今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
日本は韓国より空き巣しやすい コロナ終息後の空き巣増が心配
兵庫県内の街頭に設置されている監視カメラ。韓国では全国に約800万台が設置されているとの推計を現地メディアが報じている
日本の家は空き巣に入りやすい――。兵庫県警が今年、窃盗などの容疑で逮捕した韓国人の男(72)は、取り調べにこう話したという。隣国同士で街並みも似たように見える日韓。だが防犯をめぐる事情はだいぶ異なるようだ。
「なぜ、わざわざ日本で空き巣をしたのか」。捜査関係者によると、取調官の質問に、男は通訳を通してこう答えたという。
「韓国では小さな路地にも監視カメラがあり、住宅地にも大阪・ミナミくらいの数のカメラが設置されている。泥棒はできない」
県警によると、この男は2019年に韓国から2人の仲間と空き巣を目的に来日。仲間たちは兵庫県警に逮捕されたが、男は逮捕を逃れ、韓国に帰国した。
男は別の仲間3人を誘い、今年2月に再び空き巣を目的に来日。2月末から3月にかけて、兵庫、大阪、奈良の3府県で空き巣を繰り返したとして県警に逮捕された。男は神戸地裁で9月、計6件の窃盗事件で現金や貴金属品など計約2700万円相当を盗んだとして、懲役6年の実刑判決を受けた。
県警に昨年11月に逮捕された別の韓国人の男(48)も、捜査関係者によると、「仲間から日本は監視カメラが少ないと聞いて来た」という趣旨の供述をしたという。盗んだ貴金属品はお菓子とともに国際郵便で韓国に送っていたという。
警察庁の統計によると、刑法犯などで逮捕や書類送検されるなど検挙された来日外国人(永住者やその配偶者らを除く)の数はピークの2004年に比べ、近年は半減している。刑法犯で検挙された人に占める来日外国人の割合は、1990年代からほぼ2~3%の間で推移している。
国籍でみると、韓国は約6%(2019年)。全体に占める割合は多くないが、特徴的なのは、窃盗犯の手口別でみた時の空き巣の割合の高さだ。
捜査関係者によると、逮捕された韓国人の容疑者はおしなべて「日本は韓国より空き巣をしやすい」と話すという。
<9/20(日) 10:00配信 朝日新聞デジタルより>
日本は韓国より空き巣に入りやすいと考えた韓国籍の男ですが、空き巣目的で来日し犯行を実施。
仲間たちは逮捕されましたが自身は逮捕を免れて帰国、その後、別の仲間と共に再来日し、そして計6件の窃盗事件で逮捕されました。
今回は運よく逮捕できましたが、仮に犯人として特定できて証拠があっても、一旦韓国に逃げられてしまうと逮捕するのは難しいと思われます。
現在の日本と韓国との関係を考えると、よほど確実な証拠を示さない限り、日本側が犯人の引き渡しを求めても、韓国側が拒否するというような事態もありうるのではないでしょうか。
二国間の関係の悪さを逆用した犯罪とも言えます。
韓国では小さな路地にも監視カメラがあると供述していますが、日本に比べると人口当たりの防犯カメラ設置率はかなり高そうです。
もともと日本と比べると空き巣などの窃盗事件が多かったため、その対策として監視カメラの設置が進んだのかもしれませんが、今の状況は日本の方が空き巣を犯しやすい環境にあるということです。
コロナの影響で訪日外国人が激減した状況では外国人が目立つ分、今回のような犯人逮捕につながったのかもしれませんが、コロナ終息後、再び訪日外国人が増えると、空き巣目的でやって来る犯罪者もそれに混じって犯行を計画する者が出てくるでしょう。
監視カメラの設置に関しては、必ず賛否両論の意見に分かれますが、犯罪者自身が監視カメラが少ないからターゲットに選んだと供述をしているように抑止効果は必ずあります。
この内容も踏まえて判断すべきではないでしょうか。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年9月25日 16:16)
福島 民家から現金6000万円空き巣被害
須賀川市の70代男性方から保管してあった現金約6000万円が盗まれていたことが15日、分かった。須賀川署が窃盗事件として調べている。
同署によると、男性が10日に家の中が物色され、現金がなくなっていることに気付いたという。
男性方からは、何者かが外部から侵入した形跡も見つかった。
男性は家族と同居しているが、日中は仕事のため全員が家を空けることが多かったという。男性が最後に現金を確認したのは、8月25日だった。
<9/16(水) 10:54配信 福島民友新聞より>
