防犯泥棒大百科

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今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る

泥棒親子3人逮捕 車で生活しながら工事現場の機材窃盗

キャンピングカー.jpg

 埼玉県北部で、車で生活しながら、窃盗を繰り返していたとみられる親子3人が逮捕された。

 容疑者(50)と長男・容疑者(22)、次男の容疑者(21)は、2023年3月、熊谷市内の工事現場から、転圧機1台、時価で15万円相当を盗んだ疑いが持たれている。

 父と長男が実行役で、次男が見張り役とみられていて、3人は「生活費や遊興費のためにやった」と、容疑をおおむね認めている。

 3人は、軽自動車で県内の道の駅などで生活をしながら、工事現場で機材を狙って犯行を繰り返していたとみられ、警察は、およそ50件の余罪があるものとみて調べている。


<4/13(木) 12:27配信 FNNプライムオンライン(フジテレビ系)より>


 数年前に万引き家族という映画が公開され、カンヌ国際映画祭を始め国内外で多数の賞を受賞し、大ヒットしました。

 テレビでも放映されましたので多くの人が目にしたと思います。

 あの映画を真似ての犯行ではないでしょうが、家族で万引きをしながら暮らす生活がそれほど悪いものではない、という間違った認識を一部の人に持たせてしまったとも考えられます。


 3人で窃盗行為が行えるほど健康なのですから、普通に働けば定住してまともな生活ができると考えるのは私だけではないと思います。

 動機が生活費や遊興費のためとありますが、この遊興費がポイントで、人の物を盗む、楽して暮らす方法を知ってしまったので、苦労して働いて暮らすことがバカバカしく思えたのかもしれません。

 動機が生活費のためで、子供2人がまだ幼いということであれば同情の余地がありますが、成人した男性3人の犯行ではそう思えません。

投稿者: 総合防犯設備士 (2023年6月 9日 08:24)

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ギョーザ店、焼き肉店 無人店舗の窃盗被害相次ぐ

黒毛和牛のパック.jpg

 札幌で、また無人の販売店が狙われました。今日ドキッ!で先週、ギョーザの店の盗難被害をお伝えしましたが、新たに肉の専門店でも被害があったことが分かりました。犯行の瞬間です。

 未明の無人販売店に黒いフードをかぶった男が入ってきます。男は、レジを操作することなく商品をそのままリュックサックに...。
 
 さらに、レジの横にあった「チジミのたれ」も...。結局、5400円の代金を支払うことなく店を出ていきました。

記者
 「こちらの店には商品ケースの上など、5か所に防犯カメラが設置されていて、24時間稼働しているということです」

 窃盗の被害にあったのは、札幌市北区の「おウチDEお肉 新琴似店」で、先月28日未明、冷凍の唐揚げや焼き肉用のカルビなど5400円分の商品が盗まれました。

 3日後の今月1日には、中央区にある同じチェーン店の「山鼻店」でも、窃盗の被害がありました。

 午前0時ごろの店です。男は入店すると、手際よく冷凍庫から商品を取り出します。そしてレジでいきなり、商品を袋に詰め込みます。

 結局、男がレジで会計をしたのはソーセージひとパックのみで、「牛肉のユッケ」や「牛タン」などおよそ1万円分はレジを通さず、そのまま店を出ていきました。同じチェーン店に入った2人の男です。

