今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
犯罪の動機
名古屋市中川区の神社でさい銭箱から11円を盗んだとして53歳の男が逮捕され
ました。この神社では5日連続でさい銭泥棒の被害に遭っていました。
逮捕されたのは住居不詳で無職容疑者53歳です。警察によりますと
容疑者は24日午前10時半前、中川区内の神社でさい銭箱のなかから現金
11円を盗んだ窃盗の疑いが持たれています。
けさ、神社の氏子が「5日間連続でさい銭を盗まれている」と警察に相談。警察
官が張り込んだところおよそ1時間後に容疑者が現れ、さい銭箱の引き出しを
あけて現金を盗んだめ、現行犯逮捕しました。
容疑者はさい銭を盗んだことを認めましたがその後は黙秘しているという
ことです。またこの神社ではおよそ3か月前から週に1回程度、さい銭泥棒の
被害が起きていて、警察が関連を調べています。
<10/24(月) 20:48配信 CBCテレビより>
犯罪の動機や原因は様々です。
- 感情の高ぶりや変化からの「憤まん・激情」
- 相手を恨んでの「報復・怨恨」
- 個人的な利益のための「利欲目的」
- 競争相手を陥れるための「暴力団の勢力争い」「痴情」
- 正常な判断状況を欠いた「アルコール酩酊」
- 自分の失態を隠すための「検挙逃れ・口封じ」
- 個人的な欲求を満たすための「性的動機」
神社のさい銭11円を盗んだ泥棒の犯罪の動機は何でしょうか。
上記の中であれば、個人的な利益のための「利欲目的」に当たるでしょうが、11円ではそれを満たすとは思えません。
では11円なら許されて、千円なら許されない、という被害額で判断するのもおかしいように思います。
また、同じさい銭泥棒でもある程度の所持金がありながら、さらに利益を得たいと考えて犯行を行う者もいます。
この両者が同じ罪で裁かれるのは、個人的には公平さを欠いているように思います。
11円を盗まなければならないほど追いつめられて犯行を犯した者に同情的に思うのは私だけではないと思います。
もちろんどちらの場合でも被害者には非はありませんから、加害者が罰を受けることは当然です。
そして、景気が悪くなると犯罪者が増えると言われています。
楽をして稼ごう、人のことなど関係ないと考えるような犯罪者には同情できませんが、生活のためにやむを得ず犯行を犯してしまう者、公的な助けがあれば犯罪者にならずに済む者も多数存在するはずです。
国や自治体が救いの手を差し伸べることができる社会、国づくりが望まれます。
投稿者: 総合防犯設備士 (2022年11月25日 13:33)
意外と知らない犯罪行為、知っていれば避けられる?
「電気泥棒!」
弁護士のもとに「カフェで充電をしていたら店主から訴えられた」という依頼人(赤楚衛二)がやってくる。そんなシーンから始まった『石子と羽男─そんなコトで訴えます?─』(TBS系:金曜夜10時)。今やカフェで充電は当たり前になっているが、なかにはコンセント使用禁止の店もある。ドラマ内ではすぐに和解となったが......。
実際に"電気泥棒"で逮捕されたケースはあるのだろうか。
「'19年に兵庫県のコインランドリーで、無断でパソコンの充電をした男性が窃盗罪で逮捕されたケースがあります」(全国紙記者)
窃盗罪が電気にも適用されると知らない人も多いのでは?
「電気を無断使用した場合、窃盗罪(刑法235条・245条)となります。法定刑は10年以下の懲役または50万円以下の罰金です。充電する際には、お店の方にひと言断って、許可をもらうべきです。実際に、コンビニの外壁にあるコンセントで携帯電話の充電をした男子中学生は窃盗容疑で書類送検されており、携帯電話を充電しようと駅のコンセントを無断使用した女子大生が摘発されたケースもあります。いずれも書類送検はなく、警察限りで終結させる微罪処分になっています」
とは、アディーレ法律事務所の弁護士。
電気の窃盗以外にも知らない間に犯罪者になってしまうことが......ほかのケースを見てみよう。
ケース1 むしゃくしゃして1円玉を割ったら逮捕!?
今年5月上旬、Twitter上で話題になったツイートがある。ある学生がむしゃくしゃしたとして1円硬貨を半分に切った画像を投稿。これに対して「硬貨を割る行為は犯罪」と多くのリプライ(返信)がつき、なかには警察に通報したという人まで現れ、学生は反省の意を述べてアカウントを削除した。
このケースでは逮捕とはならなかったようだが、過去には硬貨を傷つけたことで実際に逮捕に至ったケースもあるのだ。
「'17年10月に手品用のコインを製造するために硬貨を傷つけたとして3人の男性が警視庁保安課に貨幣損傷等取締法違反の疑いで逮捕となった事件があります。逮捕された男性らはマジシャンとして活動しながら、プロ向けにコインの販売もしていました。500円硬貨が別の硬貨に変わったように見せるため、2つに割って内側をくりぬいた中に10円硬貨を隠したり、安全ピンで硬貨を貫けるような穴をあけたんです。これらはいずれもマジックの小道具で、1枚当たり2千円から3万円で販売していたといいます」(司法記者)
手品用に使うのは悪意はないと思うのだが......。
アディーレ法律事務所の弁護士は、
「故意に1円玉を割ることは、犯罪になります。ただし、ノリで1回やってしまったような場合に逮捕までされることは考えにくいです。
貨幣を損傷した場合、貨幣損傷等取締法違反となります。
法定刑は、1年以下の懲役または20万円以下の罰金となります。ここでいう「貨幣」とは「500円、100円、50円、10円、5円および1円の6種類」の貨幣をいいます(法律で定める記念貨幣も含まれます)。紙幣は含まれませんので、紙幣を損傷しても犯罪が成立することはありません」
1円玉を割って逮捕されたらたまらない!?
