今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ブランド品500万円分盗む 17歳少年逮捕
岐阜県警捜査3課と各務原署などは11日、各務原市内のブランド品買い取り販売店で腕時計など計約500万円相当の品物を盗んだとして、建造物侵入と窃盗の疑いで、関市の家業手伝いの少年(17)を逮捕しました。
逮捕容疑は、少年2人と共謀し、今年3月28日午前0時半ごろ、各務原市の貴金属やブランド品などの買い取り販売店に侵入し、腕時計など248点を盗んだ疑い。
署によると、今月7日までに19歳の少年2人を摘発しており、全員が容疑を認めているという。
3人は中学の先輩と後輩で、遊び仲間。県内の別の買い取り販売店に高級ブランドの財布を売却していることなどから、3人の関与が分かったという。
<岐阜新聞Web 10月12日(水)9時11分配信より>
17歳が500万円分の商品を盗んだことも驚きですが、買い取り販売店に高級ブランドの財布を売却したという事実にに驚きます。
17歳の少年がブランド品を売りに来た段階でおかしいと思います。
親や祖父母からのプレゼントでもらったというのも今の時代有り得る事かもしれませんが、複数品や複数回となると怪しさしか感じません。
また、こういう買い取り店の人は目利きができ、物だけでなく人のこともある程度分かるような気がします。
何かあるな、怪しいなということはピンとくるはずです。
それを感じても自分の商売を優先することは大きな問題です。
今はネットやSNSもありますから盗品の売買を取り締まることは難しいですがそのルートを減らす努力はすべきでしょう。
このようなニュースをみて自分もやってみようという遊び半分の未成年者が出てこないことを願います。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年10月28日 18:30)
愛知 郵便局でATM破壊の窃盗事件相次ぐ
愛知県内の郵便局でATMが壊される窃盗未遂事件が相次ぎ、警察は東海地方で多発している郵便局荒らしとの関連を調べています。
5日午前3時前、幸田町の郵便局で、建物に侵入されたうえ、ATMの一部が壊されているのが見つかりました。
さらに約45分後、西尾市の郵便局でも同じ手口による被害が見つかりました。
警察によりますと、いずれも現金は盗まれていませんでした。
東海地方では、先月26日から4日までに郵便局を狙った窃盗事件が未遂も含めて合わせて9件発生していて、警察が関連を調べています。
<テレビ朝日系(ANN) 10月5日(水)16時55分配信より>
郵便局で現金は盗まれなかったもののATMが破壊される事件が相次いでいます。
先日バラエティ番組でコンビニある銀行のATMが紹介されていましたが、非常に高価で様々な機能を紹介されていることが分かりました。
GPSや防犯カメラが内蔵されており、仮にATMごとトラック等で盗まれてもその位置が分かる、また、現金を抜き取る際、カラーボールのような特殊な液体を噴きつけ、そのお金がどこで使用されたか後で確認できるというものでした。
非常に高価な物ですから未遂の被害も含めて破壊されると大変な損害となります。
破壊されてから動作する、泥棒を捕まえる働きをするということも重要ですが、その前に破壊されないための対策も必要です。
ATMの前に防犯カメラを設置しモニターで映し出して抑止する、現金の出入金以外の不振な行動に対して警告、通報するなどの機能・対策も必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年10月20日 17:22)
銅線泥棒 証拠隠滅のために防犯カメラ4台盗む
岐阜県土岐市のメガソーラー発電所から大量の銅線を盗んだ疑いで、男5人が岐阜県警に逮捕されました。
窃盗容疑で逮捕された岐阜県岐南町の無職の男(21)ら5人は、先月、土岐市のメガソーラー発電所に侵入、長さ約770メートルの銅線1・5トンと、証拠隠滅のために防犯カメラ4台を盗んだ疑いが持たれています。
岐阜県では、今年4月以降、ソーラー発電所などから、銅線の盗難が40件近く発生していて、警察は関連を調べています。
<CBCテレビ 9月8日(木)18時43分配信より>
ソーラー発電所に銅線盗難で侵入した男たちが証拠隠滅のために現場の防犯カメラ4台を盗んだという手口です。
防犯カメラは犯罪の抑止効果や犯行対象から外れるという効果はありますが、犯罪が発生した後、それ以上の犯行を継続させない効果は弱いと言えます。
例えば侵入者検知しその場で警報ベルを鳴らす、持ち主に通報連絡する防犯システムの場合は、犯行を継続することが難しくなります。
警報音が周囲に鳴り響きますし、誰か人が駆けつけるかもしれない、警察が来るかもしれないと時間的な圧迫を受けるとゆっくりと犯行は継続できません。一刻も早くその場から立ち去りたい心理になるでしょう。
犯罪の内容や状況によって防犯対策も変えていかなければなりません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年9月23日 16:08)
海水浴場で車いす盗んだ男逮捕
和歌山県白浜町の白良浜海水浴場付近で観光客の車いすを盗んだとして、県警白浜署は4日、窃盗容疑で同町の大工の男(22)を逮捕しました。
「返そうと思っていた」などと否認しているという。
逮捕容疑は2日深夜、同海水浴場付近の駐車場で、大阪府豊中市の女性(70)の車いす1台を盗んだとしています。
同署によると、女性は足が不自由で、車いすを止め、家族の介助で浜まで歩いて向かっていたという。
<産経新聞 8月5日(金)9時21分配信より>
この男の目的は何だったのでしょうか?
