今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
神奈川 中国人の男ら3人民家に空き巣約100件
民家からノートパソコンなどを盗んだとして、警視庁捜査3課は、窃盗の住居侵入の疑いで川崎市幸区中幸町、自称建設作業員、林華云容疑者(28)ら中国籍の男3人を再逮捕しました。
同課によると、林容疑者ら2人は「生活費が欲しかった」などと容疑を認め、1人は否認しています。
同課によると、林容疑者らのグループは横浜市と川崎市のマンションに拠点を置き、昨年12月から今年1月までに神奈川県内で空き巣を繰り返していたとみられています。
林容疑者は「ほかにも100件くらいやった」と供述しています。
逮捕容疑は今年1月14日、横浜市旭区の会社員の男性(55)方に侵入、現金約4万6千円やノートパソコンなどを盗んだとしています。
林容疑者らは昨年12月に同市磯子区の男性(25)方から現金約3万5千円などを盗んだとして、今年1月15日に逮捕されていました。
<2月10日13時48分配信 産経新聞より>
横浜市や川崎市の民家から現金やノートパソコンなどの盗みを繰り返していた中国人らの犯行です。
やはり外国人犯罪者にとって、日本の民家は狙い目ということでしょうか。
約100件も犯行を繰り返していたということですが、100件も犯行をおこなってようやく捕まったということですから、なかなか捕まりにくいということでしょう。
外国人が出稼ぎのように日本に来日し、泥棒などの犯罪を犯してその後祖国に帰る、警察が証拠を集め犯人を特定しそうなころにはもう日本にはいないというケースもあるようです。
それらを逆用するような外国人犯罪者も増えてきているのではないでしょうか。
これらの犯罪者も日本の防犯対策は研究しているでしょう。
犯行のターゲットとして選ぶのは何も防犯対策をしていない家を狙うのは日本人の犯罪者と同様だと思います。
誰だって捕まるリスクは冒したくありません。
日本の民家が狙われるのは、セキュリティシステムや防犯カメラなどの防犯対策済みのところが少ないからでしょう。
ほとんどのところが未対策と言えるかもしれません。
逆に考えると、防犯対策を施していれば目立ちますし、泥棒のターゲットからは自然と外れるということです。
それが事前の防犯対策の効果です。
投稿者: スタッフ (2010年2月10日 18:44)
山形 パチンコ店から現金1000万円盗まれる 従業員逮捕
勤務先のパチンコ店から現金約1000万円を盗んだとして、米沢署は29日、高畠町小其塚、パチンコ店従業員、有留秀和容疑者(26)を窃盗容疑で逮捕しました。
逮捕容疑は、29日午前1時半から午前8時ごろ、米沢市春日4のパチンコ店「マックス米沢店」(尾久和佳店長)の事務室金庫から売上金など現金約1000万円を盗んだとしています。
<1月30日13時1分配信 毎日新聞より>
パチンコ店から数百万円から数千万円の大金が盗まれる事件が最近多いように感じます。
一様に金庫から盗まれていますが、金庫を置いている部屋の防犯対策はどうなっているのでしょうか?
店内にはほとんど防犯カメラが完備されていると思いますが、肝心の金庫を置いている部屋の防犯対策が甘いところが多いのかもしれません。
金庫を過信しすぎているのかもしれません。
金庫に入れているから安心だという考えは改めなければなりません。
金庫ごと盗まれたり、金庫を破って現金を盗み出す手口も頻発しています。
今回の事件は、従業員による犯行ですから対策をしていたから防げたとは限りませんが、少なくとも金庫+αの対策は必要だったのではないでしょうか。
例えば金庫を置いている部屋にも防犯カメラを設置し、映像を記録する。
時間も分かりますから、変な時間に入室する者がいればすぐに怪しいということになります。
また、部屋の入室履歴を管理する防犯システムもあります。
誰のカードで入室したかも分かりますから従業員に良からぬ考えを持つ者がいても、事前に犯罪を防ぐことができます。
このように犯罪は事前に防ぐ「抑止」という考えが重要となります。
この場での犯行はやめておこうと思わせる対策が非常に効果的ということです。
投稿者: スタッフ (2010年2月 3日 18:53)
泥棒に縛られ4日間飲まず食わず。25万円盗まれる。
62歳男性が泥棒に縛られ4日以上放置されていたことがわかりました。
