今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
大阪 電動工具目当ての車上狙い急増
大阪府内で今年上半期(1~6月)、工事用のトラックなどから工具類ばかりを盗む車上狙いが多発し、昨年同期と比べて6割も増加していることが16日、大阪府警への取材で分かりました。
この結果、車上狙い全体の数を押し上げ、全国ワーストワンを独走する状態に陥っているという。
府警幹部は「東日本大震災の復興工事で、電動工具を中心に需要が高まっているうえ、車内に無造作に置かれているため、盗みやすいのが増加の背景にあるようだ」と分析しています。
上半期の府内の犯罪情勢によると、ひったくりや自転車盗などの街頭犯罪が、前年同期比で減少する中、車上狙いは7460件で8・1%増加。
平成23年にワーストワンだった愛知に1900件の差をつけてワーストワンとなっています。
中でも、工事用車両に積まれている電動ドリルや電動カンナなどの工具類を狙った犯行が、前年同期比で約60%も多い約1900件に上り、車上狙い全体の4分の1を占めています。
建設労働者が多く集まる大阪市西成区を管轄する大阪府警西成署によると、昨年末ごろから被害が目立つようになったという。
上半期の車上狙いは約100件と減少したものの、工具狙いが占める割合は、昨年の約15%から40%と大幅にアップ。
被害額は数万円程度が中心ですが、数十万円に上るケースもあります。
捜査関係者によると、西成区内の露店では、電動工具類が中古市場価格の半値以下で売られていることもあるといい、府警は、盗品が含まれている可能性もあるとみて、露店に対する取り締まりも強化する方針です。
■ 高い需要高額取引
大阪府内で中古工具を扱っている業者によると、工具の中でも電動のものは需要が高く、中古でも高値がつきます。
買い取り価格は数千~数万円が中心で、発電機などの高額な品物なら、10万円を超えて取引されることもあるという。
大阪府警西成署が7月、車から工具を盗んだ窃盗容疑で逮捕した無職の男(63)は「昨年5月から100回以上工具を盗んで換金した」と供述。
未明から明け方にかけて自転車で西成区内や周辺を物色し、トラックの荷台から工具を盗む手口で犯行を重ねていました。
工具類は、盗んだその足で、未明から開店している中古品買い取り業者に持ち込んで転売し、1回につき数千円を得ていました。
捜査関係者は「被害に遭う車両は、荷台を幌(ほろ)で覆っているだけのことが多い。1回に盗むのは数個なので、持ち主が犯行に気付かない場合もある」と指摘します。
工具類が盗まれる車上狙いは、全国的に増加傾向にあります。
ある中古業者は盗品の電動工具を持ち込まれた経験があるといい、「同じような話は業界内でもよく聞く」と話します。
この業者は対策として、買い取りを求める客に免許証のコピー提出を要請。
さらに、建築作業用と電気工事用などの用途の異なる工具が一度に持ち込まれた場合は、盗品である可能性が高いとして買い取りを拒否しているという。
<産経新聞8月16日(木)15時12分配信より>
東日本大震災後、それを復興するための工事が各地で行われます。
すると、それに付随するようにその工事に関連した窃盗事件が頻発するようになるのは必然です。
震災復興特需があると、そこを狙って犯罪者も動き出します。
盗んだ工具類は、一回数千円~数万円という買取価格ですが、100回以上犯行を繰り返したという男の犯行が紹介されています。
車内に無造作に置かれているため盗みやすい点、持ち主が盗まれても気付かない点、被害額が少ない点(被害届を出さない)、転売しやすい点などが犯行が増加した要因でしょうか。
防犯対策は難しいと感じる人も多いかもしれません。
しかし、防犯に詳しくない人が見ても、これは危ない、このまま放置するのは大丈夫なのか、と感じることは多々あると思います。
例えば、今回の記事でも紹介されていますが、トラックの荷台を幌(ほろ)で覆っているだけの状態というのは、それを取ると、非常に無防備な状態になってしまいます。
