今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
配達業務中に空き家探し? 連続窃盗犯逮捕

福岡県糸島市を中心に空き家を狙って窃盗を繰り返していた疑いで、配達作業員の男(51)が逮捕されました。
業務中に空き家を探していたと見られています。
邸宅侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、福岡県糸島市の配達作業員の男(51)です。
警察によりますと、男は、去年9月から今年1月にかけて糸島市や福岡市で空き家に侵入し、指輪やネックレスなど盗んだ疑いがもたれています。
男は糸島市を中心に配達業務を行っていて、業務中に空き家を見つけると夜再び訪れ、犯行に及んでいたと見られています。
郵便物がたまっていたり、敷地内の自転車にほこりが溜まっていたり、駐車場に車がない家などを空き家と判断し狙っていたということです。
配達作業員として働きだした2023年から男は犯行を繰り返しおこなっていたとみられていて、被害総額はおよそ964万円余りに上るとみられています。
警察の調べに対し男は「競艇などの遊興費をかせぐため」と容疑を認めています。
<6/9(月) 16:30配信 九州朝日放送より>
配達業務中に空き家のターゲットを探し、貴金属類の窃盗を繰り返していた男が逮捕されました。
空き家に指輪やネックレスを置いたままにしていることにも少し驚きましたが、空き家の状況(今後誰も住む可能性はなく取り壊しを待っている、転勤等で一時的に空き家など)によってはあり得ることでしょう。
仮に貴金属類などの金目の物を置いていなくても、侵入時に扉や窓ガラスが壊された場合、その後、そこから雨風にさらされて家屋や室内が汚れたり損傷したりする可能性はなります。
泥棒に取られるような物は置いていなくても、建物が傷つけられる可能性があることを認識し、防犯意識は持ち続けるべきです。
ただ、空き家にわざわざお金を掛けて防犯システムや防犯カメラを設置することは難しいでしょうから、せめて施錠し、無施錠状態になることは防ぎましょう。
また、京都市では2029年から空き家税を導入する予定で、今後空き家の売却や譲渡が進むと予想されます。
投稿者: 総合防犯設備士 (2025年9月25日 09:20)
退職のニュース増加 退職代行サービス、リベンジ退職、アーリーリタイア

最近退職に関するニュースや記事を目にする機会が増えました。
退職代行サービス、リベンジ退職、アーリーリタイアなど。
新入社員が入社して数日または数ヶ月で退職するケースも珍しくないようですが、その後、再就職する際、大きな影響を及ぼすようです。
再就職時の面接で、前の会社の退職理由を聞かれた際、パワハラやセクハラを受けていたなど多くの人が納得できる理由なら面接官も理解を示してくれるかもしませんが、何となく自分に合わない、嫌な上司だった、自分のキャリアにならないなど些細な理由だと思われると、次にうちの会社に入ってもちょっとしたことですぐに辞めてしまうという印象を持たれる可能性があります。
そんな人を採用しようと考える会社の方が稀です。
先日入社して数日で辞めた経験がある若者のインタビューを見ましたが、再就職はなかなかできず、自分の考えが甘かった、すぐに退職したことを後悔しているように見えました。
心身を衰弱するほどの激務やハラスメントを受けているのであれば、我慢などせずにすぐ退職すべきと思いますが、例えば自分に合うかどうか、キャリアになるかどうかは時間を掛けることによって自分自身の考え方が変化することがあります。
また、嫌だと思っていた上司が少し時間を掛けて付き合ってみると案外そうではなかった、しばらくすると異動して(その職場から)いなくなったなど、状況の変化も起こり得ることです。
すぐに決断せずに少し様子をみることで事情が変わることもあります。
中高年の人たちからすれば「昔はもっと厳しかった」「今どきの若者は我慢が足りない」「石の上にも三年」など古い価値観を押しつけてくることもありますが、意外と的を得ている場合もありますのでたまには耳を傾けてみるのも良いかもしれません。
私も近い将来退職することになると思いますが、場合によっては業務の引継ぎなしで有休消化に入り、2~3週間後に退職するかもしれません。
今の会社に恨みがあるわけではありませんが、かといって特に恩を感じている訳でもない、そういった社員が増えてくると職場環境の見直しが必要です。
一人ひとりの社員の力は大したことがなくても、仮に一斉に退職し、業務マニュアル等がきちんと整備されていなければ、業務に支障をきたし、それが業績に悪影響を及ぼす危険性もあります。
経営者としてはそのような社内のただならぬ雰囲気、空気感のようなものを敏感に感じ取り、すぐに改善する能力、才能が求められます。
投稿者: 総合防犯設備士 (2025年9月18日 14:04)
埼玉 小中学校のプールで蛇口・シャワーヘッド盗難 13校で220万円被害