福島の民家に置いていた現金約6000万円が盗まれたという事件です。
被害者が現金を確認したのが8月25日、被害に気付いたのが9月15日ということは、その3週間の間に盗まれたということですが、事件発生日の特定ができないということは、それだけ犯人逮捕が難しくなることは容易に分かります。
また、それほど高額な現金を自宅に置いておくことの危険性を改めて感じます。
高齢者の中には、銀行などの金融機関は信用できないということで、自宅に大金を置いておく方が安心だと感じる人もいるでしょう。
感じる人がいるというレベルではなく、相当な数の人がそうなのかもしれません。
都会より田舎の方がその傾向は強いでしょう。
これは自宅周辺に金融機関が存在していないことも要因としてあるでしょう。近くにないから家に現金を置いておいた方が便利だと感じるかもしれません。
仮に存在していても、田舎ですからその銀行や信用金庫の店舗は都会のものより小さく、そして警備体制も弱そうに映るかもしれません。
キャッシュレスの推進は、このような大金の窃盗事件を減らすことにも効果はあるでしょうが、まだまだ浸透するのには時間が掛かりそうです。
その前に犯罪者は必ず目を付けますから、何とかして事前に策を講じ、被害を未然に防ぐ努力を行わなければなりません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年9月18日 16:23)
下着泥棒の記事掲載に関して
弊社のいくつかのブログでは主にニュース記事から窃盗事件を取り上げ、それに対する防犯対策や考え方を紹介するという形式が一つにあります。
下着泥棒もその一つですが、対策として、女性の一人暮らしだと泥棒が警戒しないため、例えば男性用の下着をダミーで一緒に干すなど、女性の一人暮らしではないことをアピールすればターゲットになりにくいというものを紹介することがあります。
我々としては下着泥棒だけを特別に取り上げることはないのですが、ブログで取り上げた数年後、他の事件では見られない、ある現象が発生することに気付きました。
それは、下着泥棒で捕まった犯人からの電話やホームページでの問い合わせです。
ブログで紹介した事件の犯人からですが、すでに刑期を終えた、その事件は示談になった、不起訴になり起訴されなかったなど理由は様々ですが、とにかく弊社のブログを削除してほしいという依頼です。
しかも一人ではなく、これまでに少なくとも三人以上から依頼がありました。
インターネットでその事件があった地名プラス下着泥棒等で検索する、もしくは自分の名前で検索すると、弊社のブログが上位に検索されて、その犯人が自分だと分かってしまい困るという理由です。
我々は窃盗事件に対して独自取材を行い記事を載せているのではなく、単に新聞やニュースから参照しているだけなのですが、とにかく削除してほしい、もう許して下さいという依頼です。
我々としても犯人をさらし者にしたいわけではありませんので削除依頼があれば応じますし、ヤフーやグーグルにも検索されても表示されないように依頼を行います。
また、このような件があってからは、ブログでは出来る限り実名をあげない、そして最近では下着泥棒は取り上げないように注意しています。
元・犯人の方には申し訳ないという気持ち、気の毒だなという気持ち、そして自業自得ではないかという気持ち、複雑な心境があります。
ただ、明らかに感じるのは犯罪を犯した後の影響力です。
数年後、十数年経っても自分が犯した犯罪がインターネット上に情報として残りますし、それを拡散する人がいれば、さらにその先にまで情報が残るということです。
これを見ていると、気軽に、うかつに犯罪を犯してはならない、そのリスクの大きさを実感します。
ここまでの影響を考えて犯罪を犯す人がいるのでしょうか、現実では何年も尾を引くことに驚きますし、何か犯罪を犯そうと考えているわけではありませんが、自分への戒めとしても役立っています。
もし、犯罪に関して自分の意見を述べる機会があれば、犯罪を犯すリスクの一つとして、この元下着泥棒からの依頼を実例にあげて話したいと思います。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年7月17日 10:57)
ポストに棒突っ込みアベノマスク盗む
政府が全世帯に配っている「アベノマスク」を盗んだとして京都市の81歳の女が逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕された無職の女(81)は2日午後1時過ぎ、京都市北区のマンションで60歳の男性のポストから布マスク2枚を盗んだ疑いが持たれています。