こんなもの誰も盗まないだろうという油断、根拠のない自信を持つことは危険です。
転売する方法(リサイクルショップやネットオークション、個人売買など)が増えましたし、用途(分解、再加工、外国へ密輸など)も様々です。
もし自分が泥棒だとしたら、という目で見てみることをお勧めします。
その上で、自分だったらここを狙う、こうすればうまくいくなど、色々な点に気付くのではないでしょうか。
その気付いた点というのが弱点ですから、それを直す、改善することで、泥棒が嫌がる、狙いにくい環境へと変化していきます。
それが防犯対策の第一歩です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年8月21日 14:19)
バス運転手 民家に侵入700件、被害総額1500万円
窓ガラスを熱して破る「焼き破り」と呼ばれる手法で民家に侵入したとして、愛知県警守山署などは2日、名古屋市守山区小幡中3、名鉄バス社員で同市営バス運転手の男(44)を住居侵入の疑いで現行犯逮捕しました。
男は、同様の手口で侵入を繰り返し、約4年前から同区や周辺で約700件の盗みを繰り返したと供述。
県警は、被害総額が約1500万円に上るとみて裏付けを進めます。
逮捕容疑は2日午前3時半ごろ、守山区の男性会社員(57)の自宅に侵入したとされます。
現金約1万5000円がなくなっていたといい、県警は窃盗容疑でも追及します。
名鉄バスによると、男は08年入社。
同社が名古屋市交通局から業務委託されている市営バス大森営業所(同区)に勤務し、市バスを運転していました。
<毎日新聞8月3日(金)2時9分配信より>
一般住宅で泥棒に最も狙われるのが窓ガラスです。
一般的には、扉と窓のどちらかが侵入箇所となりますが、ピッキング対策が進み、こじ開けにくい鍵や補助錠が設置され、扉より窓ガラスの方がより短時間で簡単に侵入できる、と考える泥棒が増えたのかもしれません。
その割には窓ガラスを守るための対策が進んだとは言えません。
今回の泥棒も焼き破りという手口で、4年間に700件もの犯行に成功したと見られています。
今回逮捕された事件では、男性宅に夜中の午前3時半ごろ侵入しています。
おそらく他の事件でも、住民の就寝中を狙った大胆な手口で盗みを繰り返していたのでしょう。
盗みも恐ろしいですが、最も恐ろしいのは侵入後、家人と鉢合わせすることです。
窓ガラスを焼き破るための道具は充分凶器にもなるでしょうから、緊張状態の泥棒が口封じの為に襲ってくるということも考えられます。
今回の泥棒がそのようなことなく捕まったのは不幸中の幸いでしょうか。
とは言え、700件1500万円もの被害を与えているのは事実ですし、このような泥棒は全国で暗躍していると思われます。
まず自分が狙われないための対策を行うことが必要です。
窓ガラスの開閉を検知するセンサー、室内の侵入者を検知するセンサーなどが有効だと思われます。
一般住宅で予算的にも余裕があれば防犯カメラを設置すればより効果的でしょう。
泥棒も防犯カメラがついているところをあえて狙うことはないでしょう。
それが犯行の抑止力です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年8月 6日 10:06)
埼玉 飲食店連続窃盗 半径5キロ以内8件被害
埼玉県川越市の周辺で、飲食店ばかり少なくとも8軒で現金などが盗まれる事件が相次ぎました。
午前4時ごろ、川越市的場の寿司チェーン店で、裏口のドアがバールのようなもので壊され、店の中にあった金庫が盗まれているのが見つかりました。
金庫に現金は入っていませんでした。
また、同じ頃、およそ4キロほど離れた市内のファミリーレストランでも店の窓ガラスが割られ、通用口のドアがこじ開けられているのが見つかりました。
このほかにも、隣接するふじみ野市の寿司店で現金9000円が盗まれたほか、狭山市内の飲食店でも同じような手口で物色された跡があり、半径5キロほどの範囲で少なくともあわせて8件の被害が見つかったということです。
