今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
介護職員の男が認知症の80代女性2人に性的暴行? 「介護の一環」
大阪府内のグループホームで、認知症を患う80代の女性2人に性的暴行を加えたとして、介護職員の54歳の男が不同意性交の疑いで逮捕されました。
不同意性交の疑いで逮捕されたのは、大阪府内のグループホームの介護職員の男(54)です。
警察によりますと、男は今年5月、夜勤中に施設内で認知症を患う80代の女性2人に性的暴行を加えた疑いがもたれています。
6月1日に男が「(被害者の)女性が別の入所者の男性からいたずらされているのではないか」と別の職員に相談。職員が施設内の防犯カメラを調べたところ、男自身が犯行に及ぶ様子が映っていたため、警察に相談し事件が発覚したということです。
施設関係者から警察に相談があり事件が発覚。男は警察の調べに対し、「被害者が認知症であることや、自分自身の意思を明確に示すことができないということは十分に分かっています。認知症を軽減させるために、あくまでも介護の一環として性的な行為をしただけなので、性交まではしていません」と容疑を否認しているということで、警察が詳しく調べています。
<6/18(水) 14:10配信 読売テレビより>
50代の介護職員の男が認知症の80代女性2人に性的暴行を加えた疑い、何とも耳を疑いたくなるニュースです。
しかも、被害者の女性が他の入所者からいたずらされていると、自ら別の職員に相談し、防犯カメラを調べたところ、男自信が犯行に及ぶ様子が映っていたということですから、意味が分かりません。
推測でしかありませんが、おそらく過去にも似たようなことを何度もしていると想像せざるを得ません。
認知症の女性をターゲットにしているところからも、仮に犯行が発覚した場合、被害者が証言をしても認知症だから信じる人は少なく、逃れられるだろうと考えての卑劣な犯行に見えます。
ニュースのコメントにも多数意見がありましたが、真面目に働いている男性の介護職の人にとっては本当に迷惑な事件で、このような事件が報道されることによって、女性の入所者には女性の介護士が担当する、男性の入所者には男性の介護士が担当するなどのルールができてしまい、現場がさらに混乱するだけです。
ただでさえ高齢化社会が進む日本において若い労働力が今後さらに不足するであろう未来に、深い影を落とす事件です。
今回の事件でも役立った防犯カメラをもっと有効活用すべきです。
共用部分だけでなく入居スペースにも防犯カメラを設置することで、入居者自身も、ご家族も安心できます。
施設側も何か事件が発生した場合、施設側に非がないことを示すこともありえます。
入居者のプライバシーは尊重されるべきですが、適切に運用することでそれ以上の安心感をもたらす効果が期待できます。
投稿者: 総合防犯設備士 (2025年10月16日 09:00)