マンションの管理人が郵便受けで不審な動きをする女に気づき、警察が防犯カメラを確認したところ、棒のようなものでかき出している容疑者が映っていたということです。
容疑者は「マスクを持ち帰ったことは間違いないが、空き部屋からで、悪いことはしていない」と容疑を否認しています。
容疑者の自宅からは未使用の「アベノマスク」78枚が見つかっています。
<6/4(木) 17:57配信ABCニュースより>
アベノマスク、今週ようやく自宅に届き現物を見ることができました。
ポストにマスクと分かるものがそのまま袋に入って郵便受けに投函されていました。
届け先に受け取りサインをもらうような送り方の場合、送料が高くなり、そして配達する人の手間、受け取る人の手間も増えます。
今回のような送り方に問題はないと思うのですが、マスクということが丸わかりですから今回のような犯人が盗もうと思うと出来てしまうことになります。
すでにマスクは市場に出回りつつありますから今後狙われる可能性は低いかもしれませんが、もっと早い段階で発送されていれば狙われる可能性は高かったかもしれませんし、このような類似の犯行が多くなった可能性もあります。
まあ、今更届いてもそれほど役に立ちませんが、盗まれる可能性は低いというのは唯一よかったところでしょうか。
給付金の書類に関してもまだ自宅には届いていませんが、盗まれる危険性はあります。
同じ氏名での給付手続きはできないでしょうが、例えば、盗んだ書類を自分の振込先を書いて申請することで給付金をだまし取ることは出来るのでしょうか。
出来ないような仕組みになっていればよいのですが、あるニュースでは、WEB上での申請も、書類での申請も、全て申請書類を紙に印刷してチェックしているというものがありました。
このような人の目によるチェックは限界がありますから、犯罪者がその隙間を知ってしまえば悪用される危険性もあります。
自宅の郵便受けが第三者に触れられないような防犯対策、例えば防犯カメラ設置などの需要が増えそうです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年6月19日 11:32)
解雇されるかも・・・ 今後の生活資金のために職場で窃盗
勤務先のホテルから現金約174万円や商品券を盗んだとして、窃盗と建造物侵入罪に問われた男の初公判が前橋地裁(稲田康史裁判官)で18日に開かれ、検察側が懲役2年6月を求刑し、即日結審した。
検察側は、新型コロナウイルスの感染拡大による宿泊客の減少で「解雇されるかもしれない」と不安がり、今後の生活資金などを得る目的で犯行に及んだと指摘した。
窃盗罪などに問われているのは、群馬県草津町の会社員の男(60)。
起訴状によると、3月30日未明、同町のホテル事務所に侵入し、現金などを盗んだとされる。
検察側は論告で、週末分の売上金が保管されている日を狙ったなどとし、「短絡的な動機で、計画的で悪質だ」と非難。盗んだ現金のうち約6万3000円はパチンコや孫へのプレゼントに使っていたという。
判決の言い渡しは26日。
<5/20(水) 11:00配信読売新聞オンラインより>
コロナの関係で勤務先の売上減少から自身が解雇されるかもしれないという不安により、その勤務先から売上金を盗んだ男の身勝手な犯行です。
解雇されるかもしれないという不安な気持ちは分かりますが、これまで世話になったであろう勤務先に対して、現金を盗もうという気持ちとそれを実行に移した気持ちは全く理解することができません。
理解はできませんが今後このような犯行が増えてくる可能性があります。
勤務先の財政状態悪化によりこのままでは駄目だと判断し、倒産する前に金目の物を持ち出して逃げ出そうとする経営者、従業員が出てくるかもしれません。
経済状況の悪化と犯罪の悪化は関連があると言われています。
経済が悪くなると犯罪が増え、逆の場合は犯罪も減るということですが、犯罪が悪化しないためにもコロナ関係の補償や補助が重要になります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年6月12日 09:48)
緊急事態宣言で時短営業中に現金盗まれる
愛知県一宮市で、閉店中の飲食店に侵入し、現金31万円などを盗んだ疑いで33歳の男が逮捕されました。
逮捕されたのは、一宮市丹陽町の自営業の男です。
