今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
マスクの流通量
今泥棒に何が人気かと聞かれれば、まずマスクが思いつきます。
それ以外にはアルコール消毒液やデマで品薄のトイレットペーパーなどでしょうか。
新型コロナウィルスの騒動で感じたことは、この日本は意外に物が少ないということです。
物にあふれている、物が過剰にある、というように言われたこともあったと思いますが、マスクがあっという間に姿を消し、もう1ヶ月以上買えなくなっています。
工場では不休で増産しているというニュースも見ましたが、その増産したマスクはどこに行っているのでしょうか。
ちょっとしたデマ情報がSNS等で拡散すると、人々は混乱し、多くの人がその商品を買いに走ります。
その様子がまた報道され、全国的に品薄となり、あっという間に店頭から姿を消します。
その状態が数日で解消されればよいのですが、解消されるまで、つまり市場に流通するまでに時間が掛かることが多いように思います。
そう考えると、通常の購買活動以外に少しでも需要が高まると、すぐに供給を追い越してしまい、物が不足することが多いという状況なのでしょうか。
品薄状態を敏感に感じ取った人が、転売目的で買い占め、そして高値で転売するチャンス狙っているとも言われていますが、そのような人が何万人もいるとは思えません。
個人的には、政府やメーカー、工場、卸売業者等が不当に流通量を制限し、そして長期的に一定量を販売するためにどこかに保管しているような気がしてなりません。
今の品薄状態であればどこの家でもマスクを何箱か置いておきたい気持ちがあります。
それを逆手にとって流通量をコントロールし、少しずつ流通させ、そこに人が群がる状態を長引かせることで、この騒動が収束した後も売り続けようとしているような気もします。
あくまでも個人的な感想で、本音を言えば早く買えるようになればいいのに、という気持ちです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年3月19日 15:18)
無施錠宅を探して侵入 性的暴行未遂の男逮捕
アパートの鍵のかかっていない部屋に侵入し、10代の女性に性的暴行を加えようとしたとして、アルバイトの男が逮捕された。
警視庁によると、男は先月、東京・世田谷区にあるアパートの部屋に侵入し、寝ていた10代の女性に性的暴行を加えようとした疑いがもたれている。
男は鍵のかかっていない部屋を探して侵入したとみられ、女性が抵抗すると逃走したという。調べに対し、容疑を認め、「酒の勢いでやってしまった」と供述しているという。
世田谷区では同じ日に別の住宅でも女性が襲われる事件が起きていて、警視庁が関連を調べている。
<11/22(金) 14:14配信日テレNEWS24より>
犯罪を計画し実行する犯罪者と、酒や薬の影響で犯罪を犯してしまう者、どちらも犯罪者ですが、それに対する対策は異なってきます。
犯罪を計画する犯罪者は、事前に現場を下見するなど、侵入から逃走までを考えてトータル的に犯罪を行います。
それに比べて、酒や薬の勢いで犯罪を犯してしまう者は、計画的ではなく、衝動的、発作的な犯行が多いと言えます。
前者の場合、自分が捕まらないことも重視していますから、下見の段階で犯行ターゲットを選別します。
防犯カメラや防犯システムなどが設置されている現場は避けた方が安全です。
一方、後者の場合、衝動的にその場で思いついての犯行(覚えていない場合もあり)が多いと考えられますから、防犯対策では犯行を防ぐことができない場合があります。
もちろん、防犯システムが鳴動し、それ以上の犯行が不可能になる場合もあるでしょうが、防犯カメラなどの受け身の対策では、無視して犯行を強行される場合があります。
酒だけでなく薬(ドラッグ)の使用者による犯罪も日本において増えてくる可能性があります。
薬関係で逮捕される芸能人や有名人のニュースが後を絶ちませんが、一般の人も含めて薬が身近なものになっているのは間違いないでしょう。
合法ドラッグという名前のものがあることからも様々な種類のものがあり、またそれらの混合物なども考えると、恐ろしい話ですが知らずに摂取させられるケースも考えられます。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年12月20日 16:45)
女装の男が女子トイレに侵入
