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今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る

連続窃盗犯「シャッターマン」逮捕

シャッター.jpg

「開けるのに5分もかからない」と話しています。

被害に遭った店主:「うちも鍵付きに変えたんですけどね。想像付かなかったね。開けられるってことですもんね」

「頑丈なシャッターを下ろしてさえいれば大丈夫」という、店主の思いを嘲笑うかのように、シャッターを難なく開けて、窃盗を繰り返す犯人のことを、捜査員たちは「シャッターマン」と呼んでいました。

そのシャッターマンこと容疑者(70)が、大阪・堺市の和菓子店に侵入し、レジの中から現金1万8700円を盗んだとして、現行犯逮捕されたのは、5月のことでした。

容疑者:「シャッターを開けるのに、5分もかかりません」

シャッターを開けて、中のガラス戸が開いている店を狙い、大阪府内で11件、被害総額は98万円相当にも上る窃盗を働いていたとみられる容疑者。

18日に追送検され、調べに対して容疑を認めているということです。

(「グッド!モーニング」2022年8月19日放送分より)

<テレビ朝日系(ANN)8/19(金) 9:38配信より>

具体的にどのような手口でシャッターを開けるのかは分かりませんが、開けるのに5分もかからないということです。

鍵付きのシャッターも破られていますが、シャッターがあれば防犯対策としては充分と考えていた人も今後注意が必要です。

今回捕まった泥棒のようにシャッターを開ける手口、ノウハウを持っていない者に対しては、シャッターの存在は防犯対策として効果があります。

ここはシャッターがあるから、ないところを狙おう、となる可能性があるのです。

問題なのは、シャッターを苦にしない泥棒に対してです。

シャッター以外の防犯対策が必要になります。

「◯◯があるから、大丈夫」と考えることは出来る限りやめるべきで、その油断が泥棒に隙を与えることにつながります。

「◯◯が破られても△△がある、△△が破られても次に××がある」この数を増やしていくことが、より強固な防犯対策となります。

投稿者: 総合防犯設備士 (2022年9月30日 17:48)

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防犯カメラと防犯システム(センサー) 特徴と効果

釣り堀 生け簀.jpg

2日、岐阜県土岐市の釣り堀で、店内にあった現金などが盗まれる被害がありました。それ以上に深刻だったのは魚の大量死。3000匹の魚の死を前に、店長が悲しみを訴えました。


つりぼり本舗の店長:
「大事にね、5年間育ててきたやつだから、何にも言えないよ。どうしたらいいんだろうとしか言えない」

死んだ魚を前に涙を流す、土岐市のつりぼり本舗・店長(48)。2日午前9時半ごろ、営業のために店に来たところ、大量の魚が浮いていたといいます。

店長:
「そこから入ってきて、見たらもうこの状態。エアーとかは止まってた」

裏口のガラスが割られ、何者かが建物内に侵入。物置が荒らされ、募金箱の数千円と防犯カメラ映像を記録するハードディスク、それにWiFiルーターが盗まれました。しかし...。

店長:
「そちらの被害はたかが知れているので、鯉と比べたらそんなものはどうでもいいんですよ、ぶっちゃけちゃえば。これを殺された方が悔しいから、これはやっちゃいかんと思うんだよね、本当に...」

