今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
小学生から限定ゲーム機(ニンデンドーDS)盗んだ男逮捕 シリアル番号から発覚
小学生の男児から携帯ゲーム機を盗んだとして、甲子園署は1日、窃盗の疑いで、西宮市の土木作業員の男(32)を逮捕しました。
逮捕容疑は2月23日、同市の公園で、小学5年生の男児(10)が自転車の前かごに入れていた携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」本体とソフトなど3点(計約1万9千円相当)を盗んだ疑い。
容疑を認めているという。
同署によると、ゲーム機はポケットモンスターのイラストが描かれた限定品で、同市内のゲーム店で中古品として販売されているのを男児の友人が発見。
男児が持っていた保証書のシリアル番号と照合したところ一致し、持ち込んだ男が浮かび上がりました。
<神戸新聞NEXT4月1日(火)18時27分配信より>
小学生から携帯ゲーム機を盗んだ男がゲーム店に持ち込み転売しましたが、限定品だったためシリアル番号が登録されており、そこから盗んだ男が判明したという事件です。
今回は限定品だった為、保証書に書かれているシリアル番号と照合することができましたが、通常品の場合はシリアル番号が記載されているのでしょうか。
記載されていたとしても保証書を紛失していたらおそらく番号が分からなかったでしょう。
盗まれた被害者でその番号が分からなくても持ち主、購入者にたどりつくような仕組みがあれば、泥棒も簡単には転売できません。
また、盗難品が持ち込まれた場合、買い取る側で番号確認を行い、購入者と持ち込んだ者が異なれば、すぐに警察に通報することを義務付けるなど、法の整備も必要ではないでしょうか。
ただ、泥棒側も賢いですから、その番号を消す、分からなくするなどより工夫を重ねるでしょうから、その対策も考えなければなりません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年4月 4日 19:19)
高額大工道具狙う3人組逮捕 被害302件、総額総額5,100万円
近畿地方を中心に7府県で大工道具などを盗んだとして、滋賀県警大津北署などは19日、窃盗容疑で大阪府守口市の風俗店経営者の男(51)ら3人を逮捕・送検し、捜査を終結したと発表しました。
県警は302件の犯行を裏付け、被害額は5100万円にのぼる、としています。
同署によると、男らは平成23年2月~25年8月の間、県内をはじめ7府県の工場内や工務店の倉庫、駐車中の車両から大工道具を盗んだとしています。
主に高額の道具を狙い、すぐに売りさばいていました。
3人はいずれも同日までに執行猶予付きの実刑判決が確定しています。
<産経新聞3月20日(木)8時31分配信より>
高額の大工道具を狙い、売りさばいていた3人組の犯行です。
工場や倉庫、駐車中の車両から盗んでいたということですが、確かに工事中、無防備に道具を置いている場面をよく目にします。
私が住んでいるマンションでも、屋上で工事を行なう予定ということで、施工用の工具や薬品、部材などをマンション内の通路に積んでいました。
これ、誰かが盗んだらどうするのだろう?と不思議に思ったものです。
素人には分からない何かの薬品や塗料のようなものもあり、高価な品かどうかは別として、子供が遊んで飲み込むなどの可能性もあり、そのまま置いておくのは明らかに問題があると感じました。
また、こんなものは誰も盗まないだろうという油断、過信があるのでしょう。
今は、インターネットオークションやリサイクルショップなど、昔と比べて物の売買がしやすくなりました。
これは業者に限ったことではなく、素人同士でも簡単にできることで、便利になったと同時に、盗品の転売や、犯罪にも近くなったと言えるかもしれません。
物を買い取る側も、明らかな盗品は別かもしれませんが、怪しいと感じる品、普通では出回らない数の品であっても、自分の利益を重視し、そのまま取り引きに応じる者もいるのでしょう。
何が狙われるかの判断は、一般人(被害者)ではなく、犯罪者(加害者)の側です。
彼らが選び、狙うのです。
