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今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る

町内会費詐欺

「詐欺」というと「オレオレ詐欺」「振り込め詐欺」を連想しますが、小額を狙った「町内会費詐欺」が横浜で連続発生していたようです。


●町内会費の徴収をかたって現金をだまし取る被害が、横浜市西区と磯子区で連続発生していることが分かった。県警が詐欺事件として捜査するとともに、同一犯の可能性もあるとみて、住民に注意を促している。

 戸部署によると、11月29日午後2時ごろ、西区霞ケ丘のアパートの会社員男性(31)方に、町内会長を名乗る男が会費徴収名目で訪れ、「4800円支払ってください」と告げた。男性が1万円を支払ったところ、男は「釣り銭を取ってくる」と言ったまま戻ってこなかったという。

 今月8日夕方にも、同区浅間町のアパートの大学2年の男子学生(20)方に大家を名乗る男が訪れ、同様の手口で5千円をだまし取る事件があった。

 また磯子署によると、17日に磯子区西町でも、アパートに住む無職男性(34)が近隣住民を装った男に町内会費を請求された。男性は支払いを断り、被害はなかったという。

 戸部署の調べによると、男は50~60歳くらいで、身長約170センチ、白髪交じり。同署生活安全課は「町内会費を請求されても、知らない人であれば身分を確認し、安易に支払わないようにしてほしい」と呼び掛けている。
(2009年12月19日より引用)


少し前のニュースですが、町内会費を装っての詐欺。
非常に悪質だと思います。
こうしたことで、町内会などまで問題になり、参加者が減る、といったことになると大変です。
というのが、こうした「町内会」のような地域コミュニティは防犯を考える上で非常に大切であるからです。

泥棒にとっては、その地域が泥棒しやすい環境であるかどうか?を気に掛けています。
「その建物が侵入しやすい」、ということも大事ですが、「その地域が侵入しやすい」、ということも非常に重要です。

「侵入しやすい建物」というと、
●防犯意識の低い住民が住んでいる。
●防犯対策がされていない。(補助錠、人感ライト、ホームセキュリティなど)
●無施錠など無防備
●死角がある(道路から見えない、塀が高い、夜暗い)
●隣の建物から飛び移ることが可能、足場になるものがある 等

「侵入しやすい環境」とは
●住民間でコミュニケーションが不十分。挨拶をしない関係。
●隣の人の顔を知らない。
●住民間で「防犯」を考えることをしない。
●自分だけがよければよいという考え。
●不審な人がいても気が付かない。気がついても関与したくないと考えている。
●防犯灯などがなく、夜暗い。
●雑草や植木がうっそうとしている。
●落書きが建物にされたまま何週間も放置されている。
●ゴミがゴミ置き場にゴミの日以外にも置かれている。
●自動車、自転車の路上駐車が多い。等

防犯を考える時、やはり地域全体で防犯対策を考え、防犯意識を高めていくことが重要ですが、その基本は、「地域コミュニティ」です。
町内会などで防犯講演会などを行うことが非常に有効です。

投稿者: スタッフ (2010年3月30日 09:45)

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「おれはヤクザだ」名乗る新手の振り込め詐欺の手口。

「振り込め詐欺」
わかっているけれど、これが振り込め詐欺とは分からず被害に遭っている人はなくなりません。
大阪では暴力団を名乗る又新たな手口での振り込め詐欺が発生しています。


●「汚れたスーツのクリーニング代を振り込め」などと暴力団組員役が脅す新手の振り込め詐欺が大阪府内で相次いでいることが4日、分かった。

暴力団が登場するこれまでの振り込め詐欺は、親族を装い「組員とのトラブルに巻き込まれた」と泣きつくなど間接的に登場し、解決金を振り込ませる手口がほとんどだったが、今回は直接登場している。

親族などを装う手口が知れ渡り、詐欺が難しくなったため、暴力団への恐怖心を直接利用し、なりふり構わず"成功率"をあげようとしているようだ。

 "極道"振り込め詐欺の相談が府警や府暴力追放推進センターに寄せられるようになったのは昨年11月から。今年1月には府内の企業2社に、「おれはヤクザだ。お前の会社の車がジュースの缶を踏み、液体がスーツにかかった。クリーニング代を振り込め」と電話があり、口座番号を指定し、7万円余りを要求してきたという。ほかに数件同じような相談があるという。

 脅された企業は建設業や食品卸業などだが、営業車に企業名と電話番号を明記していた点が共通。「不審車につけられた気がする」という担当者もおり、グループが営業車をつけ回し、恐喝対象を物色した可能性もある。

