今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
野球帽398個を盗んだ泥棒
なぜか野球部部室に入り、野球帽を盗んでいた二人組みが逮捕されました。
●佐賀県警鹿島署は28日までに、高校の敷地内に入ったとして建造物侵入の疑いで、20歳の工員ら2人を逮捕した。同署は、2人の自宅から高校の野球部のものなど計398個もの野球帽を押収。2人は「帽子を取るために学校に侵入した」などと供述している。佐賀県と長崎県では、昨年8月から今月にかけて野球部の部室から帽子などが盗まれる被害が頻発しており、佐賀、長崎両県警は今回の事件との関連を調べている。
2人は小中学校時代の同級生。
自室の机の下や押し入れなどからは398個の野球帽のほかにも、ジャージーやスパイクなど計310点が押収されている。
逮捕容疑は27日午前1時45分ごろ、嬉野市の県立嬉野高校に侵入した疑い。
今月に入り3校で被害が出ていたため、警戒のため張り込んでいた鹿島署の捜査員が、野球部の部室近くで不審な行動を取っていた2人を発見した。
佐賀、長崎両県では昨年の8月から今月にかけて、野球部の部室が荒らされる事件が頻発。佐賀県内で被害があったのは嬉野高のほかに、塩田工高、鹿島高、白石高、杵島商高、佐賀農高の5校で、いずれも杵藤(きとう)地区と呼ばれる県南西部に位置する。長崎県で唯一被害にあった大村工高も隣接する地域内にある。
7校の中で唯一、夏の甲子園大会出場歴がある鹿島で、盗難があったのは今月中旬。学校関係者によれば、選手たちが使用していた8個の野球帽などが盗まれた。ほかの6校は、全国大会レベルでの実績はほとんどないが、盗まれたものは、すべて新品ではなく、かなり使い込まれたユーズド感の漂うものだったという。
ネットオークションでは常総学院や早実、仙台育英、横浜といった甲子園常連校の野球帽がネットオークションにかけられ、1万円以上の値がつくこともある。ただ今回の場合、特に野球名門校というわけではなく、同署では2人の動機についても捜査を進めている。
(6月29日スポーツ報知)
投稿者: スタッフ (2009年6月29日 16:45)
タヌキの置物ドロ、52歳「一人で寂しい」…家には10体
世の中には変なものを盗む泥棒がいます。
過去にはぺコちゃん人形や、お地蔵さん、狛犬を盗む泥棒もいました。
今回の泥棒は?
●愛知県警豊橋署は25日、陶製のタヌキの置物を盗んだとして、同県豊橋市多米町、無職男(52)を窃盗容疑で緊急逮捕した。
発表によると、男は24日午後11時10分頃、同市内の男性会社員(41)方の庭に置いてあったタヌキの置物(高さ約70センチ、1万円相当)を盗んだ疑い。
タヌキの置物を家に持ち帰り、十数分後、再び戻って陶製のカエルの置物も盗もうとしたところ、男性会社員に発見され、取り押さえられた。
調べに対し、「一人暮らしの寂しさから盗んだ」と供述しているという。自宅にはタヌキの置物が約10体があり、同署は余罪を追及している。
(6月25日読売新聞より引用)
なんか間が抜けた泥棒ですよね。
泥棒というのは、こんな風に非常に自己中心な考えで侵入窃盗を行います。
今回はタヌキの置物が盗まれていますが、これが室内のものであったら、建物内に入られてしまうことになり、家族そのものの命も危険にさらされます。
敷地内に入られるだけでも、悪意のある人間であれば「放火」などをされる可能性もあります。
道路から死角になっていないか?
夜、暗くて人が隠れても判別できない状態でないか?
