今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ミツバチ泥棒
農作物泥棒はたけのこ、さくらんぼ、米、桃、いちご・・・とニュースに登場しますが、ミツバチまで盗まれているようです。
甲州の2農家でミツバチ巣箱2箱盗まれる被害が発生しました。
●甲州市塩山下萩原のサクランボ農家2軒で、受粉作業に使うセイヨウミツバチの巣箱計2箱が盗まれていたことが分かった。日下部署が窃盗事件として捜査している。
被害者の1人、Uさん(61)によると、19日午前10時ごろ受粉作業に出たところ、約70アールの畑に分散して置いてあった巣箱4箱の1箱がなくなっているのに気付いた。3週間ほど業者から借りたミツバチだった。「受粉作業がピークにさしかかっていたので残念」と雨宮さんは話している。
もう1軒でも同日、盗まれたことに気付いたという。
JAフルーツ山梨によると、全国的なミツバチ不足で、ミツバチの賃料は一昨年1箱(1万匹)6500円ほどだったのが、今年は1万2000円ほどに高騰している。
日下部署は「転売か、自分の畑で使うのが目的ではないか」と見ており、パトロールを強化している。
(4月23日 毎日新聞より引用)
ミツバチが盗まれる背景には、全国的なミツバチの不足による賃貸料の高騰があります。受粉させるのにミツバチがないと果物などがうまくできない・・ということがあるのです。
先日からたけのこ泥棒が多発している新聞記事がありましたが、
毎日TVのVOICE 」(18:15~19:00)
番組内コーナー:「憤懣本舗・タケノコ泥棒を追え」で、セキュリティハウス・センターが取材を受けました。
人感スピーカーに「たけのこぬんだらあかんでえ」と吹き込んで人を検知したらメッセージを流すシステムなども紹介しました。
セキュリティハウスではいちご畑、ビニールハウス、まつたけ山、果樹農園、観光農園、リンゴ畑など農作物被害対策に多くに事例があります。
各々広さや条件が異なるためシステム内容も多種多用ですが、
いちご農園では犯人がセキュリティシステムのお陰で逮捕される、ということもありました。
農園といえども、自由に出入りされては今の時代、色々なリスクが発生します。
不審者を近づけさせない防犯対策をお勧めします。
農園の防犯対策
投稿者: スタッフ (2010年4月26日 11:00)
賃貸マンションの空き部屋ベランダづたいに侵入する手口頻発
賃貸マンションの空き室に侵入し、ベランダづたいに隣室に移りベランダ側のガラスが割って侵入し、現金やブランドもののバックなどを盗む手口の窃盗事件が昨年9月以降、大阪市内で多発しています。昨年9月以降少なくとも約20件の被害が確認され、被害品の一部はリサイクルショップで換金されています。
賃貸マンションの空き室は、次の入居者が決まるまで、内装業者や入居希望者を案内する不動産会社などの業者が出入りします。その都度、ドアの鍵を借りる手間を省くため、管理会社が一時的に暗証番号ダイヤル式の南京錠などを取り付けていることが多いところを狙った同一グループの犯行ではないかと推測されます。
一連の被害では、これらの南京錠が切断されるなどして侵入されたほか、一部は長期間無施錠だった空き室から侵入されたケースもあります。(4月3日産経新聞より一部引用)
こういた一般家庭を狙った空き巣対策に関して、逮捕された空き巣犯の語った「狙いやすい家」の特徴は下記の通りです。
●空き巣犯は侵入する前に留守かどうかを確認するが、その方法には、インターフォンを鳴らす▽部屋からの音を聞く▽日没後から夜の時間帯なら部屋の明かりを見る-などがある。
不在確認
●日没後から夜にかけて空き巣を繰り返していた男は、明かりがついていたり室内から音が聞こえてくる家には侵入しなかった。
●昼間に空き巣を繰り返していた男はカメラ付きインターフォンのある家は避けていた。
●一軒家を中心に60回以上忍び込んだ男は、「『空き巣に注意』などのビラがたくさんはってある地域の家は用心深く、侵入できても金品が無造作に置かれている可能性は低いと考えた」
●「どちらへ?」などと住民に声をかけられた地域には二度と行かない。
●空き巣犯は侵入までに時間がかかる家も避ける傾向にある。
侵入口となるガラス窓にクレセント錠以外にもう一つのカギがかかっていたり、二重ガラスになっている家は侵入しにくい。「手短に犯行を済ませて早く現場を立ち去りたい」。
●侵入しやすい家について「格子のある窓は無施錠のことが多いので狙い目」。格子は工具で簡単に外れるため、無施錠ならそれほど時間をかけずに侵入できる。
防犯泥棒大百科で記載している通りのコメントを泥棒が言っているのでちょっとびっくりしましたが、泥棒の気持ちになって考えると、安全性、容易性、確実性を狙っている泥棒にとっては、「侵入しやすい建物」を狙う、というのは当たり前のことです。
泥棒の目線になってもう一度我が家と周辺を見直し、侵入されやすい箇所がないか考えてみましよう。
●塀が高く道路から死角になっていないか?