 これまで暴力団が登場する振り込め詐欺では、親族を装って「ヤクザの車に追突してしまった。解決金を振り込んでほしい」などと電話し、多額の現金を振り込ませるのが大半。ところが、今回のケースは、暴力団役が直接登場し、要求額も比較的少額だった。

 背景には、振り込め詐欺の手口が一般に知れ渡り、被害が激減していることと、暴力団への変わらぬ恐怖感がある。

 実行グループは暴力団役を直接登場させ、被害者の恐怖感を利用し冷静になるすきを与えず、要求額も低く抑えて振り込みやすいようにしているとみられる。
(2010/03/04 産経新聞より引用)

大阪府内の振り込め詐欺認知件数は平成20年は724件(被害額7億7691万円)だったが、21年には331件(同3億4407万円)と減っている。
しかし、これを減っているのでと安心してはいけないと思う。マスコミは「激減」といった表現を使用するが(実際に産経新聞にも激減と表現されていた)、そういう表現から一般の人は「振込み詐欺はもう減っている」と思い込み、警戒心が薄れてしまうのである。

いまだに大阪府だけで7億8000万円もの被害が発生しているのである。

こうした振込み詐欺に遭わないようにするために、警察や銀行など金融機関では警察官や銀行の係りの人が声を掛けたりしている。こうした努力を継続させることも重要であるが、中々全ての人に声をかけるのは難しい。

ATMコーナーに注意を呼びかけるポスターやシールを貼ったり・・といった努力をしているが、極度の緊張状態で振り込もうとしている人には文字は届いていないのではないかと思う。
繰り返し、新たな手口の内容を啓蒙し、あらゆる場面で振り込め詐欺の可能性を示唆し、注意を促すよう即す、といった地味な防犯啓蒙活動を継続していくことが必要である。

投稿者: スタッフ (2010年3月17日 11:26)

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「携帯壊れた」で新手法の当たり屋。

新種の詐欺行為です。


●通行人にわざとぶつかって携帯電話を落とし、修理代をだまし取ろうとしたとして、大阪府警高槻署は1日、詐欺未遂容疑で、神戸市垂水区乙木、アルバイト男(22)=詐欺罪で起訴=ら男3人を逮捕、送検したと発表した。
大阪や兵庫の計6市で約40件(被害総額約60万円)の余罪を自供しているといい、裏付けを進めている。

 逮捕容疑は1月13日、高槻市高槻町の商店街で、自転車に乗っていた同市内の女性(37)にわざと接触。「携帯が壊れた」といいがかりをつけて販売店に同行させ、修理代名目で約1万4千円をだまし取ろうとしたとしている。

 ひったくり警戒中の高槻署員が3人を不審に思い、職務質問して発覚。
「被害者が後ろめたく感じるように、自転車禁止の商店街などをねらった」などと供述しているという。
(2010/03/01イザ!より引用)

自転車禁止の商店街で自転車にぶつかり、携帯電話が壊れたといって修理代金を騙し取る。
自動車での当たり屋は怪我の治療費ですが、この新しい詐欺手法は携帯電話の修理代金を請求していました。
詐欺を考える人間というのは、人の心理状態を観察してうまくついてきます。
この手法の場合には、「商店街で自転車に乗っていた自分が悪い」と感じさせて、有利に交渉しています。被害者は怪我ではなく携帯電話の修理費用でよかった、と思っていたかもしれません。

今回の手法の詐欺にひっかからない方法は?
ちょっと考えてみましたが、詐欺かどうかを判断するのは非常に難しいです。
「警察で話をしましよう」と言ったらどうなるか?
いろいろ考えて、詐欺に遭わないようにしたいと思います。
一番はそういう禁止されている場所で自転車に乗らないことかもしれません。

投稿者: スタッフ (2010年3月 2日 14:08)

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映画監督 詐欺共犯者をネットで募集し、現金を騙し取る。

映画監督による映画のような犯罪です。詐欺の共犯者を募集し、応じた人からお金を騙し取りました。


●詐欺やれば報酬」でカード詐取 容疑の映画監督ら逮捕 被害5千万円か 
 
 インターネット上で「一緒に詐欺をやれば報酬を渡す」とうそのもうけ話を持ちかけ、カードをだまし取って現金を引き出したなどとして、警視庁組織犯罪対策2課は詐欺と窃盗の疑いで、東京都品川区東五反田の自称映画監督男(27)、妻(23)の両容疑者と、神奈川県綾瀬市の高校3年の少年(18)を逮捕した。
組対2課は押収したカードなどから、昨年11月から全国の65人が被害にあい、被害総額約5千万円に上るとみている。