●15日午後7時15分ごろ、群馬県伊勢崎市東小保方町の民家で、この家に住む無職の男性(62)が粘着テープで両手足を縛られ、目や口もふさがれて倒れているのを弟(60)が発見した。
4日以上この状態で放置されていたとみられ、脱水症状を起こして衰弱しているが命に別条はないという。男性は室内から現金約25万円などが盗まれたと説明しており、伊勢崎署は強盗事件として捜査している。
伊勢崎署の調べでは、男性は11日午前、インターホンが鳴ったため玄関ドアを開けたところ、男にカッターナイフのようなもので脅されて両手足を縛られたという。
男は電話線を切断し、玄関を施錠して逃走したとみられる。
男性は1人暮らしで、連絡が取れないため訪問した弟に発見されるまで何も口にしていなかったという。
(1月17日 産経新聞より引用)
インターホンが鳴り玄関ドアを開けたところいきなり侵入し、カッターナイフで脅し手足を縛り、目、口をふさいだ後、電話線を切断し、玄関を施錠して逃走した。
というのが詳細手口のようです。
推測ですが一人暮らしであることも下調べしていたのではないかと考えます。
今回は弟が気がつき発見されましたが、もし発見が少しでも遅れていたら・・と思うと恐ろしくなります。
防犯対策としては、
● インターホンを鳴らされて、知らない人の場合にはドアを開けず、ドアチェーンをしたまま要件を確認する。
● 無線タイプの緊急押しボタンスイッチを持ち、異常発生時には押すだけで離れた場所の知人、親戚の携帯電話に異常を知らせる「異常通報システム」を導入する。
● 24時間トイレに行かなかったら異常と判断し離れた場所の知人、親戚の携帯電話に異常を知らせるシステムを導入する。
投稿者: スタッフ (2010年1月19日 08:55)
滋賀県で連続窃盗事件。3600万円。160キロの金庫も盗まれる。
空き巣3600万相当盗む・・・とありますから何件くらいの被害件数かと思いきや2件。
非常に高額商品を自宅に保管されていました。
●滋賀県近江八幡市で10日、民家2軒に空き巣が入り、現金や貴金属など計約3600万円相当が盗まれた。
県警近江八幡署は連続窃盗事件として捜査している。
同署の発表では、同日午後6時頃、同市長田町の製造業男性(63)方で、1階居間のたんすから指輪やネックレスなど46点(約3300万円相当)と18万円が盗まれているのを帰宅した家族が気づいた。男性宅は午前8時半頃から誰もおらず、犯人は、無施錠だった玄関脇の小窓から侵入したとみられる。
さらに男性方から約4キロ南の同市末広町の無職男性(71)宅でも、午後7時半頃、男性が帰宅したところ、玄関横の小窓が割られ、約130万円や指輪など42点(約175万円相当)が入った金庫(約160キロ)が盗まれていた。
(1月11日 読売新聞より引用)
どちらのお宅も、たんす預金が高額であったり、指輪など貴金属を沢山お持ちでした。
その割には玄関扉を「無施錠」で出かけたり、防犯システムの設置もなかったようです。
こうした被害記事を見ると「我が家にはそんな高額現金もないし、貴金属もない」
だから「泥棒には入られない」と妙に安心、確信してしまう人が多いのが気になります。
今回入られた2件はどりらも高額窃盗でしたが、実際には数千円ほどの現金が盗まれる、といった事例もあり、そんな金持ちばかりを狙う泥棒ではないということをぜひ知っていただきたいと思います。
どちらかというと「侵入しやすい建物(家)を狙う」泥棒が多いのです。
今回の被害者はどちらも防犯システム、警備システムに入っていない。
1件は無施錠。そうした防犯意識が低い状況であることが犯人に狙われるきかっけとなっているのです。
泥棒は必ず下見を行います。
いかに人目につかずに侵入でき、安全に逃げる事がげきるか」ということを調べるのです。
ですのでそういう泥棒に対して「防犯意識が高く、防犯対策が完備されている」ということを、建物の外から知らしめ、犯罪対象から外させることが最も重要なのです。
無施錠はもっとも簡単に侵入できるため絶対に避けるべきです。
どんなに短時間でも、2階など侵入できないと思われるような窓でもきちんと施錠をしましよう。
特に、ベランダ、風呂場、トイレの窓は無施錠になっていることも多いので注意が必要です。
又、クレセント錠は防犯効果はほとんどありません。
それを理解して補助錠を追加し、泥棒が侵入するのに時間がかかるようにすることも重要です。
自宅周辺を道路から見て、死角になる扉や窓がどこなのか?