深夜、駐車場で車いすを盗んだ男が逮捕されました。
深夜の犯行ということですから、酔った勢いなのか、いたずらなのか、意図は不明ですが、盗むにしても良い物と悪い物があるように思います。
車いすが転売して高く売れる物だとしても、高齢者や障害者、ケガをした人、病人にとってはなくてはならない物です。
なくなればたちまちその場から移動することが困難になります。
その様子を想像して楽しんでいたのでしょうか。
それとも盗んだ後どうなろうと自分の知ったことではないという考えの持ち主なのか。
その罪の重さに気付くのは、自分が盗んだ車いすを自分自身が利用することになるその時まで待たなければならないのか。
その時に大いに後悔すると共に、自分も同じような被害に遭って苦しい思いをすれば良いのにと願うのはいけないことでしょうか?
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年8月19日 16:55)
大阪 キャバクラ店から現金1300万円入りの金庫盗まれる
27日未明、東大阪市のキャバクラ店で現金1300万円余りが入った金庫が盗まれました。
警察は窃盗事件として捜査しています。
27日午前1時40分ごろ、東大阪市足代新町のキャバクラ店で警備会社の防犯センサーが侵入者を感知しました。
その6分後、通報を受けた警察官が駆けつけると店の中にあった幅60センチ、高さ50センチの金庫一つがなくなっていました。
店長の男性によると中には店の売上金など現金1300万円あまりが入っていたということです。
店の入り口に外からこじ開けられた形跡はありませんでしたが店の裏側の窓が開いたままになっていました。
店長は「金庫は1人で持てる重さではない」と話しているということで、警察は複数の人物が窓から金庫を盗んだ疑いがあるとみて捜査しています。
<関西テレビ 6月27日(月)12時41分配信より>
水商売を営んでいる店は現金商売のところがまだまだ多いと思います。
お客さんから現金での受け取りが多いということは、それだけ現金を保管しなければならなくなるということになります。
毎回、店の営業時間終了後に銀行に預け入れをするようなところなら現金の保管は釣銭等最小限に抑えることができますが、毎日計算して、預け入れるのも大変です。
銀行の営業時間にうまく合えば良いですが、どうしても自分の都合を優先してしまう経営者が多いと思います。
また、ホステスなどの従業員への給与も現金支払いをしているところは、給料日前後はさらに大金を保管することになります。
泥棒が出入業者や元従業員など店の事情に詳しい場合は、特定の日を狙って犯行に及ぶ可能性もあります。
現金の保管方法と防犯システムや防犯カメラ等様々な視点から対策を見直すべきでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年7月13日 13:09)
自転車盗100台 盗んで自分の店で売る
自転車盗を繰り返したとして、兵庫県警姫路署は22日、窃盗の疑いで、姫路市大津区天満の自転車店経営の男(57)=同罪で起訴済み=を再逮捕しました。
逮捕容疑は4月25日午後2時20分ごろ、姫路市青山北1のJR余部駅の駐輪場で、市内の女子高生(15)の自転車(約2万5千円相当)を盗んだ疑い。
同署によると、男は容疑を認め、「5年ほど前から販売目的で100台ほど盗んだ」と供述しているという。
男は先月18日、同駅前の駐輪場で、自転車を軽トラックに積もうとして、窃盗容疑で逮捕された。付近では自転車の盗難が相次いでおり、同署が警戒していました。
<神戸新聞NEXT 6月21日(火)21時1分配信より>
何かを盗んで転売するという手口は一般的ですが、自分が盗んだものを自分の店で商品として売るというのは最近では珍しくなったような気がします。
転売ルート(リサイクルショップや買取店への持ち込み)や転売方法(ネットオークションや伝言掲示板、ツイッター等のSNSサービスを利用した方法)が増えてきた現代では、その転売によって逆に足がつくこともあり、犯罪者は慎重に考えているでしょう。
一昔前の手口で捕まった犯人のニュースを目にすると妙に懐かしく思えます。
しかし、今回捕まった犯人は5年ほど前から犯行を繰り返していたようですが、その間怪しまれなかったことに驚きます。
自分の盗まれた自転車が店に売っていたら気付く人がいるような気もしますが、傷を消したり、きれいに清掃するなどして中古品と分からないようにうまく処理していたのかもしれません。
そこに気を使ってまで高く売るような自転車ばかりではない思うのですが・・・。
