今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
富山 倉庫から冬用タイヤ470本(時価1400万円相当)盗難
射水市内の物流倉庫から新品の冬用タイヤ約470本(時価約1400万円相当)が盗まれる被害が、20日までに発生しました。
射水署が窃盗事件として調べています。
同署によると、倉庫は物流会社が新品タイヤ数万本を保管、管理し、注文があれば出荷します。
18日夜に業務を終え、従業員が施錠。
週明けの20日朝に出勤し、在庫管理システムでチェックしたところ、一部のタイヤがなくなっていることが分かりました。
盗まれたタイヤにはホイールは付いておらず、トレーラーやトラックなど高額な大型車用約200本が含まれていました。
倉庫の窓が割られており、犯人はこの窓から侵入して出入り口からタイヤを運び出し、再び施錠して逃走したとみられます。
同市内のある倉庫業者は「窃盗団は昼間に下見をして物色し、夜中に犯行に及ぶようだ。防犯策が甘いと狙われる」と話しました。
冬用タイヤの需要が高まり、タイヤ盗被害が急増しています。
16日には高岡市内の運送会社で、敷地内に野積みしていたトラック用大型タイヤ約110本が盗まれる被害が発覚しています。
<北日本新聞10月21日(火)4時24分配信より>
タイヤ470本、時価約1400万円の窃盗被害です。
被害金額もそうですが盗まれたタイヤの本数も驚きです。
その場からどのように持ち出して、どのように運んだのかが気になります。
複数人の窃盗団によって、計画的かつ長時間かけて犯行は行われたのでしょう。
雪が降る地域ではシーズンごとのタイヤ交換は必須です。
交換したタイヤはどこかに保管しておかなければなりませんが、そのシーズン以外は持ち主にとってはおそらく関心もなく、ほったらかしにされていることが多いのではないでしょうか。
泥棒に盗まれたとしても、盗まれたことにはすぐ気付かず、いざ自分が使おうとしてはじめて気付いくという事例もあるでしょう。
泥棒にとっては犯行発覚が遅れ、さらに価値が高いということで絶好のターゲットになります。
今回の泥棒も盗んだ後に、倉庫の鍵を再び施錠して逃走していることから、倉庫の外観に変化がなければ、しばらく気付かれなかった可能性があり、その点も計算していたと思われます。
これから本格的に寒くなり、タイヤ交換のシーズンになりますが、シーズン以外も交換タイヤに関しては注意が必要です。
敷地内に野積みの状態というのは非常に危険なのですぐに改めましょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年10月27日 15:49)
滋賀 メガソーラー工事現場から7トンのケーブル盗まれる
7日午後1時頃、滋賀県日野町の大規模太陽光発電所(メガソーラー)工事現場で、送電用銅製ケーブルが盗まれているのを工事業者が見つけました。
ケーブルは長さ計約3500メートル、重さ計約7トンで、約350万円相当といい、県警東近江署は窃盗事件として捜査しています。
発表では、ケーブルには刃物のようなもので切断した跡があったという。
<読売新聞9月28日(日)15時2分配信より>
原子力発電から太陽光発電への切り替えがこんなにスムーズにいくとは思いませんでした。
ただ原子力発電はそれぞれの電力会社が行いますが、太陽光発電は民間の会社や個人でも行うことができます。
その分、セキュリティ面で甘くなってしまいます。
発電用のソーラーパネルやケーブルなどの設備投資が重視され、盗難や侵入目的のセキュリティ対策にまではなかなか手が回らないのが現状でしょう。
今後はパネル等施設の保守面での問題も出てくるでしょう。
そのような施設に警備員や従業員を常住させるのは費用面でも大変です。
遠隔から監視、管理できるi-NEXTシステムが最適です。
ネットワークカメラの映像を離れた場所のiPadやiPhoneで確認することができます。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年10月 9日 17:48)