死んだのは大切に育てた鯉や金魚やチョウザメ、合わせておよそ3000匹。

防犯カメラを止めるためだったのか、電気メーターの配線が切られ、いけすの「ろ過機」などすべての設備が停止。酸素が供給できず大量死につながりました。

店長:
「命あるものなんだから、その命が大事というのを分かってもらいたい。僕としては従業員だから、従業員を殺されたのよ、だからちゃんと償ってもらいたい」

釣り堀にとって、夏休みやお盆の時期はまさに書き入れ時。今年は行動制限もなく、多くの人を迎えようとしていました。

店長:
「この大きさになってくると、安く見積もって魚代だけで500~600万円くらいかかるかな。コロナで赤字だったし、無一文になっちゃったからどうしようかなと」

店長は多治見警察署に被害届を提出。警察は窃盗事件として捜査しています。


<8/4(木) 17:36配信 東海テレビより>

侵入者は防犯カメラが設置されているのは知っていたのでしょう。

配線を切り、映像を録画できなくし、そして映像が記録されているハードディスクそのものを盗み出すという犯行です。

事後に働くシステム、侵入されてから侵入者をカメラで記録する対策では、残念ながら未然に被害を防ぐことができず、被害の拡大も防げないケースがあるということです。

建物内へ侵入される前、つまり敷地内への侵入段階で働くシステム(侵入者を威嚇・警告する)が効果的でしょう。

防犯カメラと防犯システム(センサー)、どちらも防犯対策ですが、効果や機能はそれぞれ異なります。


防犯対策の特徴と効果

  • 共通・・・設置されていることを強調すれば、侵入者にその場での犯行を思い留まらせて(抑止)、別のターゲットに移させる
  • 防犯カメラ・・・侵入者の映像を記録することで、犯人特定、犯行の証拠にも役立つ
  • 防犯システム(センサー)・・・侵入者を検知すると警報機器がその場で鳴動(威嚇)、周囲に犯行を知らせて継続を阻止し、侵入者をその場から追い払う(撃退)

どちらの方が優れているとか、望ましいというものではなく、状況や設置先のニーズ等に応じて使い分ける必要があります。

当然ですが、どちらも併用すれば、より効果を発揮し、侵入者にとって最も犯行を行いにくい環境の一つとなることでしょう。

投稿者: 総合防犯設備士 (2022年9月22日 14:09)

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意外と知らない犯罪行為、知っていれば避けられる?

警告.jpg

「電気泥棒!」

弁護士のもとに「カフェで充電をしていたら店主から訴えられた」という依頼人(赤楚衛二)がやってくる。そんなシーンから始まった『石子と羽男─そんなコトで訴えます?─』(TBS系:金曜夜10時)。今やカフェで充電は当たり前になっているが、なかにはコンセント使用禁止の店もある。ドラマ内ではすぐに和解となったが......。

実際に"電気泥棒"で逮捕されたケースはあるのだろうか。

「'19年に兵庫県のコインランドリーで、無断でパソコンの充電をした男性が窃盗罪で逮捕されたケースがあります」(全国紙記者)

窃盗罪が電気にも適用されると知らない人も多いのでは?

「電気を無断使用した場合、窃盗罪(刑法235条・245条)となります。法定刑は10年以下の懲役または50万円以下の罰金です。充電する際には、お店の方にひと言断って、許可をもらうべきです。実際に、コンビニの外壁にあるコンセントで携帯電話の充電をした男子中学生は窃盗容疑で書類送検されており、携帯電話を充電しようと駅のコンセントを無断使用した女子大生が摘発されたケースもあります。いずれも書類送検はなく、警察限りで終結させる微罪処分になっています」

とは、アディーレ法律事務所の弁護士。

電気の窃盗以外にも知らない間に犯罪者になってしまうことが......ほかのケースを見てみよう。

ケース1 むしゃくしゃして1円玉を割ったら逮捕!?
今年5月上旬、Twitter上で話題になったツイートがある。ある学生がむしゃくしゃしたとして1円硬貨を半分に切った画像を投稿。これに対して「硬貨を割る行為は犯罪」と多くのリプライ(返信)がつき、なかには警察に通報したという人まで現れ、学生は反省の意を述べてアカウントを削除した。

このケースでは逮捕とはならなかったようだが、過去には硬貨を傷つけたことで実際に逮捕に至ったケースもあるのだ。

「'17年10月に手品用のコインを製造するために硬貨を傷つけたとして3人の男性が警視庁保安課に貨幣損傷等取締法違反の疑いで逮捕となった事件があります。逮捕された男性らはマジシャンとして活動しながら、プロ向けにコインの販売もしていました。500円硬貨が別の硬貨に変わったように見せるため、2つに割って内側をくりぬいた中に10円硬貨を隠したり、安全ピンで硬貨を貫けるような穴をあけたんです。これらはいずれもマジックの小道具で、1枚当たり2千円から3万円で販売していたといいます」(司法記者)

手品用に使うのは悪意はないと思うのだが......。

アディーレ法律事務所の弁護士は、

「故意に1円玉を割ることは、犯罪になります。ただし、ノリで1回やってしまったような場合に逮捕までされることは考えにくいです。

貨幣を損傷した場合、貨幣損傷等取締法違反となります。

法定刑は、1年以下の懲役または20万円以下の罰金となります。ここでいう「貨幣」とは「500円、100円、50円、10円、5円および1円の6種類」の貨幣をいいます(法律で定める記念貨幣も含まれます)。紙幣は含まれませんので、紙幣を損傷しても犯罪が成立することはありません」

1円玉を割って逮捕されたらたまらない!?


