今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
空き巣被害総額1億7000万円以上 約2年で250件
空き巣を繰り返したとして、大阪府警捜査3課は4日、窃盗容疑などで、いずれも大阪府門真市岸和田に住む作業員の男(42)と男(52)の両被告=ともに窃盗罪などで起訴=を逮捕、送検したと発表した。
同課によると、2人は現金や宝石を狙い、窃盗被害は約250件で総額約1億7500万円相当に上るという。
逮捕、送検容疑は共謀し、平成29年6月から今年2月ごろまでの間、大阪や奈良、兵庫、三重各府県で一戸建て民家などに侵入し、現金や宝石、腕時計を盗むなどしたとしている。
捜査3課によると、2人は容疑を認め、「生活費などに使った」と供述。盗んだ物品は、男(52)の知人の男(44)=盗品等有償譲り受けの罪で起訴=に売却していた。
<7/4(木) 20:15配信 産経新聞より>
具体的な手口やターゲットは不明ですが、約2年の間に250件の犯行、1ヶ月平均10件の空き巣に成功していたことになります。
計算すると1件あたりの被害額が約70万円ですから、1ヶ月で700万円、それを二人で分けていたのなら随分贅沢な生活ができたことでしょう。
窃盗犯にもよるでしょうが、このように逮捕されずに犯行を成功し続ける泥棒もいるということです。
おそらく被害に遭われた方の手元に戻ってくる金品はほとんどないでしょう。
そうなると被害に遭ったものは全て被害者の負担ということになります。
保険に加入していれば補償されるもののあるでしょうが、全てということになりません。
自分でお金を負担して元の状態に戻す。
手間も時間も費用も掛かる。
被害に遭ったことに対する責任は被害者には当然ありません。
非がないにも関わらず、自分だけが負担しなければならないというのは非常に理不尽なように感じます。
しかし、それが現実です、自分の身は自分で守らなければなりません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年8月 9日 10:18)
日本は利息が低いから自宅に大金がある 民泊拠点に空き巣40件
高級住宅街の民家から貴金属などを盗んだとして兵庫県警捜査3課と西宮署などに逮捕された韓国人の男2人が、兵庫や東京、大阪など5都府県で空き巣を繰り返した疑いがあることが8日、捜査関係者への取材で分かった。
男らは「日本は預貯金の利息が低いため、金持ちは自宅に金を置いていると思った」などと供述しており、同課などは約40件、8千万円相当の被害を裏付けたという。
逮捕されたのは、韓国籍の自称プラスチック工場経営の男(69)と無職の男(52)=いずれも窃盗罪などで公判中。
捜査関係者などによると、2人は昨年11月~今年1月、観光目的の短期滞在ビザで来日。
大阪市内にある韓国人向けの民泊などを拠点に、電車やタクシーで住宅街に移動し、侵入先を探していた。
狙った民家では、インターホンを押して家人の不在を確認してから窓ガラスを割って侵入し、現金や金の延べ板、ネックレスなどを盗んだとみられる。
盗んだ金品は民泊の屋根裏に隠していたという。
兵庫県内では今年に入り、西宮市や芦屋市の高級住宅街を中心に空き巣被害が相次ぎ、県警と大阪府警が合同捜査本部を設置して捜査。
被害に遭った複数の民家のインターホンに記録されていた男らの顔の映像などから、今年3月に逮捕した。
<7/8(月) 15:05配信 神戸新聞NEXTより>
現在の日本の利息が低いため、銀行等に預けず自宅に大金を置いている家が多いと考えての韓国籍の男2人の犯行です。
確かに利息が高くなれば自宅に置かずに銀行等に預ける人が増えるのは当然です。
政府の現金盗難対策として、利息を高くすることも面白いかもしれません。
日本でも徐々にキャッシュレス化の情報が増えていますが、これらと併用することでさらに推進できるのではないでしょうか。
疑ってはいけませんが、観光目的で来日する外国人と窃盗目的で来日する外国人を区別することは難しいです。
観光客が増えるとどこに外国人がいても違和感がなくなり、それが隠れ蓑になってしまっている点もあるでしょう。
ホームセキュリティがアメリカ等より浸透していない日本は、犯罪者にとっては狙い目なのかもしれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年8月 2日 18:10)
