今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
無人コインランドリー 300万円の両替機こじ開け、現金20万円盗まれる
15日、札幌市清田区にある無人のコインランドリーで両替機から現金約20万円が盗まれました。
犯行の一部始終をカメラが捉えていました。
フードを被り、手にはバールのようなものを持っています。
事件は、客のいない深夜のコインランドリーで起きました。
15日午後11時半ごろ、1人で店にやって来た犯人がバールのようなもので、両替機をこじ開ける様子を店の防犯カメラが捉えていました。
犯人は、カメラを気にする様子もなく両替機をこじ開けると、現金約20万円が入ったボックスを無理やり引きちぎって、持ってきたリュックに押し込み、そのまま立ち去りました。
入店から約3分半の犯行でした。
被害にあったのは、交通量の多い道路に面した札幌市清田区の「きらめきランドリー北野店」です。
梶原小春 記者
「被害にあった両替機は,こじ開けられたような跡で歪んでしまっています」
店は、就労支援事業所が運営していて、翌朝に清掃に訪れた職員が両替機が壊されているのを発見しました。
きらめきランドリー 佐藤行介 社長
「24時間営業なので、こういったリスクは考えていたんですが、まさか(窃盗が)入るとは思っていなかった」
「ついにやられてしまったなと。怒りと悔しさが...」
壊されたのは300万円相当の両替機で、運営会社は警察に被害届を提出しています。
<4/28(月) 17:49配信 HBCニュース北海道より>
無人コインランドリーで300万円相当の両替機が壊され、中の現金20万円が盗まれるという事件です。
現金20万円を盗むために、300万円の両替機が壊されるというのは被害者にとって大きな痛手です。
例えば無防備に外に置いていた現金だけが盗まれ、両替機は損傷なしというケースの方がよっぽどよかったでしょう。
他のコインランドリーでも両替機の中の現金を狙われる事件が発生していますが、店側が「営業時間外は両替機の中に現金はありません」という張り紙を貼り、泥棒に両替機を壊さないように促すという対策をとっているところもあるようですが、それでも被害に遭うこともあり、効果のほどは微妙なところです。
今回の現場でも防犯カメラは設置されていたようですが、泥棒は気にせずに犯行を継続しています。
防犯カメラ以外の対策で泥棒の手を止めたいところですが、無人コインランドリーでは具体的にどのような対策が効果があるのか難しいところです。
現金が狙われているのですから、キャッシュレス決済を導入し、出来る限り現金をその場に置かないことも対策の一つです。
その場合は、今置いている両替機の金額よりも低い金額でシステムが導入されなければ意味がありません。
また、イニシャルコスト(初期費用)だけでなく、手数料などのランニングコスト(維持費や運用費)が発生するシステムの場合、月額、年額でどのくらいの費用になるかを比較し、慎重に検討する必要があります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2025年7月10日 09:52)