ケース2  ママ友にBTSの録画DVDを渡して謝礼をもらったら逮捕!?
7月上旬、大手掲示板サイトにこんな相談がのった。

《アーミー(BTSファンのこと)のママ友にTBSチャンネルで放送していた番組の録画をDVDに焼いてくれと頼まれました(中略)。

4枚ほど渡してお礼として1000円いただきました。するとそれを知ったほかのママ友が「それって犯罪じゃない?」と言ってきました。私のしたことは犯罪なのでしょうか》

推し活している女性にとってはとても他人事とは思えないこの相談。多くのリプライがつき、ほとんどが《違法ではない!》というものだったが、実際はどうなのだろうか。

前出の弁護士は、

「著作権法違反になる可能性があります。まず、テレビ番組について、私的使用のための複製は法律で認められています。しかし、個人視聴の目的で録画したテレビ番組であっても、放送局等の権利者の許可を得ずに無断でDVD等に収録して販売することは複製権・頒布権の侵害となり、違法です。今回は謝礼として1000円を受け取っていますが、DVD1枚の価格(100円もしない)から考えると1000円は実費ではなく、販売したとみなされる可能性があります。なお、今回は友人1人にあげる目的でダビングしていますので、「複製物を公衆に譲渡」(著作権法2条1項19号)にあたらないと思われます。したがって、無償であれば著作権法違反にはあたらないと思われます」

ケース3 子どものお昼寝中に出かけて逮捕!?
7月4日、自宅に生後7か月の乳児を約8時間放置したとして札幌市内に住む母親(25)と知人男性(47)が保護責任者遺棄の疑いで逮捕された。

「2人は居酒屋に行っていたと供述。その間"ベビーモニターで監視していた"とも。子どもの命に別条はなかった。なぜ逮捕されたのかというと、女性が鍵をなくしたため警察に自ら通報したことで事件が発覚したんです」(全国紙記者)

このニュースを報じた記事のコメント欄には、《長男の幼稚園お迎えのとき下の子はお昼寝させたまま出てきちゃう私は逮捕されちゃうの?》など主婦らの困惑するコメントが相次いだ。

幼い子どもを家や車に放置して死なせてしまう痛ましい事件が多く、保護責任者遺棄には厳重に罰してほしいとの声もあるが......。

「生後7か月の子どもを寝かしたまま出ていく行為には保護責任者遺棄罪が成立する可能性があります。

保護責任者遺棄罪は、

1.幼年者などを保護する責任のある者が、2.これらの者を遺棄したり、その生存に必要な措置をしなかった場合に成立します。

2の「遺棄」とは、保護のない状態に置くことにより危険にさらすことをいいます。「置き去り」にする行為も含まれます」

とし、今回の事件については、

「結果的に子どもに異常がなくても犯罪は成立します。夜間に8時間も外出して飲酒しており、何かあった際にすぐに対応することはできないので子どもを危険にさらしたといえる。したがって、逮捕が不当とはいえませんね。

子どもを置いて出ていくことは保護のない状態にすることになり、子どもを自宅に1人にすることは子どもを危険にさらす行為と判断される可能性があります。大変だとは思いますが、子どもの安全のために一緒に外出されるほうがいいと思います」(弁護士)

うっかり犯すこともありうる犯罪の数々。実は、知識で防ぐことができるのだ。

<7/28(木) 8:01配信 週刊女性PRIMEより>

昔、犯罪かどうかを調べたことを思い出しました。

貨幣を傷つけるのは犯罪、貨幣損傷等取締法違反という犯罪のようです。(貨幣は犯罪で、紙幣は犯罪にならないのは不思議ですね)