隣の建物や塀、ガレージ、植木などから攀じ登れる窓はどこか?
もう一度泥棒の気持ちになって周囲を見てみましょう。
そして、ホームセキュリティ、簡単なものからでも導入されることをお勧めします。
基本的なことですが、
タンス預金は絶対にやめ、銀行に預けましよう。
また、金庫は「燃えない貯金箱」と認識し、何でも入れないことが重要です。
今回の泥棒のように金庫ごと持ち出す泥棒もいます。
何十キロもの金庫を持ち去りますので、金庫が簡単に持ち出されないよう、アンカーで固定し、金庫の前に大きな家具などを置き持ち出すのに時間がかかるようにするなどの工夫も効果があります。
投稿者: スタッフ (2010年1月12日 11:05)
爆窃団による銀座宝石店3億円の手口と犯人6人。
新年早々ニュースを賑わしていた「爆窃団」。東京の貴金属店「天賞堂銀座本店」で高級腕時計約200点(3億円相当)が盗まれた事件で、弊社も報道ステーションやニュースFINEにて防犯のプロとして取材を受けました。
この侵入手口は、
●侵入用の穴は高さ約70センチの部分にあった排煙口のふたを外し、鉄筋コンクリート製外壁を壊して50〜80センチの大きさに広げられていた。
●隣接するビルの外壁には、穴のほぼ正面に四角いへこみとひびがある。
●警察は約70センチのビルのすき間にジャッキを設置し、圧力をかけて、壁を破壊したとみている。
●石膏(せつこう)ボードの内壁には切り取られたように穴が開いており、複数の手段で壁が破られたとみられる。
●穴の付近ではオートバイ用のビニールカバーと長さ約80センチのプラスチック製の棒も見つかった。作業を隠すためとみられ、ビルのすき間に渡した棒にカバーを掛けていた。
この犯人である香港人ら男女6人逮捕され、腕時計、2億円相当分押収されました。
●東京の貴金属店「天賞堂銀座本店」で高級腕時計約200点(3億円相当)が盗まれた事件で、香港警察は9日、香港人の男女5人と中国人の女1人の計6人を盗品処分の疑いで逮捕し、約180点の高級腕時計(2億円相当)を押収したと発表した。
会見した組織犯罪捜査課の幹部によると、容疑者は男女各3人。このうち50代の男3人が実行犯とみられる。女はいずれも30代で、実行犯の妻もしくは女友達だという。
香港警察が日本から郵送されて来た大量の腕時計を調べたところ、製造番号が同事件で盗まれたものと一致。7日から8日にかけて6人を逮捕した。男3人は昨年12月中旬、日本に入国し、今月4日に香港に戻っていた。
押収した腕時計のうち、約100点は既に2日に起きた銀座の事件で盗まれたものと確認されたという。 (1月9日 時事通信より引用)
仲間割れしたとのニュースも掲載されていました。
10日の時事通信では
「香港では1990年代から、大型の油圧ジャッキで商店の外壁に穴を開けて侵入する手口の窃盗事件が頻発。しかし、対策が強化されたため、一部の犯行グループは日本など外国を狙うようになった。
盗んだ腕時計などは製造番号から盗品であることが発覚しやすいので、警察の捜査能力や市民の防犯意識が高い香港は避け、取り締まりが緩い中国本土で売りさばくケースが多いという。
各紙によれば、本土には盗品の闇市場があり、盗まれた腕時計や宝石が原価より数割安く売られている。「顧客」はほとんどが資産家で、買った盗品を転売したり、質店に持ち込んだりすることはないため、警察に察知されにくい。」
といったこの犯罪の背景分析が掲載されていました。
香港では対策が強化されたので、防犯意識の低い日本で暗躍する爆窃団。
そして防犯意識が低く、盗品の闇市場のある中国本土で売却。
中国の富裕層がターゲットとなっています。
こうしたプロの窃盗団が日本にやってきては稼ぎ、盗品を持って本国に移動しているのです。
「短時間化」「分業化」「凶悪化」しているその手口。
従来の警備システムが入っていてもその盲点をついたり、駆けつけまでの短時間に犯行を終了させたりしています。
もはや「これだけ入れたら侵入されない」とはこの爆窃団に対してはいえません。
いかに「被害を最小にくい留めるか」という観点から防犯対策を強化することが必要です。
