今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
東京ディズニーリゾート 金属探知ゲートを全面的に導入
東京ディズニーリゾートで、先週から、セキュリティーが強化された。
これまではスタッフが直接、手荷物を確認していたが、これからは金属探知ゲートなどが導入される。
東京ディズニーランドとディズニーシーでは、11月2日から、エントランスに金属探知ゲートやX線検査機が順次導入されている。
来園者は、「時間かかりますよね」、「(夢のある感じとはちょっと違う?)ギャップあります」、「安全のためには仕方ないかなと、時間はかかりますけど」、「安全性がアップするので、すごくいいと思う」などと話した。
現在はディズニーシーの一部で運用しているが、今後はディズニーランドも含め、全面的に導入する予定。
一方、パークでは、8日から恒例のクリスマスイベントが始まり、期間限定のショーなどが楽しめる。
<11/7(木) 17:06配信FNN.jpプライムオンラインより>
数ヶ月前、あるリゾート施設を利用しましたが、入園時に係員の手荷物検査がありましたが、短時間で簡素なものでした。
写真を撮影するために、携帯端末を持っていましたが特にチェックで引っかかることありませんでした。
例えばそれが爆弾で、外側が携帯端末でカモフラージュしているだけという可能性もあります。
非常に多くの人が集まり、皆の笑い声や叫び声がしている場所ですから、テロリストが犯行を実行するには絶好のターゲットになりかねない場所かもしれません。
平和な日本でリゾート施設がテロリストに狙われ、大きな被害が発生したとなると、世界的なニュースになります。
日本を狙ったというより同盟国であるアメリカへの報復という事件は、今後十分に発生する可能性があります。
金属探知ゲートの全面的導入はその対策としての第一歩とも言えます。
来園者にとっては時間が掛かることはマイナスかもしれませんが、そのことでより安全性がアップするのであれば仕方がないと納得してもらえるでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年11月29日 19:48)
電車の蛍光灯を防犯カメラ化 鉄道業界初
東急電鉄とソフトバンクは2019年11月6日(水)、車内のセキュリティ向上を目的として、2020年7月までに東急電鉄所属の全車両に、4Gデータ通信対応のLED蛍光灯一体型防犯カメラを順次導入すると発表しました。
採用するのは、MOYAIが開発し、ソフトバンクが販売と通信サービスの提供を行う防犯カメラ「IoTube(アイ・オー・チューブ)」です。4Gデータ通信によってカメラ映像を送信し、記録映像を遠隔で確認できます。東急電鉄によると、鉄道車両への4Gデータ通信機能を備えたLED蛍光灯一体型の防犯カメラ導入は、鉄道業界で初めてといいます。
従来の車内防犯カメラは、記録映像を確認するにはカメラから記録媒体を抜き取り、事務所の専用パソコンで確認する必要がありましたが、「IoTube」は遠隔地からでも映像をほぼリアルタイムに確認することが可能です。「IoTube」を全車両に導入することで、車内トラブル発生時に迅速に対応できるような仕組みを整えるとしています。
東急電鉄とソフトバンクは2019年5月末から6月末まで大井町線の一部車両で、9月からは田園都市線の一部車両で「IoTube」を試験導入しました。その結果、IoTube本体の強度やカメラの撮影角度、データ通信のための電波強度などを確認できたことから、正式に導入を決定しました。
導入する車両は、東急電鉄に所属する全183編成1257両です(2020年7月予定、こどもの国線を除く)。設置は1車両あたり4台ですが、池上線と東急多摩川線は1車両あたり3台、世田谷線は1車両あたり2台を基本とします。また、既に防犯カメラを設置している田園都市線と大井町線は1車両あたり2台、池上線と東急多摩川線は1車両あたり1台を設置します。
防犯カメラを設置していることが利用者に分かるよう、そのことを周知するステッカーが車内に貼られます。また、東急電鉄は記録映像について、閲覧できる社員を限定するなど、関係法令や社内規定に則り厳重に管理するとしています。
<11/6(水) 15:00配信乗りものニュースより>
東急電鉄に電車内のセキュリティ向上を目的として、全車両に蛍光灯一体型の防犯カメラを導入する予定というニュースです。
おそらく見た目は蛍光灯と同じでしょうから、外観は目立たず、利用客が見られている、監視されているという違和感も感じないのでしょう。