建築中の住宅からトイレ一式盗まれる
新築工事中の住宅に侵入してトイレ一式を盗んだとして、福岡県警飯塚署は21日、同県福智町の自営業の男(28)と、同居する設備工の男(44)を邸宅侵入と窃盗の容疑で逮捕し発表した。2人の認否は明らかにしていない。
発表によると両容疑者は昨年11月24~30日、同県飯塚市内で建設中だった会社役員(62)宅に侵入し、置かれていた洋式トイレ一式(時価約40万円)を盗んだ疑いがある。同署は転売されていた一式を見つけ、容疑者を特定したという。自営業の男は当時、配管工事業者として工事に関わっていたという。
同署管内では同時期に、別の新築住宅からトイレが盗まれる事件が1件あり、署は関連を調べている。
<5/21(火) 23:13配信 朝日新聞デジタルより>
建築中の建物というのはとても無防備です。
防犯センサーや防犯カメラが設置される予定であっても、実際にそれらが設置され、電気が通るのは完成間近になってからでしょう。
工事が完成する前の状態が泥棒に最も狙われる瞬間かもしれません。
今回盗まれた洋式トイレ一式も、一旦使用されたトイレは盗まれる可能性は低いでしょうが、建物が完成前となると新品同然です。
そして時価40万円もの価値がありますから狙われるのも当然です。
他にもキッチンや風呂場など電化製品がついてあるところは狙われる可能性が高いと言えるでしょう。
実際に建築工事を行っている時間帯は多くの工事人や関係が現場にいますから安全です。
問題は、その日の工事が終了し、翌日以降に再開される間の無人の時間帯です。
敷地内に入らせないように工夫はしているでしょうが、無人という状況が泥棒にとっては非常に都合の良い、非常に好まれる環境と言えます。
誰か一人が現場に残る、警備員が常駐する、誰かが現場に居る状態を作り、24時間工事に工程を変えるなど何らかの対策は必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年6月19日 15:55)
取引先の病院から薬1億円以上盗み転売
医薬品卸売会社(大阪市)の営業社員だった兵庫県加古川市の男性(57)が、取引先の3病院で1億1千万円相当の医薬品を盗んだ疑いがあることが12日、同社への取材で分かった。
社内調査に、盗んで売却したと認めている。会社は昨年末に懲戒解雇しており、近く県警に告訴する方針。
会社によると、元社員は2003~15年、神戸市立西神戸医療センターなど兵庫県内の3病院を担当。院内の薬剤庫から、降圧剤など高額なものや小さくて運びやすいものを持ち出し、東京都の医薬品問屋に売却していた。
本人への聞き取りなどを基に、会社側は被害は1億1千万円と推定した。
<4/12(金) 17:30配信 共同通信より>
医薬品の卸売会社に勤めていた男が自分の担当の病院から薬を盗み出し転売していたという事件です。
10年以上に渡って犯行を続け、被害総額1億円以上に及ぶということです。
盗んだ薬は高額で小さくて運びやすいものを選んでいたようですが被害に遭っていた病院ではどのように感じていたのでしょうか。
薬の在庫数が合わないと感じながらもそのままであったのか、何かおかしいと感じながらも原因がつかめないまま悩んでいたのか。
被害金額を見ると、1病院辺り年間で300万円もの被害が10年間も続いていた計算になりますから気付かなかったということはないと思います。
その程度の被害額では気付かないほどの大きな病院なら話は別ですがそんなことはないでしょう。
いずれにせよ盗まれ続けていた被害者側にも今後の改善点や問題はあると言えます。
再発防止策として薬の管理方法や建物や部屋への入退出管理、防犯カメラの増設等できる対策はたくさんあるはずです。
薬が盗まれて悪用されるというのは、薬が盗まれた被害者も管理責任が問われるなど信用を損なう可能性があります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年5月17日 14:37)
サバイバルゲーム場事務所からエアガン32丁盗まれる
京都府警西京署は19日、窃盗と建造物侵入の疑いで、大阪府茨木市総持寺2丁目、無職の男(24)を逮捕した。
逮捕容疑は、2月28日午後7時~3月1日午前8時ごろ、京都市西京区大原野のサバイバルゲーム場の事務所に侵入し、レンタル用などのエアガン32丁(計約55万円相当)を盗んだ疑い。