 新琴似店の男は、ジーンズにスニーカー、山鼻店の男は、スーツ姿で服装や顔などから違う人物に見えます。

 一方、北区新琴似の肉の無人販売店が被害にあった同じ日の、同じ時間帯に西区宮の沢のギョーザの店でも被害がありました。

 ギョーザの店では、1万7700円分の商品が盗まれました。

 肉の無人販売店との距離や犯行時間帯などから、この日の2つの事件は別の人物の犯行とみられています。

 札幌で先週、相次いで起きた無人の販売店を狙った窃盗事件。被害にあった店の1つは、すでに警察に被害届を出し、残る2つの店も近く被害届を出す予定です。


<4/5(水) 22:13配信 HBCニュース北海道より>


 無人販売店での窃盗事件が相次いでいます。

 その多くの店では防犯カメラが複数台設置されているのも珍しくなく、犯人が商品を盗む様子が度々テレビ等で流されています。

 防犯カメラの映像から犯人が特定、逮捕につながったケースも多いと思われ、防犯カメラの効果を発揮したと言えます。


 一方、犯行後の犯人逮捕には役立ったものの、犯行発生を未然に阻止できたか、という点の検証は難しいと思われます。

 例えば、防犯カメラの存在に気付き、犯行をあきらめた、別のターゲットを探すために店から出て行った、そのような様子が頻繁に映っていれば、抑止効果があったと言えます。

 客なのか、泥棒なのか、入店の段階ではどちらかを判断できません。

 会計を済まさずに商品を店の外に持ち出す、盗んだ段階で初めて泥棒になるからです。


 防犯カメラだけでは犯罪は防げない、と防犯カメラ+αの防犯対策を勧めることが弊社でもあります。

 ただ、その意味は防犯カメラは効果がない、というものではありません。

 防犯カメラだけで犯罪を防止できる、実際にできている環境もあるからです。

 防犯カメラに求める効果が違うのです。

 事後の犯人特定のための効果を求めるのか、事前の犯行抑止効果を求めるのか。

 業種や取扱商品等によっても効果も変わってきます。

 この業種にはこの対策、と簡単には決めることが出来ません。

 それぞれの状態に合わせた最適な防犯対策を考えるべきです。

 そのご提案は防犯のプロであるセキュリティハウスにぜひご依頼ください。

投稿者: 総合防犯設備士 (2023年5月19日 10:18)

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4人家族が就寝中の住宅に侵入 タクシー運転手逮捕

戸建て住宅.jpg

 神奈川県警の宮前、多摩、大和の3署は22日、住居侵入と窃盗の疑いで、川崎市宮前区宮崎3丁目、タクシー運転手の男(42)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年12月23日午前2時ごろから同2時50分ごろまでの間、相模原市南区の男性会社員(40)宅に侵入し、現金5万5千円を盗んだ、としている。容疑を認めている。

 署によると当時、男性と妻、子どもの計4人が寝ていた。防犯カメラ映像などから男が浮上した。2021年4月ごろから22年12月ごろまでに県内で類似する手口で20件ほどの被害が出ていることから県警は関連を調べている。

<3/22(水) 20:01配信 カナロコ by 神奈川新聞より>


 建物の中に人が居ても居なくても侵入される窃盗事件が増えています。

 今回逮捕された泥棒が同様の手口を繰り返す常習犯だったかどうかは分かりませんが、人が居ても犯行は可能だと知った者が安易に犯行を行ったような印象を受けます。

 昔は人が居ることが最大の防犯対策で、泥棒は人が居ないところを狙うと言われていましたが、就寝中なら無人と同じだ、無人の階や部屋も同じだ、と考える犯罪者が増えてきたのかもしれません。

 また、住宅の建物が高層階になったことも要因でしょうか。

 以前は平屋、もしくは2階建ての建物が一般的でしたが、3階建て以上の建物が珍しくありません。

 それだけ無人の階が増えたとも考えられます。

 例えば、食事の時間帯は1階に人が集まり、就寝時は2階、3階に移動すると、朝まで1階は無人になるなど。

 その無人の箇所を目標に泥棒が侵入してくる可能性があります。

 その目的の場所に金品があるのは危険ですから、出来るだけ金品は置かない、もしくは手元に置くなど特定の場所に置いたままにしない工夫が必要でしょう。(翌日使用するからといって1階のリビングに財布や鍵を置いたまま就寝することは危険でしょう)

投稿者: 総合防犯設備士 (2023年5月12日 09:01)

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強盗団事件に便乗? 飲食店従業員による自作自演強盗

駅の立ち食いそば.jpg
 神奈川県警中原署は16日、川崎市中原区の「名代富士そば元住吉店」のアルバイト従業員の男(58)を窃盗容疑で逮捕した。

 発表によると、男は同日午前3時半頃から午前3時40分頃までの間に、同店の券売機から現金19万9000円を盗んだ疑い。「金に困っていた」と話しているという。


 同日午前5時頃、警備会社を通じて110番があったため、同署員が同店に駆けつけると、男は手足を縛られた状態で見つかり、「午前3時半頃に黒いフードの男が入ってきた。突然しびれて倒れ、縛られた」と説明した。