コインランドリーから女性の下着100回盗んだ男逮捕 自宅から1800点押収
コインランドリー内から女性の下着を盗もうとしたとして、大阪府警南署は25日、窃盗未遂容疑で堺市中区の溶接工の男(45)を逮捕したと発表しました。
「これまでに100回ぐらい女性の下着を盗んだ」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は、17日午前3時10分ごろ、大阪市中央区のコインランドリーで、区内の20代女性の下着を盗もうとしたとしています。
男が乾燥機に手を入れ、物色しているところを被害女性が発見し通報。
駆けつけた署員が取り押さえました。
同署によると、男の自宅の押し入れから女性用下着計約1800点が見つかったという。
<産経新聞8月26日(火)13時2分配信より>
コインランドリーというのは残念ながら盗難事件が多発する場所です。
その多くが女性用の下着です。
洗濯中・乾燥中にその場所から離れた隙を見て盗まれるケースが多いようです。
洗濯中・乾燥中にその場でずっと見ていれば、その状態で盗むことはできません。
その場から離れたところを狙われています。
また、下着だけでなく、洗濯機・乾燥機の両替機や料金を入れるところが壊され、現金が盗まれる事件も多いのが現状です。
それはコインランドリーが有人ではなく無人、また、お客さんが少ない時間帯(24時間営業の深夜・早朝など)があり、そこが泥棒にとっても最も犯行を行いやすい環境となっているのでしょう。
防犯カメラが設置されているところも増えていますが、それでも被害に遭っているケースもあるようです。
防犯カメラに映像として記録され、自分が盗んだ証拠となるのにそれでも下着を盗む。
これは下着マニアにとっては抑えきれない衝動なのでしょうか・・・。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年9月 3日 11:33)
置引に注意! 熱海の海水浴場で防犯キャンペーン
熱海署は6日、熱海市の長浜海水浴場で置引などの窃盗被害防止を目的とした防犯キャンペーンを実施しました。
署員、市防犯協議会の防犯指導員、地域安全推進員11人が参加。遊泳客らに啓発品を配り、注意を呼び掛けました。
啓発品にアサガオのイラストを印刷したうちわ100本を用意。
両面に「鍵かけは忘れずにロック・オン・作戦」のキャッチフレーズと、高齢者を犯罪や交通事故、災害から守る同署の対策「あさがお作戦」を記載しています。
参加者は「車に鍵を掛けるのを忘れずに」「置引に気を付けて」などと声を掛けながら手渡しました。
合わせて水難事故防止も呼び掛けました。
同署によると、海開き後、熱海サンビーチの更衣室でバッグが盗まれる置引被害が1件発生しているという。
7日は熱海サンビーチで、同様のキャンペーンを行う予定。
<伊豆新聞8月7日(木)11時29分配信より>
毎年置引などの窃盗事件が多発する海水浴場周辺に防犯カメラを設置すると、翌年以降、犯罪の発生率が激減したという事例がいくつかありました。
防犯カメラに見られている、記録されているというのは犯罪者の心理状況に強い影響力があります。
防犯カメラを多数設置する費用を捻出できない場合は、機械の目による監視ではなく、人の目による監視を強化するという方法があります。
今回警察署員、防犯指導員、地域の安全推進員の方などが参加し、防犯キャンペーンを実施しました。
防犯活動の啓発や注意喚起など、とにかく防犯に対する意識を少しでも高めてもらうことを目的としているのでしょう。
いきなり防犯カメラを設置する、という防犯対策においてかなりハイレベルな段階に上がることには抵抗がある人でも、犯罪を意識し、どのように犯罪を減らすのか、減らすにはどうしたらよいのかを考えてもらうことから始めるのは難しいことではないと思います。
防犯対策のレベルも少しずつ上げていくことで、少しずつでも効果は出てくるでしょうし、犯罪が起こしにくい環境が徐々に出来上がります。
まだまだ暑い日が続きます。
海やプールなど、気分が開放的になると、例えば所持品の管理や、自動車の鍵をつけっぱなしにしたり、油断が出てきます。