西京署によると、男は盗んだエアガンを大阪府内の中古品買い取り店に転売していた。
「借金があり金に困っていて盗んだ」と容疑を認めているという。
<3/19(火) 20:12配信 京都新聞より>
今回は転売目的の侵入窃盗でしたが、盗んだエアガンを悪用して人を傷付けようとする犯行も有り得るでしょう。
サバイバルゲームで使用するエアガンがどのような物で、単にペイント弾のようなものを撃つ物なのか、BB弾のようなものを発射する物なのか、いずれにせよ人の目を狙って撃てば危険な凶器となりえます。
サバイバルゲーム場の事務所に保管されていたということですが、どのように保管されているかは分かりませんが、本物の銃などを保管するような厳重なものではないでしょう。
エアガンを所持するのに資格や許可等が必要なのかも分かりませんが、この辺りも法の整備等が必要ではないでしょうか。
被害者側からの視点として、所持している物が盗まれた後に別の犯罪に悪用される危険性がある場合は、その保管や管理体制をより厳しくしなければならないはずです。
盗まれた物が別の事件で悪用され、誰か死傷者が出たとなると、被害者にも関わらず加害者として世間からバッシングされる可能性も考えておかなければなりません。
その上での対策や対応が必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年4月12日 15:23)
重さ250キロの金庫ごと盗まれる 現金・商品券合わせて770万円
北海道むかわ町のスーパーで、現金や商品券などあわせて770万円が入った金庫が盗まれる窃盗事件がありました。
窓ガラスが割られた事務室。
午前0時20分すぎ、むかわ町のエーコープセレス店で、警報が鳴って、およそ25分後に警備員が駆け付けたところ、事務室の窓ガラスが割られていて、なかにあった金庫が盗まれていました。
警察や店によりますと、金庫は高さ140センチ、重さは250キロ以上で、現金およそ650万円と120万円相当の商品券が入っていたということです。
(店の人)「見たときは驚きました。過去にも入られた経緯があるが、金庫を持ち去られたことはない。早く捕まってくれることを祈るばかりです」
事務室内には防犯カメラはなく、警察では複数の犯行の可能性もあるとみて捜査しています。
<3/11(月) 12:32配信 STVニュース北海道より>
北海道のスーパーで重さ250キロ以上の金庫ごと盗まれ、その中には現金650万円と商品券120万円が入っていたようです。
警報が鳴り、およそ25分後に警備員が駆け付けたとありますので侵入してから25分以内に250キロの金庫を盗み、そして逃走したということです。
侵入窃盗犯の犯行の短時間化はよく言われていることですが、どのような道具や機械を使って運び出したのでしょうか。
一人の犯行は到底無理だと思われますので複数犯で一気に持ち上げ、台車等に載せて運び出したのでしょうか。
防犯システムが入っており、警備員が駆け付ける、そして大きな金庫に保管している、にも関わらず盗難被害に遭ってしまったというのはかなりショックでしょう。
今後の対策として防犯カメラを設置するということも考えられますが、抑止効果はあっても犯行を阻止することはできませんから何か他の対策もさらに必要ではないでしょうか。
建物の中に入ってから警報が鳴るシステムではなく、その前に鳴る、つまり、敷地内に入った段階で反応するような外周警戒のシステムで、もっと早く威嚇することで犯罪者側にプレッシャーを掛けることはできるでしょう。
いずれにせよ、このような環境でも盗難被害に遭ってしまうのですから、この被害者より防犯対策が甘いところ(ほとんどのところが含まれると思いますが)は、全て侵入される可能性を持っているということを認識し、警戒が必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年4月 4日 17:28)
家に泥棒が入ったことがありますか? ラジオ番組で調査
本部長・マンボウやしろと秘書・浜崎美保が、リスナーのみなさんと「社会人の働き方・生き方」を一緒に考えていくTOKYO FMの番組「Skyrocket Company」。
1月16日(水)の「社会人意識調査」のテーマは「家に泥棒が入ったことがありますか?」。はたして、その結果は......?