ケース2 ママ友にBTSの録画DVDを渡して謝礼をもらったら逮捕!?
7月上旬、大手掲示板サイトにこんな相談がのった。
《アーミー(BTSファンのこと)のママ友にTBSチャンネルで放送していた番組の録画をDVDに焼いてくれと頼まれました(中略)。
4枚ほど渡してお礼として1000円いただきました。するとそれを知ったほかのママ友が「それって犯罪じゃない?」と言ってきました。私のしたことは犯罪なのでしょうか》
推し活している女性にとってはとても他人事とは思えないこの相談。多くのリプライがつき、ほとんどが《違法ではない!》というものだったが、実際はどうなのだろうか。
前出の弁護士は、
「著作権法違反になる可能性があります。まず、テレビ番組について、私的使用のための複製は法律で認められています。しかし、個人視聴の目的で録画したテレビ番組であっても、放送局等の権利者の許可を得ずに無断でDVD等に収録して販売することは複製権・頒布権の侵害となり、違法です。今回は謝礼として1000円を受け取っていますが、DVD1枚の価格(100円もしない)から考えると1000円は実費ではなく、販売したとみなされる可能性があります。なお、今回は友人1人にあげる目的でダビングしていますので、「複製物を公衆に譲渡」(著作権法2条1項19号)にあたらないと思われます。したがって、無償であれば著作権法違反にはあたらないと思われます」
ケース3 子どものお昼寝中に出かけて逮捕!?
7月4日、自宅に生後7か月の乳児を約8時間放置したとして札幌市内に住む母親(25)と知人男性(47)が保護責任者遺棄の疑いで逮捕された。
「2人は居酒屋に行っていたと供述。その間"ベビーモニターで監視していた"とも。子どもの命に別条はなかった。なぜ逮捕されたのかというと、女性が鍵をなくしたため警察に自ら通報したことで事件が発覚したんです」(全国紙記者)
このニュースを報じた記事のコメント欄には、《長男の幼稚園お迎えのとき下の子はお昼寝させたまま出てきちゃう私は逮捕されちゃうの?》など主婦らの困惑するコメントが相次いだ。
幼い子どもを家や車に放置して死なせてしまう痛ましい事件が多く、保護責任者遺棄には厳重に罰してほしいとの声もあるが......。
「生後7か月の子どもを寝かしたまま出ていく行為には保護責任者遺棄罪が成立する可能性があります。
保護責任者遺棄罪は、
1.幼年者などを保護する責任のある者が、2.これらの者を遺棄したり、その生存に必要な措置をしなかった場合に成立します。
2の「遺棄」とは、保護のない状態に置くことにより危険にさらすことをいいます。「置き去り」にする行為も含まれます」
とし、今回の事件については、
「結果的に子どもに異常がなくても犯罪は成立します。夜間に8時間も外出して飲酒しており、何かあった際にすぐに対応することはできないので子どもを危険にさらしたといえる。したがって、逮捕が不当とはいえませんね。
子どもを置いて出ていくことは保護のない状態にすることになり、子どもを自宅に1人にすることは子どもを危険にさらす行為と判断される可能性があります。大変だとは思いますが、子どもの安全のために一緒に外出されるほうがいいと思います」(弁護士)
うっかり犯すこともありうる犯罪の数々。実は、知識で防ぐことができるのだ。
<7/28(木) 8:01配信 週刊女性PRIMEより>
昔、犯罪かどうかを調べたことを思い出しました。
貨幣を傷つけるのは犯罪、貨幣損傷等取締法違反という犯罪のようです。(貨幣は犯罪で、紙幣は犯罪にならないのは不思議ですね)
ある人に、防犯カメラが鮮明な映像であることをお客さんに見せてデモをしたいので、1円玉に傷をつける実演をして、その状態をカメラに映すデモに協力してくれないか?と言われてびっくりしました。
貨幣(硬貨)を傷つけるという行為に強烈な違和感を覚えたものの、それが犯罪だという正確な知識がなかったためネットで調べたところ、上記のような犯罪だと知りました。
犯罪かどうかは知識として知っておくだけで、自分がそれを犯さずに済むことができる場合が多いと感じました。
依頼された相手に犯罪であるということを伝えたところ、全く知らず、(その事実を聞かされた後も)それが悪い行為だという認識すらなかったことに驚きました。
上記の記事にある様々な行為は、多くの人が悪いと知りながらついやってしまった、罪悪感を感じながら恐る恐る行うことがほとんどだと思いますが、中には私の知り合いのように、なぜそれが悪いのかという疑問すら持たない人がいるということです。
ADHDなどの発達障害が一般的な病気として認識されつつありますが、「普通の場合」、「一般的に言うと」、「当然だが」、という多数派の意見や受け取り方だけが正しいという考え自体が間違っているのかもしれません。
正・邪、善・悪、黒・白など、どちらか区別するだけの判断は古く、もっと柔軟に考えて受け入れていくべきなのかもしれません。
いわゆるサイコパスと呼ばれる連続殺人犯が存在すると言われていますが、多くの場合、彼らのIQは高く、優秀な人材として周囲に認識されていることが多いようですが、人を殺して何が悪い、人の物を盗んで何が問題なのか、など常人には理解しがたい考え方を持つようです。
彼らを自分の考え方の枠に収めても、おそらく対処することは難しいでしょう。
犯罪者を理解することは難しいですが、彼らの考え方や思考を理解しようとすることで彼らに近づくことができ、彼らへの対策・対応がしやすくなるかもしれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2022年9月16日 09:05)
時間泥棒 他人の時間を奪っていませんか?