犯罪者はそれをこっそり隠れて見ているかもしれないと注意して下さい。
その注意がいつか役に立つ日が来るはずです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年8月19日 20:02)
女性警官 独身寮で同僚の現金盗む
独身寮の同僚の部屋から現金を盗んだとして、京都府警は17日、宇治署地域課の女性巡査(20)を窃盗と住居侵入容疑で書類送検したと発表しました。
監察官室は停職1カ月の懲戒処分とし、巡査は同日付で依願退職しました。
任意捜査を理由に名前は公表しませんでした。
監察官室によると、巡査は今年3月27日午後7時半ごろ、宇治市大久保町の府警独身寮で、無施錠の同僚(25)の部屋に侵入し財布から現金1万1000円を盗んだなどとしています。
4月14日に再び部屋に侵入し、戻ってきたこの同僚と鉢合わせして発覚しました。
「昨年12月に出費がかさみ、生活費がほしかった」と容疑を認めているという。
<毎日新聞7月18日(金)17時25分配信より>
独身寮で同僚の現金を盗んだ警察官の事件です。
結果的には、1万1千円の現金のために警察官という職を失ってしまいました。
余罪があったかどうかは不明ですが、自業自得とは言え、少し気の毒に感じます。
ただ、泥棒を捕まえることが仕事である警察官自身が泥棒になってしまったのですから罪は重いでしょう。
穏便に済ませては後に大きな批判を受ける可能性もあったでしょうから仕方がないかもしれません。
常習犯ではなく魔が差した犯行かもしれませんが、犯行に及ぶ前にもたらす結果を考えるべきでした。
大きなリスクを冒してまで行う犯罪か、盗まなければならない金額なのか、冷静に考えれば判断できたでしょう。
警察官という職をお金に換算したらいくらぐらいになるのか。
職業に執着がなければ別ですが、普通に考えれば何百万円、何千万円の価値があるように思います。
それを失うリスクがある犯罪というのは相当なものだと思います。
犯罪者がそこまで計算して犯罪を犯すかどうかは分かりません。
今回のように衝動的に、発作的に、瞬間的に犯してしまう犯罪もあります。
犯人の犯罪動機は何であっても、被害者が被害を被ることに変わりはありません。
被害者になりうる我々はそのことを踏まえて上での防犯対策が必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年7月31日 18:30)
勤務先から1560万円盗んだ従業員の男逮捕
神奈川県警川崎署は3日、建造物侵入と窃盗(事務所荒らし)の容疑で、住所不定の派遣社員の男(47)=同罪で起訴=を再逮捕しました。
逮捕容疑は、1月から5月9日ごろまでの間、川崎市川崎区富士見のコンピューター関連会社に侵入し、CPU等の商品計577点(計約1300万円相当)を盗んだとしています。
「間違いありません」と容疑を認めているという。
男は5月20日深夜から21日未明にかけて、同社からコンピューター部品172点(計約260万相当)を盗んだとして逮捕、起訴されていました。
同署によると、男は4月26日まで同社に勤務していましたが、出社しなくなったため休職扱いになっていたという。
男は従業員用のセキュリティーカードを使用して会社に侵入。
盗んだ商品は売却しており「生活費に使った」と供述しているという。
<産経新聞7月3日(木)14時2分配信より>
防犯システムを導入しているから完璧、安心というわけではありません。
今回の事件のように、従業員用のセキュリティカードを使用して会社内に侵入し、商品を盗む男がいるのです。
もし、退職者、転職者が同じようにセキュリティカードを持ったまま、会社を辞めていたらどうでしょう。
そのカードを回収することは第一ですが、そのカードを使用不能にすることも必要です。
回収だけだと、もし複製されていれば、その後も使用することができてしまいます。
会社へのログインID・パスワードの管理も必要です。
辞めた後も自宅のパソコンからログインして、社員専用のホームページを閲覧していたという話もあります。