そういうことを再度検討していただき、犯罪が発生しにくい環境に少しでもしていくことが必要です。
投稿者: スタッフ (2009年6月25日 13:11)
金を借りていた男が勝手にジーパン盗み、頭にきてアイスピックで刺す
東京都墨田区東向島の路上で5月、男性が背中を刺され、けがを負った事件ですが、事情は複雑です。
�@ 風俗店員の男(26)が無職の男(33)から現金数万円借りる
�A 風俗店員の男が金を返さない
�B 無職の男が自宅へ催促に行くが、不在だったため、ジーパン3本を盗み、そのうち2本を売却
�C 起こった風俗店員の男が別の2人とともに、盗んだ男を暴行、車に押し込み、「生きて帰れないよ」などと脅し、アイスピックで背中を刺し、現金3000円を奪う
�D 風俗店員の男ら3人は強盗致傷などで逮捕され、背中を刺された男も窃盗の疑いをかけられている
<6月17日16時12分配信 産経新聞より>
お金を貸した・返さないのトラブルから、ジーパンの盗難・売却問題、その後暴行・脅迫、さらに現金盗難とめまぐるしく展開しています。
どちらにも問題があると思いますが、アイスピックで背中を刺された無職の男も被害者ですが、ジーパンを盗んだ窃盗犯として追及される可能性もあるようですから複雑です。
気になるのは、自宅に催促に行った際、不在だからといって勝手に侵入したことですが、無施錠だったのか、ガラスや扉をこじ開けて侵入したのか、どちらにしても素人が簡単に侵入できる環境で、周囲の人にも気付かれなかったということです。
変な話ですが、今回は金銭トラブルからジーパン窃盗事件が発生しましたが、素人が簡単に侵入できる環境ということは、プロの泥棒にとっても狙いやすい対象になりうるということです。
事前の防犯対策を行うことによって、泥棒の侵入対象から外れるという効果があります。
ホームセキュリティ(防犯対策)
マンションセキュリティ(防犯対策)
投稿者: スタッフ (2009年6月18日 15:00)
パワーシャベルの鍵を盗み、野球場のベンチ破壊。うっぷん晴らし。
パワーショベルのかぎを盗んで勝手に運転し、野球場のベンチなどを壊した無職の少年(18)。
警視庁少年事件課などは窃盗と器物損壊の疑いで、逮捕。友人の同区の無職の少年(18)=別の窃盗容疑で逮捕=を書類送検しました。
2人は「ニート生活をしていておもしろいことがなかった。うっぷん晴らしにやった」などと容疑を認めている。
2人は昨年12月8日午後8時ごろ、練馬区石神井町の石神井公園で、工事のため止めてあったパワーショベルの運転席からエンジンキーを盗んだ疑い。
15日午後7時半ごろから約30分間、2人で交互にパワーショベルを運転し、公園内の野球場の倉庫や三塁側ベンチなどを壊した疑いがもたれている。犯行を目撃した付近の住民が110番通報した。
少年は「解体のアルバイトをしていたときに、先輩から教わって運転を覚えた。運転できることを自慢したかった」などと話している。2人は無免許だった。
(4月30日産経新聞より抜粋)
あまりにも幼稚な理由で犯罪を起こす少年たちですが、この傾向は大人でも同じです。
●「派遣の契約が切れうっぷん晴らしに」刃物を振り回した28歳男。
●「道を聞かれて無視されて腹が立って殴った」29歳男。相手は鼻の骨骨折。
●子供にカップめんを賭けられて息子(20歳)の首を締めた自衛官44歳。
●「サイレンの音が好きで、聞きたかった。騒ぎになって、消防車が何台来るか興味があった」と放火をした30歳男。
いったい何故こんな理由で犯罪を起こすことができるのでしょうか?