この取り組みが鉄道業界に広がれば、電車内で発生する犯罪、痴漢、窃盗、暴行などの抑止力して効果がありそうです。
万が一の冤罪対策として、その映像が証拠になれば男性利用客にとっては安心です。
また、電車内の映像を利用客が確認することができれば、込み具合によって別の車両に乗る、別の路線を利用するなど、利用客の選択肢が広がります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年11月22日 16:09)
事務所窃盗 防犯カメラと録画機器盗まれる
16日朝、札幌・清田区の観光バス会社に何者かが侵入し、防犯カメラが奪われる窃盗事件がありました。
事件があったのは、札幌市清田区清田2条2丁目の「DO観光バス」です。
午前6時ころ、出勤した従業員が窓ガラスが割られ事務所の中が荒らされているのを見つけ、警察に通報しました。事務所には防犯カメラが設置されていましたが、録画する機器本体が盗まれたということです。
(DO観光バス 永嶋孝光専務)
「自分のところに降りかかってみないとわからないことで、考えていなかったというのが正直なところ」
豊平署管内では、先週から少なくとも4件の窃盗・窃盗未遂事件が起きていて警察が犯人の行方を追っています。
<10/16(水) 22:36配信STVニュース北海道より>
防犯カメラが設置されているところで、犯人や犯行の様子が記録されることは、犯人にとっては重要な問題です。
自らの犯行の証拠となるかもしれない映像ですから、それを無くすこと、無効にすることができれば大きな成果となります。
事務所や自宅だけでなく、最近は自動車の中に設置されたドライブレコーダーの映像がニュースやワイドショーなどで取り上げられる機会が増えてきました。
今朝、ちょうど出勤する前にテレビでやっていましたが、信号待ちで停車していたところ、いきなり男が現れてフロントガラスを叩き割ろうとする衝撃の映像が流れていました。
その事件はドライブレコーダーの映像が証拠となったのか男が逮捕されましたが、例えば車内に侵入され、そのドライブレコーダーごと盗まれでもしたらせっかくの証拠が失われる可能性があります。
防犯カメラやドライブレコーダーが普及すると、今後はそれらを排除しようとする動きが出てくるでしょう。
それぞれ現地の映像を現地の記録装置で録画するのが普通ですが、そうではなく現地の映像を別の離れた場所で記録したいという要望が増えてくるでしょう。
そうすれば仮に現地でカメラや記録装置を盗まれたり、壊されたりしても、その場所とは別の場所できちんと記録されており、その破壊行為が意味を成さなくなります。
これも抑止効果の一つです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年11月15日 15:44)
自転車の防犯登録 都道府県によって異なる有効期限の存在
「10年以上乗ってきた自転車を盗まれました。自転車の防犯登録をしたはずなのに、登録先の協会や警察でデータが廃棄済みと聞かされ、途方に暮れています」との声が、京都市中京区の女性から京都新聞社の双方向型報道「読者に応える」に寄せられた。意外と知られていない、自転車防犯登録の「有効期限」。長年乗っている自転車の防犯登録の扱いは、都道府県によってまちまちだ。
女性は7月9日に京都市内で自転車を盗まれたという。
翌日、中京署木屋町二条交番に届け出ると「防犯登録番号を調べてきて」と告げられた。購入したのは13年前で、自宅を探しても登録カード(控え)が見つからない。購入店に問い合わせたが記録はなく、京都府自転車防犯登録推進協議会(下京区)に問い合わせて「京都府はデータ10年保存」であることを知らされたという。
記者が同協議会を訪ね、データの保存期間や仕組みを聞いた。同協議会は京都府公安委員会の指定団体。防犯登録カードは「自転車防犯登録所」(販売店)から協議会へ送付され、登録データは、協議会と京都府警でそれぞれ管理している。
防犯登録は、都道府県によってデータの保管期間や仕組みがまちまち。京都府の場合、1968年ごろから保管期間は「5年」で運用してきたが、2014年6月1日から「登録した日から10年」になった。滋賀県は「8年」だったが、14年2月から「10年」に。神奈川は7年、大阪は「登録所で7年」で運用している。
京都府自転車防犯登録推進協議会には、自転車を盗まれた人から多い日で5、6件相談がある。京都の場合、自転車の所有者の手元にある控えカード裏面に「有効期限10年」と明記されている。しかし、自転車の所有者には、永年保管だと思い込んでいる人も少なくないようだ。