 組対2課によると、容疑者夫婦はラスベガスに10日間の旅行に行ったり、高級外車を購入するなどしていた。少年は出し子で、1回につき1、2万円の報酬を受け取っていた。

 組対2課の調べによると、容疑者らはネットオークションの出品者だった被害者に「オークションのIDを盗み取られたことにしてもらえれば、こちらで架空出品をして利益を得る。1週間で報酬60万円以上を渡す」などとメールで誘い、信じ込ませていた。

 架空出品による詐欺は実際には行わないが、被害者に犯罪収益が入った口座から金を引き出す役を行わせるとして、残高がない口座のキャッシュカードを渡していた。その際に「あなたが持ち逃げしないように荷物を預からせてほしい」と持ちかけ、財布などをだまし取り、カードの暗証番号を聞き出していたという。

 被害者とは会わずにメールやチャットで連絡を取り合い、品川区東五反田のビルの配電盤などをキャッシュカードや荷物の置き場所に指定していた。

 逮捕容疑は今月1日、神奈川県川崎市の板前の男性(28)から1万3千円やキャッシュカードが入った財布などをだまし取り、口座から40万円を引き出すなどしたとしている。

(11月24日14時16分配信 産経新聞より引用)

「フィッシング詐欺を手伝えば、1週間で60万円稼げる」などの書き込みに応じた被害者。
同じ手口で全国の65人から計約5000万円をだましとったとみられます。

騙された被害者も今回は「犯罪をする募集に応じた」人であるため、被害届もなかなか出されなかったのだと思われます。

今回のように詐欺や窃盗の共犯をインターネットで募集する闇サイトが存在しています。
例えば振り込め詐欺の出し子や携帯電話の契約、口座の契約をする仕事。
犯罪の匂いがしていても、「簡単にお金になる」と係わる人が多いのです。

今回も65人が同じような詐欺の共犯をしてお金を受け取るつもりで募集に応じていました。
指示も顔を見せないようにメールで。
こうした「顔の見えない」犯罪がインターネットの普及で加速しています。

侵入窃盗においても、盗品はインターネットオークションにかけられ換金されるケースが増えています。
今や盗まれるのは現金だけではなく、パソコン、家電商品など様々です。

犯罪は日々進化?しています。
こうした犯罪の傾向をきちんと知り、防犯対策を講じることが必要となっています。

... 続きを読む "映画監督 詐欺共犯者をネットで募集し、現金を騙し取る。"

投稿者: スタッフ (2009年11月25日 13:19)

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被害相談3.6億円 全国に高島易断かたる団体、初の摘発

「霊感商法」というのは、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、霊感があるかのようにふるまって、先祖の因縁や霊の祟りなどの話を用いて、法外な値段で商品を売ったり、高額な金銭などを取る商法のことです。(ただし、地鎮祭の費用など社会通念上、いわゆる伝統的なものとして認められているものを除く)。
その中でも、祈祷料、除霊料、供養料などの名目で高額のお金を払わせるが、商品の販売はしないものを特に「霊視商法」といいます。

「高島易断」というと聞いたことがある方も多いと思います。
「高島易断」というのは、産経新聞によるともとは明治時代に占い師の高島呑象(どんしょう)が創始した易学を指す。運勢鑑定などで知られるが、特許庁が「易学の一般名詞」としていずれの団体にも商標登録を認めていないため、全国に「高島易断」の「本部」や「本家」などを名乗った団体が数多く存在しているようです。

その高島易断かたる団体が摘発されたとの記事が掲載されていました。

●被害相談3.6億円 全国に高島易断かたる団体、初の摘発
全国に多数ある「高島易断」を名乗る団体のうち、一部については、今回兵庫県警に摘発された「高島易断霊心館総本部」(現高野山龍仙閣)と同様の手口で高額な祈祷(きとう)料を要求しているとの訴えが寄せられており、昨年6月に「高島易断霊感商法被害弁護団」が結成されている。

弁護団によると、高島易断を名乗る団体は確認されているだけで50以上あるが、警察が摘発したケースは全国初。弁護団にはこれまでに約300件、被害総額約3億6千万円にのぼる相談が寄せられており、一部は民事訴訟で係争中。また昨年3月には、経済産業省が「高島易断総本部」を名乗る千葉県内の宗教団体に、「威圧したり脅したりして高額な祈祷料を取るなどした」として3カ月間の業務停止命令を出している。

