今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
退職のニュース増加 退職代行サービス、リベンジ退職、アーリーリタイア
最近退職に関するニュースや記事を目にする機会が増えました。
退職代行サービス、リベンジ退職、アーリーリタイアなど。
新入社員が入社して数日または数ヶ月で退職するケースも珍しくないようですが、その後、再就職する際、大きな影響を及ぼすようです。
再就職時の面接で、前の会社の退職理由を聞かれた際、パワハラやセクハラを受けていたなど多くの人が納得できる理由なら面接官も理解を示してくれるかもしませんが、何となく自分に合わない、嫌な上司だった、自分のキャリアにならないなど些細な理由だと思われると、次にうちの会社に入ってもちょっとしたことですぐに辞めてしまうという印象を持たれる可能性があります。
そんな人を採用しようと考える会社の方が稀です。
先日入社して数日で辞めた経験がある若者のインタビューを見ましたが、再就職はなかなかできず、自分の考えが甘かった、すぐに退職したことを後悔しているように見えました。
心身を衰弱するほどの激務やハラスメントを受けているのであれば、我慢などせずにすぐ退職すべきと思いますが、例えば自分に合うかどうか、キャリアになるかどうかは時間を掛けることによって自分自身の考え方が変化することがあります。
また、嫌だと思っていた上司が少し時間を掛けて付き合ってみると案外そうではなかった、しばらくすると異動して(その職場から)いなくなったなど、状況の変化も起こり得ることです。
すぐに決断せずに少し様子をみることで事情が変わることもあります。
中高年の人たちからすれば「昔はもっと厳しかった」「今どきの若者は我慢が足りない」「石の上にも三年」など古い価値観を押しつけてくることもありますが、意外と的を得ている場合もありますのでたまには耳を傾けてみるのも良いかもしれません。
私も近い将来退職することになると思いますが、場合によっては業務の引継ぎなしで有休消化に入り、2~3週間後に退職するかもしれません。
今の会社に恨みがあるわけではありませんが、かといって特に恩を感じている訳でもない、そういった社員が増えてくると職場環境の見直しが必要です。
一人ひとりの社員の力は大したことがなくても、仮に一斉に退職し、業務マニュアル等がきちんと整備されていなければ、業務に支障をきたし、それが業績に悪影響を及ぼす危険性もあります。
経営者としてはそのような社内のただならぬ雰囲気、空気感のようなものを敏感に感じ取り、すぐに改善する能力、才能が求められます。
投稿者: 総合防犯設備士 (2025年9月18日 14:04)