ある人に、防犯カメラが鮮明な映像であることをお客さんに見せてデモをしたいので、1円玉に傷をつける実演をして、その状態をカメラに映すデモに協力してくれないか?と言われてびっくりしました。

貨幣(硬貨)を傷つけるという行為に強烈な違和感を覚えたものの、それが犯罪だという正確な知識がなかったためネットで調べたところ、上記のような犯罪だと知りました。

犯罪かどうかは知識として知っておくだけで、自分がそれを犯さずに済むことができる場合が多いと感じました。

依頼された相手に犯罪であるということを伝えたところ、全く知らず、(その事実を聞かされた後も)それが悪い行為だという認識すらなかったことに驚きました。

上記の記事にある様々な行為は、多くの人が悪いと知りながらついやってしまった、罪悪感を感じながら恐る恐る行うことがほとんどだと思いますが、中には私の知り合いのように、なぜそれが悪いのかという疑問すら持たない人がいるということです。


ADHDなどの発達障害が一般的な病気として認識されつつありますが、「普通の場合」、「一般的に言うと」、「当然だが」、という多数派の意見や受け取り方だけが正しいという考え自体が間違っているのかもしれません。

正・邪、善・悪、黒・白など、どちらか区別するだけの判断は古く、もっと柔軟に考えて受け入れていくべきなのかもしれません。

いわゆるサイコパスと呼ばれる連続殺人犯が存在すると言われていますが、多くの場合、彼らのIQは高く、優秀な人材として周囲に認識されていることが多いようですが、人を殺して何が悪い、人の物を盗んで何が問題なのか、など常人には理解しがたい考え方を持つようです。

彼らを自分の考え方の枠に収めても、おそらく対処することは難しいでしょう。

犯罪者を理解することは難しいですが、彼らの考え方や思考を理解しようとすることで彼らに近づくことができ、彼らへの対策・対応がしやすくなるかもしれません。

投稿者: 総合防犯設備士 (2022年9月16日 09:05)

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病院 薬品の窃盗事件からこれまでの不祥事が明るみに・・・

病院.jpg

看護師による薬品の窃盗や、診療報酬の過大受給などの不祥事が相次いでいる地方独立行政法人くまもと県北病院(旧公立玉名中央病院)=熊本県玉名市=が27日、原因究明と再発防止策の提言を委託した外部調査委員会の報告書を公表し、記者会見を開いた。今後、内部監査体制の強化などに取り組むという。


報告書などによると、同病院では2018~21年にかけて(1)看護師が睡眠薬や抗てんかん薬を薬局倉庫から盗んだ(2)非常勤医師を常勤扱いにすることで、計8464万円の診療報酬を過大受給した(3)男性医師が別の医師の名前を使って、自身を患者とした向精神薬の処方箋(せん)を偽造し、薬を入手したなど計9件の不祥事が相次いだ。

弁護士や外部の医師らからなる調査委員会は、昨年10月~今年7月にかけて内部文書の精査や関係者からの聞き取りをした。調査結果をまとめた報告書は、不祥事が相次いだ背景には「放漫な組織文化、コンプライアンス意識の希薄さ、不祥事等を許してしまう土壌」があったと指摘した。


<7/28(木) 10:00配信 朝日新聞デジタルより>

窃盗事件の発生を機に、これまでの不正や不祥事が一気に明るみになった病院のニュースです。

盗難事件では被害者という立場でしたが、現在は不正や不祥事の釈明に追われる加害者のような立場になってしまった印象です。


窃盗事件だけでなく、何らかのニュースになるような事件が発生した場合、大々的に報道され、世間から注目を浴びます。

これが良い内容であれば、さらにイメージアップにつながる可能性がありますが、悪い内容だと、さらにイメージダウンにつながる可能性があります。

有名人や芸能人で一つのスキャンダルの発覚から、次々に別の悪評が出てきて、世間から袋叩きに遭っているのと同じかもしれません。

一度防壁が崩れたり、穴から水が漏れだすと、一気に崩壊につながることがあります。

「コンプライアンス」という言葉が一般的になりましたが、20年前にはニュースなどで取り上げられることもなかったように思います。

企業の防衛対策というのは、対犯罪としての防犯対策だけでなく、社内での法令順守や社員の労働環境の改善策、情報流出防止など多方面にわたって対策しなければならない時代なのでしょう。

投稿者: 総合防犯設備士 (2022年9月 9日 09:03)

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空き部屋、空き家の設備が狙われている?

