今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ドラッグストア窃盗被害 1回20万円超える場合も
外国人グループによるドラッグストアの窃盗被害は、1回で20万円を超えることもあった。男性店長(45)は「被害が続いていたら店は潰れていた」と語る。
ドラッグストア側は度々警察に相談したが、現行犯でないと難しいと説明を受けたという。
入管当局の関係者は「被害を食い止めることを優先し、強制送還できる入管法を適用して摘発した」と明かす。
法務省によると、技能実習生は昨年12月時点で27万4233人いるが、昨年は7089人が失踪した。学校に通わず、在留資格を取り消された留学生は昨年172人に上る。
政府が閣議決定した外国人労働者の受け入れ拡大に伴う入管難民法改正案が成立すれば、より多くの外国人の来日が見込まれる。
同省幹部は「失踪されると、その後の行方を追うのは簡単ではない。来日時に借金の有無などを確認し、人物像を見極めることが重要だ」と話している。
<11/11(日) 17:08配信 読売新聞より>
ドラッグストアの窃盗被害で1回20万円を超える場合もあるようです。
窃盗被害というのが、営業時間中の万引き被害か、営業時間終了後の侵入窃盗被害かは分かりませんが、警察が現行犯でないと難しいと説明しているところからみると万引き被害の方でしょう。
外国人グループによる窃盗被害と見られていますが、最初から窃盗目的で出稼ぎしに来た者、途中から学校に通わなくなり失踪した者、彼らが防犯カメラによって犯行を思い留まるとは思えません。
自分の顔が映像として記録されることに抵抗のない者には防犯カメラの効果は薄まります。
捕まりたくない、見られたくない者への効果は絶大ですが、そうでない者への対策を考え直す必要があります。
全ての商品にタグをつけ会計時に外すという対策も一つですが、商品の入れ替え時の手間と時間を大幅に消費します。
警備員を配置したり、店員が巡回するのも方法の一つですが、これも人の力が必要になります。
出来る限りお金や手間、時間を掛けずに防犯対策を行う良い方法が求められます。
ある程度の初期投資だけで実施できれば多くの店舗で導入されるでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年12月 7日 19:21)
見知らぬ男が家の中でかばんを物色
兵庫県警網干署などは18日、住居侵入と窃盗未遂の疑いで、姫路市の無職の男(65)を逮捕した。
逮捕容疑は9月26日午前11時半ごろ、同市広畑区の会社員男性(48)宅に侵入し、金品を盗もうとした疑い。同署の調べに容疑を認めているという。
同署によると、男はインターホンを鳴らし、反応がなかったため男性宅に侵入。室内にあったかばんを物色していたところ、別室で寝ていた男性が気付き、「何してんの」と声をかけたという。
男は何も取らずに逃走したが、インターホンに残された指紋から容疑が発覚した。
<10/18(木) 20:29配信 神戸新聞NEXTより>
家で寝ていて目が覚めると、見知らぬ男がかばんを物色している、何とも恐ろしい光景です。
寝たふりをしていた方がよいのか、それとも大声を上げて威嚇した方がよいのか、ただ、犯人が逆上して凶器で襲ってくる可能性もありますからどの対処方法がよいとは断言できません。
女性の場合は、襲われる可能性もありますし、子供や高齢者だけの場合は、最悪の場合、口封じのために殺そうとするかもしれません。
一戸建て住宅の場合、門や塀があり、正面玄関の扉があり、裏口や勝手口などがある家もありますが、いずれもそれらまでは比較的スムーズに侵入することができてしまいます。
外敵の侵入を防ぐつくりになっていないところがほとんどではないでしょうか。
今回の事件では、中に人がいる状態だったので、あえて扉の鍵を掛けていなかったのか、それとも閉め忘れていたのかもしれませんが、どちらにしても扉の鍵しか侵入対策が存在していません。
結果としては、鍵を閉めていなかったということで侵入対策はゼロだったと言えます。
これは非常に恐ろしい状況です。
ただ、今回被害に遭われた家が特殊かと言うとそうではないと思います。