「簡単に犯行を継続させない」ということを行うことが必要です。
窃盗団が嫌がる可能性のあることをいくつも組み合わせる事で、「時間がかかる」「物が盗みにくい」「逃げにくい」「なんか不安」「ここはやめよう」という気持ちにさせることです。
「なんかものすごい防犯システムがついているみたい、この後どうなるんだろう??」
なんて気持ちにさせることが大切なのです。
その方法として、「霧の噴射により視界を遮る」という方法をお勧めします。
この霧は人畜無害。店舗面積に合わせて噴射時間を調整することで、本当に真っ白になり自分の指が見えない、という状態になります。
以前設置した宝石貴金属店。それまでにも警備システムが設置していたのに何度か侵入されていました。そこで侵入を検知すると霧を噴射し、サイレンを鳴らす、という防犯対策を追加されました。
そして結果、「泥棒があわててショーケースで手を切った」ということで、被害を最小に抑える事ができたと非常に喜んでいただきました。
宝石貴金属・ブランド品の防犯対策
投稿者: スタッフ (2010年1月 9日 17:31)
パスポート二十数冊盗難 ビザ代行業者、ずさん管理
ビザ申請代行業者がパスポート20数冊を盗まれる、という被害に遭いました。
バックに入れてカウンター内に放置していたとのことで、非常にずさんな管理をしていたようです。
●インド大使館(東京都千代田区)のビザ申請受け付け業務を請け負う業者の事務所から、申請者が預けたパスポート二十数冊がなくなっていたことが分かった。警視庁大塚署は窃盗事件として捜査しているが、バッグに入れてカウンター内に放置していたところを盗まれており、ずさんな管理のあり方が問われそうだ。
大塚署によると、パスポートが盗まれたのは代行業者「ジャパン・オーバーシーズ・コーポレーション」が運営する「インドビザ申請センター」(文京区大塚3)。
従業員が昨年12月1日朝に出勤した際、ビル1階の事務所玄関が壊され、カウンター内に置いていたバッグごとなくなっているのに気付いた。
大塚署が調べたところ、正面玄関は鍵が掛かっていたが、バールのようなものでこじ開けられた跡があった。
同日未明に非常ベルが鳴って警備員が駆け付けたが、被害に気付かなかったという。
室内に物色された形跡はなく、大塚署は犯人は金銭目的で盗みに入ったが、ベルが鳴ったためバッグだけを持って逃げたとみている。
ジ社のホームページによると、同社はインド大使館の認定を受け、ビザ申請を受け付けている。インド大使館領事部は「盗難があったのは事実で、パスポートを盗まれた申請者には適切な対応を取っている」と説明している。
玄関の扉がバールのようなものでこじ開けられ侵入窃盗。
警備システムが導入されておりその場でベルが鳴ったため退散したが、すぐ目の前のカウンターにあったバックをその時に持ち去った。
というのが手口のようです。
警備会社の警備員は駆けつけましたが、外部確認で扉のこじ開けを確認できずにいます。通常警備員は侵入検知センサーが働いた時には、その建物に駆けつけ、建物外周を見て回り、扉や窓に侵入の形跡があればその場で会社に連絡し、110番通報。形跡がない場合には、車に戻り鍵を持ち建物内に入り再度確認することになっています。
何故ベルが鳴ったのに警備員が侵入形跡に気がつかなかったのか非常に疑問です。
パスポートには個人情報が満載していますし、外国などではパスポート偽造などに使用させるため日本のパスポートは高額で売買されています。
そうした二次犯罪への利用がされないとも限らない、それほど重大な過失です。
お客様のパスポートなど個人情報記載書類は防犯金庫に保管するのは最低限必要な防犯対策です。
入退出管理システム、防犯カメラシステムなどを追加し、より防犯力を高める事をお勧めします。
事務所の防犯対策
投稿者: スタッフ (2010年1月 5日 17:44)
暴力団による窃盗団。30億円に上がる窃盗。
窃盗容疑で稲川会系事務所を捜索 被害30億円。