 しかし、店外の防犯カメラに人の出入りが映っていないことから同署で話を聞いたところ、男は「うそをついた」と話し、虚偽通報だったことが判明。また、券売機の現金がなくなっていたこともわかり、同署で事情を聞いていた。

<3/17(金) 0:14配信 読売新聞オンラインより>


 強盗団の事件が日本全体を揺るがしたような状況ですが、このような話題になる犯罪手口が出てくると、必ずと言ってよいほど便乗する手口や模倣犯が出てきます。

 今回の店舗従業員による自作自演強盗は、まさにそれではないでしょうか。

 自分の手足を縛り、嘘のストーリーを考え、場合によっては暴行された跡を自分でつけることもあるでしょう。

 約20万円の現金を盗むことが目的だったようですが、手間とリスクを考えると、割りに合わない手口のように思えます。(どのくらいの金額が入っているかは知っていたでしょうから、思っていたよりも少なかったということはないでしょう)

 共犯者がいれば縛られ方も自然に見えるでしょうが、1人で全てこなすとなると不自然な部分がどうしても出てきてしまいます。

 警察が店外の防犯カメラを調べて犯人が映っていないことからも怪しいと感じたのか、強盗の被害者(実際は加害者)に再度事情を確認したところ、自作自演を認めたようです。

 普通に考えればすぐにばれると想像できる手口ですが、お金に困っていたことから焦っての犯行だったのかもしれません。


 動機は何にせよ、防犯カメラの存在が泥棒や犯罪者にとって大きな脅威になっている現実を知るべきでしょう。

 カメラが設置されているのはターゲットになっている現場だけではなく、その周囲にも多数設置されています。

 それら全てのカメラによる監視をかいくぐって犯行を成功させることは至難の業です。

 犯罪者がこの事実を冷静に受け止めることで、成功率の低い手口は減り、犯罪自体を減らすことにつながると思うのですが、そうなっていないのは情報の発信方法や頻度に問題があるのでしょうか。

 防犯啓もう活動を行っている我々のような立場の者もさらに工夫が必要でしょう。

投稿者: 総合防犯設備士 (2023年4月28日 10:41)

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カラオケバーの高級マイク盗難

カラオケ.jpg

 12月19日、東京・亀戸のカラオケバー「バーアタオカ」にやってきた2人組み。気持ちよさそうに歌い、歌い終わってもマイクを離そうとしない。


 デュエット曲が流れ、仲間から歌うように促される。ところがこの直後、思わぬ行動に出た。

 歌う代わりに、従業員がモニターを見ているすきに、上着の内ポケットにマイクをしまったのだ。

 そして、「お連れさんお帰りになりましたよ」と店員に声をかけられると、そのまま店を後にした。

1本3万円の高級マイクの窃盗 転売目的か?
 持ち去られたのはプロが使うような"高級マイク"。値段は1本3万円。マスクをしたままでもカラオケを楽しめるようにと店が購入したもの。

 マイクだけでは使い道がないはずだが、店のオーナーは「転売目的でしょうね」と(持ち去った理由を)推測する。店によると、フリマサイトでは定価以上で出品されることもあるという。

 店はすぐには画像を公開せず、返しに来ることを待ち続けた。

バーアタオカ オーナー:
 従業員の子が「このお店から窃盗犯を出したくない」ということで。(本当は)悪いことしたらごめんの一言。それで済ませたいんですよね。

 しかし音沙汰なし。22日にやむなく警察に被害届を提出した。

 (「イット!」12月23日放送分より)

<2022/12/23(金) 18:33配信 FNNプライムオンラインより>


 今回盗難被害に遭ってしまったカラオケバーだけでなく、一般的なカラオケボックスでもマイクやカラオケセットなどの盗難被害は心配です。

 店員が精算後、マイクなどの備品が盗まれたり、壊されたりしていないかを都度確認していたら、加害者である利用客に指摘し、損害賠償請求などできるかもしれませんが、混雑時などはそこまでのチェックが到底できません。