他の家でも扉の施錠だけが唯一の防犯対策というところは多いでしょう。
敷地内に誰もが勝手に入ることが出来るというのはよく考えてみると問題の大きさが分かります。
扉は建物内ですが、その前に敷地内に入らせないような対策を考えなければなりません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年11月 9日 18:26)
福岡 リサイクルショップでバッグ盗み、同じ店に売ろうとして発覚
リサイクルショップで商品のショルダーバッグを盗んで、そのまま店に売ろうとした疑いで、福岡市の44歳の男が逮捕されました。
窃盗と詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、福岡市東区和白丘の無職の男(44)です。
警察によりますと、男は9月30日、自宅近くのリサイクルショップで商品のショルダーバッグを陳列棚から盗み、そのまま店に売却しようと疑いが持たれています。
男はバッグについていたタグを店の中で外し「これ、買い取りやけん、いくらですか」と言って店員に差し出していました。
自分の店の商品だと気がついた店員が防犯カメラを確認したところ、男がバッグを手に取る様子が映っていて、警察に通報しました。
男は調べに対し「買い取ってもらうつもりで商品を手に取ったが、盗んだつもりはない」と容疑を一部否認しているということです。
<10/2(火) 13:25配信 TNCテレビ西日本より>
単純な発想ですが、盗んだ商品はその店以外に持ち込めば盗品とは分からずに換金できたかもしれません。
よほど切羽詰っていて少しでも早く現金を手に入れたかったのでしょうか。
リサイクルショップで検索すれば近くのショップがいくらでも見つけられるはずです。
もちろん、盗品と怪しまれるような内容や商品数であれば別の店でもだめな可能性はあります。
今回は被害に遭った店舗の店員が自分の店の商品だと気付き、防犯カメラで確認したことで犯人と分かりました。
ショップ同士が盗品は買い取らない、怪しい場合は同業者のネットワークで情報を共有するなど、商品の転売や換金ができにくい環境や体制を構築すべきです。
ただ、インターネットやSNS等でショップだけでなく個人相手に転売することも増えており、規制することがかなり難しくなってきています。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年10月19日 16:35)
勤務先の医療センターから向精神剤3800錠盗む?
名古屋市千種区にある愛知県精神医療センターの警備員の男が医薬品を盗むために調剤室に侵入した疑いで逮捕されました。
建造物侵入の疑いで逮捕されたのは、愛知県精神医療センターの警備員の男(46)です。
警察によりますと、男は10日ごろ、医薬品を盗む目的で医療センターの調剤室に侵入した疑いがもたれています。
男は警察の調べに対して容疑を認めています。
男は、勤務中に向精神薬などを盗んだと医療センターに説明していて、自宅からは盗まれたとみられる約3800錠の医薬品が見つかりました。
警察は今後、男を窃盗の疑いでも調べる方針です。
<8/18(土) 0:39配信 メ〜テレ(名古屋テレビ)より>
薬が盗まれた医療センターは被害者でありながら盗まれた薬の種類や内容によっては事故後、加害者として世間から責められる可能性があります。
管理体制、防犯体制に問題はなかったのか? なぜ事件が発覚するまで時間が掛かったのか? 事故後に被害を公表するのが遅れたのはなぜか? 何か隠しているのか? ・・・。
犯人が自分で使用するためか、それとも転売目的か、それとも勤務先の体制を問題にするためか、動機は不明ですが、いずれにせよ従業員であっても薬を盗むことが難しい、持ち出せないような体制に変えていく必要があります。
今回は運が悪かったと体制を変えずにそのままの状態でいると、遅かれ早かれ別の事件や問題が発生する可能性が高いと言えます。
問題が起こる前に起こらないように対策することがベストですが、起こってしまった場合は、二度と起こらないための対策を行うことが必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年9月14日 14:56)