同協議会によると、京都府の18年度の中古・新車などの防犯登録は約19万5千件。一方で保管期限10年を過ぎた登録データを1日に約400件から500件削除しているという(10月6日の削除は09年10月6日分)。1年で自転車防犯登録がおよそ14万台分抹消されている計算だ。
同協議会は「防犯登録から10年が経過する前に、再登録してほしい」と話している。京都府警も自転車防犯登録データは10年保存で運用している。長年乗ってきた愛車が自分の所有物だと証明できなくならないよう、注意が必要だ。盗まれた時の被害回復だけでなく、防犯登録が消えていると、自転車が撤去され引き取る場合にも、ほかの人に譲渡する際にも、手続きに困ることになる。
自転車防犯登録制度とは
「自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律」に基づく。登録の仕組みやデータ保管期間は全国共通ではなく、他府県に転居した場合は防犯登録も変更が必要。
<10/9(水) 10:12配信京都新聞より>
自転車を購入する際、購入店で防犯登録しますか?と聞かれます。
しなくても良いのですか?と尋ねると、する・しないは自由ですが、登録の義務がありますという回答を聞いたことがあります。
多くの人は義務があるからという理由で登録料500円を払って登録しますが、有効期限の話は聞いたことがありません。
もしかすると登録時に受け取る書類に記載されているのかもしれませんが、そこまで読んでいる人は少ないでしょう。
保険等の契約の場合、契約書等に記載されている重要事項に関して、記載はされているが説明していない、または説明不足によって契約を誤って結んだとなると、契約自体が無効になることもあり、常に注意が必要です。
こちらが説明したつもりであっても、購入者、契約者が理解していなければそれは説明したことにならないということです。
相手の理解度を確認しながら契約を進める必要があります。
防犯登録に関しても、義務を持ち出すのなら、購入者、登録者はその内容を理解するための説明を受ける権利があるとも言えます。
自転車の物にもよるでしょうが、10年以上も大事に乗る人は少ないような気がします。
最近は自転車の価格も安価になっていますから、10年も経つ前に買い替える人が多いと思います。
ただ、最近の自転車ブームの中で、高価な自転車を求める人も増えており、そういう人は10年以上でも大切に乗ろうとしている人も多そうです。
そういう人にとっては防犯登録に有効期限があることは問題ですし、期限が迫れば通知してほしいと思うでしょう。
また、都道府県によって有効期限が異なるというのも理解ができません。
データの保管期限や端末の容量等もあるかと思いますが、全国で統一すべき内容ではないでしょうか。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年11月 8日 16:13)
銀行のキャッシュコーナー 金づちで殴り現金1万円奪う
6日午前8時半ごろ、宮城県石巻市の七十七銀行飯野川支店のキャッシュコーナー内で、現金を引き出しに訪れていた女性(67)が男に金づちで殴られ現金1万円を奪われる強盗傷害事件があった。
宮城県警は逃走した男が映った防犯カメラの画像を公開し、行方を追っている。
河北署によると、女性は男に金づちで後頭部を数回殴られ、頭に軽傷を負ったが、命に別条はない。男は女性ともみ合いになった後、走って逃げたという。
現場はJR石巻駅から北に約10キロ離れており、近くには幼稚園や小学校などがある。男の特徴は身長は160センチほど。黒っぽい長袖の上着に白色のズボン姿。白のマスク、黒っぽい帽子、軍手を身につけていた。情報提供は同署(0225・62・3411)。
<10/7(月) 15:33配信産経新聞より>
日曜日の朝、銀行のキャッシュコーナーで現金を引き出していたら、男に金づちで殴られ現金を奪われる、何とも恐ろしい事件です。
金融機関にはほぼ防犯カメラが完備されていると言えます。
その状況を知らない人は少ないでしょうから、防犯カメラが有っても関係なく犯行が行われたことになります。
それだけ追いつめられた上での犯行なのか、それとも変装すれば大丈夫だろうと考えての犯行かどうかは分かりませんが、防犯カメラがあるから大丈夫とは言えない手口です。
それにしても1万円の現金を狙われて金づちで殴られたら割に合いません。
防犯対策がしっかりしている金融機関内での事件ですから安心できる場所がさらに少ないことを実感します。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年11月 1日 17:23)