家に、泥棒が入ったことがありますか?
Q.家に泥棒が入ったことがありますか?
Q.家に泥棒が入ったことがありますか?
はい 18.8%
いいえ 81.2%
(回答数:565票)
◆「はい」に関する意見
「小学校低学年の頃、家族で出かけている隙に泥棒に入られました。家にはあまり高価なものはなくビデオカメラなどが盗まれましたが、同じく隣の家の祖母も泥棒に入られて、毛皮のコートや宝石類が盗まれていました。ですが、散らかった机の上に置いてあった銀行の封筒に入った妹の幼稚園の入学金はそのままでした。後日、犯人が捕まり外国の方でした。祖母が、あまり整頓されていないアクセサリーボックスからは高価なものは取られなかったと言っていたので、散らかしておくというのも泥棒対策なのかもしれません!(笑)」
(東京都 21歳 女性 会社員)
「2年ほど前の夏、家族みんなで寝ていました。夜中の2時頃、庭のほうからガサガサ物音がしてきました。嫁さんがカーテンを開けると、そこには見知らぬ人が洗濯物を物色していたのです。嫁さんが悲鳴をあげると男が逃げていったので、思わず自分で走って追いかけて捕まえちゃいました。何も盗られてはいなかったのですが、警察官が来てからが大変でした。調書を書かされたり写真を撮ったりと6時間くらい警察署に拘束され大変な思いをしました。最後は、泥棒は捕まえないで通報してくださいと怒られるし散々でした」
(東京都 33歳 男性 会社員)
「ずいぶん昔のことですが、ひとり暮らしで仕事から帰ってきたら空き巣に荒らされていました。警察や鑑識の方が調べてくださってる中、近くに住む両親も駆けつけ、父は落ち込んでいる私を励ましてくれたり、大家さんと話をしたりしていました。ところが母は引き出しの指紋を採っている鑑識さんに近づき、『それ、何の粉なんですか? 私、毎週『科捜研の女』観てましてね~』と話しかけて困らせていました。でも、それを見て笑えてきて、今でも空き巣と聞くと思い出します」
(東京都 44歳 女性 会社員)
◆「いいえ」に関する意見
「泥棒ではないですが、実家に住んでいた頃、お風呂を覗かれていたことがあります。一軒家だったのですが、田舎だし隣の家も離れているので網戸にして弟がお風呂に入っていたら覗かれていたと。慌てて父親が外を見に行きましたが、覗いていた人物はクルマで逃走。男のお風呂を覗くってどうなんですかね? ガタイが良く、とても女と見間違えるような姿ではなかったです。ちなみに今住んでいる所は治安があまり良くないせいか、近所で泥棒が入った話はよく聞きます」
(茨城県 28歳 女性 パート)
「家ではなく、父の職場で建築用の電動工具10万円分相当が盗まれました。盗まれたものは仕方ないと諦めて、私が新しく電動工具を購入しようとネットのオークションサイトで中古のものを探していると、なんと父の電動工具が出品されていました。私が青のペンで書いた会社名をシンナーで消した跡があり、すぐにわかりました。慌てて警察に連絡すると、急いで落札してくれとのこと。商品を落札し、後日警察に証拠品として渡しました。数日後、警察から連絡があり、犯人が逮捕されたとのことでした。当時、その辺りで空き巣が頻発していたそうで、警察が急いで逮捕したとのことでした。被害が広がらずに良かったです」
(東京都 35歳 男性 会社員)
「我が家は特に盗まれるような立派なものは何もないけど、刃物を持った愉快犯が入ってきたら嫌なので、考えうる限りの侵入者対策をしています。1階の網戸には屋外用の強力粘着テープでストッパーを付けて、全部の網戸が開かないようにセッティングしてあります。庭には、あちこちに人感センサーライトを設置。格子のネジの頭は、特殊な接着剤を塗って全部潰してあります。2階へと延びている雨どいには、死角になる面に強力粘着テープで20個くらい画鋲を貼り付けて、侵入者が登れないようにしました。自分で考えつく限りのエコな侵入者対策なのですが......。家族には『そこまでしなくても』と冷ややかな目で見られています」
(埼玉県 34歳 女性 WEBライター)
番組リスナーの投票による結果は「はい」が18.8%、「いいえ」が81.2%と、家に泥棒が入ったことがあるという人はおよそ2割でした。ちなみに侵入窃盗の認知件数自体は年々減少傾向にあると言われていますが、単純計算で1日あたり101件ほどの住宅が被害に遭っているという現状を鑑みると、とても身近で恐ろしい犯罪と言えるでしょう。