警察によりますと、男は5月17日未明から午前9時頃に、一宮市内の飲食店に侵入し、現金およそ31万円などを盗んだ疑いがもたれています。
この店はもともと24時間営業でしたが、緊急事態宣言を受け時短営業をしていて、閉店中に被害に遭いました。
男は容疑を否認しています。
警察は尾張地方を中心に去年から55件発生した飲食店への窃盗事件との関連を調べています。
<5/21(木) 8:22配信CBCテレビより>
緊急事態宣言を受けて24時間営業から時短営業に切り替えていた店舗での盗難被害です。
誰の責任とも言いにくいですが、24時間営業を続けることができていたなら被害に遭うことはなかったでしょうから、被害者の無念さが感じ取られます。
被害に遭った17日は日曜日ですから、売上金を翌日金融機関に預け入れる前に狙われたのかもしれません。
飲食店等の金曜日、土曜日、日曜日の夜の売上金を狙って、日曜日の未明に侵入を試みる泥棒が多いかもしれません。
この期間の売上金の管理をどうするかが重要になってきます。
今回の事件でも現金は金庫に保管していたようですが、金庫が破られていますから万全の防犯対策とは言えません。
金庫以外の対策をどのようにするかが重要でしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年6月 5日 13:10)
三味線奏者宅に合鍵で侵入 3千万円相当盗まれる
東京・渋谷区でマンション管理人の男が住人の三味線奏者の部屋に侵入し、三味線や宝石など3000万円相当を盗んだとして逮捕されました。
警視庁によりますと、逮捕された男はことし1月、渋谷区のマンションで84歳の女性が住む部屋に侵入し、三味線9棹や宝石などおよそ3000万円相当を盗んだ疑いがもたれています。
男は、マンションの管理人で住人の三味線奏者の女性が高齢者施設に入所したことを知り、合い鍵を使って侵入したということです。
防犯カメラには、男が複数回にわたり三味線などを運び出す様子が映っていたということで、調べに対し男は容疑を認め、「(三味線奏者の女性の)記念館をつくるつもりだった」などと供述しているということです。
<3/30(月) 13:52配信日テレNEWS24より>
高価な楽器等、保険に入ることが難しい場合があります。
使えば使うほど価値が上がる、古いほど価値があるような物の場合、現時点の価格が算出しにくい、一般的な価値が分かりにくいなどの理由で掛けられない場合があります。
保険による補償ができないとなると、それらの大切な物は自分で守るしかありません。
可能な限り自宅ではなく、貸金庫のような防犯面でしっかりした場所に保管することが望ましいですが、利用料は掛かりますし、物の出し入れを頻繁に行うことが難しくなります。
高価な物をお持ちの方は、盗まれるというリスクに対して、どのような対策を行っているか、行うべきかを常に考えるべきです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年5月22日 11:15)
ソーラーパネル1億2000万円相当盗まれる
結城署は31日、結城市上山川の「アッシュ茨城物流センター」(東京都)でソーラーパネル6198枚(約1億2千万円相当)が盗まれたと発表した。
2月4日から3月10日までに盗まれたとみられ、同社の社員が13日に同署へ通報して発覚した。
物流センターには常駐の社員はなく、敷地内のコンテナにソーラーパネルが保管されていたという。
同署は窃盗事件として調べている。
<4/1(水) 7:55配信産経新聞より>
ソーラーパネル約6200枚、1億2千万円相当が盗まれるという事件ですが、2月4日から3月10日までの間に盗まれたということで正確な発生日時は分からないようです。
防犯カメラ等は設置されていなかったのでしょうか。
防犯カメラに限りませんが、1億円以上価値のある物が存在しているというだけで何らかの防犯対策は必須です。
何もしていないということはあまりにも無防備と言えます。
例えば、私の自宅に1億2千万円の金塊を置いていたとします。
何も対策をしていなければ、外出中は盗まれないか気が気ではありません。
家の中にいたとしても、もし、強盗に入られたらと考えると心配で夜も眠れないでしょう。
個人に置き換えると分かることですが、会社や店舗になると分からなくなるのかもしれません。
経営者の方は、価値のある物を置いている場合、それらが盗まれたり、傷つけられたりしたらどのような事態になるかを考えた上でその対策を講じる必要があるでしょう。