●植木などで死角になっていないか?
●隣の建物や駐車場の屋根、塀などから2階へよじ登ることができないか?又足場になるようなものはないか?
最新の犯罪情報
投稿者: スタッフ (2010年4月 5日 09:12)
防犯システムを破壊して侵入する空き巣への防犯対策
防犯完備の高級住宅狙い空き巣を繰り返していた韓国人2人が逮捕されました。
警備会社の警備サービスや防犯センサー、カメラなどを備えている住宅だけを狙い、防犯設備を破壊し、空き巣を繰り返したとみられます。
こうした泥棒に対して、どういった防犯対策を実施しないといけないかを検証しました。
●東京都目黒区の住宅に侵入し、金品を盗もうとしたとして、警視庁捜査3課などは2日までに、窃盗未遂容疑などで、いずれも韓国籍の自称古物商男(57)と、自称焼き肉店経営男(44を逮捕した。
2人は警備会社のサービスや防犯センサー、カメラなどを備えている住宅だけを狙い、防犯設備を破壊し、空き巣を繰り返したとみられる。
昨年9月から都内の高級住宅街で、約30件(7000万円相当)の被害があり、関連を調べている。
(4月2日 時事通信 より引用)
「警備システムや防犯センサー、カメラは効果がないのではないか」と思われた方もいると思いますが、実際は、「どんな防犯システムが設置されていて、どんな破壊行為が行われたか」が重要です。
例えば、「屋外ベル」。ベルが鳴り響かないように細工されたり、破壊される・・・そういうことにも対応できるようにしていないといけません。
セキュリティハウスが設置する「屋外ベル」は、ベルが鳴り響かないように細工をしたり破壊したりすることができにくい特殊な構造になっています。取り付け位置に関しても細心の注意を払っています。
又、万が一破壊された場合にも、「二重威嚇」を徹底していますので、室内など別の場所に設置している威嚇機器が異常を周囲に知らしめると同時に、関係者に自動通報されるようになっています。
例えば「NTT一般アナログ公衆回線の断線」。これを瞬時に気づくことが大切です。セキュリティハウスのシステムでは、その場でベルなど威嚇機器で周囲に異常を知らせると同時に関係者に「電話線断線」を知らせることができます。
例えば「侵入検知センサーの破壊やいたずら」。これにも対応していることが必要です。
警戒中であれば即ベルなど威嚇機器で周囲に異常を知らせ、関係者に自動通報されます。又、「二重警戒」以上を実施していますので、一つの侵入検知センサーが万が一破壊されても別のセンサーが侵入者を検知します。
いたずらをされた時点で異常を検知できる「アンチブラインド機能付き」のものもあります。
逮捕された泥棒に対する警察の調査で、「防犯ベル」に対する意識調査があります。
●「非常に気になり避ける」87%、
●「やや気になり場合によっては避ける」11%
●「外して侵入」2%
と泥棒が答えているのです。
セキュリティハウスはこの「やや気になり場合によっては避ける「外して侵入」の13%の泥棒に対してもきちんと対応できるよう考えられる色々な侵入手口を配慮した上で最適のセキュリティシステムをご提案しています。
そうすることが、本当の意味での安心・安全をお客様に提供できることだと信じているからです。
安心の自主機械警備システムNEXT
投稿者: スタッフ (2010年4月 2日 16:35)
ガソリンスタンドで「金庫破り」 700万円被害
<窃盗>ガソリンスタンドで「金庫破り」の被害が発生しました。
●1日午前0時40分ごろ、さいたま市南区太田窪のガソリンスタンド「JOMO ペリオ円正寺ステーション」で防犯装置が作動し、警備会社から110番があった。
埼玉県警浦和署員が駆け付けたところ、事務所入り口の扉がバールのようなもので壊されており、数日分の売り上げの現金計700万円が入った金庫2個が盗まれていた。同署が窃盗容疑で調べている。
同署によると、31日午後10時15分ごろにガソリンスタンドの男性店長が事務所に施錠し、店を出た際には異常はなかったという。
金庫は重さ100キロ、高さ1メートル、横80センチ、奥行き80センチと、重さ40キロ、高さ50センチ、横60センチ、奥行き60センチの2個。
(4月1日毎日新聞)
金庫ごと盗まれています。
百キロの金庫を持ち出されるとは思っていなかったのだと思いますが、実際にはもっと重い金庫でも盗まれています。