常総署は8日、建造物侵入の疑いで、千葉県野田市、会社員、男(40)を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は同日、常総市新石下の衣料品店女子トイレに侵入した疑い。同署によると、同市内では9月中旬ごろから女装した男による付きまといなどの不審者情報が寄せられたため、県警が配信する防犯メールなどで、市民に注意を喚起する一方、通学時間帯の警戒活動を実施していた。
同日、関東鉄道常総線新石下駅付近に女装した男が車から降りて付近を徘徊(はいかい)した後、衣料品店の女子トイレに侵入したのを警戒中の捜査員が見つけ、取り押さえたという。
<11/8(金) 21:27配信茨城新聞クロスアイより>
ドラマや映画などでLGBTの登場人物がいることは珍しくありません。
彼らが主役の場合もありますから、彼らへの理解はかなり進んでいるように感じます。
ただ、そのことを犯罪者が悪用する可能性もあります。
例えば、普段女装する人を見かけてもそれほど違和感はなくなってきたように思います。(あまり見かけたことはありませんが・・・)
それを悪用して、犯罪者が変装目的で女装し、その姿のまま犯罪を行うということも考えられます。
偏見や差別がなくなることはどの国、どの地域でも歓迎すべきことです。
ただ、それを悪用しようと考える者の存在を忘れないようにしなければなりません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年12月13日 18:17)
店舗のキャッシュレス化とセキュリティの関係性
「キャッシュレス・ポイント還元事業」が2019年10月より始まり、1カ月がたちました。ステッカーも行き渡ったようで、今まで現金決済オンリーだったお店でもステッカーを目にするようになりました。これを機にほとんどのお店でキャッシュレス化が進めば便利だなと思っていましたが、いまだにレジで「ウチのお店は現金のみなんです」と言われることもあります。
キャッシュレス化に踏み切る店と、現金主義を貫くお店の違いは何だろうと考えてみたところ、気付いたことがありました。
顧客に対する想像力があるか
今まで現金決済のみだったのに今回キャッシュレス決済に踏み切っている店は、「お客さまへのサービス精神」が強いお店だと感じました。
お店側としては従業員全員の制度理解や使用方法の説明にかける時間、初期費用や手数料などのランニングコストが一番のネックとなるのだと想定されます。ただ、現在ではかなり気軽に始められるものもある中、現時点で現金決済のみにこだわっているお店はとても疑問に感じます。お客さまの支払方法を、店側の都合で決めているからです。
どこまで対応すればいいのか分からないというお店に関しては、まずは自分たちにできる範囲で少しずつ対応すれば良いと思います。QRコード決済、クレジットカード、電子マネーなど最初から全ての決済手段を網羅するのはさすがに難しいかもしれませんが、自店の顧客層や立地なども考慮して、可能なところからクリアしていくべきだと考えます。
消費者にとってはお得になり、お店にとっては呼び水となるポイント還元はいずれ終わります。ですが、キャッシュレス決済の流れ自体は今後も止まらないはずです。既に海外でも日本よりキャッシュレス化が普及している国は少なくないですし、インバウンド需要、強盗などの犯罪リスク、店舗セキュリティを考えても、現金を使用する機会はもっと少なくなっていくと思っています。
店舗へ行くリストからは外され、仕事も増えている
普段お財布を持ち歩かない人からすれば、現金決済のみのお店は自動的に選択肢から外されがちです。実際に私や周囲の知人でも、買物をする際にはクレジットカードや電子マネー決済が中心となっています。
もちろん、決済の不便さを補うだけの「ウリ」や「理由」がお店にある場合は別です。どこにも負けないサービスがある、絶品こだわりのメニューがある、レトロな空間なのであえてカードリーダーなどの端末は扱いたくないなど、強い意思を持った理由がある場合は、現金決済でもお客さまには困らないと思います。ただ、大半の店はそうではないはずです。
そういったお店の場合、最終的にはお店側がお客さまの立場で見ることができるかどうかだと思っています。
「今まで現金を使うお客さましか来なかったからうちには必要ない」と思っているお店は、単にキャッシュレス決済を利用するお客さまから敬遠されている可能性も高いです。実際、私自身も財布を忘れてしまったときや手元に現金が少ないときは、店外から見て必ずクレジットカードが使えるお店を選んでいます。
言い換えれば、自分たちのコストや手間を気にして現金決済にこだわっている結果、一部のお客さまの選択肢から自店が除外されているともいえないでしょうか?