その点も考慮した上での防犯対策が必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年3月20日 19:33)
ハイヒールマニアの窃盗犯 部屋に450足保管
東京・銀座の高級クラブからホステスのハイヒールを盗んだとして、警視庁は住所不定、無職の男(28)を建造物侵入と盗みの疑いで逮捕し、29日発表しました。
男のレンタルルームからはハイヒール448足が見つかりました。
男は「盗むことに喜びを感じた」と供述しているという。
発表によると、男の逮捕容疑は昨年11月1日午後0時半ごろ、東京都中央区銀座8丁目の高級クラブの更衣室に忍び込み、20~40代のホステスのハイヒール14足や口紅など26点(計55万円相当)を盗んだというもの。
更衣室は三つのクラブが共同利用しており、無施錠だったということです。
男が借りていた杉並区のレンタルルームを調べたところ、ハイヒール448足のほか、女性用の下着、ポーチなどが見つかったという。
2年前に自身が寝泊まりするためにレンタルルームを契約しましたが、最近はネットカフェを転々としていました。
調べに対して、「埼玉や神奈川、千葉でも盗んだ。ハイヒールをレンタルルームに入れていったら寝泊まりのスペースがなくなった」などと供述しているという。
<朝日新聞デジタル1月29日(水)13時53分配信より>
自分はネットカフェを転々とし、盗んだハイヒールを保管する為にレンタルルームを借りる・・・マニアの考えることはすごいです。
盗んだ品は転売せず、レンタルルームに保管していたということですから、換金目的ではないことが分かります。
下着泥棒とはまた違ったマニアの泥棒です。
更衣室に置いていたハイヒール、他の女性に盗られるかもしれないと注意することはあっても、まさか男性に盗まれるとは考えません。
多数の人がいつ利用するか決まっていないからなのか、更衣室は無施錠でした。
更衣室内のロッカーはさすがに施錠できるものでしょうが、そこまでは誰もが簡単に侵入できる状態にあったのかもしれません。
ただ、今回の泥棒を見ても、何が盗まれるのかは分かりません。
普通の人から見れば価値がないようなものでも、泥棒にとっては利用価値がある、転売できるなど、盗む価値がある場合があります。
何が狙われるか決めつけるのは危険です。
そのように想定した防犯対策が効果的です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年2月14日 17:36)
女性の下着「臭いをかぐだけなら逮捕されない?」
「洗濯物の下着を手に取ったが、臭いをかぐためで、盗むつもりはなかった」。
窃盗未遂の疑いで緊急逮捕されたものの、こう否認した男が釈放されたと佐賀県の地元紙で報じられました。
ネット上では、驚きの声が上がるとともに、疑問も相次いでいます。
男の釈放を報じたのは、2014年1月7日付の佐賀新聞です。
■「県の迷惑防止条例に引っかかんないの?」
記事によると、無職の男(67)は6日夕、佐賀県嬉野市内の民家1階のバルコニーに干してあった女性用下着に手を伸ばしているのを近所の人が見つけ、声をかけると逃走しました。
しかし、通報で駆け付けた鹿島署員が、この民家近くに止めてあった車を取りに戻ってきた男に気づいて緊急逮捕しました。
ところが、佐賀地裁は、盗みの故意性などは認められないとして、嫌疑不十分で正式な逮捕状請求を認めませんでした。
これを受けて、鹿島署は、逮捕から6時間半ほど後に男を釈放し、7日になってそのことを報道発表しました。
佐賀新聞が報じると、ネット上では、下着を手に取り、臭いをかごうとしたことを認めたにもかかわらず、男が釈放されてしまったことに驚きの声が出ました。
一方で、釈放に対する疑問の声も続々と出ています。
「不法侵入とか他にも容疑あるんじゃないの?」
「県の迷惑防止条例に引っかかんないの」
「嗅ぐだけならオッケーという前例を作ってどうするのか?」
中には、下着の持ち主は、気持ち悪くてもう使う気がしないはずだとして、器物損壊の疑いもあるのではないかとの指摘もありました。
鹿島署の副署長は、取材に対し、釈放について、「裁判官の判断であるのかなと思いますので、コメントする立場にはありません」と答えました。
男を逮捕したことについては、その妥当性をこう説明します。
迷惑防止条例違反の疑いでも立件できる?