彼らの努力を惜しまないそのパワーを他のことに生かしてもらいたいものです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年7月 5日 15:44)
女性用雨がっぱ泥棒 自宅に30着保管「においを楽しむ」
女性が着た雨がっぱの盗みを繰り返したとして、千葉県大網白里市のアルバイトの男(30)が、建造物侵入と窃盗の疑いで茂原署に逮捕されました。
男は雨がっぱをたたんでポリ袋に入れ、自宅に保管していた。調べに「においを楽しんでいた」などと供述しているという。
逮捕は20日付。
同署によると、男は4月下旬、茂原市内の飲料メーカーの販売センターに侵入。
雨がっぱ5着(計2万5千円相当)を盗んだ疑いがあります。
同署が男の自宅を捜索したところ、約30着の雨がっぱが見つかりました。
いずれも同じ飲料メーカーで使われているものだったようです。
男は動機について「性的な興奮を覚えた」と供述したという。
茂原署の幹部は「嗜好(しこう)は人それぞれだが、雨がっぱ好きは長い警察人生で初めて」と困惑気味です。
<朝日新聞デジタル 5月22日(日)8時1分配信より>
下着泥棒とは別のマニアの犯行です。
雨とかっぱと女性のにおいが混じると格別なものになるのでしょうか。
私には理解できませんが、警察幹部のコメントにあるように嗜好は人それぞれで誰にも迷惑を掛けない限り自由だと思います。
また、人それぞれ好みが違い、色々な人がいるということを実感します。
同じような雨がっぱ泥棒が他にも出現するかというとその可能性は低いとは思いますが、思いもよらないものが狙われる、盗まれる可能性は充分考えられます。
あれ、こんなものが最近大量に盗られているなと感じたら、マニアが集めている可能性も・・・。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年6月10日 19:27)
長野のホテル 宿泊客の財布窃盗犯逮捕 昨年夏の事件にも関与
長野県山ノ内町の志賀高原のホテルで1月、高校生175人の財布などが盗まれた事件で、窃盗容疑などで逮捕されたホテルの元アルバイト従業員の男(47)の町内の自宅から、昨年8月に同じホテルであった別の大量盗難事件で盗まれたとみられる財布数点が押収されていたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
男はこの事件への関与も認める供述をしているという。
捜査関係者によると、昨年8月に被害に遭ったのは、ホテルサニー志賀で開かれた大手学習塾「早稲田アカデミー」の合宿に参加した中学生約340人。
塾側が生徒から集めてホテル内で保管していた財布やスマートフォンなどが盗まれました。
県警は3月下旬に男の自宅を家宅捜索し、ホテルの合鍵や1月の事件で盗まれたとみられる財布以外にも、学習塾の生徒のものとみられる複数の財布も押収。
1月の事件について「財布は車で運んだ。1人でやった」と容疑を認めているといい、県警は防犯カメラに映らない従業員用の裏口から侵入したとみて調べています。
<毎日新聞 4月9日(土)21時10分配信より>
私の記憶があいまいでしたが、以前、合宿等でホテルに宿泊していた学生の金品を一箇所に集め、それがまとめて盗まれたという事件がありました。
その後の続報はニュースになっていませんでしたが、まだ犯人が逮捕されていなかったのは驚きでした。
今回逮捕されたのはそのホテルの元従業員の男でした。
今年の1月の窃盗事件で逮捕され、昨年8月の事件にも関与していたことが分かったようです。
侵入手口として、防犯カメラに映らない従業員用の裏口から入ったということですから、やはり現場の状況を良く知る者の犯行だったということです。
ホテルが宿泊客の金品をどのように保管しているかということは従業員や出入している業者など、内部の事情に詳しい者でないと知り得ない情報です。
このような事件が発生した場合、外部の者による犯行は当然ですが、内部犯行も可能性として考えられます。
今回、昨年8月に発生した事件では犯人が逮捕されず、再度今年1月に発生した事件でようやく逮捕されたことも不思議です。
また、元従業員というのも真っ先に疑われても仕方がない存在のように思います。
辞めた理由にもよるでしょうが、少なからず元勤務先に恨みを抱く者もいるでしょうから、彼らが事件に関与していないかはまず捜査の対象になるでしょう。
詳しい動機等は分かりませんが、今回の事件の影響は大きいと思われます。
宿泊客の金品が2度に渡って大量に盗まれたというのはホテルの信用を大きく損ないました。
イメージも決してよくありませんから、これから元の状態に戻すのは大変だと思われます。