警察は、連続窃盗事件の可能性があるとみて捜査しています。
<TBS系(JNN)6月24日(日)18時48分配信より>
早朝に半径5キロ以内で8件の侵入窃盗事件が発生しました。
飲食店ばかりが狙われていますが、
ある寿司店での盗難の被害は現金9000円ということですから、犯人としても手間が掛かった割には成果がなかったと、がっくりきていることでしょう。
これだけで家に帰る訳にはいかないと、別の飲食店への犯行を企んだという可能性も考えられます。
1店で大きな成果(多額の現金や高額商品)を得ることができれば、それに満足するのが普通でしょう。
そこでまた別のところへと欲張ると身の破滅を引き寄せます。
ベテランの単独犯ほど、細く長く犯行を行えるようにと考えます。
欲張らずその日の成果に満足して、また別の日、別の場所での犯行に期待するのでしょう。
そう考えると今回の泥棒は焦り過ぎのような気がします。
飲食店8件ですから、いずれも何らかの警備システムが設置されているでしょう。(設置されていないところの方が珍しいと思われます)
防犯カメラにも映像が記録されているでしょうから、相応のリスクがあります。
普通はそんな危険性は犯しません。
まずターゲットなる場所を選びます。
事前に下見を行い、綿密に計画を立てます。
防犯カメラがあるかどうか、セキュリティシステムが設置されているか、警備員が常住しているか、扉や窓はこじ開けにくいか、人通りが激しいか、従業員は常時何人以上いるか、無人の時間帯はあるか、もうかっていそうか、現金は金庫に保管かなど(想像になりますが、定期的に金融機関に預けているかどうかは分かりそうです)
どこが弱く、どこが強いかを判断します。
そして最も弱い、つまり侵入しやすい先を選ぶのです。
この泥棒に選ばれるという不名誉で、危険な状況に陥ると、高確率で何らかの被害を被ってしまいます。
扉・窓・鍵・壁・へい・シャッターなどが破壊される。
室内が荒らされ、汚され、盗まれなくても物が壊される。
現金や宝石・貴金属類、テレビやパソコンなど換金できそうな金品が盗まれる。
仮に窃盗被害が未遂に終わっても、何かが壊されるという被害は100%に近い確率で発生すると考えてもよいでしょう。
そうならないために、ターゲットに選ばれないように行なうのが事前の防犯対策です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年6月25日 11:45)
泥棒看護師 入院患者の鍵盗み自宅に侵入
病室で入院患者宅の鍵を盗み空き巣に入ったとして、神戸北署は11日、住居侵入と窃盗の疑いで、神戸市北区八多町中の看護師の女(34)=有印私文書偽造・同行使罪で起訴=を再逮捕しました。
容疑を認めているという。
女が以前勤務していた別の病院の患者をめぐっても同様の空き巣被害が約20件確認されており、同署は女が関与した可能性があるとみて捜査しています。
再逮捕容疑は5月10日、勤務先の宝塚市内の病院で、入院中の女性患者(79)の病室から女性宅の鍵を盗み、12日に女性宅に侵入。
指輪5点(計250万円相当)と現金約10万円を盗んだとしています。
女は乳がん手術で入院したとの偽造診断書を作成したなどとして、5月15日に逮捕されていました。
<産経新聞6月12日(火)7時55分配信より>
新たな犯罪手口ではないでしょうか。
入院患者宅の鍵を盗み、患者が不在の中、鍵を使って堂々と侵入する。
窓や扉を壊す必要もありませんし、鍵を使っての犯行なので、仮に警察が捜査した場合でも、別の家人の犯行を装うこともでき、捜査を混乱させることができます。
まさか入院中の病院で鍵が盗まれ、それを使っての犯行とは考えないでしょう。
介護福祉の訪問員等が、訪問先で金品を盗むという事件はよく目にします。
これはすぐには犯行として発覚しない可能性はありますが、後に家族や弁護士等お金を管理する人が見れば、不正な引き出し等かどうかは分かってしまうことです。
今回の手口はさらに巧妙ですから、今後流行する恐れもあるのではないでしょうか。