「道路から敷地内に10メートルも侵入しており、下着を盗む意思があったと判断しました。確かに外見だけでは分からず、その意思が本当にあったのかの立証は難しいですが、シチュエーションによってケース・バイ・ケースの判断になると思っています」
男はいったん釈放されましたが、鹿島署では2014年1月7日に、住居侵入の疑いで再逮捕したことを明らかにしました。
調べに対し、男はその容疑は認めているという。
佐賀新聞も8日になって、記事に再逮捕の事実を付け加えています。
当初は、住居侵入などではなく、窃盗未遂で逮捕したことについては、刑が重い罪をまず適用することになるためと言っています。
男はこの容疑は否認しており、ポケットに入れたといった事実が確認されないと立証は難しいという。
ただ、その可能性は残っているともしました。
家宅捜索については、捜査上のことなので言えないとしています。
また、佐賀県の迷惑防止条例に抵触することが分かれば、条例違反の疑いでも立件できる可能性はあるという。
器物損壊については、下着に体液や尿などを付けたとして立件されたケースはありますが、鹿島署では、今回はどう解釈するかの問題があり、分からないとしています。
下着などを手に取ったり、臭いを嗅いだりしただけで、犯罪として立件したケースは聞いたことがないそうです。ただ、野放しにすればこうした行為が助長されかねないため、場合によっては罪に問われる可能性はあるようです。
<J-CASTニュース1月8日(水)19時15分配信より>
敷地内に侵入し、下着を盗もうと手に掛けても、それを盗むまでは窃盗罪には問われないということでしょうか。
住居侵入には該当しても、窃盗未遂が適用されなければ、逮捕・検挙までは難しいということかもしれません。
しかし、これが認められると、とりあえず侵入し、盗む準備だけして、確実に盗むことができる場合のみ実行するという泥棒が出てきてもおかしくありません。
侵入はしたものの、盗むことが難しいと判断、そこで家人や周囲の人に気付かれても、まだ盗んではいないから捕まらないとなるのは問題です。
条例や法律、規制、この辺りの整備が必要ではないでしょうか。
厳罰が犯罪の抑止にはならないという意見もありますが、軽過ぎる罰が犯罪を助長するケースもあるでしょう。
犯罪が発生した後、様々な対策を行うのは当然です。
警察は犯人逮捕の為に捜査し、被害者は今後被害に遭わない為の再発防止策を考えます。
ただ、この流れは事後の対策でしかありません。
犯罪自体が発生しない、つまり、犯罪者が犯罪を思い留まる、抑止力に期待した防犯対策の実施、これが犯罪件数を減少させる対策となります。
こういった面も含めた防犯対策や取り組みも考える必要があるでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年1月20日 19:35)
猫120匹の餌代目的で窃盗 猫へのほおずりが至福の時
「約120匹の猫に餌付けしているので、餌代が必要だった」。
大阪府警は11日、こう話す男を窃盗などの疑いで逮捕、送検したと発表しました。
同府和泉市池田下町、無職の男(48)。
府警によると、32件の窃盗事件(被害総額約1900万円)に関与した可能性があるという。
自宅などで飼育する約20匹の他に、野良猫など約100匹にも餌付けし、餌代のために盗みに手を染めたとみられます。
府警捜査3課によると、男は自宅や近所の賃貸倉庫で飼育する猫を「内ネコ」、近所のコンビニの駐車場などで餌付けした猫を「外ネコ」と名付け、アジや鶏肉などの餌を与えていました。
餌代は1日約2万5000円に上ったということです。
「猫にほおずりするのが至福の時だった。餌代を稼ぐためだった」と話しているという。
男は、今年7月、和泉市内の民家に侵入し、現金2万4000円やネックレスを盗んだとして、窃盗などの疑いで逮捕され、計4件の窃盗事件(被害額約72万円)について窃盗などの罪で起訴されています。
<毎日新聞12月12日(木)1時34分配信より>
猫の餌代が窃盗の動機というのも珍しいです。
動物好きの人が犯罪者に転じてしまった不運な事件とも言えます。
ただ、周囲の住民にすれば、そのように餌づけするのは迷惑な行為とも言えます。
その人が責任を持って餌づけをやり続けてくれればまだ良いのですが、途中でやめてしまう、引っ越してしまうなどすれば、その後に残された猫達は、その場に住み続ける、集まり続けることになります。
糞尿の問題や、衛生面でのトラブルもあるでしょう。
何事においても、事を始める以上、終わる時のことも考えて行動することが必要です。
そうでなければ、単なる無責任な行動でしかありません。
また、無職の人が何十匹もの猫に餌を与え続けていたら、それは犯罪に関与している可能性があるという証なのかもしれません。
もともと財産のある人なら別ですが、普通に生活している人で、無職なのにその餌代はどうしているのか?自分の生活費はどうしているのか?と考えると怪しいと感じるのが普通です。