閲覧できるパソコンを限定するなど、より強力なセキュリティを掛けている場合は別ですが、ID・パスワードさえ分かればどこからでもアクセスできるシステムは危険です。
侵入者対策としてのセキュリティも、パソコンなどのセキュリティも、どちらも事前の対策が大切です。
あのとき、きちんと対策をしておけばよかった、と後悔しないために、何も被害が出ていない段階で、万が一の対策をするのです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年7月11日 10:24)
兵庫芦屋 目的不明? 市議のネームプレート15枚盗まれる
10日午後1時45分ごろ、兵庫県芦屋市精道町の芦屋市役所南館3階の議会フロアで、市議の出席状況を確認する「出退表示盤」(縦4列、横9列)のネームプレート(縦約12センチ、横約3センチ)21枚のうち15枚が無くなっているのを市議が気付きました。
芦屋署が窃盗事件として調べています。
同署によると、9日午後10時40分ごろに市職員が退庁する際にはネームプレートはすべてそろっていたという。
出退表示盤は、議員が登庁しボタンを押すと議員の名前が書かれたネームプレートが点灯する仕組み。
市役所には、議会フロア以外4カ所に出退表示盤があるが、被害はなかったようです。
<産経新聞6月11日(水)10時15分配信より>
犯罪が発生する兆し、予告ということも考えられます。
今回の事件は次に発生する事件の前振りというか、その事前準備・下見段階での何らかの目的だった可能性も。
もちろん単なる愉快犯、嫌がらせ目的、お騒がせ犯などの可能性もあります。
いずれにしても警戒は必要ですし、再発防止策として何らかの対策はすべきでしょう。
対策を怠ったばかりに大きな被害を被ってしまった場合、その時に悔やんでもどうにもなりません。
壊された物は元の状態には戻りませんし、盗まれた物はおそらく帰っては来ないでしょう。
そうならないための事前の対策です。
対策は窃盗被害を想定するだけではいけません。
火災対策(放火・類焼)、建物・敷地内への侵入防止策(いたずらや破壊目的、盗撮や暴行目的)、不正監視策(防犯カメラによる監視)など。
様々な犯罪を想定した対策が求められます。
もちろん、その場所や業種、内容に応じて発生する可能性のある犯罪も変わってきますから、対策もそれに応じたものになります。
その見極めや分析も必要になります。
一般の方でも、この場所なら○○の犯罪が発生する可能性が高そうだと想像できるでしょうし、分かりにくい場合は防犯のプロである我々セキュリティハウスの無料防犯診断をご依頼下さい。
プロの視点で犯罪を分析し、その場に応じた最適の対策をアドバイスいたします。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年6月18日 11:58)
自分の金を使うのはもったいない 現金10円が入った女児のかばん盗んだ63歳
女児のかばんを盗んだとして、兵庫県警尼崎南署は10日、窃盗容疑で、尼崎市稲葉荘の無職の男(63)を逮捕しました。
「おなかが減ったが、自分の金を使うのがもったいなかったので盗んだ」と容疑を認めているという。
盗んだかばんに現金は10円しか入っていなかったという。
逮捕容疑は9日午後5時ごろ、同市稲葉荘の公園で、駐輪していた小学4年の女児(10)の自転車の前かごから、かばんを盗んだとしています。
同署によると、女児ら子供5人が公園で遊んでいたところ、男がかばんを盗むのを目撃。
男が自宅に入るまで追跡し、110番したという。
<産経新聞4月11日(金)9時56分配信より>
おなかが減ったが、自分の金は使いたくないので、小学生のかばんを盗んだ馬鹿な男の犯行です。
かばんには10円しか入っておらず、盗まれた女児らに自宅まで跡をつけられ、110番通報されたという間抜けっぷりです。
小学生がそんなにお金を持っていないことはいい大人なら分かりそうなものですが・・・。
被害者の女児らはお手柄ですが、子供のかばんを盗む大人、しかも10円を盗む大人、いったいどのように感じたでしょうか?