犯罪を無くすためにはその原因を突き止め、なくすことが必要です。
犯罪を起こす犯人たちの考え方、心理を分析していくことが必要です。
どんな防犯対策も、相手は人です。
泥棒や犯罪者のことをきちんと把握し防犯対策につなげるということが必要です。
投稿者: スタッフ (2009年5月 1日 10:51)
高校生の制服、靴・・変なものを盗む泥棒
世の中には変なものを集めたり、拘るという人がいます。
他人のものでも欲しくなり盗んでしまう・・・そんな泥棒のニュースがここ数日で3件もありましたのでご紹介します。
●“学校荒らし”制服など322点押収 藤沢北署(4月21日産経新聞より引用)
藤沢北署は20日、強制わいせつと窃盗容疑などで、藤沢市菖蒲沢の無職男(28)を再逮捕した。男は強制わいせつ3件と学校荒らし12件を自供しており、「高校生が好き。高校に入ると興奮する」などと供述、自宅から高校の制服など322点を押収した。
●「物心ついたころから靴のにおいで興奮」 200足押収(4月17日 産経新聞より引用)
学校や病院、スポーツクラブなどに侵入し、女性用ブーツなどを盗んだとして兵庫県警西宮署が窃盗などの疑いで逮捕、同罪で起訴されていた男の自宅から、女性用の靴約200足が押収されていたことが17日、分かった。
「物心ついたころから、靴のにおいをかいで興奮する癖がある」と供述しているという。高校時代から10年以上、履き古した女性の靴ばかりを選んで盗みを繰り返していたとみられる。
●「仏様の許し得て持ち帰った」京都の連続仏像盗で4度目の逮捕(4月20日産経新聞より引用)
京都市内の寺院で相次いだ仏像などの盗難事件で、京都府警は20日、宝泉院(左京区)と西明寺(右京区)の像計2体の窃盗容疑で、三重県四日市市の会社社長、男(59)=建仁寺など3寺院での窃盗罪などで起訴=を再逮捕した。
一連の事件で阿部容疑者の逮捕は4回目で、府警によると「何度もお祈りして、仏様のお許しを得て持ち帰った」と供述しているという。
この3人の泥棒に共通しているのは、
●制服、靴、仏像と自分の興味があるものを欲しいという欲求が極度に強い。
●他人のものを盗むのに罪の意識が少ない。
ということです。
泥棒には現金換金目当ての泥棒もいれば、この3人のように自分のコレクションのための泥棒もいます。
いずれにしても、侵入されると盗まれたものの被害だけでなく、「気持ち悪い」という被害者の心の問題が発生します。
特に制服や靴、そんな泥棒に盗まれたものがもどってきたとしても、「気持ち悪くて使用できない」ということになるのではないかと思います。
そうならないためにも、盗まれないように、不審者を侵入させない防犯対策が必要です。
投稿者: スタッフ (2009年4月22日 14:56)
事務所荒らし。落ち着くために毎回トイレに。
泥棒は侵入前に綿密に下見をして「侵入しやすく、人目につかず逃げることができる」など、安全性・確実性・容易性の面でターゲットを決定し、犯行直前にも「不在確認」をして犯行に及びます。
それでも、犯行前、犯行中は極度の緊張状態にあります。
(詳しくは泥棒が狙いを定めるまで)
そんな極度の緊張状態を紛らわすために、泥棒は色々とゲンを担いで現場で行います。
そんな泥棒の事例がニュースに掲載されていましたのでご紹介します。
神奈川県内で事務所荒らしを繰り返していたとして、県警捜査3課などは8日、建造物侵入と窃盗容疑で、厚木市三田南の無職男(31)を追送検した。
平成20年4月20日午前2時ごろ、藤沢市遠藤のプラスチック製造会社の事務所に窓ガラスを割って侵入。現金1万8000円とパソコンなどを盗んだ疑いが持たれている。
男は「300件以上1000万以上盗んだ」と供述しており、県警で裏付けを進めている。
男は、捜査が自分に向けられないように、「7色の手口を持っていた」と供述。盗みに入った事務所で気持ちを落ち着かせるために毎回、トイレに入っていたという。
(4月8日産経新聞 より引用)
この7色の手口を持って、自分の犯行と気付かせないようにしていました。
多くの泥棒は、最初に成功した手口を繰り返し、精度を上げていきます。
そのため、ガラスの破り方、ドアのこじ開け方、推定される道具などから捜査を進めていきます。
この泥棒はそんな捜査の裏をかくつもりで、7種類の手口を使っていたつもりなのでしょう。
事務所のトイレを毎回使用する、という泥棒の話は、以前にも聞いたことがあります。
運がつくように?必ず大をするという泥棒もいます。
最近は犯行時間が短縮化しており数分で犯行を終了する窃盗団が増えていますが、今回紹介したような単独で、自分の手口に拘りを持ち犯行を継続している職人的な泥棒も昔と同じように暗躍しているのです。
投稿者: スタッフ (2009年4月 9日 09:28)
「雨の日は寂しい…」と泥棒300件。
神奈川県警で逮捕された泥棒(男50)。
平成14年ごろから忍び込み窃盗を繰り返し、立件されていない分も含めて約300件、約1500万円分に関与した疑いがあるということです。
平成20年7月12日午前1時すぎ、横浜市鶴見区の民家に侵入。現金約75万円などを盗んだ疑いがもたれています。
この泥棒の泥棒をした理由というのが変わっています。
「雨の日は一人でいると寂しいので、気を紛らわすため盗みに行った」というものなんです。
雨の日の深夜に横浜市や川崎市の無施錠の家に忍び込み、現金を盗んでいました。
そればかりか、冷蔵庫をあさって自分でたまごかけごはんを作って食べたり、牛乳を飲んだりもしていました。
盗んだ金は「競馬とスロットで使った」と供述。
その競馬の研究のため、新聞販売店からスポーツ新聞を約5年前から毎日のように盗んでいたということです。
(3月10日産経新聞より抜粋)
「忍び込み」ですから、家人が寝静まっている時にこっそり侵入して現金を盗んでいるのです。
そればかりか冷蔵庫をあさってたまごかけご飯とは、ちょっと笑ってしまいます。
最近の窃盗団は短時間化が進んでおり、複数で侵入し、ストップウオッチを持っていて5分経過したら犯行途中でも退散・・というのが多いのですが、この泥棒は物色して、冷蔵庫をあさる、食べる・飲む・・と自分のしたいことをしています。
家族がすぐ側で寝ているにもかかわらず、すごい心臓だと思いますが、「忍び込み」は結構平気で、枕銭泥棒といって寝室まで入って金を盗むものもいるようです。
「寝ている家族の呼吸に合わせると気付かれない」と忍び込みがいった話を遠い昔に元刑事さんから聞いたことがありますが、本当なのでしょうか?