ガソリンスタンド 100キロの金庫がわずか2分で盗み出される
わずか2分のスピード犯行。その一部始終だ。
深夜のガソリンスタンド。事務所に横付けするようにバックで車が入ってきた。
営業は終了していて真っ暗。ガソリンを入れにきたとは思えない。
正面の光はコンビニエンスストアだ。その大胆な犯行を2台の防犯カメラが捉えていた。
止まった車から出てくる2つの人影。マスクをしているようだ。
1人が車のハッチを開け、金属の棒のようなものを取り出した。
事務所入り口のドアにはバールでこじ開けられたような跡が残っている。
2人は事務所内に侵入すると、室内を物色しながら奥に進む。
そして、大きな荷物を引きずりながら戻ってきた。金庫だ。
外に持ち出すと見張り役が加わって3人掛かりで車に。
その間、わずか2分。
金庫は朝になって富山市内の河川敷に捨てられているのを発見された。
入っていた現金20万円がなくなっていた。犯人は逃走中だ。
<7/18(水) 18:57配信 テレ朝 newsより>
深夜のガソリンスタンドの事務所に侵入し重さ100キロの金庫を2人で盗み、そして3人で車に積み込み逃走。
わずか2分の犯行で、その様子は防犯カメラに移っていたようです。
このニュースに対して、防犯カメラに顔が映っているにも関わらず、3人で20万円を分け合うのでは割に合わない等のコメントが書かれていましたが、
驚いたのは犯行時間の2分です。
100キロの金庫であれば泥棒に対してかなりの時間稼ぎになると思われましたが実際はそうではなかったようです。
泥棒に対しての防犯対策として、防犯カメラでの抑止力だけでは犯行を防ぐことができない、犯行を防ぐことが難しい手口が増えてきているように感じます。
今回被害に遭われたガソリンスタンド等では、仮に防犯センサーや警報ベルがついていたとして、それが鳴動したから犯行を防ぐことができるかというとそれも難しいように思います。
防犯カメラに映ろうが、ベルが鳴ろうが、とにかくバールで入口をこじ開け、室内を物色し、目当ての物が見つかれば奪って逃げる、そして逃げるまでの時間は数分。
このようなリスクを度外視した泥棒の犯行を物理的に防ぐのは難しいでしょう。
力に対して力で対抗するのではなく別の方法で対策する方が賢いでしょう。
例えば、侵入者に対して人畜無害な霧を噴射し、視界を遮ります。
金目の物や金庫を探そうにもそれ以上その場での犯行継続ができなくなります。
もちろん、霧が晴れるまでその場に居続ければその後犯行を再開することはできますが、その場で警報ベルを鳴らすなどすれば逃げ出さざるを得なくなります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年8月 8日 16:43)
茨城県 住宅侵入窃盗の犯罪率4年連続で全国ワースト
今年1月から4月末に茨城県内で確認された空き巣や忍び込みなど住宅侵入窃盗は638件に上り、人口10万人当たりの認知件数(犯罪率)は22.0件と全国平均(8.0件)の約3倍で、全国ワーストだったことが茨城県警のまとめで分かった。
同県警生活安全総務課によると、住宅侵入窃盗は昨年1年間で2147件で全国ワースト8位。
犯罪率は73.9件で、平成26年から4年連続のワーストだった。
今年4月末時点の件数は前年同期より31件増えており、同課は住宅侵入窃盗が特に増える夏に向けて施錠の徹底などを呼びかけている。
犯行の手口は、不在時を狙う空き巣が約7割を占めるが、就寝中に侵入する忍び込みも3割近くあり、同課は「住宅内で犯人と遭遇した場合、強盗殺人など命に関わる事件になりかねない」と警鐘を鳴らす。
25年から29年の統計によると、被害に遭った住宅は無施錠の窓や扉から侵入されたケースが最多で、特に夏季(6~9月)は5割を超えている。同課は「暑いので窓を開ける機会は増えると思うが、こまめに施錠することを忘れないでほしい」と注意を促し、「就寝の際も冷房などを上手に使って、窓を開けたままにしないように心がけてほしい」と呼びかけている。