犯罪者は犯行の成功は当然ですが、さらに自分がより捕まりにくい手口を求めます。
完全犯罪、これを積み重ねていき、好きな時に好きなだけ自分の利益を得られることが犯罪者の理想なのではないでしょうか。
これを簡単に許してはいけません。
阻止するためには、犯罪者が気持ち良く犯行を行なわせない環境にしなければなりません。
それが侵入警戒センサーや防犯カメラ設置などの防犯対策の導入です。
他と比べて、ここは犯行が難しい、誰かに見つかる、あとでばれそうだと感じると、別のところに移ります。
犯罪者のそのような特色を活かして対策を講じるべきです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年6月14日 09:47)
泥棒から何度もメッセージ「勉強しろ、ナンパするなよ、また来る」
2012年5月17日、中安在線によると、安徽省阜陽市の学生下宿にこのほど泥棒が侵入。
被害に遭った男子学生が「もう来ないで!」と泥棒あてにメモを書いたところ、再度盗みに入った泥棒も被害者にメモを書き残していました。
阜陽師範学院近くの下宿に住む学生たちは7日夜、それぞれの部屋に泥棒の侵入した形跡があるのを発見。
盗まれていたのはいずれも食料品が主で、犯人が盗んだ大量の卵を目玉焼きにして食べた痕跡がありました。
この下宿に住む男性は次の日、泥棒あてに「お金はないから、もう来ないで!」と書いたメモを残して外出しました。
男性が夜帰宅すると、部屋にあった食べ物はすべて盗まれ、卵4個と麺が食べられており、かわりに泥棒が残したと思われるメモが数枚ありました。
そこには「食べたものや盗んだものはきっと返す。仕事を見つけたら1カ月後にまた来る」「110番に通報するな。俺はきっと来るから」「また来るよ。盗みにではなく、あんたに20元(約260円)渡すために。それまでしっかり勉強しろよ。ナンパなんかするなよ」と書いてありました。
驚いたことに泥棒は翌日も男性の部屋に侵入。
またもや「俺はちゃんと勉強しなかった」「お金があったら、あんたにあげるよ」「ナンパするなよ」といった内容のメモが残っていました。
そこで男性は部屋の鍵を替え、他の学生とともに事件を大家に連絡。
12日午後、男性の部屋に侵入しようとしていた不審な男を大家が目撃しました。
これを警察に通報したため、男はただちに逮捕されました。
男は阜陽市臨泉県に住む20歳。
アルバイトを辞めて家でゴロゴロしていた男は、1カ月前に500元(約6500円)を持って阜陽市にやってきました。
まもなく所持金を使い果たし、金が欲しくて犯行に及んだということですが、「なぜ再び男性の部屋に侵入しようとしたのか?」との警察の質問には、「またメモを残すためだった」と話しています。
<Record China 5月19日(土)8時17分配信より>
ある種のストーカー行為でしょうか?
学生宅に侵入し、現金や食料品を盗み逃走。
被害に遭った学生が、お金がないからもう来ないでとメッセージを残したところ、また来ると泥棒もさらにメッセージを残しました。
気味が悪いと思ったのか、学生が部屋の鍵を替えたところ、さらに泥棒が侵入しようとしていたところ、ようやく逮捕されました。
泥棒からみて、被害者の男性はほぼ同年代。
何か通じるものを感じたのでしょうか。
迷惑なのは被害者の方です。
家に侵入され、金品を盗まれ、食料品を勝手に食べられ、あげくの果てに、「俺は勉強しなかった、勉強しろ」「ナンパするなよ」「通報するな」など勝手なメッセージを残されたのですから、訳が分かりません。
相手が泥棒でなければ、良い友達になれたかもしれませんが・・・。
家に侵入されるのは不快なものです。
誰にも見られてない、聞かれてないという思いで、ホッと一息つくことができる絶対的な自分だけの空間です。
そこに土足で踏み込まれ、また来るなどどメッセージを残されれば、安心して過ごせません。
泥棒に限らず、ストーカーなど外部からの侵入者を簡単に許してはいけません。
自宅はどうでしょうか?
外部からの侵入者にとって、侵入への障害となるものは、扉や窓だけではありませんか?