株の売買や小説家など家で仕事をしている人は別ですが、全くの無職となると、何かあると勘ぐってしまうものです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2013年12月20日 18:47)
愛媛 漁協の金庫から現金1300万円盗難 犯人は17歳&19歳カップル
愛媛県警松山西署などは2日、松山市沖の津和地島にある漁協から現金約1300万円を金庫ごと盗んだとして、窃盗などの疑いで無職の少年(17)を逮捕しました。
少年は11月8~9日に松山市の高浜港で小型船舶と船外機を盗んだとして、同22日に窃盗容疑で逮捕されていました。
同署によると、少年は松山市に住む交際中の少女(19)とともに、11月8日の夕方以降、盗んだ小型船舶で松山港の沖合約10キロにある中島に渡航しました。
さらに別の小型船を盗み、中島から直線で8キロ先の津和地島に上陸。
無人だった中島三和漁協組合の事務所に押し入り、現金を盗んだという。
少年は「勝手口や金庫には鍵がかかっていなかった」と供述。
多額の金が入っていることを知らなかったようで「腰が抜けるほどの大金があった。200万円ぐらい生活費や遊びに使い、残りは一緒にいた女と山分けした」と話しています。
同署は「少年は家出中で、本籍は津和地島だったことから土地カンがあったと思われます。
島出身なので、船の操縦にもたけていたようだ」と説明。
共犯とされる少女からも、任意で事情を聞いています。
<スポーツ報知12月3日(火)7時5分配信より>
1,300万円もの大金を盗んだのが17歳の少年と19歳の少女のカップルによる犯行ということにも驚きますが、それだけの大金を保管していた漁協の勝手口にも金庫にも鍵が掛かっていなかったということに驚きます。
これまで被害に遭わなかったことの方が不思議です。
これはこの地域が窃盗などの犯罪とは無縁で、平和な場所ということを現わしているのかもしれません。
誰が盗むのか、誰も盗むはずはない、みんな顔見知りで、仲間だという意識が強い人も多いでしょうか。
ただ、泥棒が内側にいなくても、外側にはいますし、外から内に移動してくることは当然あります。
平和な田舎だと、無警戒な人が多いでしょうし、外からやってきた人にも親切に接し、まさか泥棒だと疑う人はほとんどいないでしょう。
それを利用して犯行を企てる者が必ずいます。
また、今回の事件が顕著に表れているのが、金庫への依存、過信です。
金庫に入れていたら万全、安心だと思っている人が多いのです。
まさかこんな重いものを持ち出せるはずがない、鍵がなければ開けられないし、穴を開けて盗もうとする者はいない、などと考えるのも分かります。
ただ、今回の事件に限らず、金庫内保管の現金が盗まれることは多々あります。
その場で開錠されている場合、鍵の保管場所を探し、それを用いて開けられている場合、金庫を持ち出し、あとでゆっくり時間を掛けて開けられている場合など、犯行の手口は様々ですが、到底完璧な対策には程遠いように感じます。
もちろん、金庫に保管していて被害を免れた、犯人があきらめて逃走したというケースも多々あるでしょう。
(こういったケースはあまり報道されませんし、ニュース性がないのでしょう)
金庫に依存し過ぎること、過信することは禁物だということです。
金庫+防犯システム、金庫+防犯カメラなどいくつかの防犯対策を単独ではなく併用することで、より強力な防犯対策となります。
1+1=2にもなりますし、それ以上にもなる組み合わせもあるでしょう。
犯罪者が敬遠する防犯対策の組み合わせを検討してみましょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2013年12月12日 18:06)
目的はスリルとストレス解消、盗んだタイヤを売却した金は窓から捨てた?
民家から計144本のタイヤを盗んだとして、神奈川県警大和署は26日、窃盗容疑で、大和市大和東の配送員の男(38)=窃盗罪で起訴=を追送検しました。
「盗むスリルでストレス解消した」と容疑を認めているという。
追送検容疑は平成24年12月15日から今年9月20日ごろまでの間、同市内の民家32カ所から、アルミホイールつきの自動車タイヤ144本(時価計約293万円相当)を盗んだとしています。
同署によると、これまでに立件した男によるタイヤ盗被害は計36件160本(時価計約310万円)に上ります。
男は盗んだタイヤを自動車部品買い取り店に売却していましたが、「売却したカネはその都度捨てた。車で走りながら窓から捨てた」と供述しています。
<産経新聞11月27日(水)12時40分配信より>
タイヤ泥棒の男が逮捕されましたが、盗んだタイヤを売却し、そこで得たお金は、その都度車の窓から捨てていたという供述をしています。
お金が欲しくてタイヤを盗んだのではなく、スリルを味わい、そしてストレス解消が目的だったということです。
本当でしょうか?