埼玉県羽生市立手子林小学校などで、プールの蛇口やシャワーヘッドが盗まれる窃盗事件が発生した。
現場のプールで、大久保芳泰校長は「ここが目洗いと水道の蛇口があったところ」と洗い場の穴だけになった箇所を指して「根元から多分工具を使って、水道の蛇口があったのを外して持っていったんだと思う」と推測した。
盗まれたのは児童が使う目洗い用の蛇口。しかも13個設置していたものがすべて取り外され盗まれていた。さらに大久保校長は「あとはシャワーヘッド」「排水溝にも金属のフタはしてあったが...」と、ほかにも盗まれたものがあることを明かした。
大久保校長によると窃盗に気づいたのは5月16日。体育教師がプールを点検していたところ、目洗い用の蛇口13個、シャワーヘッド7個、排水溝のフタ1個が取り外され、なくなっていた。
冬場は使っていないため、最後に点検したのは3月。正門に唯一設置していた防犯カメラにも不審な人物は確認されておらず、いつ盗まれたのかも不明だという。
プールの窃盗被害はこの小学校だけではなく、羽生市によると被害が報告されたのは廃校を含む13校の小中学校。盗まれたのはシャワーヘッド76個、目洗い蛇口38個、通常の蛇口55個など、合わせて171の備品で、被害総額は220万円相当にものぼるという。
さらに隣の加須市でも11校で同様の窃盗被害が確認されており、両市は警察に被害届を出している。
鉄くず買い取り業者によると、蛇口などに使用されている銅、スズ、真鍮などの買取相場は現在1キロあたり約600円〜800円ほどで取引されている。同素材は近年建築や自動車、再生可能エネルギーの発電などで多用されているため需要が高く、ここ2年で80円以上値上がりしているという。
大久保校長は「今日さっそく業者の方が来てくれて、今日中には水道のところをとりあえずは使える状態にはしてもらえる」と語ったが「今回はなんとか間に合いそうだが、下手をしたら水泳学習の中止とか、検討しなければならないと考えた。これから子どもたちが楽しみにしている学習ということもあるので、そういったことが起こったのは非常に残念」と肩を落とした。
小学校のプール開きは来週で、急ピッチで対策を講じて間に合わせたというが「子どもたちの安全」を考えると不安は尽きない。
大久保校長は「プール周辺には(防犯カメラが)ない。予算の部分といろいろな兼ね合いもあるので。学校だけで『じゃあつけようか』という話はちょっと難しい」。特にプールでの防犯カメラ設置は児童、生徒のプライバシーの配慮はもちろん、画像データの管理の徹底など不信感を与えない対策も求められる。
防犯カメラの設置が難しいといえばほかにも、温浴施設の女性の脱衣場や更衣室なども同様だ。
およそ150の温浴施設を対象に脱衣所でのカメラの設置状況を調査したところ、男湯では70パーセントだったのに対して女湯は0パーセントだったという。そのような事情もあってか、女性の脱衣所を狙った窃盗の被害も数多く報告されている。
<5/27(火) 11:46配信 ABEMA TIMESより>
小中学校のプールで蛇口やシャワーヘッドが転売目的で盗まれているようです。
プール周辺には防犯カメラが設置されていないようですが、単に予算面での問題だけでなく、児童、生徒のプライバシーに配慮して設置するのが難しいようです。
プールは防犯面がぜい弱であると、泥棒側もそこまで考えての犯行かは分かりませんが、いずれにしても様々な事象を利用して犯行を行います。
確かにプール周辺に防犯カメラが設置されていた場合、万が一その映像がわいせつ目的等で外部に流出するなどすれば設置した学校側は管理責任が問われることになります。
ただ、設置した防犯カメラは窃盗目的だけでなく生徒の安全確認(溺れるなどの水難事故対応)にも活用できる可能性がありますので、保護者に対して理解を得られやすくなるかもしれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2025年9月11日 09:48)
兵庫・加古川 駅のトイレで大便器に火をつけて焼かれる

駅のトイレの大便器に火を付けて焼損させたとして、兵庫県警加古川署は20日、器物損壊の疑いで、播磨町の会社員の男(29)を逮捕した。
逮捕容疑は1月23日午後、山陽電鉄尾上の松駅(加古川市尾上町今福)と別府駅(同市別府町朝日町)の男子トイレ内で、大便器の便座に火を付けて、プラスチック部分を燃やした疑い。調べに容疑を認めているという。
同署によると、周囲の防犯カメラの映像や、周辺の聞き込みなどから、男が浮上したという。
<5/20(火) 19:35配信 神戸新聞NEXTより>
プライバシー等の問題でトイレの中には防犯カメラは設置できませんので出入口付近に設置し不審者を警戒、トイレには煙感知器、炎センサーを設置して火災対策を行う。
これで防犯・防災両面での対策になります。
今回のような動機が不明な犯罪者に対しても、犯行の特定や被害を最小限に抑えることにつながるはずです。
また、防犯カメラは盗撮等の防止策にも役立ちますので用途が幅広く使えます。
トイレという特に閉鎖された空間は、誰もが安心かつリラックスして使用できる場所でなければなりません。
そのためにも犯罪とは無縁の場所として提供することができれば皆が喜びます。
投稿者: 総合防犯設備士 (2025年9月 4日 09:31)