保険を掛けるというのも一つですし、防犯カメラや防犯センサーで侵入者を警戒するのも一つですし、警備員に監視させるのも一つです。
費用対効果を考え、その場に最適の対策を行いましょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年5月15日 09:15)
コンビニに「本部の者」装い現金窃盗
松戸署は26日、窃盗の疑いで、さいたま市岩槻区、契約社員の男(26)を逮捕した。男はコンビニのアルバイト補助員を装い店内に入り、現金を盗んでいたという。
逮捕容疑は昨年12月12日午後8時45分~9時ごろ、松戸市内のコンビニで、アルバイトの店員に「本部の者ですけど、よろしくお願いします」とうそを言いレジカウンター内に入り込み、隙を見てレジから現金25万円を盗んだ疑い。
同署によると、男は店内の事務所で制服に着替えた後に接客業務をしながら、現金を盗んでいた。容疑を認め「ギャンブルのためのお金が欲しかった」と供述。店内の防犯カメラの映像などから浮上した。
男は人材派遣会社に登録し、コンビニ関係の仕事をすることが多く、業界の事情をよく知っていたという。同署は同様の手口を繰り返していた疑いもあるとみて調べている。(本紙、千葉日報オンラインでは実名報道)
<2/27(木) 12:01配信千葉日報オンラインより>
コンビニにフランチャイズ本部の社員を装い、アルバイト店員の隙を見てレジから現金を盗んだ男が逮捕されました。
男はコンビニ関係の仕事をすることが多く、業界の事情をよく知っており、アルバイト店員は本部の者だと言われれば店の中を無防備に見せることが多いと感じていて、窃盗の手口として使えると考えたのかもしれません。
このような手口に対してはアルバイト店員のみならず社員教育を徹底することが必要ですが、今後、日本においては人手不足がより深刻になり、外国人に頼らざるを得ない店も多くなります。
この状況も社員教育を難しくする点の一つでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年3月13日 15:58)
ポートライナーの券売機から売上金盗んだ社員逮捕
神戸市の外郭団体「神戸新交通」が運行するポートライナーの券売機から売上金約64万円を盗んだとして、兵庫県警は12日、窃盗の疑いで、同社運輸課の運輸助役の男(59)=兵庫県尼崎市南武庫之荘=を逮捕した。
県警が駅事務所の防犯カメラを調べたところ、容疑者が券売機を操作する不審な様子が写っていた。
逮捕容疑は昨年4月11日午後10時50分ごろ、単独で勤務していた神戸空港駅の自動券売機を操作し、売上金を盗んだとしている。県警は認否を明らかにしていない。
平成30年4月にも三宮駅で金庫の売上金約250万円がなくなっており、県警は容疑者の関与の有無を調べる。
同社は「決して許されない行為でありおわび申し上げる」とコメント。被害金の返還請求や社内処分を検討するとしている。
<2/12(水) 21:36配信産経新聞より>
ポートライナーの券売機から売上金を盗んだ社員の男が逮捕されました。
防犯カメラに容疑者の不審な様子が映っており、逮捕につながったようです。
以前、当ブログでも紹介した記憶があります。
同じポートライナーの券売機から売上金が盗まれた事件とも関与が調べられているようですが、もし犯人だったとしたら、犯行の1年後に同じ犯行を行ったということになります。
ばれなかった、捕まらなかったからもう一回やってみよう、という考えからかもしれませんが、あまりにも安易な考え方のように思います。
59歳でもうすぐ定年だとしたら、この事件で退職金も失ったかもしれません。
勤続年数等分かりませんが、何十年も勤めていたら、この盗みで得た金額と比べても大きな損失です。
そこまでリスクを犯すほど生活が苦しかったのかもしれませんが、もったいないように思います。
防犯カメラの設置は、事件後なのか、それ以前からか分かりませんが、社員ならどのように運用されているかも分かるはずです。
これだけ世間で報道されていますから防犯カメラの効果を知らなかったとは思えません。
少し考えれば犯行を思い留まることができる事件があまりにも多いような気がします。
誰しも良からぬ考えが思い浮かぶことは必ずあると思います。
それを考えるだけにするか、実行するかが犯罪者との違いになります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年2月14日 15:48)