被害に遭われた宿泊客への補償は当然ですが、その他のお客様に対する説明や対応をどのように行うか、厳しい状況が待っています。
このような事態を想定することは難しいですが、万が一の可能性のために事前の対策、防犯対策が必要なのです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年4月19日 11:48)
京都他5府県で窃盗142件 犬2頭も盗まれる
京都府警捜査3課と南丹署などは9日、窃盗容疑などで逮捕した兵庫県篠山市小枕、自動車販売仲介業の男(28)=常習特殊窃盗罪などで公判中=について、142件(約1300万円相当)の被害を裏付け、うち25件(約290万円相当)を窃盗などの疑いで追送検した、と発表しました。
府警によると、男は2014年11月、兵庫県三田市の会社員男性(53)方で、現金2万7千円と犬2頭を盗むなど、総合請負業の男(28)=同=ら4人とそれぞれ共謀し、11年10月から15年5月、京都や滋賀など5府県で、深夜に民家の勝手口から侵入し、現金や腕時計などを盗んだとされます。
男は「生活費が欲しかった」と供述しているという。
<京都新聞 3月10日(木)0時25分配信より>
海外での犬の窃盗と言えば食用目的も考えられますが、日本では違うでしょう。
野良犬の場合盗むとは言いませんし、飼い犬を盗むのはペットとして転売、もしくは子犬の繁殖用でしょうか。
犬の種類によっては数十万円、それ以上の犬が多数存在します。
一昔前は珍しいと言われる種類の犬が、普通の家庭で飼われているのも珍しくありません。
一般的な犬では満足しない、珍しければ珍しいほど良いと考える人もいるようです。
先日見たテレビ番組では、異なる種を掛け合わせてさらに珍しい種を開発(?)しているブリーダーが紹介されていました。
犬の毛で家の中が汚れる、またはアレルギーのある人向けに毛が生えない種を掛け合わせたり、特殊な毛色を出すために工夫したり、と個人的には遊び半分で命を扱っているようにも感じました。
その影響で極端に寿命が短い、抵抗が低いような種が誕生したとしてもお金になれば関係ないといった印象を受けました。
結果的に何らかの新しい病気が発生したり、予測し得ない事態を招く恐れもあります。
慎重に行い、必要であれば法整備も必要ではないでしょうか。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年3月25日 18:23)
生きたタコを手土産に、知り合いの家に手ぶらでは行けない
漁協施設から生きたタコ13匹を盗んだとして、福岡県警は25日、住居・職業不詳の男(60)を窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕し、発表しました。
容疑を認めているという。
小倉北署によると、男は1月30日夕から31日朝の間、北九州市小倉北区の市漁協長浜支所の水産物保管施設に扉のガラスを割って侵入。
水槽からマダコ13匹(計約11・8キロ、時価2万3600円相当)をバケツに移して盗んだ疑いがあります。
タコは31日朝、近くの路上に放置されているのを保管施設に預けていた漁師が発見。
すぐに水槽に戻し、タコは無事だったようです。
男は調べに「知り合いの家に手ぶらで行けないから持っていったが、不在だったので放置した」と話しているという。
<朝日新聞デジタル 2月25日(木)23時36分配信より>
知り合いの家に行くのに、手ぶらでは行きにくいからとタコを盗み、それを手土産に持って行った男です。
しかも知り合いが不在だったから放置したという訳の分からない理由です。
もし知り合いの家に生きたタコが13匹も放置されていたら、さぞかし気味が悪かったでしょう。
手土産が逆効果になるところでした。
過程はともかく、結果としてタコは水槽に戻され無事だったことは何よりです。
ただ、このように盗まれた物が被害者の手元に、元の状態、無傷な状態で戻ることは難しいでしょう。
一度盗まれたら戻ってこない、戻ってきても何か破損したり、欠けたりなど、元の状態ではないと考えておいた方が良いでしょう。
保険を掛けることができるもので、補償としてお金で戻ってくればよいものばかりだと良いですが、お金に換算できないものが被害に遭うと大変です。
元の状態には戻らない、歴史的な価値があったなどそれらが壊される、失われる危険性があるからです。
防犯対策はそのような事情も考慮した上で行うことが望ましいと言えます。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年3月 4日 13:16)
