は、人の心に「犯罪を生む心」を芽生えさせてしまう可能性があります。
防犯環境を整えることでそうした心は芽生えにくくなります。
予防のためには、入出庫の管理を複数で実施すること、会社から出る時にはそうした商品が持ち出されていないか確認すること、週単位、月単位で在庫を別の組織の人間が確認すること。そうしたしくみを作ることで不正はなくなり、効率化されると思います。
又、一方で、入退出管理システムや防犯カメラシステムなどを連動させることで、より犯罪が起こりにくい環境を作ることが必要となっています。
投稿者: スタッフ (2009年12月 2日 10:10)