「金庫ごと盗み出し、後でじっくり金庫をこじ開け中の現金を盗む」
こういった手口での犯行が警備会社のシステムが入っている事務所やスーパーなどで発生しています。警備員の駆けつけ時間を推定して、5分程度で犯行を終了する、というものです。
5分経過するとたとえ出入り口のすぐ近くまで金庫を運べていたとしてもあきらめて犯行を中断している事例もあります。
この「短時間化」する数人による(窃盗団)侵入窃盗に対する防犯対策としては、
● 事務所に侵入しようとされた瞬間(侵入者の体は建物の外)に、大音量の音・光で威嚇撃退する。泥棒にとって「音と光」は「誰かに犯行が知られた」ことであり「人目につく」ことであるため、最も嫌がる。
● 事務所の建物の中に入られる前に威嚇撃退することが重要。
● 2重警戒で、窓・扉をこじ開けようとした瞬間に検知し、ベル・サイレンを鳴らすだけでなく、それでも室内に侵入した不審者に対して「室内警戒センサー」が検知、室内に侵入者いる間中ずっと継続してベル・サイレンを鳴らす。
ということが効果的です。
又、建物の外部にセキュリティキーパーといった抑止力の高いものを設置することで、
「この建物はやばいのでやめよう」という気持ちにさせ、犯罪ターゲットから外させることが効果的です。
投稿者: スタッフ (2010年4月 1日 13:40)
町内会費詐欺
「詐欺」というと「オレオレ詐欺」「振り込め詐欺」を連想しますが、小額を狙った「町内会費詐欺」が横浜で連続発生していたようです。
●町内会費の徴収をかたって現金をだまし取る被害が、横浜市西区と磯子区で連続発生していることが分かった。県警が詐欺事件として捜査するとともに、同一犯の可能性もあるとみて、住民に注意を促している。
戸部署によると、11月29日午後2時ごろ、西区霞ケ丘のアパートの会社員男性(31)方に、町内会長を名乗る男が会費徴収名目で訪れ、「4800円支払ってください」と告げた。男性が1万円を支払ったところ、男は「釣り銭を取ってくる」と言ったまま戻ってこなかったという。
今月8日夕方にも、同区浅間町のアパートの大学2年の男子学生(20)方に大家を名乗る男が訪れ、同様の手口で5千円をだまし取る事件があった。
また磯子署によると、17日に磯子区西町でも、アパートに住む無職男性(34)が近隣住民を装った男に町内会費を請求された。男性は支払いを断り、被害はなかったという。
戸部署の調べによると、男は50~60歳くらいで、身長約170センチ、白髪交じり。同署生活安全課は「町内会費を請求されても、知らない人であれば身分を確認し、安易に支払わないようにしてほしい」と呼び掛けている。
(2009年12月19日より引用)
少し前のニュースですが、町内会費を装っての詐欺。
非常に悪質だと思います。
こうしたことで、町内会などまで問題になり、参加者が減る、といったことになると大変です。
というのが、こうした「町内会」のような地域コミュニティは防犯を考える上で非常に大切であるからです。
泥棒にとっては、その地域が泥棒しやすい環境であるかどうか?を気に掛けています。
「その建物が侵入しやすい」、ということも大事ですが、「その地域が侵入しやすい」、ということも非常に重要です。
「侵入しやすい建物」というと、
●防犯意識の低い住民が住んでいる。
●防犯対策がされていない。(補助錠、人感ライト、ホームセキュリティなど)
●無施錠など無防備
●死角がある(道路から見えない、塀が高い、夜暗い)
●隣の建物から飛び移ることが可能、足場になるものがある 等
「侵入しやすい環境」とは
●住民間でコミュニケーションが不十分。挨拶をしない関係。
●隣の人の顔を知らない。
●住民間で「防犯」を考えることをしない。
●自分だけがよければよいという考え。
●不審な人がいても気が付かない。気がついても関与したくないと考えている。
●防犯灯などがなく、夜暗い。
●雑草や植木がうっそうとしている。
●落書きが建物にされたまま何週間も放置されている。
●ゴミがゴミ置き場にゴミの日以外にも置かれている。
●自動車、自転車の路上駐車が多い。等
防犯を考える時、やはり地域全体で防犯対策を考え、防犯意識を高めていくことが重要ですが、その基本は、「地域コミュニティ」です。
町内会などで防犯講演会などを行うことが非常に有効です。
投稿者: スタッフ (2010年3月30日 09:45)
スーツ姿で空き巣200件。空き巣に対する防犯対策は?