 また、最初から壊れていたなどと主張されれば、真偽を確かめようがありません。

 外部からの侵入者対策だけでなく、内部(利用客、従業員、出入り業者)の犯罪防止策も必要だと言えるでしょう。


 防犯カメラによる映像の記録や音声の録音など、万が一のトラブル発生時に自分や会社の身を守るための自衛策が必要です。

 犯罪者だけでなく、一般人のクレーマーもより悪質になっています。

 残念ですが人の善意に頼るだけでは自分の身が守ることが難しいと言えるでしょう。

投稿者: 総合防犯設備士 (2023年2月10日 11:26)

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路上で寝ている人狙いの窃盗犯

電車で寝る酔っぱらい.jpg

路上で寝ている人から財布などを盗んだとして、県警捜査3課と伊丹署は17日までに、窃盗の疑いで、兵庫県伊丹市に住む無職の男(55)=窃盗罪で起訴済み=を逮捕、送検し捜査を終えた。

逮捕、送検容疑は2022年7月23日午前2時半ごろ、伊丹市西台1の阪急伊丹駅前の歩道で寝ていた会社員男性(29)から現金7万円の入ったトートバッグを盗んだ疑い。

このほか、17年以降に2回、路上で寝ていた人から同様に財布などを盗んだ疑いがある。同署によると、被害額は計14万円相当にのぼり、男は「パチンコやタバコ代のために盗んだ」と容疑を認めているという。

同署によると22年7月に被害に遭った男性が被害届を提出。防犯カメラの映像などから男が浮上し、10月17日に窃盗容疑で逮捕した。
<11/17(木) 14:32配信 神戸新聞NEXTより>

もし自分が酔っぱらって寝ている状態で、悪意のある人に危害を加えられても起きない自信があります。

持っているかばんから何かを抜き取られたとしても、服やズボンのポケットをまさぐられたとしても、おそらく気付ずそのまま寝ているでしょう。

財布やスマホが抜き取られたことに気付き、瞬時に抵抗することができれば良いのですが、それは誰にとっても難しいことだと思います。

泥酔していればなおさらです。


今回被害に遭われた人たちも、自分が最も無防備な状態で窃盗被害に遭っています。

その状態で被害に遭わないようにするには、まず泥酔しないことが求められます。

泥棒が自分も酔った振りをして近づき、相手が完全に寝ていることを確認し、その後盗みの犯行に及ぶ、そんな手口が行われることもあるでしょう。

最近はPayPayなどの電子決済が普及し、現金を持ち歩かなくなった人も増えているようですが、そういう人は財布が盗まれるよりもスマホを盗まれた方が後始末は大変かもしれません。


知り合いの人で、毎週末のように外出先で酔いつぶれて寝てしまい、起きたらその店だという話を聞きますが、財布やスマホを盗られたり、無くすことがないのか心配になります。

道路にも防犯カメラの設置台数が増え、仮に泥酔した人がいてもカメラが映るエリア内で寝ていれば、泥棒などから身を守ることに役立ちます。

投稿者: 総合防犯設備士 (2022年12月23日 19:21)

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窃盗事件のニュースを見て何に生かすか

金庫破りをしようとする泥棒.jpg

兵庫県神戸市の会社から現金約600万円が入った重さ100キロの金庫を盗んだとして、男が逮捕されました。逮捕のきっかけは、男が事件後に立ち寄ったコンビニ店の防犯カメラでした。

 ※詳しくは動画をご覧ください。(11月10日放送『news every.』より)

<11/10(木) 21:14配信 日テレNEWSより>

動画を見ますと、電動工具を使って金庫を開けようとしたものの開けられなかったため、台車を使って外に運び出している泥棒の姿があります。

別の記事では、使われていた電動工具と台車は、泥棒が持参したものではなく、侵入先に置かれていた物と紹介されています。

台車はともかく電動工具を勝手に使用できてしまうのは少し無防備な印象を受けますが、建物内への侵入を許してしまえば、その後の泥棒の行動を制限するのは難しくなります。

万が一の侵入に対して、事務所や家の中に置いている物が犯罪に悪用されないか、ということも一度チェックしてみるのも良いかもしれません。

そうすれば保管場所や管理体制を見直すきっかけになることもあるでしょう。


時々感じることですが、このような窃盗事件が発生し、新聞やテレビで紹介されますが、被害者が気の毒だとか、加害者が許せないと感じる気持ちだけでなく、何かに生かすことができないかを考えるべきではないでしょうか。