日本の鉄道は時間に正確だと言われる。駅員が遅刻をしてしまったらどうなるのか。元JR職員の男性は「鉄道業界では、安全以上に時間管理が厳しく求められている。私は8分遅刻をした結果、ほぼ全員が合格する昇進試験に落ちてしまった」という――。
■駅の仕事で一番大切なこと
駅に配属になった初日。助役からこんな質問をされた。
「駅の仕事で一番大切なことは何だと思う?」
「えっと、何よりも安全を大事にすることですか?」
鉄道の仕事は安全第一。研修中も口酸っぱく叩きこまれたので正解だろう。
「そうだな、それもそうだが、まず時間通りに朝9時に出勤すること。そして泊まり勤務の朝も時間通りに起きることだ。それ以外のミスは大抵何とかなる」
なんと、時間管理だった。
もちろん安全を軽視して良いということではない。駅員が乗客の安全に直接関わるのは駅のホームで作業をするときがメインである。ホーム上で何か異常を認め、列車の運行に少しでも支障があると判断したら列車を止める手配をする。
しかし、小規模な駅だとホーム上で列車の看視は行わないため、「安全を守る」という場面はどうしても少ない。そうなると、安全以外の項目で一番大切なことは時間管理なのだと教わった。
交代制の勤務なので、遅刻すると前任者が帰ることができない。それだけなら前任者が残業すれば良いが、泊まり勤務で初電担当の日に起きれないとどうなるか。
「駅員 寝坊」で検索してほしい。「駅員が寝坊して駅のシャッターが閉まりっぱなしに。乗客○○名が始発電車に乗れず」という記事が何件も出てくるだろう。
そう、寝坊しただけで報道されてしまい、その不名誉な記録はいつまでもネットの海に残るのである。
会社員の場合、故意に犯罪行為をするくらいのことをしないと報道されないだろう。ただ、寝坊に関しては故意ではなく過失である。
<7/13(水) 10:17配信 プレジデントオンラインより一部抜粋>
「8分遅刻しただけで昇進が消えた」うっかり寝坊しただけで大きな代償を受ける鉄道の駅員さん。
時間管理の厳しさが分かる記事です。
自分が時間に遅れることで、多くの乗客の時間を盗む、奪うことになってしまうため、遅れることを厳禁にしているのでしょう。
正直な感想を言いますと、少し羨ましいと感じてしまいました。
時間に厳しいということは、当然ですが、遅刻する人も少なく、周囲の人が時間通りに行動するのが多いということでしょうか。
お恥ずかしい話ですが、当社のある部署ではそこまで時間管理が厳しくありません。
出社時間で分けると、始業時間の2時間前に来る人(早過ぎです)、50分前~1時間前に来る人(私はここです)、15分~20分前に来る人(ここが一番多い)、5分~10分前に来る人に分かれています。
早く来る人と遅く来る人に分かれており、中間の30分ぐらい前に来る人がいない状況です。
早く来ても、遅く来ても、どちらも会社の評価は変わりません。
外出や出張先で集合時間に遅れたことを笑い話、まるで自慢話のように話している様子を見ると悲しくなります。
電車の遅延等で遅刻することはあると思いますが、遅れても悪びれる様子がない人が多いことに驚きます。
また、始業時間、就業時間は守られていますが、就業時間中に業務以外のことをしている人もチラホラ・・・。
それに気づいても注意する様子はありません。(残念ながら私もその一人です・・・)
時間厳守や業務時間中の私語などに関して、厳しすぎるのは息が詰まりますが、甘すぎる、緩すぎるのもどうかと思います。
私と同じように感じている人もいますが、部署内では少数派のため、甘すぎる、緩すぎる多数派にモヤモヤしています。
時間に厳しいというのは社会人として当たり前のことと思っていましたが、すでにその考えが古いのでしょうか。
朝礼の時にくだらない話を発表すると、人の時間を無駄にするな、と当時の上司に注意を受けたことがあります。
自分の時間も、他人の時間も奪うことは、決して善い行いではないと思います。
投稿者: 総合防犯設備士 (2022年8月19日 14:46)
社員が退職したら、会社側でやるべきこと
宮城県大崎市は11日夜、納税課内のダイヤル式金庫で保管していた公金102万円を紛失したと発表した。
業務上横領や窃盗の疑いがあるとして、市は古川署に12日、被害届を提出した。
市によると、なくなったのは固定資産税や軽自動車税として納められるなどした現金102万円。
職員が最後に確認したのは8日夕で、11日朝に紛失に気づいた。金庫は旧古川市が1962年に購入。
24人いる納税課の職員のうち、開ける番号をいま知っているのは6人だが、番号は60年間、一度もかえていなかった。
金庫には他に小銭や通帳なども入っていたが、残されていたという。
伊藤康志市長は12日の定例記者会見で、「市民の信頼を著しく失墜させ、心から深くおわび申し上げる」と述べた。
<朝日新聞デジタル 7/12(火) 17:54配信より>
社員が退職した場合、雇用していた会社側では、保険、年金、税金等の手続きだけでなく、やらなければならないこと、やった方が良いと思うことがいくつかあります。