●首都圏や北海道など15都道府県で総額30億円に上る盗みを繰り返していたとして、窃盗グループ約60人が逮捕された事件で、神奈川・静岡両県警などの合同・共同捜査本部は25日、リーダー格とされる男が所属していた神奈川県の指定暴力団稲川会系組事務所2カ所を関係先として、窃盗容疑で家宅捜索した。被害の一部が組へ上納された可能性もあるとみて調べている。
捜索は約120人態勢で実施。午前10時ごろ、騒然とした雰囲気の中、捜査員が川崎市川崎区の稲川会山川一家内堀組や横浜市中区の別の組の事務所へ入った。
捜査関係者によると、グループのリーダー格とされる同区本牧原男(48)=窃盗罪などで起訴=らが組の幹部を務めていたという。
グループは暴力団や刑務所などで知り合ったとみられ、自動車盗や携帯電話販売店での窃盗、空き巣など計2400件近くに関与したとされる。
(12月25日 毎日新聞より引用)
自動車盗や携帯電話販売店での侵入窃盗、空き巣など2400件に暴力団が関与していました。
稲川会系組幹部ら主犯格とみられる上層部数人の下に複数のグループがあり、メンバーの一部が逮捕されると、残ったメンバーが別のグループに合流するなどして窃盗を繰り返していたということです。
グループは今年3月、水戸市内原町の宝飾品店「トンプキンス水戸」で、腕時計149個と貴金属4点(計約1億3619万5千円相当)を盗んだほか、昨年10月には、神奈川県平塚市の携帯電話販売店から携帯電話約40台(販売価格約220万円相当)を盗んだ疑いが持たれています。
自動車盗難は自動車ごと盗んで、多くは部品の状態にばらして海外へ輸出しています。日本車は故障が少ないと海外で中古でも人気が高いのです。
タレントの小倉智昭さんも平成17年4月に東京都練馬区の自宅に駐車していたトヨタのランドクルーザーを盗まれる被害にあっていますが、小倉さんの車を盗んだとして同グループの男2人が窃盗容疑で逮捕されています。
携帯電話ショップでも、携帯電話を盗み、海外に売りさばいています。
中国では日本の携帯電話が高値で販売されているようです。
そうした流通経路に暴力団も関与しているということです。
こうした犯罪は短時間化、凶悪化という特徴があります。
犯罪被害を未然に防ぐには、「目」「音」「光」「時間」という侵入防止4原則を使ったセキュリティシステムを設置し、侵入を検知した瞬間に大音量の音声・サイレンなどで威嚇撃退することをお勧めします。
投稿者: スタッフ (2009年12月25日 16:44)
「覚醒剤買うため」約60件盗み
覚醒剤を買うため泥棒を60件していた男が大阪で逮捕されました。
大阪府警捜査3課と鶴見署は24日、窃盗や自動車運転過失傷害、道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで住所不定の無職、男(33)を逮捕、送検したと発表した。
送検容疑は今年2〜6月、大阪、四條畷、寝屋川、東大阪の各市などで、マンションのベランダから室内に侵入し、現金や家電製品を盗むなど、約60件の犯行を繰り返したとしている。現金の被害は約100万円に上り、盗んだ家電などは西成区内で売りさばいていたという。
鶴見署によると、容疑者は「覚醒(かくせい)剤を買うために盗みを繰り返した」と供述。
鶴見署は、覚せい剤取締法違反(使用)容疑でも容疑者を逮捕した。
(12月24日 産経新聞より引用)
マンションのベランダから侵入。
現金だけでなく家電製品も盗み、換金。
最近の泥棒の傾向が表れています。
こうした現金以外を狙う泥棒は、「人目につかない建物」「侵入しやすい建物」をまず第一に狙います。
「金目の物があるかどうか=現金を置いているかどうか」という条件は絶対条件でなくなります。
なぜなら、TVやパソコンといった家電製品は日本のほとんどの家にあるからです。
ところが一般的には「現金を置いていないから泥棒に狙われない」と思い込んでいる人が多いのです。
一般の人の防犯意識と、泥棒の考えの間には大きなギャップがあるのです。
その溝を埋め、泥棒の真実を知ってもらうことが犯罪に遭わないための条件だと思います。
そう信じて、この「防犯泥棒大百科」は制作しています。
泥棒がどんなことを考え侵入をしているのか?