動機として後付けしただけで、普通に考えると、お金を得ることが第一で、その上、スリルを味わえて、ストレスも解消できるという犯人にとっては一石三鳥の手口だったかもしれません。
複数回に渡って車の窓からお金を捨てていたのであれば、おそらくその現場付近で話題、ニュースになったでしょうから、その供述自体が怪しい気がします。
まあこの世には色々な動機で犯行を行う犯罪者がいるということが分かりますね。
投稿者: 総合防犯設備士 (2013年12月 5日 19:18)
中国人女2人逮捕 泥酔させキスし現金引き出す、被害2億円以上
泥酔した男性のキャッシュカードを勝手に使って現金を引き出したとして、警視庁上野署は16日、窃盗容疑などで、埼玉県川口市並木、女(36)ら中国人の女2人を逮捕しました。
同署によると、女は容疑を否認しています。
JR上野駅(東京都台東区)周辺の繁華街では昨年から同様の被害が約600件あり、被害総額は約2億2千万円に上っています。
酔った男性を飲食店に連れて行き、さらに大量の酒を飲ませた上、コンビニエンスストアの現金自動預払機(ATM)で暗証番号を入力させた後、キスしたり抱き合ったりして気をそらせたすきに、仲間が現金を引き出す手口という。
同署は複数の中国人グループが関与しているとみています。
女の逮捕容疑は7月5日早朝、文京区湯島のコンビニで、泥酔した40代の男性会社員のキャッシュカードを無断で使い、ATMから現金40万円を引き出したとしています。
<産経新聞11月17日(日)11時10分配信より>
スパイ活動や諜報活動ではありませんが、これもハニートラップ(対象男性を誘惑し、性的関係を利用して懐柔)の一種と呼ぶのでしょうか?
ターゲットに大量のお酒を飲ませ、キスしたり抱き合ったりし、相手を油断、誘惑している間に、別の仲間がコンビニのATMから現金を引き出させるという手口です。
コンビニにはATMが完備されていますから、防犯カメラにもしっかりと映像が記録されているはずですが、被害件数で600件、被害総額2億2千万円以上ということですから、なぜそこまで被害が拡大したのかが不思議です。
被害男性には誘惑されたという弱み、下心、後ろめたさなどがあり、被害届を出すことをちゅうちょする人がいたかもしれません。
また、家族に知られることを恐れて、金額が少額であれば、あきらめてそのまま泣き寝入りをするというケースもあったでしょう。
こういったことが犯人逮捕を遅らせ、被害が拡大した原因かもしれません。
また、他の共犯者、外国人グループの組織的な犯行により、なかなか逮捕につながらなかったのでしょうか。
犯行現場周辺の繁華街の治安状況によっても犯罪が起こりやすいか変わってきます。
いつ犯罪が発生してもおかしくない場所、発生しても気付かれない、誰も気にしない場所だと、犯罪者が好む環境と言えます。
逆に犯罪者が活動しにくい場所、極端な例ですが、警察署の前、交番の横など、すぐに見つかる、捕まる場所だと犯罪を犯すことはできません。
してもすぐに捕まってしまいます。
警察署が近くにあるとは限りませんが、警察に近い環境、防犯カメラや防犯センサーで犯罪者を監視、威嚇する環境を人口的につくることができれば、犯罪者には有効です。
それ以外にも住民同士の挨拶や声掛け、防犯パトロールの実施など、街全体が犯罪に対して強い姿勢を打ち出すことも効果的です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2013年11月29日 18:26)
福島 避難生活者の仮設住宅で消火器8本盗難
21日午後0時20分ごろ、いわき市四倉町の仮設住宅で消火器8本(6万円相当)が盗まれたと、仮設住宅の管理人男性(66)がいわき中央署四倉交番に通報しました。
同署は窃盗事件として調べています。
同署によると、消火器が盗まれたのは20日午後5時ごろから21日午前11時30分ごろまでの間。
管理人男性が消火器1本がなくなっているのを見つけ、敷地内を確認したところ、管理事務所や仮設住宅の屋外に設置されていた計8本がなくなっていたという。
仮設住宅では広野町民らが避難生活をしています。
<福島民友新聞10月22日(火)11時53分配信より>