「雨の日が寂しいから泥棒する」というのは初めて聞きましたが、「雨の日は物音が消されるので侵入しやすい」そうです。砂利を歩く音も、ガラスを割ったり戸を開けたりする音も雨音が消し去ります。
又、少々音がしても外に見に行くのもおっくうになるというのは、泥棒にとっては人目につきにくい好環境でもあるのです。
雨の日は人通りも少なく、コンビニなどもお客が少ないので強盗などにも狙われやすい環境にあります。
いろいろな泥棒がいるため、24時間、365日、泥棒は狙っていると思い気を抜くことはできないのですが、やはり人間、雨の日も就寝時間も注意をしておくことには限界があります。
防犯システム、防犯カメラシステムなどを設置して、泥棒の嫌いな環境・泥棒に狙われない環境を作ることをして、ぐっすり眠れるようにすることがやはり安心ですよね。
お勧めの防犯システム。泥棒の嫌いな環境を作る。
投稿者: スタッフ (2009年3月11日 09:22)
空き巣しては競艇。各地の競艇場通い。
泥棒は、犯行中に極度の緊張状態になり犯行を継続します。
それで、犯行が無事終了した後、精神的に開放され「飲む、打つ、買う」と自分を解放するために遊ぶ泥棒も多いようです。
しかし遊ぶ金欲しさに泥棒や強盗を行う泥棒も多く、「卵が先か、鶏が先か・・」ではありませんが、いずれにしても盗んだ金で遊ぶ泥棒は多いようです。
27日窃盗で逮捕された消防士はキャバクラで遊ぶ金が欲しくて、同じ独身寮に住む親友である同僚の部屋に侵入、キャッシュカードを持ち出して近くのコンビニエンスストアのATM(現金自動預払機)から計30万円を引き出しています。親友が金を引き出しているところを盗み見て暗証番号を覚えていたということで、遊ぶ金欲しさに友人をも裏切っています。
又、今回兵庫県で逮捕された泥棒は、競艇に盗んだ金をつぎ込んでいました。
「競艇が好きで、指名手配から逮捕されるまでの約4年間、金を盗んで各地の競艇場に通いながら逃げていた」などと供述していました。
昨年8月までの5年間に大阪や兵庫、愛知、静岡など5府県で計約80件、総額約4900万円相当に上るとみられます。
競艇場のある静岡、愛知県などで競艇に通い逃亡生活を続けていたが、福岡県の競艇場へ向かう途中で発見、逮捕されました。
平成16年10月に兵庫県芦屋市内の民家で現金3000円などを盗んだとして、同年11月に窃盗容疑で指名手配され、「好きな競艇場のあるところへ逃げよう」と当時暮らしていた大阪を離れ、東海地方へ逃亡。サウナなどに寝泊まりしながら、盗んだ現金や盗品の貴金属を換金した金で、常滑競艇場(愛知県)や浜名湖競艇場(静岡県)などに通う生活を続けていたということです。
しかし昨年8月、福岡県内の競艇場へ行く途中の広島県で貴金属を大量に換金しようとしたところ、業者に通報され逮捕されました。
(2月27日 産経新聞より一部抜粋)
指名手配をされているのに、盗みを続けながら競艇場通い。
本当に愚かな泥棒ですが、泥棒とはこういう極端な生活を続けている極端な性格の持ち主なのだということを忘れてはなりません。
そうした性格の人間が極度の緊張状態で犯行を行う。
その途中に突然無人だと思って侵入したその瞬間に、けたたましいベルやサイレンの音。
「ここは警備中です。110番通報します」といった音声。
どれほど驚き、そして「誰かに顔を見られる」とその場にいられなくなるか・・・
そんな中で悠然と犯行を継続できる泥棒はほとんどいないと思います。