他に侵入を妨げるものがないと、それは非常に侵入されやすい場所ということになります。
その扉や窓が突破されれば、簡単に侵入されてしまう、それは非常に危険です。
常に建物内に人がいる(無人になる時間帯が無い)、凶暴な番犬何匹もいる、など防犯システムや防犯カメラに頼らなくなくても、泥棒が嫌がる環境というのもあります。
しかし、普通は外出して家の中が無人になることもあるでしょうし、外に犬を飼っているとは限りません。(室内犬であったり、番犬にはならないおとなしい犬だったり)
何か泥棒が嫌がる対策をしておかなければ、万が一の侵入を防ぐ手段がないということになります。
自宅の防犯状況をチェックしてみてはいかがでしょうか。
無料防犯診断(一戸建て編)
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年5月22日 18:30)
エスパー伊東さん宅に泥棒 現金25万円盗まれる
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年5月14日 15:32)
貴金属店で指輪など800万円相当盗まれる
"12日午前3時10分ごろ、栃木県足利市の眼鏡・貴金属店で、「大きな音がして店を見てみたら、人影が見えた」と通りかかった男性が110番。県警足利署の署員が駆けつけると、店舗内から指輪やネックレスなど計約800万円相当が盗まれていた。同署は多額窃盗事件として調べている。
 同署によると、店舗入り口には鍵をこじ開けたような形跡があった。店舗には警報装置が取り付けられていたが、事件当時は作動していなかったという。 "
【2月12日 毎日新聞より抜粋】
ニュースの映像を見ましたが、ショーケースは粉々に割られて中身も乱雑に取られていました。
防犯カメラがついていなかったとの一部報道がありましたので、犯人グループは下見をしてカメラの有無などを確認し、「入りやすい店」とアタリをつけて侵入した可能性があります。
また、この店舗は警報装置がついていたにもかかわらず、有事には作動していなかったという事が悔やまれます。
装置の入り切りが面倒で電源を切っていたのか、はたまた導入後に何も起こらなかったためメンテナンスもそのままになっていたのか・・・。今となってはどうしようもない事ですが、今後の事を考えても防犯機器のチェックは定期的に行うべきです。
機器をつけたからといって、それだけで安心してはいけません。今回の事件のように電源が入っていなければいざという時作動しません。
定期的なチェックを行っていれば、電源が入っていない事や機器の電池切れ等もチェックできて安心です。
せっかくの防犯対策が無駄にならないよう、注意が必要です。
投稿者: スタッフ (2012年2月14日 10:00)
東京 窓から腕入れドア解錠 常習空き巣犯逮捕
東京都北区のアパートに侵入し、ゲームソフトなどを盗んだとして、警視庁捜査3課などは28日までに、常習累犯窃盗容疑で、埼玉県上尾市原市中、無職新井勝美容疑者(41)を逮捕しました。
同課によると、容疑を認めています。
北、板橋、練馬各区などでは3月以降、アパートやマンションを狙った空き巣約50件(300万円相当)が発生しており、関連を調べています。
逮捕容疑は先月25日午前10時ごろ、北区の女性会社員(24)の自宅アパートに侵入し、DVD43枚やゲームソフトなど25点(計6万9500円相当)を盗んだ疑いです。
同課によると、同容疑者は身長約180センチ。ドアの横にある窓を小型バーナーで焼き破って腕を入れ、ドアの鍵を開けて侵入していました。 
<7月28日12時59分配信 時事通信より>
別のニュースを見ると、傘の骨を使って、郵便受けから鍵を取り出す手口も用いていたということですから、様々な侵入手口に精通したプロの泥棒と言えます。
このような「プロ」の泥棒は、非常にずる賢く、用心深い為、なかなか捕まることがありません。
捕まった時には数十件、数百件の犯行を行った後ということが多いでしょう。
その時に捕まっても被害者の方は救われません。
窓ガラスやドアは壊され、現金や家財等が盗まれる被害に遭ってしまいます。
盗まれた物が被害者の元に無傷で戻ってくることは稀でしょう。
彼らが非常に用心深いという点を逆につけばよいのです。
自分が捕まるような危険性は犯さないという特性がありますから、侵入ターゲットも慎重に選びます。
防犯センサーや防犯カメラがついているところはまずターゲットから外すでしょう。
もちろん金目の物が置いてそうだということであえて狙う泥棒もいるでしょうが、ほとんどはそうではありません。
そんな危険な家を狙わずとも他に何の対策もしていない無防備な家はいくらでもあるからです。
日本でのホームセキュリティの導入率は約2%程と言われています。
つまり、98%の家には防犯システムがついていないということです。
その家を探し出すのは簡単なことです。
逆に考えると、その2%に入れば、泥棒から自分の身を守ることができる可能性が非常に高くなるということになります。