【男女・各世代ともに「はい」は2割前後】
男女別で見てみると、「はい」と答えた人の割合が男性では18.2%、女性では19.6%と、男女間でほぼ差はないものの、女性のほうが男性よりも若干高くなっています。また、世代別で「はい」と答えた人の割合を見てみると、20代では19.8%、30代では14%、40代では19.6%、50代では21.7%となっています。
<1/17(木) 12:30配信 TOKYO FM+より>
家に泥棒が入ったことがあるという質問に対して、約2割の人があると回答しています。
人によってこの数字が多いか、少ないかの意見は分かれると思いますが、私は非常に多いと感じました。
泥棒に入られるというのはニュースや新聞等では毎日のように取り上げられている内容ですが、自分の周りにはそれほど被害に遭ったことがある人がいないようなイメージがあります。
ただ、泥棒に限定せず何らかの犯罪被害に遭ったことがありますか?という質問に変えるともっと数字は大きくなると思います。
例えば、犯人は分からないが窓ガラスを割られた、自動車にいたずらされた、自転車を盗まれたなど、これは多くの人が過去に経験したことがあるのではないでしょうか。
これも立派な犯罪被害と言えます。
被害の大きさや被害額に違いはありますが、この被害に遭わないための対策を考える必要があります。
また、泥棒に入られたのが2割と考えると、5人に1人は侵入窃盗被害に遭ったことがあるというのは相当な数字です。
万が一泥棒に入られたらどうしますか?と質問を投げかけることがありますが、万が一どころの数字ではありません。
そのように考えると侵入窃盗被害というのは身近な問題、自分や家族にも充分起こりうる問題と考えるべきなのでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年2月21日 17:42)
ドラッグストア窃盗被害 1回20万円超える場合も
外国人グループによるドラッグストアの窃盗被害は、1回で20万円を超えることもあった。男性店長(45)は「被害が続いていたら店は潰れていた」と語る。
ドラッグストア側は度々警察に相談したが、現行犯でないと難しいと説明を受けたという。
入管当局の関係者は「被害を食い止めることを優先し、強制送還できる入管法を適用して摘発した」と明かす。
法務省によると、技能実習生は昨年12月時点で27万4233人いるが、昨年は7089人が失踪した。学校に通わず、在留資格を取り消された留学生は昨年172人に上る。
政府が閣議決定した外国人労働者の受け入れ拡大に伴う入管難民法改正案が成立すれば、より多くの外国人の来日が見込まれる。
同省幹部は「失踪されると、その後の行方を追うのは簡単ではない。来日時に借金の有無などを確認し、人物像を見極めることが重要だ」と話している。
<11/11(日) 17:08配信 読売新聞より>
ドラッグストアの窃盗被害で1回20万円を超える場合もあるようです。
窃盗被害というのが、営業時間中の万引き被害か、営業時間終了後の侵入窃盗被害かは分かりませんが、警察が現行犯でないと難しいと説明しているところからみると万引き被害の方でしょう。
外国人グループによる窃盗被害と見られていますが、最初から窃盗目的で出稼ぎしに来た者、途中から学校に通わなくなり失踪した者、彼らが防犯カメラによって犯行を思い留まるとは思えません。
自分の顔が映像として記録されることに抵抗のない者には防犯カメラの効果は薄まります。
捕まりたくない、見られたくない者への効果は絶大ですが、そうでない者への対策を考え直す必要があります。
全ての商品にタグをつけ会計時に外すという対策も一つですが、商品の入れ替え時の手間と時間を大幅に消費します。
警備員を配置したり、店員が巡回するのも方法の一つですが、これも人の力が必要になります。
出来る限りお金や手間、時間を掛けずに防犯対策を行う良い方法が求められます。
ある程度の初期投資だけで実施できれば多くの店舗で導入されるでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年12月 7日 19:21)
見知らぬ男が家の中でかばんを物色