87%の泥棒が「防犯ベルが非常に気になり避ける」、11%が「やや気になり場合によって避ける」と
合計98%の泥棒が防犯ベルを嫌がるという逮捕者にとった調査もあります。
泥棒が嫌いなもの。目(人目)、音、光、時間(時間が5分以上かかること)の「侵入防止4原則」をうまく織り交ぜながら、泥棒の嫌いな環境を作り上げることこそ、泥棒の被害に遭わないようにする重要な防犯ポイントなのです。
空き巣対策のホームセキュリティ
投稿者: スタッフ (2009年2月27日 10:09)
寂しくて・・・年賀状泥棒
泥棒というと、自分勝手な理由で泥棒をします。
「金がない」「むしゃくしゃして」「刺激が面白い」などは良くある勝手な理由。
今回の泥棒は「寂しくて」
どうして寂しくて泥棒??
静岡県の自称、住所不定、無職の46歳の男。
「ホームレス」
この男は、35軒の年賀状を物色、約450枚を盗んでいました。
年賀状を盗むなんて、お年玉抽選を目当てか??と思いきや、この泥棒の目当ては「年賀状の家族写真」
なんでも「ホームレスで独り身が寂しく、家族で写っている写真が見たかった」と話しているようです。
ちょっとかわいそうな気もしますね。
ところでこの郵便物。泥棒は別の目的でも狙っています。
それは「家族構成など個人情報を得て、侵入窃盗や詐欺などに活用するため」です。
年賀状などには住所と家族構成が書かれていることが多いですよね。
泥棒にとっては、年賀状を頼りにその住所に行って物陰に隠れていれば、家族数がわかれば全員出かけたかどうかも分かるため、不在確認ができることになります。
つまり、ものすごいありがたい情報源となるのです。
頂いた年賀状も、そういう目で見て保管も厳重にする必要があります。
又、郵便受けを年賀状以外でも泥棒は狙うこともありますので、鍵付きのものを使用し、長い時間郵便受けに郵便物が残っていることがないようにこまめにチェックしましょう。特に、クレジット会社から送られてくる請求明細などは要注意です。
又、長期で旅行するなどの場合は、郵便物や新聞は予め止めておき、いつも空の状態にしておくことが必要です。泥棒は下見時にそうした部分も見て「不在確認」を行いますので注意してください。
投稿者: スタッフ (2009年1月 7日 09:13)
逃亡2年、記念?に切符
ちょっと変わった泥棒。
逃亡2年、記念に切符=電車で全国巡る−大阪府警(12月11日時事通信)
大阪府泉佐野市で2006年6月、かばんをひったくり女性にけがを負わせたとして、府警泉佐野署は11日、強盗致傷容疑で住所不定、無職男(47)を逮捕した。同容疑者は同月、自転車を盗んだ容疑で指名手配され、全国を電車で移動、逃亡生活を送っていた。
今年4月、逃亡先の石川県で自転車を盗んだとして金沢西署に窃盗容疑で逮捕された際、JRの切符120枚を所持。「記念に2枚買って1枚は改札に通し、1枚は保管していた。沖縄県以外は行った」と話しているという。
日根野谷容疑者は、健康ランドなどで寝泊まりし、北海道から九州までの各地を電車で移動。逃亡中に万引きや車上狙いを100件近く繰り返し、現金など100万円分以上を盗んだと供述しているという。
ひったくりから全国指名手配。その中で北海道から九州まで電車で移動し健康ランドなどで宿泊しながら窃盗を繰り返していた・・犯罪が犯罪を呼ぶというのはこのことですね。
記念の切符は、犯罪の記憶とともに・・というのはなんとも。やはり泥棒の考えることは分かりません。
投稿者: スタッフ (2008年12月12日 09:16)