- 会社からの貸与品(社員証、社章、制服、名刺、携帯電話、パソコン、マニュアル)の返却
- 鍵や扉の開錠方法、入退システムの暗証番号の変更
- 社内システムのパスワード変更
- メールアドレスの削除、社内メーリングリストからの削除
- 社内ルールの変更(パスワードの規則性など)
- 金庫の開錠番号の変更(退職者が経理担当者の場合)
- 銀行のキャッシュカードの暗証番号の変更(退職者が経理担当者の場合)
- インターネットやホームページなどの管理サイトへのアクセス方法の変更(退職者がネットワーク管理者の場合)
- ホームページやカタログに掲載している写真の変更(退職者が代表者などで載っている場合)
物理的な変更だけでなく、設定上の変更が必要な場合も考えられます。
例えば、テレワークで自宅のパソコンを使用し、遠隔から会社のパソコンに接続して業務を行っていた場合、退職後はそれができないようにしなければなりません。
他にも外出先や出張先でメールを確認できるように、個人の携帯電話やiPad等に転送していた場合、それらの設定変更や解除しなければなりません。
そのままにしていた場合、退職後も誤って情報を送り続けることになる可能性があります。
社員だからこそ知り得る情報に関しても、可能な限り変更する必要があります。
しかし、思いつくだけでもこれだけの内容があり、社員一人がやめるたびに全てを変更していたら、残った社員は最新のパスワードが何かを把握するだけでも大変です。
これだけは最低でも変更しなければならない内容を決めて、変えていく方が効率的でしょう。
また、退社時に知り得た情報を外部に漏らしてはならないという秘密保持契約を個別に締結したり、就業規則に盛り込んだり、情報漏洩は罪であることを社内で認識させる必要があります。
そして、退職する社員がどの程度の情報を知っていたかを、社内(直属の上司など)で把握していることも重要になります。
社員が何を、どこまで知っていたかすら分からないのであれば、情報漏洩のための具体的な対策がとれなくなります。
そのような事態は避けなければなりません。
退職した社員が悪用する可能性を考えるだけでなく、もし顧客情報などが流出した際、会社として管理上・運用上の責任を問われる可能性もあるため、何らかの対策を講じていることを外部に示す必要があるかもしれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2022年8月 5日 09:25)
日本の防犯意識は低い? 犯罪は少ないが「痴漢大国」
LAポリス・YURIが7年ぶりに見た日本の姿「防犯意識の低さに驚きました」【前編】
「見て見ぬふり」は犯罪に近い
──日本は犯罪こそ少ないものの、「痴漢大国」であるとも言われます。
YURI:昔から痴漢が減りませんね。私も高校生の頃は小田急線で毎日痴漢に遭っていました。被害に遭った女性が『やめてください! 痴漢です!』とその場で抵抗できればいいんだけど、日本ではなかなか難しいこともよくわかります。
だから痴漢に気づいた周りの大人が声を挙げることが大事だと思います。アメリカなら気づいた人が『おい、お前何してるんだ!』と声を挙げますが、日本は痴漢していることがうすうすわかっていても見て見ぬふりをしている人が多く、私が高校生の時も誰も助けてくれませんでした。痴漢を見て見ぬふりすることも犯罪に近いことを知ってほしい。
──YURIさんは日常生活ではどんなことに気をつけていますか。
YURI:私は警察官の性(さが)で常に周りを見ています。カフェやレストランに入る時はまずどこに座れば安全かを考えて、周りに怪しい人や挙動不審の人はいないかと見渡します。
日本に滞在中、都内の洋服店で買い物をしていた時、60代くらいの怪しい目つきをした女性が店内に入ってきました。これは何かありそうだと気にしていたら、そのおばさんが売り物の服をおもむろにカバンに入れ始めたので、"ああ、やっぱり..."とため息混じりに店員に教えました。日本人は警戒心が低く周りをあまり見ないけど、私は職業病で異変に気づいてしまいます。
──近年は日本でも街中や電車内で通り魔事件が連続して発生しています。模倣犯が現れて、今後ますますやり口が巧妙化しないかが懸念されます。
YURI:犯罪者も簡単に捕まりたくはないから、事前にやり方を考えます。通り魔が出たら、私が現場にいたら何をしてでも捕まえますが、丸腰の一般人は逃げるしかありません。だからこそ、常に周囲に気を配って危険がないかを事前に察知しておくことが重要です。周りをよく見て、目つきがおかしかったり挙動不審な人物がいたら、その人の行動に注意してなるべく早くその場を離れましょう。
街を歩いていて後ろからついてくる人がいたら、立ち止まったりお店に入るなどしてやり過ごす。暗い夜道で歩きスマホして、耳にはヘッドフォンなんてもってのほかです。特に女性の場合、常に周りを警戒していないと、マンションのオートロックや部屋の扉を開けた瞬間をねらわれて襲われることがあります。