最近の若者は・・・何ていう言葉がありますが、最近の中年は・・・、最近の老人は・・・と感じる幼稚な、浅はかな事件を耳にすることが多いように思います。
昔は、大人と子供というのは色々な面で違いました。
大人の言うことには説得力がありましたし、叱られるのが怖いというイメージがありました。
もちろん身近な大人として学校の先生などすごいと感じる、尊敬できる(子供からすれば尊敬という堅苦しい言葉ではないかもしれませんが)、経験が豊かな大人がほとんどでした。
学級崩壊やモンスターペアレンツ、いじめ、未熟な教師など、様々な問題が重なり、大人としての威厳のようなものが失われつつあるのではないでしょうか。
大人なのになぜ?という事件が非常に多いように思います。
子供から大人に成り切れていない人が多すぎるのではないでしょうか。
少し考えれば分かるような判断ができない大人が増えています。
今回の男もそうでしょう。
犯罪とは一部の者による犯行ではなくなってきました。
出来心かもしれませんが、盗みや万引きなどの犯罪を犯してしまう普通の人が増えてきたように思います。
誰もが犯罪予備軍と考えて警戒することも過剰な反応とは言えない時代を迎えています。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年4月11日 19:21)
小学生から限定ゲーム機(ニンデンドーDS)盗んだ男逮捕 シリアル番号から発覚
小学生の男児から携帯ゲーム機を盗んだとして、甲子園署は1日、窃盗の疑いで、西宮市の土木作業員の男(32)を逮捕しました。
逮捕容疑は2月23日、同市の公園で、小学5年生の男児(10)が自転車の前かごに入れていた携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」本体とソフトなど3点(計約1万9千円相当)を盗んだ疑い。
容疑を認めているという。
同署によると、ゲーム機はポケットモンスターのイラストが描かれた限定品で、同市内のゲーム店で中古品として販売されているのを男児の友人が発見。
男児が持っていた保証書のシリアル番号と照合したところ一致し、持ち込んだ男が浮かび上がりました。
<神戸新聞NEXT4月1日(火)18時27分配信より>
小学生から携帯ゲーム機を盗んだ男がゲーム店に持ち込み転売しましたが、限定品だったためシリアル番号が登録されており、そこから盗んだ男が判明したという事件です。
今回は限定品だった為、保証書に書かれているシリアル番号と照合することができましたが、通常品の場合はシリアル番号が記載されているのでしょうか。
記載されていたとしても保証書を紛失していたらおそらく番号が分からなかったでしょう。
盗まれた被害者でその番号が分からなくても持ち主、購入者にたどりつくような仕組みがあれば、泥棒も簡単には転売できません。
また、盗難品が持ち込まれた場合、買い取る側で番号確認を行い、購入者と持ち込んだ者が異なれば、すぐに警察に通報することを義務付けるなど、法の整備も必要ではないでしょうか。
ただ、泥棒側も賢いですから、その番号を消す、分からなくするなどより工夫を重ねるでしょうから、その対策も考えなければなりません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年4月 4日 19:19)
高額大工道具狙う3人組逮捕 被害302件、総額総額5,100万円
近畿地方を中心に7府県で大工道具などを盗んだとして、滋賀県警大津北署などは19日、窃盗容疑で大阪府守口市の風俗店経営者の男(51)ら3人を逮捕・送検し、捜査を終結したと発表しました。
県警は302件の犯行を裏付け、被害額は5100万円にのぼる、としています。
同署によると、男らは平成23年2月~25年8月の間、県内をはじめ7府県の工場内や工務店の倉庫、駐車中の車両から大工道具を盗んだとしています。
主に高額の道具を狙い、すぐに売りさばいていました。
3人はいずれも同日までに執行猶予付きの実刑判決が確定しています。
<産経新聞3月20日(木)8時31分配信より>
高額の大工道具を狙い、売りさばいていた3人組の犯行です。
工場や倉庫、駐車中の車両から盗んでいたということですが、確かに工事中、無防備に道具を置いている場面をよく目にします。
私が住んでいるマンションでも、屋上で工事を行なう予定ということで、施工用の工具や薬品、部材などをマンション内の通路に積んでいました。
これ、誰かが盗んだらどうするのだろう?と不思議に思ったものです。
素人には分からない何かの薬品や塗料のようなものもあり、高価な品かどうかは別として、子供が遊んで飲み込むなどの可能性もあり、そのまま置いておくのは明らかに問題があると感じました。
また、こんなものは誰も盗まないだろうという油断、過信があるのでしょう。
今は、インターネットオークションやリサイクルショップなど、昔と比べて物の売買がしやすくなりました。
これは業者に限ったことではなく、素人同士でも簡単にできることで、便利になったと同時に、盗品の転売や、犯罪にも近くなったと言えるかもしれません。
物を買い取る側も、明らかな盗品は別かもしれませんが、怪しいと感じる品、普通では出回らない数の品であっても、自分の利益を重視し、そのまま取り引きに応じる者もいるのでしょう。
何が狙われるかの判断は、一般人(被害者)ではなく、犯罪者(加害者)の側です。
彼らが選び、狙うのです。
その点も考慮した上での防犯対策が必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年3月20日 19:33)