例えば、100キロの重さの金庫に入れているから安心だと考えている人は、容易に運び出せてしまう弱点があることを認識すべきですし、現金600万円もの大金を金庫に入れておく、事務所に大金を置いておくことの必要性をもう一度考えて、そして改善できる点は変えていくべきでしょう。

反面教師ではありませんが、このような被害を自分の教訓にし、自分の環境を改善するために利用することで、同じような被害者が出にくくなり、社会全体の防犯意識を高まることにつながるような気がします。

投稿者: 総合防犯設備士 (2022年12月16日 14:12)

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タイヤの交換時期は窃盗に注意

タイヤ交換.jpg

滋賀県警甲賀署は9日までに、滋賀県甲賀市土山町の民家敷地内などでタイヤ盗難の届け出が4件あったと発表した。

同署が窃盗の疑いで調べており、タイヤ窃盗が多くなる時季として注意を呼びかけている。

同署によると、同町大野の会社員男性(54)方で10本のタイヤが盗まれるなど、11月2~7日に4軒で冬用タイヤ計26本、夏用タイヤ計4本が盗難にあったという。いずれも7日に届け出があった。

同署の説明では、4軒はいずれも道路沿いにあり、タイヤは駐車場や家屋の軒下など外から見える場所に置かれていたという。

「冬を前にしたタイヤ交換の時期で狙われやすく、施錠設備のある場所で保管するなど防止策をとってほしい」としている。


<11/10(木) 10:01配信 京都新聞より>


使わない時期にタイヤを盗まれたとしても、次に使うまでの間、気が付かないケースもあるでしょう。

これが泥棒の狙いの一つです。

いつ盗まれたか分からない、そのような状態で警察に被害届を出したとしても、おそらく犯人は捕まらないでしょう。

別件で取り調べを受けたり、逮捕された泥棒がいて、その窃盗事件も自分の犯行だと供述することもあるでしょうが、その事件だけの犯行として立証することは非常に難しくなります。

いつ、誰に、どのように盗まれたから分からない状態では警察も捜査のしようがありません。

防犯カメラがあればその映像から調べる、高級なタイヤの場合はネットや中古品店で転売されていないかを調べることはできますが、何も手が掛かりがなければそれだけ犯人を捕まえることが難しくなるのは素人でも分かります。

交換する前のタイヤ、交換した後のタイヤ、それぞれの保管場所には気を付けなければなりません。

置く場所がないからといって軒下や駐車場に置いておくのは、誰に盗まれたとしても不思議ではありません。

防犯カメラや侵入警戒センサーのエリア内に保管するのがより安全ですが、費用を掛けられない場合はせめて施錠できる建物内への保管を行いましょう。

投稿者: 総合防犯設備士 (2022年12月 9日 09:05)

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12府県で旅館荒らし 大浴場の脱衣所から金品盗む

脱衣所.jpg

旅館やホテルの大浴場をめぐり脱衣所などで客の金品を盗んだとして、兵庫県警は12日、大阪市東住吉区のリフォーム業の被告(53)=窃盗罪で公判中=を窃盗などの疑いで送検し、捜査を終えたと発表した。

立件した被害は12府県にまたがる23件計153万円。いずれも容疑を認めているという。

捜査3課によると、被告は今年1~6月、京都や石川、愛知などの宿泊施設で、大浴場のロッカーをこじ開けて金品を盗んだり、部屋のカギを盗んで室内の金品を盗んだりした疑いがある。

「大浴場での入浴が趣味。風呂や観光を楽しみながら金目の物を盗めたらいいと思った」などと話したという。「湯船につかり脱衣所の客を物色していた」とも供述しているという。

被告は3月、兵庫県姫路市のビジネスホテルの大浴場で、ロッカーをドライバーでこじあけて盗んだ部屋のカギを使い、男性客(55)の部屋に侵入して現金約50万円の入った財布を盗んだ疑いで逮捕され、起訴された。

23件のうち3件(被害総額約74万円相当)は起訴済み。


<9/12(月) 17:15配信 朝日新聞デジタルより>

大浴場のロッカーをドライバーでこじ開けて直接金品を盗む手口、または部屋のカギを盗み、部屋に保管していた財布を盗む手口、両方の手口を織り交ぜながら犯行を繰り返していたようです。