ぜひ知って、適切な防犯対策を行っていただきたいと思います。
投稿者: スタッフ (2009年12月25日 14:43)
「ガス点検」装った窃盗相次ぐ。
「ガス点検」を装った窃盗事件が札幌で相次いでおり注意が必要です。
●札幌市東区でガスの点検を装った窃盗事件が相次いで発生し、札幌東署が注意を呼び掛けている。
同署によると、16日午前10〜11時、同区内の女性(81)宅に男が「ガスの点検に来ました」と訪問し、5分ほど室内を見た後、出て行った。その後、居間に置いてあった手提げかばんから現金約2万円入りの財布がなくなっていることが分かり、女性が110番した。また、同日午後2時ごろにも別の女性(81)が同様の手口で現金約4万円入りの財布を盗まれた。
2件とも男は1人で、社員証は付けていなかったという。
同署は同一人物の犯行の可能性が高いと見て、窃盗容疑で捜査している。
(12月18日毎日新聞より引用)
ガスや電気、水道の点検を装い、家の中に入りこみ、家人が目を話した隙に家の中のカバンや財布、現金を盗むという手口での窃盗が全国で相次いでいます。
今回の札幌は一人で社員証も付けていませんでしたが、二人組みで来て、1名が家人と外にある機器の確認に同行している隙にもう一人が家の中を物色するという手口が多いようです。
社員証も偽造し、それらしいユニフォームで来る場合もあり、なかなか本当の点検なのか偽者なのか見分けるのは難しいと思われます。
こうした点検を装った泥棒は、特にお年寄りの家を狙っています。
防犯対策としては、
● 一人の時に家の中に上げない。
● 名乗った会社に連絡すると伝える。電話番号を調べ電話してみる。
● 社員証を確認する。但し偽造している場合もあるため注意する。
といった方法があると思われます。
又、一人暮らしのお年寄りが周囲にいる場合にはこうした事例を話すと共に、気をつけてあげてください。
投稿者: スタッフ (2009年12月22日 09:40)
鯛生金山金貨盗難。警備会社のシステム設置も異常に気付かず。防犯体制見直し。
大分の日田市中津江村の観光施設「地底博物館 鯛生金山」で金貨が盗まれる被害が発生しました。ここは06年にも侵入窃盗被害があり警備会社のシステムや防犯カメラを設置していました。
盗難ベル鳴動していたにも係わらず異常発生に気付かなかったため、防犯体制の見直しを進めるとのことです。
●06年事件後再び
再び金貨などの盗難に見舞われた日田市中津江村の観光施設「地底博物館 鯛生金山」。
06年2月に起きた純金製の鯛盗難事件を教訓として警備会社との契約や防犯システム導入で万全だったはずだが、所長(55)は「なぜ?」と首をひねる。警備態勢の見直しを進める方針。
所長はいつもの午前7時ごろ出勤。警備会社から派遣されている警備員から「午前1時前に異常発報(防犯ベルが鳴ること)があった。(金貨などが置いてある)資料館を外からのぞき込んだが異常は見当たらなかった」と報告を受けた。
異常発報は、鳥や獣の接触などにより頻繁に起きるため、気にしなかったという。
ところが午前9時ごろ、資料館担当職員が「出入り口のドア2カ所のガラスが割られている」と連絡があり、クルーガーランド金貨など12枚入りガラスケースが割られ、なくなっていた。「一部は床に転がっていた」という。盗まれた金貨8枚は84年展示用に購入し、当時の価格としては約60万円で、時価はさらに上がっている。
また、追跡などを妨げるためか、管理棟裏に停めてあった施設の車5台と警備員のマイカー1台が刃物ようのものでパンクさせられてあった。
06年の盗難事件後、坑内外や資料館、土産売り場、事務所などに赤外線や感熱のセンサー、防犯ビデオを取り付けるなど防犯態勢を強化。警備員も毎夜泊まり込んでいる。
所長は「防犯システムや態勢のどこに落とし穴があったが、警備会社へも含めてきちっと確認したい」と話す。警備会社の大分本社は「担当者が不在で、現場の状況が分からないので、現状ではコメントできない」としている。
(12月17日 毎日新聞より引用)
どんな警備システムを設置しているのかは不明ですが、「防犯ベルが鳴って資料館を外からのぞき込んだが異常は見当たらなかった」と報告しているようですが、何故、中を巡回しなかったのか、又その後に侵入されたのであれば、本来再度防犯ベルが鳴るはずで、もう一度ベルが鳴ったのかなど疑問に感じます。
防犯カメラが設置されているのであれば映像が残っていると思われます。
自動車のタイヤまでパンクさせているためかなり用意周到な犯人であることが推測されます。
こうした用意周到な窃盗団に対しては、警備システム・防犯カメラシステムを連動させ、侵入検知センサーが働いた時点で防犯カメラの映像を管理者の携帯電話に送信させる、といった防犯対策を併用することをお勧めします。
投稿者: スタッフ (2009年12月17日 17:29)