お客さま側からすれば、キャッシュレス決済なら自分のお金の使用状況を簡単に把握できます。使用履歴はそのまま家計簿代わりにもなりますし、レジで小銭を数える手間もなく、何より楽です。それぞれで行われているポイント還元は割引と同様なので、価格に敏感な層にとっては「キャッシュレス決済を使える店を選ぶのが当たり前」にすらなってきています。
お店側としても、日々の現金管理やレジ対応でお釣りを数えて渡すなど1客当たりにかける時間、前述した顧客減少や犯罪のリスクを考えれば、手数料やランニングコストをかけても導入するだけのメリットは決して少なくないように思います。いずれ導入するのなら、注目が集まっている今この時点で導入すべきだと考えています。
覚える、登録する手間がかかるから現金決済にこだわり続けるのか、お客さまの利便性を考えて踏み切るのか。いまだに現金決済のみのお店は、顧客に不便を強いても来店してもらえるだけの魅力や覚悟が本当に自店にあるのか、改めて考え直してみてもいいのではないでしょうか。
<10/31(木) 5:00配信商業界オンライン>
防犯センサーや防犯カメラを設置するセキュリティ対策と、パソコンなどに対するネットセキュリティ対策は別物と考えられていましたが、それぞれの関連性は増しているように思います。
キャッシュレス決済等を行う際、ネットセキュリティ対策は必須です。
パスワード等の重要な顧客情報が流出するのは致命的ですから、店側は必ずその対策を行わなければ顧客の信用を失ってしまいます。
今回の記事にあるように、キャッシュレス化が進むことで、店舗に置いておく現金の金額は少なくなります。
そのことによって、現金を狙う窃盗犯、強盗犯が減るのは間違いありません。
現金がない店を狙っても仕方がないからです。
ある面では、キャッシュレス化によって店舗のセキュリティ対策が行われているとも言えます。
但し、宝石貴金属店など高額商品を置いている店舗は、現金が少なくなっても商品が狙われる可能性がありますから依然としてセキュリティ対策は必須です。
ある一つのシステムの導入によって、複数の効果が実現できれば導入しやすくなります。
キャッシュレス決済の導入によって、利用客が便利になり増加する、強盗や窃盗犯に現金が狙われる可能性が低くなる、現金を銀行に預ける頻度が少なくなる、これは導入が促進される要因として充分かもしれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年12月 5日 18:50)
男子高校生が就寝中に切りつけられる 犯人は知らない男
埼玉県蕨市の民家で16日未明、高校2年の男子生徒(17)が侵入してきた男に首を切られた事件で、男子生徒が「知らない男だった」という趣旨の説明をしていることが、捜査関係者への取材で明らかになった。
逃げていく男を目撃した父親も「面識がない」と話しており、県警は周囲の防犯カメラを調べるなどして男の行方を追っている。
捜査関係者によると、民家前のフェンスに何かがこすれたような跡があり、その上にある2階のベランダには何者かの足跡があった。
窓は無施錠だった。
県警は、男がフェンスに足をかけ、脇にある電柱を登ってベランダに飛び移り、窓から侵入した可能性があるとみて調べている。
県警によると16日午前3時半ごろ、民家2階の自室にいた男子生徒が男に首を刃物で切られ、約2週間の入院が必要なけがをした。
ベッドに血痕があり、男子生徒に抵抗した際にできる傷が見当たらないことから、県警は男子生徒が就寝中に突然男に切り付けられたとみている。
男は襲撃直後、1階玄関から逃走した。刃物を持ったまま逃げているとみられる。
<7/17(水) 17:55配信 毎日新聞より>
男子高校生が自宅で就寝中に何者かに首を切りつけられた事件ですが、犯人とは面識がないということですから一体どのような犯行動機だったのでしょうか。
窃盗目的で侵入したら男子生徒が就寝していたため、そのまま逃げたという事件なら分かるのですが、わざわざ寝ている男子生徒を切りつけて、自分の顔を見せるリスクを犯しているところに合点がいきません。
男子生徒本人もしくは家族への怨恨目的でしょうか。
現時点では犯行動機は不明ですが、非常に恐ろしい事件と言えます。
女子生徒なら暴行目的等の犯行も考えられますが、男子生徒ですからその可能性も低くなります。
誰が狙われてもおかしくない事件ということになります。
これからの季節、就寝時に窓を開放するところが多いと思いますが、窃盗目的以外で犯罪者が侵入してくる可能性も想定しなければなりません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年8月23日 18:04)
神奈川 パン製造会社に無断侵入した男逮捕