都市防犯研究センターの報告書では「どれくらいの時間がかかれば侵入をあきらめるか」の問いに対し、「2~5分」と回答する窃盗犯が約5割、「2分」と答えたのが約2割となっており、「侵入口の防犯設備が『5分』耐えることができれば約7割の泥棒が侵入を諦める」としている。
同課の担当者は「無施錠の次に、窓ガラスなどを割っての侵入が多いので、鍵を2重にしたり、防犯フィルムで窓を強化したりして、侵入に時間がかかるように対策をしてほしい」と話し、夜間の対策には「センサーライトが比較的簡単に設置できて効果的だ」としている。
<6/14(木) 21:47配信 産経新聞より>
茨城県の住宅侵入窃盗における犯罪率は4年連続で全国ワーストということです。
茨城県の住宅で泥棒による被害が多いという印象はないのですが、人口や人口密度、ホームセキュリティ導入率の低さ、防犯カメラ設置台数の低さなどからすると、数字でも茨城県の悪さを現しているのかもしれません。
勝手な想像ですが、都会と田舎の中間地点のような場所が多く、泥棒にとっては犯行がしやすい環境になっているのかもしれません。
意外なことに無人の建物を狙う空き巣が7割に対して、就寝中に侵入する忍び込みも3割近くあることです。
記事の中でも触れられていますが、泥棒と家人が住宅内で鉢合わせる可能性があり、緊張状態にある泥棒が動揺した結果、強盗に変貌してしまう恐れがあるということです。
金品の損害は、保険による補償や被害者自身の負担によって元の状態に戻すことができる場合がありますが、家族の命を失った場合はそうはいきません。
もし自分が泥棒で侵入先の相手に見つかったら、騒がれないように持っている武器で傷付けてしまおうと考えるかもしれませんし、場合によっては口封じとして殺人を犯してしまうこともありえます。
また、自分の侵入の形跡を残さないように放火して証拠隠滅を図る可能性もあります。
当初の目的は単なる窃盗だったのが、罪に罪を重ね、結果として放火や殺人になってしまうこともあるでしょう。
犯罪者側にとっても不運ですが、本当に不運なのは何の罪もない被害者です。
犯罪者に自宅に侵入され金品を奪われる、そして場合によっては傷付けられる、殺される。
何も悪いことはしていないのにある日犯罪の被害者になってしまう。
このようなことは自分とは無関係と思う人がほとんどでしょうし、実際にほとんどの人がそうはならないと思います。
ただ、不運にもそのような事態に巻き込まれる可能性だけは多くの人に公平に持っています。
その可能性を減らすことにも防犯対策は役立ちます。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年7月12日 15:26)
宅配ボックスに届いた他人の靴盗み、ネットで転売
マンションの宅配ボックスから荷物を盗んだとして、京都府警南署は31日、窃盗の疑いで、京都市南区にある市立小学校の非常勤講師の女(58)=同区=を逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は3月16日午後1時50分ごろ、自宅マンションに設置された宅配ボックスから、住人の会社員男性(38)宛てに届いた革靴など2点(時価計約18万円相当)を盗んだとしている。
宅配ボックスは専用のカードをかざして解錠する仕組みで、男性は3月上旬にカードを紛失していた。女は「(男性の)カードを使って開けた」と供述しているという。
荷物が届かないことを不審に思い、スマートフォン向けフリマアプリ「メルカリ」での出品を疑った男性が、革靴がメルカリで売却されていることを確認。革靴の出品者の別の出品物を購入したところ、発送元から同じマンションの住人だと判明した。
<5/31(木) 23:11配信 産経新聞より>
マンションの宅配ボックス、私が住んでいるマンションについ先日導入されました。(ある夜帰ったら突然出現していたのでびっくりしました)
管理会社から暗証番号を記した書類が郵便ポストに入っており、まだ内容を確認していないので宅配ボックスの仕組み自体をよく理解していません。
想像になってしまいますが、マンションの住民が共有で使用できる宅配ボックスがあり、不在時等に配達の方がそこに預ける。
専用のカードを使用し、そのボックスを開けて荷物を受け取る。