<7/2(土) 11:15配信 NEWSポストセブンより一部抜粋>
日本は諸外国と比べて犯罪自体が少なく、防犯意識が低いということは知っていましたが、日本は痴漢大国という表現に驚きました。
もしかすると痴漢という犯罪は日本特有の表現で、諸外国の場合、痴漢ではなく性犯罪として、もっと厳しく罰せられるのかもしれません。
痴漢と聞くと、どこか軽いイメージになってしまいますが、性犯罪の場合は、より重大な罪のイメージに変わります。
日本でも厳罰化することで痴漢は減り、少なくとも痴漢大国などという不名誉なイメージからは脱却できるようになるかもしれません。
日本は犯罪自体が少ないのではなく、犯罪の種類によっては諸外国よりも多いものがあるかもしれないという認識を持つべきです。
それによって、痴漢も含めた犯罪自体を減らす、無くしていくことにつながるかもしれません。
また、「見て見ぬふり」は犯罪に近いという表現も心に刺さります。
「いじめ」などはまさにそうでしょう。
いじめているのは自分ではない、関わると自分が標的になるかもしれない、だから気付かないふり、知らないふりをしよう。
例えば、暴漢に襲われたり、殴られている人がいたら、それは大声を出したり、警察に通報するなど、見て見ぬふりをする人は少ないかもしれません。
しかし、痴漢の場合、気付いたからと言って注意したり、加害者の腕をつかんでやめさせるような人の方が少ないように思います。
また、痴漢の場合、冤罪を恐れて第三者として関わらないようにしている人もいるかもしれません。
いずれにせよ、痴漢程度だから少し我慢すれば相手もあきらめると、軽く考える人がいるかもしれませんが、被害者にすればトラウマや男性不信になる可能性もあり、大きな問題として捉えるべきです。女性の防犯対策
投稿者: 総合防犯設備士 (2022年7月29日 08:59)
侵入者は人とは限らない クマが家の中に侵入
福井県小浜市の住宅で6月14日、家の中にクマが入ってくる様子が撮影された。
段ボールを踏み越えて迫るのはツキノワグマ。体長1メートルほどの大人だという。
住宅には鋭い爪の跡が残っているが、出くわした住人にケガはなかった。
小浜市で27日までに寄せられた目撃情報は25件で、昨年度の総数をすでに超えている。
クマの目撃は全国各地で相次いでいる。9日、石川県津幡町で木の上に登るクマの姿が確認された。
25日には北海道当別町のゴルフ場で目撃され、撮影者は「ヴィラ(宿泊施設)の横に出てきています」と説明している。
この時期に注意が呼びかけられているのが、子グマの存在。5月から7月は繁殖シーズンで、子連れで市街地に現れるケースがある。
5月、親子とみられる4頭のクマが、札幌市の住宅近くで撮影された。
「子グマを見かけたら、近くには必ず親グマがいる」と考え、身を守ることが重要だ。
(イット! 6月28日放送より)
<6/29(水) 6:09配信 FNNプライムオンラインより>
家の中に侵入してくるのは泥棒などの侵入者だけではありません。
クマが突然家の中に入ってくることも・・・。
都会に住んでいる限り、そのような可能性はゼロに近いですが(動物園や誰かが飼っているペットが逃げ出してくることはあるでしょう)、田舎や自然が近いところに住んでいる場合は、突然の侵入者に驚くこともあり得ます。
対策として防犯カメラを設置していても、クマに対しての効果は薄いでしょう。
防犯カメラに映ったクマを離れた場所から確認し、人間が注意することはできますが、防犯カメラの存在はクマにとって侵入を思い留まる抑止にはなり得ないからです。
それでは防犯センサーの場合はどうでしょうか?
センサーがクマを検知し、防犯ベルやスピーカーが鳴動したり、ライトが点灯することによって、クマが驚き、その場から追い出すことができるかもしれません。
しかし、逃げる方向がもと来た場所なら成功ですが、逆に建物側に追い込むことになってしまう可能性もあります。
鳥や猫などの小動物を検知しにくくする機能を持つセンサーもありますが、むしろクマなどの大型動物は検知した方がよいので、なかなか両方を満たすことは難しくなります。
人間による森林伐採等によって、野生動物の生息エリアはどんどん減っていますし、その傾向はこれからも続くでしょう。
そうなると、今まで住んでいたところから移動することは当然ですし、その移動先で人間と遭遇してしまうことは彼らの責任とは言えません。
現状、クマが人間や飼っているペットを食料と見なして襲ってくる可能性はかなり低いでしょうが、食糧事情の悪化によって飢餓状態のクマが民家を襲うという事件が発生しても不思議ではありません。
今後、人間と動物が遭遇する機会が増え、思いもよらない被害が発生することも考えられます。
仮に人間を襲ってしまった動物がいても、それらを「悪」と考えて排除するのではなく、人間と動物が共存できる社会をどのように作るかが今後の課題ではないでしょうか。
投稿者: 総合防犯設備士 (2022年7月15日 09:00)
割に合わない犯罪 あなたは数千円のために犯罪を犯しますか?