正当な理由なく建物に侵入したとして、神奈川県警大和署は17日、建造物侵入の疑いで、住所不定、自称塗装工の男(27)を逮捕した。
「弁護士が来てから話す」などと供述している。
逮捕容疑は同日午前3時15分ごろ、同県大和市中央林間西にある調理パン製造会社の建物内に無断で侵入したとしている。
同署によると、同時間帯に同社を訪れていた納品業者の男性が、誰もいないはずの社内から明かりが漏れていることに気付き、110番通報した。
同署員と自動車警ら隊員数人が駆けつけると、男は正面玄関から飛び出し、同署員1人に催涙スプレーのようなものを吹きつけて逃走したが、直後に身柄を確保された。
スプレーを浴びた同署員は病院で診察を受けたが、けがはないという。
同署は男が金品を狙って同社に侵入したとみて、余罪の有無を含めて捜査する方針。
<6/17(月) 19:02配信 産経新聞より>
パン製造会社に侵入した男が逮捕されました。
金品を狙っての侵入とみられていますが、もし異物混入等が狙いの場合、製造した商品全てが犯行対象となり、もし出荷済み、市場に流通済みの場合は、それらを回収するリスクも生じます。
またお客様への謝罪やお詫びの補償として商品券や金券を提供することもあり、事件によっては多大な損害を企業側に負わせることになります。
侵入されたという被害者にも関わらず、まるで自分が加害者かのように謝罪しなければならない事態は、企業側にとってもやり切れない、納得がいかないことでしょう。
ただ、今回の事件をみても、場合によってはそのような事態に陥ることは可能性として決して低いものではないように思い、現実としていつ発生してもおかしくない事件と言えます。
万が一の被害としてではなく、実際に起こりうる被害として捉え、具体的な防犯対策によって防衛しなければなりません。
特に、今の犯罪は犯罪者側の動機が様々で、単なる金品目的、嫌がらせ目的のような単純なものから、例えば、インスタ等のSNSや動画サイトにアップし、注目を浴びたいという欲求を満たすための犯罪(本人にとっては犯罪という意識が薄い、もしくはない)もあります。
このような事件に巻き込まれないためにも対策を講じなければならないでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年7月19日 11:02)
再犯は珍しくない 原因は刑務所内での処遇?
「綾瀬女子高生コンクリート詰め事件」の犯人が出所後殺人未遂事件を起こしたと報じられている。
「更生させることができなかったのか!」という声が強いが、私は受刑者の更生についてはある種の絶望感を抱いている。
殺人未遂事件等の重大事件は大々的に報じられるが、薬物事犯や窃盗などの再犯は(世間の耳目は集めないものの)驚くほど多い。刑務所と実社会を行き来する再犯者が後を絶たないのが実情だ。
国選事件の記録を読んでいると、前科前歴がない被告人はごくごく少数派で、多くは受刑経験がある。
再犯が多くなる原因として、刑務所内での処遇が挙げられることが多い。
社会復帰に向けての更生よりも、悪い仲間を作ってしまう「悪風感染」の悪影響の方が強いとも言われる。
また、刑務作業が旧態依然たるものであり、社会復帰に役立たないとも指摘される。
再犯を繰り返す被告人らと接見すると、彼らは一様に「今度の刑期はどのくらいになるのか?」という点に関心を寄せる。
そして、刑期が1ヶ月でも2ヶ月でも短くなることを願う。
彼らは刑務所生活がとても嫌で懲りているで、1日で短い刑期を願うのだ。
そんな彼らが再犯を繰り返すのは、一般人の常識では理解できないだろう。
刑務所に二度と入りたくないのであれば、決して犯罪に手を染めないというのがスジだろう。
それでも、犯罪を繰り返すのは、実社会で前科者のレッテルを貼られて辛い思いをするからか、そもそも生来的に犯罪性向が強いのか...。
ドイツの生理学者ランゲは、刑務所に収容されている双生児の一方を見つけ、他方が犯罪を行っているかどうかを調査した。
その結果、一卵性双生児の場合は、13人中10人が犯罪を行っていたのに対し、二卵性双生児の場合は、17人中2人だった。
サンプル数が少ないことなどから信憑性には疑問があるが、犯罪性向の強い人間が(どの時代、どの社会にも)存在することは間違いない。
しかし、犯罪性向を抑止する確立された効果的な対処法は存在しない。
早期教育等で、犯罪性向を抑制することができれば素晴らしいことなのだが...。
編集部より:このブログは弁護士、荘司雅彦氏のブログ「荘司雅彦の最終弁論」2018年9月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は荘司氏のブログ(http://ameblo.jp/masahiko-shoji/)をご覧ください。
<9/7(金) 17:11配信 アゴラより>
