今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
洗いたてのニオイが好き! コインランドリーで下着泥棒
ゴルフバッグからは、大量の女性の下着が見つかりました。
会社員の男(61)は11日、富山市のコインランドリーで、女性用の下着や衣類14点を盗んだ疑いが持たれています。
今月に入ってコインランドリーで窃盗被害が相次いだため、男性経営者が夜間に防犯カメラを監視していたところ、乾燥機から下着などを盗む男を発見し、取り押さえました。
男の車にあったゴルフバッグなどからは、女性用の下着や衣類、約370点が見つかりました。
<テレビ朝日系(ANN)9月17日(火)16時45分配信より>
下着泥棒の気持ちは分かりませんが、洗いたての下着の臭いが好きというのは、新品の下着とは違うのでしょうか。
人の下着を盗まず、新しいものを自分で買えばいいのに、と思ったのですが、人が着てこそ彼らには価値があるのでしょう。
その下着の持ち主のことはどうでもいいのでしょうか?
持ち主が若い人とは限らないですし、失礼な言い方ですが、おきれいな方とも限りません。
それでもその下着に価値がある、というのは正直理解できないところです。
また、コインランドリーでの犯行ということですが、最近のコインランドリーは盗難対策として防犯カメラがついているところが多いです。
下着の盗難対策だけでなく、釣銭や洗濯料金の盗難対策として設置されています。
防犯カメラがついているかどうかは、店内を見れば分かりますので、今回の泥棒は衝動的な欲求に負けて犯行を行ったのか、防犯カメラを甘く見ていたのか・・・。
普通の泥棒なら防犯カメラを最も警戒すると言っても良いでしょう。
今回のケースでは、防犯カメラを設置した経営者が防犯カメラを通して、自分の目で監視していたところ、犯行現場を目撃し、自ら取り押さえたということですが、防犯カメラの映像を録画し、その映像を犯罪の証拠として使うという方が一般的でしょう。
さらに、防犯カメラがついているという理由で、その場での犯行を思い留まらせ、別の場所に移動させるという「抑止力」の効果も期待できます。
防犯カメラの用途・効果も現場によって様々です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2013年9月26日 19:17)
有名司会者の次男が窃盗未遂容疑で逮捕
テレビの某有名司会者の次男が不正に入手したキャッシュカードを使って現金を引き出そうとした疑いで逮捕されました。
名前を伏せる必要が無いほど今ニュースや新聞で騒がれ、窃盗というキーワードで検索すると、この事件についての記事が多数出てきます。
先日のセクハラ疑惑に加え、今回の次男の窃盗未遂容疑ということで、この有名司会者に対しては、番組降板だけでなく、引退必至だという記事もあるくらい、大きな批判を浴びています。
おそらく彼の芸能活動において最大のピンチを迎えていると言えます。
ただ、芸能界というところは、他の事件も含め、多少の不祥事があっても、そのことをきちんと謝罪し、時間が経てば、すぐに復帰、活動を再開というケースが珍しくありません。
浮き沈みが激しいと言われますが、一部の芸能人(有る程度売れっ子の)にとっては、犯罪や不祥事には非常に甘い、寛大な世界と言えます。
逆に、そこまで責められるような理由のない芸能人が総スカンをくらい、批判の袋叩きに遭うような場合もあります。
このような風潮にはうんざりしている人も多いと思われがちですが、実はデータではそうではないということがあるようです。
電話や街中でアンケートを取ると、ワイドショーで取り上げられるゴシップネタは好きですか?という質問に対し、多くの人が嫌いだ、見ていて不快になる、という意見が多いのですが、そのような記事を載せた週刊誌や雑誌は、その号に限って売り上げが大幅にアップするということが多いようです。
多くの人は、意見を求められた場合と、実際に自分が行う行動にはギャップがあり、必ずしも世論等が正しいとは言えないというデータです。
言っていることとやっていることが違うという人、周りにいますよね。
私も当てはまる部分があるので、気をつけなければ・・・。
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投稿者: 総合防犯設備士 (2013年9月20日 14:53)
几帳面なひったくり男 夏でも長袖で犯行
埼玉県警捜査3課などは28日、川口市や草加市など県南東部でひったくりを繰り返していたとして、川口市東本郷の無職の男(31)を窃盗容疑で再逮捕しました。
「30件ぐらいはやった」と容疑を認めているという。
再逮捕容疑は6月29日午前9時ごろ、草加市青柳の路上で、自転車で通行中の女性(69)を原付きバイクで追い抜きざまに、前かごから現金約1万円などが入った手提げバッグをひったくって逃走したとしています。
同課によると、男はきちょうめんな性格で、虫が苦手といい、夏でも長袖長ズボン姿でハンドルカバーをつけた原付きバイクでひったくりを繰り返していたという。