6月の未明、さいたま市内にあるギョーザの無人販売所に現れたペアルックの男女。
キャラクターの入った派手なパーカを着ている。
男が冷凍庫の中の商品を指さすと...
女は指示に従い冷凍庫を開け、大量のギョーザを運び出した。
そのギョーザを、すぐに持ってきた袋の中に詰め始める女。
男は、券売機の前で料金を"支払うフリ"をしている。
犯行時間は、わずか4分ほど。
2人は、あわてる様子を見せることなく、立ち去った。
「お金がなくて...」20代同棲カップルを逮捕
逮捕された2人は、同棲中のカップルで、いずれも無職の容疑者(24)と容疑者(22)。
捜査員の間では、「ペアルックのギョーザ泥棒」と呼ばれていた。
2人は、ギョーザ8パックなど、あわせて1万1,500円相当を盗んだ疑いが持たれている。
被害に遭った会社の従業員:
女の人の方が商品を取って、男の人が周りをキョロキョロしながら券売機の方に向かって、お金を入れるふりをしてボタンを...
調べに対し、2人は容疑を認め、次のように供述している。
容疑者(女)「彼氏とわたしが盗んだことで間違いありません」
容疑者(男)「お金がなく、食べ物が欲しくてギョーザを盗みました」
この店舗では、5月からペアルックの男女による窃盗が5件発生。警察は、余罪も含めて捜査している。
「イット!」6月16日放送)
<6/18(土)11:12配信 FNNプライムオンラインより>
<防犯カメラの映像で犯人逮捕>
無人販売店に泥棒が入り、そして設置されていた防犯カメラの映像で犯人が逮捕された、このニュースは大々的に報道すべきと考えます。
その理由は、人が居ないからと言って、無人店舗内で何らかの犯罪行為を行ったとしても、防犯カメラの映像から個人が特定され、犯人逮捕につながるということを多くの人に知らしめることができるからです。
防犯カメラの映像のエリア内で犯罪を行うことは危険である、ここでの犯行はやめて別のターゲットを探そう、と犯罪者を誘導することにつながれば、犯罪の抑止力としての効果を発揮したと言えます。
記事にある犯人の画像を見ましたが、大人2人がペアルックというか仮装のような服で一緒に商品を盗む様子は、何とも間抜けで格好悪い姿でした。
これが日本全国、SNSも含めると全世界にニュースとして流れ、そして実名で報道をされています。(当ブログでは加害者の名前は消しています)
盗んだ商品(ギョウザ)の値段は分かりませんが、数百円か、高くても数千円でしょう。
これを得るために行った犯罪で、その代償として自分の名前、そして顔を晒してしまいましたが、その価値は本当にあったのでしょうか?
<犯罪を犯した影響とは?>
加害者の名前をインターネット、SNSで検索すれば今後も上記の記事が出てくるでしょう。
当ブログのように取り上げた媒体や個人も多数あるでしょうから、どこまで情報が拡散されたかは、誰にも分からないでしょうし、正確には把握できません。
おそらく半永久的にネットの世界に留まり続けるでしょう。
彼らの親、兄弟、祖父母や友人、そして、今後就職する際、雇用する会社の担当者も目にする可能性があります。
そして「ペアルックのギョーザ泥棒」の一人として蔑まれることでしょう。
<割りに合わない犯罪>
危険性(リスク)に対して、得られる物があまりに少ない、割りに合わない犯罪だと思います。
犯罪を犯すなら、もっと目的、目標を高く設定すべきだと言っているわけではありません。
犯罪者に犯罪を犯すリスクを考えさせることが重要だと考えるからです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2022年7月 7日 09:34)
泥棒が盗んだ物をどうするか、盗品の転売方法とは?
大分県由布市の古物商から、オークションサイトに出品されていた仏像を京都市内の寺から盗んだ疑いで無職の男が逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは京都市上京区の無職の容疑者(51)です。
容疑者は去年5月から6月の間に上京区の立本寺の刹堂に安置されていた仏像1体を盗んだ疑いが持たれています。
盗まれたのは500年以上前に作られたとされる「月天子」という仏像で先月、大分県由布市の古物商からオークションサイトに出品されていてその後寺に返却されていました。
警察によりますと、容疑者は古物商との直接のやりとりはなかったということで、調べに対し「生活費にするために売った」と容疑を認めているということです。
逮捕を受けて由布市の古物商は「捕まって良かったです。風評被害もあって大変でした」とコメントしています。
<6/15(水) 12:06配信 OBS大分放送より>
泥棒が商品などを苦労して盗み出したとしても、その商品を転売、換金できなければ意味がありません。
その商品を個人的に欲していたマニアなら話は別ですが、多くの泥棒は転売して現金化することが最終目的です。
インターネットやSNSが普及し、以前に比べて転売方法、取引方法が増えたと言われています。
具体的に考えられる盗品の転売方法や取引方法は、どのようなものがあるのでしょうか?