兵庫県警網干署などは18日、住居侵入と窃盗未遂の疑いで、姫路市の無職の男(65)を逮捕した。
逮捕容疑は9月26日午前11時半ごろ、同市広畑区の会社員男性(48)宅に侵入し、金品を盗もうとした疑い。同署の調べに容疑を認めているという。
同署によると、男はインターホンを鳴らし、反応がなかったため男性宅に侵入。室内にあったかばんを物色していたところ、別室で寝ていた男性が気付き、「何してんの」と声をかけたという。
男は何も取らずに逃走したが、インターホンに残された指紋から容疑が発覚した。
<10/18(木) 20:29配信 神戸新聞NEXTより>
家で寝ていて目が覚めると、見知らぬ男がかばんを物色している、何とも恐ろしい光景です。
寝たふりをしていた方がよいのか、それとも大声を上げて威嚇した方がよいのか、ただ、犯人が逆上して凶器で襲ってくる可能性もありますからどの対処方法がよいとは断言できません。
女性の場合は、襲われる可能性もありますし、子供や高齢者だけの場合は、最悪の場合、口封じのために殺そうとするかもしれません。
一戸建て住宅の場合、門や塀があり、正面玄関の扉があり、裏口や勝手口などがある家もありますが、いずれもそれらまでは比較的スムーズに侵入することができてしまいます。
外敵の侵入を防ぐつくりになっていないところがほとんどではないでしょうか。
今回の事件では、中に人がいる状態だったので、あえて扉の鍵を掛けていなかったのか、それとも閉め忘れていたのかもしれませんが、どちらにしても扉の鍵しか侵入対策が存在していません。
結果としては、鍵を閉めていなかったということで侵入対策はゼロだったと言えます。
これは非常に恐ろしい状況です。
ただ、今回被害に遭われた家が特殊かと言うとそうではないと思います。
他の家でも扉の施錠だけが唯一の防犯対策というところは多いでしょう。
敷地内に誰もが勝手に入ることが出来るというのはよく考えてみると問題の大きさが分かります。
扉は建物内ですが、その前に敷地内に入らせないような対策を考えなければなりません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年11月 9日 18:26)
福岡 リサイクルショップでバッグ盗み、同じ店に売ろうとして発覚
リサイクルショップで商品のショルダーバッグを盗んで、そのまま店に売ろうとした疑いで、福岡市の44歳の男が逮捕されました。
窃盗と詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、福岡市東区和白丘の無職の男(44)です。
警察によりますと、男は9月30日、自宅近くのリサイクルショップで商品のショルダーバッグを陳列棚から盗み、そのまま店に売却しようと疑いが持たれています。
男はバッグについていたタグを店の中で外し「これ、買い取りやけん、いくらですか」と言って店員に差し出していました。
自分の店の商品だと気がついた店員が防犯カメラを確認したところ、男がバッグを手に取る様子が映っていて、警察に通報しました。
男は調べに対し「買い取ってもらうつもりで商品を手に取ったが、盗んだつもりはない」と容疑を一部否認しているということです。
<10/2(火) 13:25配信 TNCテレビ西日本より>
単純な発想ですが、盗んだ商品はその店以外に持ち込めば盗品とは分からずに換金できたかもしれません。
よほど切羽詰っていて少しでも早く現金を手に入れたかったのでしょうか。
リサイクルショップで検索すれば近くのショップがいくらでも見つけられるはずです。
もちろん、盗品と怪しまれるような内容や商品数であれば別の店でもだめな可能性はあります。
今回は被害に遭った店舗の店員が自分の店の商品だと気付き、防犯カメラで確認したことで犯人と分かりました。
ショップ同士が盗品は買い取らない、怪しい場合は同業者のネットワークで情報を共有するなど、商品の転売や換金ができにくい環境や体制を構築すべきです。
ただ、インターネットやSNS等でショップだけでなく個人相手に転売することも増えており、規制することがかなり難しくなってきています。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年10月19日 16:35)