「泥棒の手口」を考えるとき、手口と切っても切れない関係にあるのが泥棒の服装。
「泥棒ファッション」です。
別におしゃれをするわけではなく、「いかに目立たなく犯行を終えるか」を考えて服装も選んでいます。
もちろん「ほっかむり」や唐草風呂敷、キャツアイのようなレオタード姿ではありません。
多いのが、作業着姿、そして、スーツ姿です。
●スーツ姿で空き巣200件 容疑の無職男を逮捕 警視庁
空き巣をしたとして、警視庁捜査3課は窃盗などの疑いで、栃木県那須塩原市、無職男(50)を逮捕した。犯行時、警察の職務質問を逃れるためにスーツ姿で会社員を装っていた。
同課は昨年6月から東京都や千葉県、栃木県で空き巣約200件(約5000万円相当)を繰り返したとみている。
逮捕容疑は今年2月19日、宇都宮市の男性会社員(56)方に侵入し、指輪3個やネックレスなど11点(約6万円相当)を盗んだとしている。容疑者は容疑を認めている。
(3月23日 産経新聞より引用)
スーツ姿でどういう風に空き巣に入るか?というと
「すみません、○○社です」といった感じでセールスマンを装ってインターホンを鳴らし、返事がないと無人だと空き巣に早変わり。
もし人がいた場合には「○○社の△△ですが、商品PRに回っています」
といった会話でその場を離れるのです。
こうした「空き巣」に対しての防犯対策
● 建物の外から無人であることがわからないように気をつける。
・室内照明をつける。タイマーで夜に自動的につくようにする。
・ラジオをつけっぱなしにして音を鳴らす。
・洗濯物を外に干さない。(洗濯物が夜まで取り入れていないのは無人の証拠)
・郵便受けに郵便物や新聞が溜まった状態にしない。
● 建物の外から「この家は防犯意識が高く、防犯対策も十分なので侵入するのはやめよう」と泥棒に思わせる。
・窓に「防犯ステッカー」を貼る。
・「警備実施中」と明記された防犯灯(セキュリティキーパー)を設置する。
・防犯カメラなどを目立つ場所に設置する。
● 建物の周囲を見直し、死角になっている場所を補強する。
・高い塀をやめ見通しを良くする。
・植木の見通しを良くする。
● 補助錠を付ける。
● ホームセキュリティを設置し、窓・扉を開閉された瞬間にその場で大音量のベルなどが鳴るようにする。
投稿者: スタッフ (2010年3月25日 10:23)
千葉の貴金属店で今年2回目の窃盗。
千葉県のダイエー内の貴金属店で指輪など数十点、また盗まれる被害が発生しています。
警備会社のシステムが設置されているようですが、「短時間化」する窃盗に、警備員の駆けつけは間に合いませんでした。
●20日午前2時40分ごろ、千葉市稲毛区長沼町の「ダイエー千葉長沼店」から、異常を知らせる警報が警備会社にあった。
約5分後に千葉北署員が駆けつけたところ、1階の貴金属店「ジュエリーツツミ長沼店」のガラス製ショーケース一つが割られ、中にあった18金とプラチナ製の指輪など数十点が盗まれていた。窃盗事件として捜査している。
駐車場に面した1階の衣料品店のガラスが割られており、容疑者はここから侵入したとみられる。ダイエーは午後10時まで営業していた。
同店では1月22日深夜にも、ショーケース内の指輪など約100点(約300万円相当)が盗まれる窃盗事件が起きており、同署で関連を調べている。
(3月21日 毎日新聞より引用)
前回の被害の後、何らかの防犯機器の追加をしていなかったのでしょうか?