- 専門店(中古品買取店)に転売する
- ネットオークションに出品する
- SNSでDM(ダイレクトメール)を送り、個人間取引を持ち掛ける
- (興味のある人だけが集まる)サイトの掲示板に書き込み、個人間取引を持ち掛ける
- 海外に密輸する(国内より規制が厳しくない国外に出してしまえば、転売しやすくなる)
- 金属類の場合、部品単位などに分解し、金属買取店に転売する
昔なら盗んだ商品は専門店に転売する方法以外は難しかったので、警察としても近くの専門店などに聞き込みを行うなど捜査の範囲を絞ることができました。
現在ではSNSを使えば、日本国内だけでなく、全世界の人と売買を行うことが可能になりました。
お金のやり取りも電子マネー等を用いれば、以前より簡単に行うことができます。
捜査を行う範囲が大幅に広がったため、簡単には捕まえることが難しくなりました。
逆に犯罪者にとっては、犯行が行いやすくなるなど、環境が良くなったと言えます。
被害に遭ってしまった場合、一度盗まれた物は手元に返ってくることはない、もしくは難しいということを認識すべきでしょう。
その上で万が一の被害に対して、防犯システム設置などの防犯対策を行い被害に遭いにくくするか、損害保険などに加入し補償を受けられるようにするか、などの対策を講じましょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2022年7月 1日 15:13)
山口 4630万円誤送金問題
国の給付金4630万円を誤って一人の町民に送金してしまった山口県阿武町に、日本中からの注目が集まっている。なぜ町は、ミスに気づきながら、"ネコババ行為"を許してしまったのか。カネはどこに消え、その間、銀行はどうしていたのか――。副町長を直撃した。
山口銀行の職員が気づいた
コンビニエンスストアが一軒もない町――。日本海に面し、山に囲まれた人口約3000人の阿武町は、自然豊かな暮らしをいまも守り続けている。長閑な町を騒然とさせる事件が起きたのは、4月8日のことである。
「新型コロナで生活に困窮する世帯を対象とした国の給付金10万円を、町民463人に振り込むはずが、そのうちの1人の口座に、463人分の総額4630万円を二重に振り込んでしまったのです。その町民のもとには、正規にもらえる10万円も加え、4640万円が振り込まれたことになります」
こう語るのは、中野貴夫副町長である。
当該の町民をX氏として、話を聞いていこう。まず、町は指定銀行である山口銀行阿武支店に振込依頼書を渡した。その後、山口銀行が、各金融機関に散らばった町民の指定口座に振り込む。X氏への誤送金に気づいたのは、山口銀行阿武支店の職員で、すでに振込処理が終わった後だった。
本人が来ないとどうにもならない
「たまたま職員が書類を見ていて気づいたとのことでした。すぐに『これは間違いではないか』と町に連絡をくれたので、我々も早く認知は出来ました」
公金が振り込まれたX氏の口座は山口銀行ではなく、別の金融機関・Y銀行(註:銀行とは限らないが、便宜上、こう表記する)に開設されている口座。すぐに町や山口銀行からY銀行に連絡が行ったが、「X氏に直接、来店してもらって組戻し手続きをしてもらいたい」との返答だった。
「それから私たちはX氏の自宅などを訪問したりして、再三にわっって、組戻しのお願いを続けました。当初、X氏は『応じる』と話していたのですが、いくら待っても一向に動いてくれない。並行してY銀行に対して、『口座を凍結したり、差し押さえはできないか』という相談も当然しています。ただ、Y銀行は『X氏本人による組戻し依頼がない限り、こちらとしてはどうともし難い』と言う。もちろん、事情は理解してくれてはいたのですが、口座の持ち主に無断で、対処が出来ない立場なのです」
今も口座の状態は不明
結局、21日に職員がX氏と3回目の対面をした時、「もうすでに入金されたお金は動かしている」「もう元には戻せない」「罪は償います」との告白を受けたのであった。実際、Y銀行の口座から、いくら、どのように動いたかは、
「今もまったくわかりません。一銭もないのか、一部残っているのかも含めて。もちろん、Y銀行さんはご存知だと思うのですが、それも守秘義務などの都合で教えてもらえておりません」
X氏がこの短期間で豪遊して、カネを使い果たしたとは考えにくい。借金返済に回したと考えるのが自然で、町の職員も最後に会った際に、本人に問いただしたというが、そこは否定したという。X氏は、町が把握している限り、税金を滞納している人物ではないという。
2週間もの間、町はX氏に不信感を抱きつつも手をこまねいていたわけだが、裁判所を使って、差し押さえの仮処分に動くなどの強硬手段は考えなかったのか。
「当初から弁護士に相談のうえ動いていましたが、そういう話にはなりませんでした。ただ、Y銀行には事情を説明した公文書を送付するなどの対応は行っています」
命の心配
現在、町は民事と刑事、双方での対応を考えており、すでに警察は捜査を開始している。
「窃盗罪、詐欺罪、電子計算機使用詐欺罪などの罪状が想定されるようですが、どのような罪で刑事罰を問えるか否かは、はっきりしていません。おかしな話ではあるのですが、現状において、X氏は警察に出頭しても逮捕されません」
阿武町が振込依頼書を渡す際に使用したのが、「フロッピーディスク」という昭和時代に重宝されたものだったことも大きく報道されたが、実は阿武町ではなく、山口銀行の都合だという。