しかも12府県にまたがって風呂や観光を楽しみながら、行く先々の宿泊施設で窃盗を繰り返すという趣味と実益を兼ねたような犯行です。

宿泊客の場合、大浴場と部屋の移動を繰り返そうとも、特にホテル側が警戒することはないでしょう。

旅行先で温泉に何度も入る人は珍しくありませんから、宿泊客を装えば不自然さはありません。

窃盗事件が発生すれば、まず外部からの侵入を疑うでしょうから、泥棒が現場に泊まっているというのは盲点なのかもしれません。

1泊2日で次々と宿やホテルを変えていけば、警察の捜査中に次の場所(ターゲット)に移動できます。

多少景観を損ねますが、旅館やホテルへの防犯カメラ設置は必要です。

受付やクローク、浴場の入口付近、そして各階の部屋の通路など、それぞれに高解像度のカメラを設置し、不審者がいた場合、後から映像で顔を確認できるようにすれば安心です。

宿泊はしないけど入浴だけする客もいますから、誰もが簡単に出入できる場所は警戒が必要です。

また、防犯カメラの存在は、設置した人を守るだけでなく、利用者、宿泊客が安心してその場所を利用できる安心感を与えることにも役立ちます。

貴重品を預けたら、盗まれる可能性がある旅館やホテルを誰が好んで利用するでしょうか。

投稿者: 総合防犯設備士 (2022年10月28日 15:09)

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不用品買取業者が訪問先で貴金属窃盗

粗大ごみ.jpg

不用品買取業者の代表が訪問先で貴金属を盗んだとして逮捕されました。

容疑者(30)は仲間と共謀し、去年8月、不用品を買い取りに訪れた江東区の住宅で、86歳の女性の指輪などを盗んだ疑いが持たれています。

容疑者は当時、買い取り業者の代表で、会社は解散しています。

容疑者:「(Q.社員が窃盗などで逮捕されているが?)それはちょっと、お答えできません」

警視庁によりますと、容疑者は、女性が不用品を探しに行った隙に、家の中を物色したということです。

関連事件の被害女性:「写真を撮るだけでいいから、撮らせてくださいって言ったので。まさかそういうの(訪問買い取り)で取られるとは夢にも思わなかったし、悔しいなって」

同様の手口で社員5人が逮捕されていて、この会社が関連する窃盗事件の被害総額は少なくとも2500万円に上るということです。


<9/2(金) 18:57配信 テレビ朝日系(ANN)より>

業者に訪問買取を依頼し、家の中に招き入れることはあり得る状況ですが、彼らが全員信用できるとは限りません。(ほとんどの業者がまっとうな商売をしているでしょうが、一部の業者が犯した犯罪でマイナスイメージを持たれている面もあるでしょう)

難しいケースもあるでしょうが、業者とは玄関、もしくは扉の外で話しをするようにし、安易に家の中へ招き入れないようにすべきかもしれません。(家の中に物を取りに戻る際も、一旦扉を閉めてから移動するなど)

玄関や部屋の中に防犯カメラが設置されていれば、彼らも警戒するでしょうから、抑止効果が期待できる場合があります。

しかし、犯罪者が訪問している時点で、対面で話しをしていますから、被害者に顔を見られることはリスクとして受け入れている可能性もあります。(記憶力が低下しやすい高齢者宅への防犯カメラ設置は、より効果があるように思います)


私の家のポストに「不用品引き取ります」というチラシが入れられていることが度々あり、個人情報とは関係のない不要な金属類(フライパンなど)は実際に引き取ってもらったことがあります。

ただ、業者の連絡先(電話番号)だけが記載された簡易なチラシを見ると、本当に引き取って処分してくれるのかが心配になったこともあります。

また、パソコンやスマホの場合、個人情報などのデータが悪用される可能性があるのではないかと考えてしまいます。

引き取ってもらう物は、内容に応じて依頼する、依頼しないと分けるべきでしょう。

回収してもらえなかった物があった場合、不法投棄になる可能性もありますから、依頼する側にも注意が必要です。

投稿者: 総合防犯設備士 (2022年10月14日 13:45)

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