地震・津波の直接的な被害による避難者か、もしくは原発事故による避難者か分かりませんが、どちらにせよ、避難生活を余儀なくされている人達が住んでいる仮設住宅での窃盗事件です。
地震や津波、または火災などの自然災害(火災は放火もあります)が発生した後、そこから人が避難し、無人になったところで物を盗むというのは泥棒の中でも下に位置すると思います。
窃盗という犯罪の中で上や下というのはないかもしれませんが、被害者の心情を考えると許せな犯行です。
今回発生した仮設住宅での消火器盗難ですが、被害に対しては、国や自治体の費用で、消火器を購入するのだと思いますが、もし個人の負担となると、どのような気持になるでしょうか。
自分達はこんな辛い生活を強いられ、さらに物が盗まれる、まさに泣きっ面に蜂です。
このような被害に対しては、個々の防犯対策云々より、個人のモラルの問題です。
これらを恥だと感じるかどうか、ただそれだけのような気がします。
そう感じない人に対しては、何を言っても無駄でしょう。
更生する・しない以前の問題ではないかと思います。
投稿者: 総合防犯設備士 (2013年10月31日 10:27)
同居友人の貯金1000万円を盗み、散財 逮捕時残金2千円
同居する友人から現金約1000万円を盗んだとして、岐阜県警は19日までに住所不定、無職の男(43)を窃盗容疑で逮捕したことを発表しました。
男は今月18日に京都府警に保護され、岐阜北署に出頭。
逮捕時にはわずか2000円しか残っておらず、同署の取り調べに「すべて使った」と供述しています。
ルームシェアの友人がまさかの裏切り行為を働きました。
岐阜北署によると男は、7月7~13日の間に岐阜市内のアパートで同居していた家屋解体作業員の男性(43)が貯金していた約1000万円を盗んだという。
男性がスーツケースの中に保管しており、ケース丸ごと持ち去られてしまいました。
加藤容疑者はそのまま行方知れずとなり、男性から相談を受けた岐阜県内に住む男の家族が捜索願を提出していました。
岐阜北署では「男性が『コツコツためた』と言っていることから、長期間にわたって貯金していたお金だったのでしょうね...」と同情。
「男が1000万円を何に使ったのか、なぜ京都で保護されたかなどはは現在取り調べ中です」と話しました。同署では2人がどういう友人関係だったのかも含め、背景を詳しく調べています。
<スポーツ報知10月20日(日)7時4分配信より>
ルームシェアしていた友人がまさか泥棒に変身するとは・・・。
その友人と親しいほど、盗まれたショックは大きいでしょう。
ルームシェア、ルームメイトが題材になったドラマが近年多いですが、ドラマと現実は違うような気がします。
ドラマに憧れてか、家賃や生活費を効率よく分担できるからか、実際にルームシェアをする人も増えているようですが、この事件同様トラブルが起こりやすい生活形態と言えます。
特によく知らない人、素性や家族、実家等を知らない人と一緒に暮らすのは正直怖いと思います。
今回の事件では、被害者の男性が、お金を盗んだ友人の家族に相談し、家族が捜索願を出していたため警察に保護される結果となりましたが、このような事態になった時に誰にも相談できないというのが最も懸念されます。
きちんと相手のことを知っておくことが必要でしょう。
また、貴重品などの保管も気をつけなければなりません。
全ての物を24時間、身につけられるわけではありませんから、通帳や印鑑、普段使わない貴金属類などは銀行の貸金庫など安全な場所に保管するなどすべきです。
同居人を疑う、信用するなということではありませんが、避けられるトラブルは自分で避けるべきでしょう。
とはいっても、全てを貸金庫に保管することはできません。
パソコンや携帯電話、バッグ(女性はブランド物を持っている方が多いですね)や衣類など、日常生活でよく使用するものは、身近な場所に置いておかざるを得ません。
そうなると、最初に話が戻りますが、やはり同居人選びがポイントになりそうです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2013年10月22日 16:37)