空き家.jpg

栃木県内の空き部屋などの外壁に取り付けられた給湯器が盗まれる被害が増加している。県警によると、県内の被害の認知件数は、今年1~6月の半年間で25件、計72台。1年間で3件(9台)だった昨年と比べれば、急増ぶりは明らかだ。内部の銅を狙って業者に売却しているとみられ、県警が注意を呼びかけている。

「むしり取るような感じではなく、工具を使ったようにきれいに外されていた。まさか給湯器が狙われるとは......」。ガス供給会社の担当者は今年3月、高根沢町のアパートのオーナーから連絡を受け、現場に駆けつけた。盗まれた給湯器は隣接する公共施設の壁との間にあり、周囲からは見えにくい場所だったという。

県警捜査3課などによると、市町別では大田原市が7件で最も多く、真岡市とさくら市がそれぞれ4件で続いた。一度に複数盗まれることが多く、目立つのは、集合住宅の空き部屋が狙われるケースだ。盗まれても気付きにくいため発覚が遅れがちで、犯行時期も特定しにくい。

6月には、鹿沼市のガス事業所のコンテナ置き場に積んであった給湯器7台を盗んだとして、さくら市、無職の男(32)が起訴された。逮捕した鹿沼署によると、給湯器は金属買い取り業者に全て売却。調べに対し、男は「ほかにもやった。取り外して売った」などと話したという。以前、設備関連の会社で働いていたことから、容易に取り外せたとみられる。

給湯器の内部には銅製の釜が含まれており、年式やメーカーを問わず買い取ってもらえることが多い。ガス機器製造大手のリンナイ(名古屋市)の担当者によると、給湯器は軽いもので15キロ、重いと40キロほど。宇都宮市の金属リサイクル業者では、1キロ当たり230円前後で買い取っており、給湯器本体の重さで価格が決まるため、容量が大きいほど高値で売れるという。

この業者は「買い取りの際には身分証の提示を求めているが、業者でもない一般の人が大量に持ち込むなどしない限り、一見して盗品かどうかを見抜くことはまず難しい」と話す。

県警は対策として、住宅へのセンサーライトや防犯カメラの設置のほか、所有者の見回りの強化を推奨。担当者は「給湯器が盗まれるという感覚が一般的に浸透していない。対策の一歩として、まずは危機意識を持ち、少しでも不審な動きをする人物を見かけたら、ためらわず通報してほしい」と呼びかけている。


<7/18(月) 8:51配信 読売新聞オンラインより>

今後、高齢化が進み、人口減少になる地域では空き部屋、空き家が増えると予想されます。

空き部屋の場合は、新しい入居者、賃借人を探す必要がありますし、空き家の場合は、建物を立て直す、壊すのにも多額の費用が掛かり、そのまま放置されるケースもあるでしょう。

固定資産税も掛かりますから、存在しているだけでお金が掛かる、資産でありながら負債のような側面もあり、厄介な存在です。

放置する場合、建物に備え付けている設備もそのままにすることが多いでしょうから、記事のような給湯器やエアコンの室外機などが狙われる可能性があります。


盗まれるだけならまだしも、例えば、誤った取り外し方でガス漏れ、漏電による火災、水漏れによる水濡れ被害などが発生する危険性があり、周囲にも迷惑を掛けることが考えられます。(電気の豆知識)

個人で対応することが難しいケースも出てくるでしょうから、国や自治体が(撤去などの)費用を負担、援助するなどの仕組みの構築が求められます。

空き家が増えると犯罪が増え、治安の悪化と悪循環が進みます。

どこかでその負の連鎖を断ち切る必要があります。

投稿者: 総合防犯設備士 (2022年9月 2日 09:35)

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