住人の誰かもが勝手に持ち出すことができるボックスだと、悪意を持った住人が盗むことも考えられます。
配達の場合は、受け取った人にサインや捺印をしてもらいますので後で誰が受け取ったかということを追跡することができます。
宅配ボックスはそれができないと思うので、その場からなくなった場合はどうしようもないような気がします。
配達した運送会社にも責任がないでしょうから、そのシステム自体の問題ということになります。
宅配ボックスで防犯カメラが内蔵したものや指紋や虹彩認証で受け取った人の履歴が分かるようなものがあると人気が出るような気がします。
配達の方が再配達することもなくなりますので、今問題になっている運送会社の運賃問題も良い影響を与えるでしょう。
セキュリティ面がより強化され、配達する側にもメリットがあり、受け取る側にもメリットがあれば誰もが利益を受けることができる最良の仕組みとなります。
今発生している問題も今後の課題として役立たせることができれば決して無駄にはなりません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年6月29日 20:11)
東京新宿 ホストクラブから高級酒盗まれる
ホストクラブから高級な酒を盗んだとして、警視庁新宿署は窃盗などの容疑で、静岡県焼津市大栄町の建設作業員の男(28)を逮捕した。
容疑を認めている。
逮捕容疑は4月12日午後、東京都新宿区歌舞伎町のホストクラブに侵入し、1本時価約34万円のブランデーなど、高級酒13本(同計約144万円)を盗んだとしている。
新宿署によると、石崎容疑者は盗んだ酒をスマートフォン向けのフリーマーケットアプリ「メルカリ」に出品し、コンビニエンスストアなどから発送。防犯カメラの画像などから関与が浮上した。
同署管内では今年に入り、飲食店の高級酒が狙われた同様の被害が数件相次いでおり、関連を調べている。
<5/14(月) 12:34配信 産経新聞より>
ホストクラブというのは泥棒にとって実は魅力的な対象なのかもしれません。
今回盗まれた高級酒もそうですが、その他にも多額の現金が置かれている可能性があります。
お客さんにもよるでしょうが、現金で支払う人も多いかもしれません。
従業員への給料も銀行振り込みではなく現金で支払っているところもまだあるかもしれません。(今時ないでしょうか・・・)
ホストクラブへの印象が古いかもしれませんが、現金のやり取りが多い場所というイメージがあります。
日々の売上金も他の飲食店に比べると多いと思いますので、自然に現金の保管額も多くなります。
毎日のように銀行に預けている店舗ではなく、数日間、もしくはそれ以上の現金を置いている場合はさらにリスクが高まります。
ホストクラブで防犯対策というのはあまりイメージにそぐわないかもしれませんが、侵入盗難対策だけでなく、お客さんとのこトラブル防止策としての防犯カメラ設置なども検討してはいかがでしょうか。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年6月 8日 17:14)
中3女子逮捕 友人宅から1000万円盗み同級生に分配
東京・江東区の中学生の女子生徒が友人の自宅から現金1000万円を盗んだとして、警視庁に逮捕されました。盗んだ現金は同級生に配っていました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、江東区の区立中学校に通う3年生の女子生徒(14)です。
警視庁によりますと女子生徒は1月から2月までの間に、江東区にある同級生の家に遊びに行った際、リビングに保管してあった現金1000万円を盗んだ疑いが持たれています。
この生徒は盗んだ現金1000万円のうち、740万円を中学校の同級生男女10人ほどに配っていたということです。
配った金は、1人につき数十万円から100万円で、学校の中や下校途中に渡していたとみられています。
これまでに同級生に渡した現金と少女が保管していた現金、合わせて790万円は回収されましたが、210万円については警視庁が捜索を続けています。
中3女子が1000万円盗む 逮捕までの経緯は?