「どうやらCD -ROMなどより処理が早くて、使い勝手がいいようなのです。ただ、フロッピーディスクが悪かったから事件が起きたわけではまったくありません。人為的なミスが発端です」
と、副町長はフロッピーディスクを"庇う"。担当した職員が、正しい情報が入ったフロッピーディスクと、本来出す必要のなかった誤記載がある紙の振込依頼書を銀行に持っていってしまったため、二重払いが起きたとのことだが、時代錯誤なツールに原因はなかったのだろうか。
気になるのは、うっかりミスをしてしまった職員であるが、大変な落ち込みようだという。
「食事も喉が通らない状態で、周囲は命の心配をしているくらいです。ただし、発端が職員のミスであったとしても、確認体制ができていなかったなど組織の問題であり、個人が責任を負う話ではありません。本当に信じられないようなことが重なって、こんなことになってしまいました。どうして、という思いでいっぱいです」
副町長はこう言って、ため息を漏らすのであった。
<5/3(火) 10:01配信 デイリー新潮より一部抜粋>
受け取った人は返還拒否、振込で使用されたフロッピーディスクには問題ない、ミスした職員は今も食事が喉を通らない状態、色々な報道がある中で明らかになっている情報はこれぐらいで、その後目立った進捗はないということでしょうか。
この件で弁護士に法律的な意見を聞いている記事もありましたが、理由のないお金が振り込まれているので法律的には"不当利得返還請求"という権利が生じ、誤振込を受けた人は当然お金を返さないといけない義務を負うようです。
ただ、結局、お金がない人からは取り返しようがないため、返還は難しいかもしれない、という意見もありました。
仮に借金の返済に使用した場合、金銭を受領した債権者が誤送金の事実を知らないまま返金を受けた場合、債権者はお金を返す必要がないようなので、事態はさらに複雑になります。
また、仕事をしていない、もしくは仕事を辞めてしまうと、給料も差し押さえができない。
生活保護を受けている人への差し押さえも難しいようです。
受け取った人がどのような人かは、現時点では報道されていませんので全て想像の域を超えません。
現状、町の職員や金融機関の方が受け取った人へ連絡を続けているだけということでしょうか。
金融機関としては受け取った人が来店して返還の手続きを行わない限りどうしようもないという意見のようです。
それはもっともな意見と言えますが、振込手数料や両替手数料など金融機関において理解が難しい問題は色々とあります。
海外では今回のような誤送金が発生した場合、どのような対応がとられるのでしょうか?
国によって法律や対応は異なるでしょうが、日本より法整備が進んでいるところはあるでしょうし、刑事事件として扱われるところもあると思います。
起こってしまったことを悔やんでも元の状態には戻せません。
今回の問題を機に法律の改正や整備を行い、今後同じような問題が発生した際、スムーズに解決されるような体制に変えていくべきでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2022年5月 6日 16:51)
小児向けワクチン接種会場に不法侵入 「接種は犯罪だ!」男女4人逮捕
新型コロナのワクチン接種に反対する団体のメンバーとみられる男女が、接種会場への不法侵入で現行犯逮捕された。
男女4人は7日、小児向けのワクチン接種を行っていた東京・渋谷区のクリニックに不法に侵入した現行犯で逮捕された。
警視庁公安部によると、4人は「接種を受けることは犯罪だ」などと言っていたという。
<4/8(金) 6:39配信 FNNプライムオンラインより>
ニュースのコメントの一つに、「私は子供への接種は反対ですが、こういう人が接種を反対している人なんだ。って思われるのが迷惑」とありました。
私もこういう他人に迷惑をかける人がワクチン接種に反対しているのかと感じました。
コメントのその後に「ただ、マスコミも接種反対の理由をちゃんと報道してほしい・・・」という一文があり少し考えが変わりました。
上記の記事だけを見ると、理由もなくワクチン接種に反対している人たちで、「接種に反対するのは悪」というマスコミの印象操作のようにも感じます。
まあ、理由が分かったとしても不法侵入が許されることにはならないのですが・・・。
理由もなくワクチン接種に反対したり、マスクをつけることに抵抗したり、指摘されても鼻マスクを直さなかったり、理解できない人が少なからず存在します。
人と同じことをするのを嫌がり、自分本位で他の人の気持ちを考えることができない可哀そうな人たちです。
ただ、本当に可哀そうなのは家族も含めたその周囲の人たちですが。
不法侵入を受けたクリニック側とすれば、非難される筋合いは全くないのですが、突然の暴力で身を危険にさらす可能性があります。
去年12月に起きた北新地放火殺人事件のように、逆恨みされ事件に巻き込まれることもあるのです。
あのような加害者から身を守る術は正直ないと思いますが、今回のような比較的軽い犯罪者、侵入者に対しては防犯カメラ設置などの対策で未然に被害を防ぐことができるかもしれません。
確固たる信念があるわけでもなく、明確な覚悟を持って行動しているように思えませんので、自分の顔が映る危険性は避け、それが抑止力として働く可能性があります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2022年4月 8日 15:57)