いとも簡単に、今回も被害に遭っています。
警備員到着時間を読んで「短時間化」でポイントを絞って犯行に及んでいるのだと思われます。
その場での威嚇装置や、霧噴射による威嚇装置など何らかの追加をしていたら今回の2度目の犯罪は防げたかもしれません。
もはや、貴金属店に対しては従来の警備システムだけでは被害を防ぐことはできません。ほとんど1~2分で犯行を終了し逃げていると推測します。
こうした貴金属店向けの犯罪に有効な防犯対策
● 犯行を継続させないよう侵入を検知した時点でその場で霧を噴射させ、視界を遮る。
フォグガードシステム
今回のようなスーパー内の店舗では、広範囲すぎて通常の個別店舗に比べると視界 を遮るとまではいかないと推測しますが、「いつもの警備員が駆けつけるシステムとは 違う」と感じさせることで、犯行時間をより短くさせ、被害を最小に押さえることができると考えます。
投稿者: スタッフ (2010年3月23日 09:40)
こんなモノも盗まれる?!ヘラクレスオオカブト、水子地蔵。
今の世の中、盗まれるものは現金、貴金属品だけではありません。
ノートパソコンも盗まれるし、家電製品も盗まれる。
トラックも乗用車も仏像も電線も盗まれる。
そして、こんなモノまで盗まれてしまいました。
●ヘラクレスオオカブトなど盗む=108匹。
昆虫専門店からカブトムシなどを大量に盗んだとして、埼玉県警越谷署は19日、窃盗容疑で同県八潮市中央男(42)を逮捕した。
19日午前0時35分ごろ、同県越谷市花田の昆虫専門店から、1匹3万5000円もするヘラクレスオオカブトの成虫など、カブトムシとクワガタ計108匹(成虫35匹、幼虫73匹、計46万6600円相当)を盗んだ疑い。
(3月19日 時事通信より引用)
●水子地蔵、11体盗まれる
18日午後1時半ごろ、埼玉県小川町小川の龍谷山薬師如来水子地蔵尊をお参りに訪れた男性が、地蔵がなくなっているのに気付いた。県警小川署員が駆けつけたところ、水子地蔵11体がなくなっており、同署は窃盗事件として調べている。
盗まれたのは32体のうち、高さ約68センチ、重さ約15キロの11体。いずれも石製だが、一見金属製に見えるという。
(3月18日 時事通信より引用)
一見金属製に見えるところから金属盗難ではないか?との疑いもあります。
ヘラクレスオオカブトも金属も換金できるので盗まれるのです。
現在、泥棒を考える時、もっとも大きな変化は「盗まれるモノの多様化」にあります。
昔は、泥棒が狙うのは現金に限られていました。もちろん貧しくて食べ物や下駄、衣服などを盗む、というのはありましたが、侵入窃盗に関しては、貴金属でも足がつく、と嫌がる泥棒が多かったのです。
ところが、今は前述したように、ノートパソコンも仏像も、電線も、なんでも盗む。
その背景には、中古で換金できるリサイクルショップや顔を見せずに換金できるインターネットオークションがあります。
つまり新品でなくてもお金に換える方法ができたのです。
だから「うちはお金をおいていないから盗まれるものがない。だから泥棒の被害に遭うはずがない」という考え方は現実とは大きくずれているのですが、一般の方の考え方だけが昔から変わっていないのです。
「泥棒が狙うのはお金持ち」
こういう先入観から防犯意識が低くなっていることは非常に残念です。
実際には「人目につかずに犯罪を終えることができる侵入しやすい家・建物が泥棒は好き」なのです。
具体的には、道路から死角になる窓、扉がある、塀が高くて外から姿が見えない、暗くて姿が見えない・・・といった「侵入しやすい環境」。
そしてマンションや一戸建て住宅の上階では「こんなところから侵入されない」との思い込みによる「無施錠」な窓。
こういうところが、泥棒が好きな環境なのです。
こういう泥棒が好きな環境は、泥棒の目線になって建物を見ることで発見できます。
そして、防犯設備士、総合防犯設備士といった防犯のプロによる「防犯診断」によって
指摘を受けることができるのです。
泥棒・・被害に遭ってから駆けつけてもらっても遅いですよね。
やはり被害に遭う前に、被害に遭わない環境=泥棒の嫌がる環境を作り、「狙わせない」「侵入させない」セキュリティシステムを導入されることをお勧めします。
投稿者: スタッフ (2010年3月19日 14:38)
空き巣後に家人に鉢合わせて刃物 [事後強盗]
「空き巣」は家が無人の時に侵入して金品を盗む手口のことですが、最も怖いのは家人が知らずに帰ってきて鉢合わせになることです。
そんな「居直り強盗」事後強盗の事例をご紹介します。