これが事前の防犯対策の有効性です。
投稿者: スタッフ (2010年7月29日 19:41)
大阪 ユニクロにトラック突入し、出店荒らし
12日午前5時20分ごろ、大阪市大正区三軒家東の衣料品量販店「ユニクロ大正三軒家店」で、近所の住人から「トラックが衝突している」と110番通報がありました。
大正署員が駆けつけたところ、トラックが出入り口のシャッターを突き破って止まっており、店内のレジ周辺が物色されていました。
カウンター内にあった売上金が入った金庫は荒らされておらず、現金などの被害はないとみられています。
大正署は窃盗未遂容疑で捜査しています。
同署の調べでは、トラックは大正区内の建設会社から盗まれたものとみられ、バックで出入り口に突っ込んでいました。
周辺住民がタオルで顔を隠した男2人が近くに止めてあった乗用車で逃走するのを目撃。
乗用車はシルバーで、スバルのステーションワゴン「フォレスター」とみられるという。
<7月12日12時31分配信 産経新聞より>
宝石貴金属店、金融機関のATM、ガソリンスタンド(無人の)などに対して、時々ニュースで報道されているのが、車ごと店に突っ込み、壁や扉を破壊する手口です。
このような荒々しい手口に対しては、普通の防犯対策では犯行を防ぐことができません。
防犯ベルが鳴り響こうが、防犯カメラに自分の映像が記録されていようが犯人にとっては関係ありません。
リスクは承知の上での犯行ですから、非常にやっかいです。
これを防ぐのは正直に言いますと、不可能です。
突っ込んでくる車を防ぐことはできません。
店内への侵入を食い止めることができたとしても、塀や壁、扉、窓ガラスなどが破壊されてしまいます。
何かしらの損害を被ってしまう可能性が高いといえます。
それでは、対策はできない、お手上げの状態かというとそうではありません。
これだけの犯行ですから、犯人側も複数で計画的に行うはずです。
事前に下見を行い、現場の状況を詳しく調べます。
突っ込む車は盗難車を事前に用意するでしょうし、また、逃走用に別の車も必要となります。
この事前の計画段階で犯行対象から外れることができれば対策が成功したことになります。
そのためにも事前に防犯対策を行い、犯人にこの店は難しい、やめておこうと思わせなければなりません。
現金や商品の保管も重要なポイントとなります。
閉店後、商品をショーケースや陳列棚に並べたままにしておくのは危険です。
それこそ、車で突っ込んで侵入し、その並んだままの商品を一気に盗み出すことができます。
簡単に犯行が行えると思われてしまいます。
投稿者: スタッフ (2010年7月12日 18:26)
埼玉、千葉、茨城で窃盗426件 被害金額3億3000万円 窃盗グループ5人
埼玉、千葉、茨城の3県で事務所荒らしなど400件以上を繰り返したとして、埼玉県警捜査3課と組織犯罪対策課、越谷署などの合同捜査班は2日、窃盗の疑いで、千葉県野田市東金野井、無職、小枝恭利被告(28)と松伏町松伏、無職、篠崎佐知男被告(24)=いずれも強盗致傷などの罪で起訴=ら5人をさいたま地検に追送検しました。
合同捜査班はグループが3県で窃盗など426件の犯行を重ねたことを確認。
被害は計約3億3000万円相当に上るということです。
追送検容疑は、平成18年12月7日~21年4月25日、3県で計403件の窃盗を行い、現金約4800万円と自動車や家電品など約3万3000点(計2億2300万円相当)を盗んだ疑いです。
合同捜査班によると、グループの窃盗は事務所荒らしや自動車盗、車上ねらいなど多様な手口で行われていました。
盗んだものもさまざまで、昨年1月には春日部市でダックスフントを盗んでいました。
合同捜査班によると、小枝容疑者がグループの主犯格で、「生活費が欲しかった」などと供述しているという。
<7月2日20時36分配信 産経新聞より>
今回捕まった泥棒はダックスフントまで盗むという何でもありの窃盗グループでした。
何か特定の物だけを狙うということではなく、金目の物なら片っ端から盗み出すという手口だったのでしょうか。
泥棒が捕まるのはさんざん犯行を繰り返し、すさまじい被害金額が積みあがった後ということがしばしばあります。
つまり、一度盗まれた物やお金が被害者の手元に戻ってくる可能性は低いということです。
泥棒被害に遭っても警察がいるから安心だと感じる人は少ないのではないでしょうか?
検挙率の低さがニュースになることもありますが、犯罪が発生してもすぐに犯人が捕まり、事件解決というは少ないように思います。
犯罪が増加し、治安が悪化しているように肌で感じる「体感治安」の悪化という言葉もこれに関係しています。
警察だけに頼るのは不安だと感じる人が増えています。
そのような人は自分の身は自分で守らなければと考えます。
その考え方を発展させたのが自主機械警備システムです。
オーダーメイドの防犯システム=機械を設置し、自分の身は自分で守るということです。
自主機械警備システムNEXT
投稿者: スタッフ (2010年7月 5日 18:52)
	