昨年8月ごろから、同じような姿のひったくり犯がたびたび目撃されていました。
男の自宅からは被害品のハンドバッグなど約30点が1点ずつビニール袋に丁寧に梱包(こんぽう)されている状態で見つかりました。
<毎日新聞8月31日(土)18時23分配信より>
虫が苦手で几帳面な性格で、夏でも長袖長ズボンのひったくり犯というおかしな犯人像です。
昨年8月ごろから、同じような姿のひったくり犯がたびたび目撃されていたということですから、よほど目立つ格好だったのでしょう。
几帳面な男が、大胆でどちらかと言うと大ざっぱなひったくりという手口で犯行を繰り返していたということに驚きます。
対人の犯行ですから、必ず自分の顔や姿形を目撃されてしまいます。
現金や金品などをその場で入手できるメリットはありますが、捕まるリスクの高い犯行と言えますから、几帳面な人には不向きなように思えます。
事件とは関係のない我々第三者の立場からすれば変な泥棒だ、という笑い話で済みますが、被害に遭われた被害者の方にはそうではありません。
手提げバッグごと奪われる訳ですから、現金だけでなく、キャッシュカードや印鑑、免許証、保険証、携帯電話など様々な貴重品が盗まれた可能性があります。
現金の被害だけだと1万円程度だとしても、それ以外の貴重品の被害総額はその何倍もあるでしょう。
金額的な面だけでなく、それらの再発行・再取得・サービス停止・再契約など多くの煩雑な手続きが必要となります。
それらをお金に換算すれば相当なものです。
また、同時に時間・手間も掛かります。
考えただけでも嫌になります。
残念ながら犯罪の被害者にはそのような一面もあるのです。
盗んだ泥棒が自分には必要ないから、現金以外はその場に置いてくれる、警察に届けてくれるということはまずないでしょう。
自分の犯行につながる証拠となる可能性がありますから、誰の目にも触れられないように処分するのが自然です。
窃盗被害に遭うということは、単純なお金の被害だけでなく、それ以外の様々な弊害があるということも認識として持っておくべきでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2013年9月13日 17:56)
埼玉 道路のフタ116枚盗まれる 転売目的か?
飯能市など県西部の山間地域で、雨水を流すため道路や林道に設置している鋳物やスチール製の「グレーチング蓋(ぶた)」の盗難が相次いでいます。
飯能市では今年4月から26日までの約5カ月間に計116枚(40万円)が被害に遭いました。
盗んだふたは転売されるとみられています。
市は飯能署に窃盗の被害届を提出。
ふたが抜き取られて生じた空間に落下などしないよう、市民らに注意を呼び掛けています。
同市生活安全課によると、側溝に設置したものが多く被害に遭い、連続してではなく間を空けて抜き取られるという。
道路横断溝に設置しているケースでは、乗用車が通過する部分は抜き取らず、端部に設置したものが抜き取られています。
特に同市小岩井地区の林道や苅生地区の市道では9回44枚の盗難被害があり、市は重点的に対策を取っています。
同様の被害は越生町や毛呂山町の山間部でも確認されているという。
市はふたが盗まれて空間が生じた部分に人や乗用車が落下する危険があるとして、コンクリートでふたをしています。
今のところ人身被害はない。
一方で
(1)市内全てのグレーチング計600枚の片隅を黄色スプレーでマーキング
(2)注意看板を設置
(3)不審者の情報提供を依頼
(4)警察への情報提供と夜間のパトロール強化を依頼―するなどして対応しています。
<埼玉新聞8月26日(月)23時9分配信より>
最近、あまり大きなニュースでは取り上げられませんが、転売目的の金属窃盗事件は発生しています。
盗まれることによる金額的な損害も大きいですが、もっと懸念されるのが、二次的な人身被害です。
道路のふたが盗まれることによって、その穴に人や車が落ちるなどして怪我や、最悪の場合、命を落とすということも考えられます。
盗む側、犯罪者が、ふたを盗むことによって人が落ちて怪我をする、というところまで考えて犯行を行っているとは思えません。
盗んでもすぐに、行政側で修繕、修理、元の状態に戻すだろうという考えでしょう。
盗んだ後のことまでは考えてないというのが本当のところかもしれません。
彼らは考えてはくれませんが、そこに済む住民や道路の歩行者などにとっては、重要な、考えなければならない問題です。
再発防止策、盗難対策等も含めて検討する必要があるでしょう。
ただ、屋外の道路のふた、ということですから、それらを守るために何らかの対策(例えば防犯カメラを設置する)を講じるというのは現実的な対策とは言えないでしょう。
できるだけお金を掛けず、人の協力による工夫、例えば、ボランティアや警察も含めた巡回やパトロール強化、住民同士の挨拶による声掛けなど、犯罪者が犯罪を犯しにくい環境をいかにつくりあげるかです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2013年9月 6日 17:13)