●現金を盗んだ後に鉢合わせになった被害者に刃物を突きつけ脅したとして、警視庁新宿署は事後強盗の疑いで、住所不定、無職男(77)を逮捕した。
昨年12月7日午前11時50分ごろ、東京都新宿区百人町の民家に侵入して現金約9万5千円などを盗んで玄関から出たところ、この家に住む無職女性(84)と長女(59)と鉢合わせになり、刃物を2人に突きつけて「ふざけんじゃねえ。おれはこんなもん持ってるんだ」などと脅した疑いが持たれている。容疑者はその後、歩いて逃走。2人にけがはなかった。
(2010/01/19 産経新聞より引用)
●空き巣に入った家に約5時間滞在し、帰宅した女性に暴行したとして、岡山県警児島署は2日、事後強盗の疑いで岡山県倉敷市児島稗田町の無職男(23)を逮捕した。
「どうやって逃げようか考えていた」と供述、容疑を認めている。
2月26日午後1時ごろ、倉敷市の女性会社員(55)の自宅に無施錠の窓から侵入して現金1万円を盗み、午後5時50分ごろ、帰宅した女性に台所にあった包丁を突き付け「警察には言うな」などと脅し、首をつかむなど暴行した疑い。
(2010/03/02 産経新聞より引用)
どちらも犯人は逮捕されていますが、包丁など刃物を持って侵入窃盗を行っている時、泥棒は非常に興奮状態、緊張状態で犯行を決行しているのです。
その緊張状態の途中に、無人と信じて侵入した家に家人が戻ってきた、又、どこかにいた・・・「鉢合わせ」
これは泥棒にとっては「自分の顔を見られた」ということであり
「捕まる」ということにつながることで、最悪の場合には「命を奪われる」といった危険にさらされている状態であることを認識する必要があります。
つまり、泥棒には建物の中に入られては駄目なのです。
そして、泥棒には狙われたら駄目なのです。
だから、防犯対策は「予防」を重視した対策が重要なのです。
何かあって事後に人が駆けつけようが何をしようが、建物の中に入られてしまっています。つまり、実損害が発生していることになります。
人が出くわしたら大切な命が危険にさらされてしまう状態になるのです。
セキュリティハウスではそのために「予防」を重視、「抑止」に力を入れた自主機械警備システムをご提案しています。
泥棒に「この建物は警備が万全のために侵入はやめておこう」という気持ちにさせる防犯システム。
泥棒に「この建物は防犯のプロが警備したシステムだからやばい」と感じさせる防犯システム。
そうすることで、犯罪に遭わない防犯環境を作ります。
投稿者: スタッフ (2010年3月18日 10:23)
ベビーカー専門ドロ。高級車狙う??
ベビーカーばかりを狙った泥棒。高級ブランド狙い20台窃盗し、転売していました。
●屋外に置かれたベビーカーを盗んだとして、警視庁立川署は12日までに、窃盗容疑で、住所不定、無職男(29)を逮捕した。
「玄関先などに放置されていることが多く、盗みやすかった」と供述。
昨年5月以降、東京都立川市と国立市の幼稚園やマンションなどで約20台を盗んだという。
リサイクルショップに転売しており、見つかった14台のうち9台は英国の高級ブランド「マクラーレン」製だった。
オートバイのヘルメットやゴルフバッグなども盗んだという。
(3月12日時事通信より引用)
ベビーカーも高級車だと十万円以上もするようです。
専用のパラソルなどもあり、オーガニックコットンなど拘り素材が使われているようです。
少子化傾向で、一人の子どもにかけるお金は逆に増えており、一部ではセレブのように
全身ブランドで固めた赤ちゃんもいるようです。
そうした高級ベビーカーばかりを狙って泥棒し、リサイクルショップで換金。
子ども用品はリサイクルショップで多く取り扱っており、高級ブランドだと高値で換金できるようで、この泥棒にしたら、現金が玄関先などに放置されているように見えたのだと思います。
こうした泥棒に盗まれないためにも、自宅内や自宅のシャッター付き駐車場内にベビーカーも収納することが必要です。
不審者が玄関まできてしまっていた、ということの方が問題だと思います。
つまり、誰にも気付かれずに玄関先まで近づける、ということは、その気になれば別のものを盗んだり、放火したり、といった別の犯罪の被害者になる可能性があるということです。
ぜひともそうしたことにならないように、人感ライトや防犯システムなどを設置されることをお勧めします。
高級ブランドのベビーカーも素敵ですが、大切なお子さまを本当の安全で守ることの方がもっと大切だと思います。
投稿者: スタッフ (2010年3月16日 10:06)