薬物事犯の再犯率が高いことは、芸能人や有名人の事例がよく取り上げられるため知られていますが、窃盗犯も多いようです。
その理由として考えられているのが刑務所内での処遇の問題です。
悪い仲間を作ってしまい、出所後もその影響を受け犯罪を犯してしまう、または犯罪計画を一緒に実行することもあるのかもしれません。
また、刑務作業が古い態勢のままで、出所後の社会復帰に役に立たないというのも想像がつきます。
前科者のレッテルが貼られ、再就職が難しい、職に就けてもその後厳しい状況が続くなど立ち直る環境ができていないのも理由にあるでしょう。
過去の犯罪歴を自慢げに話す著名人がいますが、このように犯罪者から成功を収める、または人並みの生活ができるようになるのはほんの一握りの人なのかもしれません。
自業自得と言ってしまえば終わりですが、それでは犯罪のデフレスパイラルが終わることはありません。
犯罪を犯してもそのことを反省し、そして社会復帰し、再犯を犯さないような社会的な仕組みや環境をどのように構築すればよいのか、偏見を無くす方法などを真剣に考えなければなりません。
そうでないと一度犯罪者として落ちてしまった者は二度と這い上がれなくなり、一生犯罪者として生きていくしか道がないとしたらその道を進むしかありません。
これは犯罪者も犯罪者ではない一般市民どちらにとってもメリットがありません。
被告人らは刑務所生活がとても嫌で、刑期が少しでも短くなることを願っている、これは刑務所という抑止力がある程度効果を発揮していることを示しています。
あとはこれをうまく利用し、刑務所に入るのが嫌だから犯罪は犯さない、ただ仮に犯してしまっても社会復帰をする道はあり、本人次第で充分チャンスがあるということを周知する。
一面からでなく多面的な対策をおこなわなければならないでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年9月28日 19:23)
兵庫 火災報知機が雨水侵入で誤作動206件
台風20号の暴風雨により、神戸や明石市など兵庫県内の5市で、火災発生を知らせる「自動火災報知設備」(自火報)の誤作動が計206件あったことが消防への取材で分かった。
台風などの災害時には救助にも多くの人員が必要となるため、消防関係者は「誤作動が多いと災害対応に影響が出かねない」と危惧する。
自火報は熱や煙を検知し、建物内にベルなどで周知。消防法は一定面積以上の共同住宅や店舗、重要文化財などに設置を義務付けている。
台風が兵庫県に接近した23日午後8時以降の12時間で、神戸124件▽明石52件▽西宮16件▽尼崎10件▽姫路4件-の誤作動があった。自火報が作動し、実際に火災が起きていたのは1件だけだった。
感知器はマンション通路の天井などにあり、外気に触れる場所も多い。各市の消防は、暴風雨で内部に水が入り、ショートした▽装置に染み込んだ水が内部で霧状になり煙と誤認した-などが原因とみている。
明石市消防局の担当者は「自火報が作動すれば出動して安全を確認する。誤作動が相次ぐと救助や火災対応に影響が出かねない」と話す。
西宮市消防局は、外気に触れる場所に設置する場合は、防水機能のある装置を薦めているという。
消防庁は「これほど多い誤作動は初めて聞いた。各自治体が、建物の管理者と適切な対策を考えてもらいたい」とした。
<8/25(土) 8:30配信 神戸新聞NEXTより>
防犯システムがついているところで何か警報音が作動し、泥棒かと思ったらセンサーの誤作動だった、そのようなことが何度も続くと童話の狼少年のようにだんだんと信じられなくなり、また感覚も鈍くなり、また誤作動かという感じ方に慣れてしまうでしょう。
それが100回発生し、全て誤作動であれば良いのですが、その内の1回でも本物だと大変なことになってしまいます。
防犯センサーや防犯カメラなど様々なメーカーの様々な商品が存在していますが、誤作動するもの、誤作動が多いものは、せっかく大金を費やして設置しているにも関わらず充分な効果を発揮できていません。
また、肝心なところで働かない可能性があります。
どのような商品やサービスを選択するかは、購入時、導入時に慎重に考える必要があるでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年9月21日 19:50)
民泊用のマンションに侵入、性的暴行目的
東京・板橋区のマンションで観光客の女性を脅して性的暴行を加えようとしたとして、劇団員の男が警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは劇団員の男(31)で、今年1月、板橋区のマンションの部屋に侵入し、台湾から観光で来ていた10代の女性に対し、首にカッターナイフを突きつけて脅した上、性的暴行を加えようとした疑いが持たれています。