容疑者の中学3年の少女とお金を盗まれた家の子どもの関係は小学校時代の同級生で、少女は日常的に友人の家に遊びに行っていて、友人の母親とも仲が良かったといいます。
現金1000万円は友人の母親が実家から支援してもらったもので、リビングに保管していましたが、これを少女が見つけ、盗み出しました。
少女は「1月ごろ、友人の家に行った時に2回にわたって札束の現金を盗みました」と供述しています。
少女は盗んだ1000万円をトートバッグに入れて自分の部屋のクローゼットに隠していましたが、2月中旬に自分の母親に発見されました。
この際、少女は母親に対して「知らない男から預かった」と話しています。
母親は1000万円を自分の部屋で保管し、発見の翌日、警察に相談に行っています。
母親としては、娘が何か事件に巻き込まれているのではと、心配になったのかもしれません。
しかし、少女は母親の目を盗んで1000万円を持ち出し、同級生の男女10人ほどに、1人当たり数十万円から100万円を配っていました。
その後、3月3日に友人の母親がお金が盗まれていることに気付いて警察に被害届を出し、4月15日、少女は窃盗の容疑で逮捕されました。
少女は容疑を認めていて「仲間外れにされているように感じ、ストレスがあった」と供述しています。
今はこれ以上の動機は分かっていません。警視庁によりますと少女はいじめなどには遭っておらず、誰かにお金を盗むように強要されていたわけではないとしています。
<4/16(月) 22:19配信 TOKYO MXより>
色々と不思議な事件です。
リビングに現金1000万円を保管していたということですが、金庫等ではなく、机の引き出し等に置いていたのでしょうか。
また、2回に分けて現金を盗み出し、それを自宅のクローゼットに隠し、自分の母親に見つかったにも関わらず、母親の部屋に保管していた現金を持ち出し、同級生の男女に配る。
この少女の心理状態も分かりません。
この後、母親から現金のことを問いただされたらどのように説明しようと思っていたのでしょうか、とても言い逃れできない状況だと思います。
いじめに遭っており、同級生から強要された訳でもないようですし、友人に恨みがあり困らせたかった訳でもなさそうです。
もしかすると、お金を配ることで仲間内で人気が出ると思ったのかもしれません。
それにしても不幸中の幸いだったのが、この少女の母親がすぐに警察に相談しているところです。
今の時代だと母親もグルになってお金を自分達のものにしようとする事件でもおかしくなかったように思います。
この事件の教訓としては、高額な現金の保管方法は注意しなければならないということです。
実家から支援してもらったお金のようですが、使用用途は決まっており置いていたのかもしれませんが、少女が2回に分けて持ち出した期間はずっとそこにあったわけですから無用心なことには変わりがありません。
人を見たら泥棒と思え、これは誤った格言かもしれませんが、用心に越したことはありません。
防犯対策を含めて自宅の安全度・危険度は定期的にチェックするべきです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年5月11日 18:06)
ストリートビューで高級住宅狙い空き巣
高級住宅を狙って空き巣を繰り返したとして、大阪府警捜査3課は26日、窃盗などの疑いで、同府寝屋川市上神田、無職の被告(24)=窃盗罪などで公判中=ら4人を逮捕、送検したと発表した。
捜査3課によると、街の画像をインターネット上で閲覧できるグーグルの「ストリートビュー」を使い、門の大きさや植木の手入れ状況を確認し、侵入先を選んでいた。
昨年夏ごろから大阪、滋賀、奈良、兵庫などで30~40件の空き巣を繰り返したと自供しており、被害総額は2千万円を超えるとみられる。
送検容疑は昨年10月、滋賀県草津市の民家に侵入し、現金千円と指輪など23点(約76万円相当)を盗んだなどとしている。現場近くの防犯カメラに犯行に使ったレンタカーが写っており、発覚した。
<2/26(月) 19:40配信 産経新聞より>
自分が行ったことがない場所やこれから行こうとしている場所を確認するためのストリートビューは非常に便利ですが、犯罪者も当然悪用しようと考えます。
高級住宅の門の大きさや植木の手入れ状況を確認し、侵入先を選んでいたとあります。
門が大きい方がお金があると考えたのか、手入れが行き届いていないところを狙ったのか、それとも手入れされていない状態の方が侵入してしまえば外から見えにくいという点を狙ったのか。
こうなればストリートビューでも分かるように防犯カメラを複数設置し、そして大きく目立つ威嚇機器をつけ、防犯システムの存在を大々的にアピールすることで、犯罪者の事前の調査段階でターゲットには選ばれにくくなります。
目立つ威嚇機器は外観を損ねるから嫌だ、格好悪いと考える人もいますが、それだけ目立つと犯罪者にもよく見えますから抑止効果は高いと言えます。
スマートでおしゃれな防犯システムより、遠くからでも目立つ泥臭いような防犯システムの方が実用的かもしれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年4月20日 14:31)
