今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
あなたも被害者? 日常や職場に潜むグレーな窃盗 傘、スイーツ、文房具泥棒
「コンビニの傘立てに傘を置いていたら、5分後には誰かに盗まれていた!」
そんな経験がある人は案外多いのではないでしょうか。ネット上で話題になる「それって犯罪では?」と感じるけれど、なかなか口に出して言いづらい小さなトラブルのエピソード。そんなトラブルを「自分の力で解決した!」というリアルな体験談が届きました。
セコすぎ!?駐輪場に現れた「雑巾泥棒」
都内で一人暮らしをする会社員のMさん(30代)は、ある悩みを抱えていました。それは雨の日になると、自転車のサドルの裏にかけていた雑巾が消えてしまうこと。
「年に5、6回はあります。使い古したタオルを雑巾として使っているので、惜しくはないんです。でも雨の日にサドルやハンドルが濡れたとき、サッと拭けないのは本当に困りますよね」
犯行は決まって雨の日。Mさんは「なぜ雑巾なんかを?」とモヤモヤしつつも、何度も新しい雑巾をかけ直していましたが、とうとう我慢の限界に。
「管理人さんに相談して、駐輪場をこまめに見回ってもらうことにしました。これで少しは減るかと思ったんです」
しかし...
衝撃的な場面を目撃!!
ある日、Mさんが早めに帰宅したときのこと。駐輪場を掃除する管理人さんの姿を見てビックリしたといいます。
「なんと、私の雑巾を使って、自転車置き場の周辺を丁寧に拭いていたんです。まさか犯人が管理人さんだったとは...」
Mさんは思わず「あっ」と声を出し、管理人さんと目が合いました。気まずそうに雑巾を隠す管理人さんと、思わぬ犯人との対面に動揺するMさん。
その後、管理人さんは素直に謝罪。「ちょっと借りるだけ...」と思っていたMさんの雑巾を、いつのまにか当たり前に使ってしまっていたことを反省したようです。今後は自分の雑巾を必ず持参するということで話をまとめました。
他にも「あるある」!身近なグレー犯罪に要注意
Mさんのように「これって犯罪だよね?」と思いながらも、小さいことなので強く言えずにモヤモヤしてしまう...そんな声が他にも届きました。
・Sさん(30代・男性・会社員)
ちょっと良いボールペンを使うのを、仕事のモチベーションにしています。でも、気づくといつも消えてるんです。「まさか、職場に文房具泥棒が...?」って疑ってたら、ある日会議室で衝撃の瞬間を見てしまいました。私の名前入りのペンを、上司が堂々と使っているのを!思わず「あの...それ私のです」と伝えたら、「あっ、これ誰かの?」ですって。いや、名前書いてありますけど!?返ってきたペンを眺めて、複雑な気分でしたね...。
・Kさん(40代・男性・営業職)
外回りが多いので、自分専用の傘を席に置いてます。雨の日になると同僚が「ちょっと借りるね!」って笑顔で持っていくんですよ。でも、そのまま全然返ってこないんです。先日ついに、同僚が私の傘を手に普通に帰宅しちゃう場面を目撃してしまいました。「いやそれ私のだって!」って心の中で叫んだんですけど、相手は気付かずスタスタ...。仕方ないので翌日、マジックで超デカデカと名前を書いてやりましたよ。
・Yさん(20代・女性・会社員)
ランチのあとの冷たいデザートが毎日の楽しみなんですけど、会社の冷蔵庫に入れたデザートが頻繁に行方不明になります...。パッケージに名前を書いたり、冷蔵庫に「個人のものを食べないで!」って張り紙をしても全然効果なし。ある日、給湯室で同僚女性が「昨日のプリンめちゃ美味しかった!」って後輩に話してるのを偶然聞いてしまいました。「ちょっと待って、それ私の!」と叫びたくなりました。問い詰めると、「差し入れかと思った」とか言い出す始末。...いやいや、毎日差し入れする人なんているわけないですから!
◇ ◇
実はこうした「小さな物品」の無断使用や持ち去りは、犯罪と認識されづらく、見過ごされがちです。職場での文房具、傘、デザートなど、日常に潜む「グレーな窃盗」は意外と多く、黙認されてしまうケースも珍しくありません。
「小さなものだから...」という意識が、無断使用を助長するのかもしれません。自分が同じことをされたらどう感じるかを考えれば、やはり『雑巾くらい』でもひと言ことわる、または自分で用意するのが、当たり前のマナーですよね。
雑巾泥棒問題をきっかけに、身近な「グレー犯罪」を一度見つめ直してみてはいかがでしょうか。
<5/9(金) 17:50配信 まいどなニュースより>
職場での小さな窃盗事件、多くの方が実際に被害に遭ったり、目の当たりにしたことがあるのではないでしょうか?
ボールペンがない、冷蔵庫のスイーツがいつの間にかなくなっている、デスクのお菓子が減っている、置き傘が見当たらない、一度だけなら自分の思い違いや勘違いもあり得ますが、何度も発生すると、誰か他の人の仕業だと疑ってしまいます。
その人が無意識での行動なのか、意図的な犯行なのかによっても受け取り方は違ってきますが、自分の損失には変わりありません。
しかし、被害額で考えるとごく少額、数百円程度の場合が多いですから、声を上げることに抵抗がある人も多いでしょう。
また、勝手に持ち出す人、盗もうとしている人を目撃した場合、その後気まずくなり人間関係が悪化する可能性があります。
それでもなんだかモヤモヤした気持ちが残ることもあり、自分だけが損した気分でやるせない感情だけが残ります。
防犯カメラを設置していれば、物がなくなったり、おかしな事象が発生すれば、その都度映像で確認できるようにしておけば、被害が減ることは間違いないでしょう。
映像に残っていれば、言い逃れは出来ませんし、悪質な場合は警察に証拠として提出できます。
盗もうとする人の行動の抑止(思い留まる)にもつながりますから、効果があるのは間違いありません。
また、各種ハラスメント対策にも役立ちますから、盗難防止策の用途以外にも使えます。
経営者の方は一緒に働く人たちが気持ちよく働けるように、職場改善のためにも社内に防犯カメラ設置を検討してみてはいかがでしょうか。
投稿者: 総合防犯設備士 (2025年8月21日 09:00)