この部屋は民泊として使われていて、椎名容疑者は鍵のかかっていないドアから侵入したとみられています。
調べに対し、「刺激を求める癖があり、スリルやドキドキ感を味わいたかった」と容疑を認めているということです。(01日11:05)
<6/1(金) 13:31配信 TBS News iより>
訪日外国人が急増し、宿泊施設が不足しており、そこに民泊の需要が高まっています。
普段は使用していない部屋や空き家などが有効活用できることで、外国人側も日本人側もお互いにメリットがあるという良い一面はあります。
ただ、今回のような民泊で使われる部屋や施設の防犯対策が手薄な点を突いた犯罪も想定されます。
民泊用の施設や部屋が増えてくると、今度は利用者側の選ぶ権利が強くなります。
より安くて、より便利で、より安全で、より快適な施設に人気が集まることでしょう。
その中の安全に関しては、管理人や警備員が常駐しているという人的な面での対策や防犯カメラや非常用押しボタンなどの緊急通報などの機械での対策がより充実しているところが選ばれるでしょう。
民泊を検討している方がいればその点も考慮した方が今後は良いと思います。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年6月22日 16:08)
刑務所の高齢化進む 3食と寝場所も約束
全国の刑務所で高齢の受刑者の割合が増加している。
かつては犯罪を起こすのは分別のない若い世代で、家族を持ち、年齢を重ねるにつれて、反社会的行動はとりづらくなると考えられていた。
実際、30年前の1976年は受刑者の60歳以上比率は2.5%だった。
ところが、2017年版犯罪白書によると、全受刑者2万467人のうち60歳以上の受刑者は3750人で、全体の18.3%を占めている。
高齢受刑者の罪名別構成比は男女ともに窃盗がトップだが、特に、女子の場合88.4%と際立って高い。
生活苦から万引きを繰り返し、3食と寝る場所が保障された刑務所に舞い戻るために、出所後ほどなくして同じ罪を犯す高齢者も少なくないという。
刑務所が一種のセーフティネットになっているともいえる。
法務省は、2015年に実施した調査で、全国の60歳以上の受刑者のうち認知症傾向がある人が約1300人いると推計。
刑務官による生活介助や飲み込みやすいペースト食の準備など高齢受刑者の増加に伴う現場の負担も増えている。
2019年度から新たに刑務所に入る60歳以上の受刑者に対し、認知症の簡易検査を実施、認知症が疑われる場合には、医師の診察を受けさせる。
早期発見により治療の機会を確保し、出所後の社会復帰をしやすくするのが狙い。
<5/18(金) 11:07配信 nippon.comより>
ホームレスの人でも生きていくにはお金が掛かります。
自分の食べる物や生活に必要な物、これらを手にするにはお金を支払うか、配給のようなもので受け取るか、落ちているものを拾うか、最終的には人から奪うという手段を考える人がいるかもしれません。
このような大変な道に比べると、3食と寝る場所が保障され、なおかつお金が掛からない刑務所というのは天国のような場所だと考える人がいるのも当然です。
刑務所の中では労働や作業等が強制的に行わなければならないものもあるでしょうが、例えば日常的に暴力を振るわれたり、虐待されるようなことはないでしょうから、ホームレスに比べると安全で安心できる生活を送ることができます。
個人的にホームレスか刑務所かどちらか選ばなければならなければ刑務所を選ぶような気がします。
刑期を終えた後に社会復帰するつもりがあれば刑務所に入るということは大きなデメリットになりますが、ホームレスのように生きていくだけで精一杯という生活になれば人からどう見られようが関係ありません。
これから高齢化社会がさらに加速し、そしてAIの進歩などで働き口がさらになくなり、高齢者でそして貧しい人はホームレス、そして刑務所に入ることを目指す人が増えてくるかもしれません。
刑務所の高齢化もさらに進むでしょう。
医療の進歩も目覚ましいですから刑務所の中で長生きするという人も増えてくるでしょう。
ただ、万引きなどの軽い罪での服役の場合、刑期が短くなりますから、出所してさらに万引きし、また入所。
これが面倒になってくると、殺人などの重い罪を犯し、死ぬまで刑務所暮らしを覚悟するような者も出てくるかもしれません。
そうなると凶悪犯罪が増えてくることになります。
貧困者の援助や救済、出所後の社会復帰、そして刑務所内でのメンタルケアなど単に罰を重くするだけでは解決しない問題が今後の大きな課題ではないでしょうか。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年6月15日 11:12)