 「宗教活動」などをめぐる詐欺事件は、2万人以上が被害を受け、平成12年に摘発された「法の華三法行」=破産宣告、解散=が有名だが摘発例は少なく、弁護団は「被害者の中には、疑わず信じている人も多く、なかなか被害が明るみに出てこない。外形上、詐欺とわかる明確な証拠がないと霊感商法の立件は難しい」としている
(11月10日 産経新聞より引用)

●高島易断かたり祈祷料詐取 口座5.7億円「霊心館」代表逮捕
運勢鑑定で知られる「高島易断」を名乗って相談者から高額な祈祷(きとう)料をだまし取っていた疑いが強まったとして、兵庫県警生活経済課などは10日、詐欺容疑で和歌山市内に拠点を置く「高島易断霊心館総本部」(現高野山龍仙閣)代表(61)を逮捕し、本部の家宅捜索を始めた。

容疑者が管理する銀行口座には平成10年以降、延べ約700人から約5億7千万円の入金が確認されており、同課などは全容解明を進める。

 県警によると、容疑者は今年7月、次男が行方不明となっている堺市の女性(75)に「供養さえすれば、次男は10月末には帰ってくる。長男も良縁に恵まれる。そのためにはお金を出して行者2人に供養してもらう必要がある」などと偽り、代金として現金73万円を詐取した疑いが持たれている。

 また昨年1月には、長男や自身の病気で悩んでいた神戸市垂水区の女性(59)に「あなたには水子の霊がついている。行者に2年間供養させないとだめだ」などと偽り、現金200万円をだまし取った疑いもあるという。

 捜査関係者によると、容疑者は、相談者に「(霊心館に)水子供養ができる行者がいる」と説明、祈祷料を受け取っていながら、実際には行者がいない実態を把握していたことなどから、詐欺容疑での立件が可能と判断した。
(2009年11月10日  産経新聞)

高島易断は、高島 嘉右衛門(たかしま かえもん 天保3年11月3日(1832年12月24日) - 大正3年(1914年)10月16日)がもともと始めた占いです。この人は横浜の実業家として成功して、横浜の今日の繁栄の基礎を作った人です。
「占いは売らない」という方針で、現在全国で高島易断を名乗っている団体とは全然関係がないとのこと。自分の死期も知人である伊藤博文の死期も当てたようで、生前に既に死期を記した自分の位牌も持っていたとされ、その予知通りに死去しているということです。

きっと高島易断の現在の状況に頭を抱えていることでしょう。
「霊感商法」は人の不幸や心の弱みに付け込む卑劣な犯罪だと思います。
ただ、どこまでが宗教で、どこからが悪徳商法になるのかという事は非常に難しいこととなります。
そうした点に付け入るのだと思いますが、冷静な第三者に相談するということが重要だと思います。

投稿者: スタッフ (2009年11月10日 15:21)

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手渡し詐欺増加中。経費節減のため?

「振り込め詐欺」とは言えない??
振り込むのではなく「手渡し」をさせる手口の詐欺が増えています。


●会社の部下や上司などを装って自宅などに直接現金を受け取りに来る「手渡し詐欺」の被害が増加している。
東京都内で9月に33件を認知し、5月の6倍以上に増加。警視庁幹部は「取り締まり強化などで収益減に苦しむ振り込め詐欺グループが、手っ取り早く現金をだまし取ろうとしている」と警戒する。

 「会社の金を使い込んでしまった」「電車の網棚に会社の金を置き忘れた」などと、家族を装う人物が電話をかけて銀行口座などに現金を振り込ませる「オレオレ詐欺」。

その変形版で、犯人が被害者宅を訪れたり、街中で待ち合わせをして現金を受け取るのが手渡し詐欺の手口だ。警察庁は振り込め詐欺の一種として、取り締まりを強化している。

 警視庁によると、手渡し詐欺の認知件数は今年1月は54件で振り込め詐欺に占める割合は36.7%だったが、5月には5件で7.1%に減少。
しかし6月以降は増加に転じ、9月は1月に次ぐ33件で22.6%だった。
全国的にも、5月は8.6%だったが、9月には17.1%を占めた。

 この背景には、捜査当局や金融機関による対策強化で、振り込め詐欺グループが不正に購入する銀行口座や携帯電話が入手困難になり価格が上昇したことがあるとみられる。
警視庁は、手渡し詐欺は被害者に顔を見られるリスクはあるが、"犯行経費"を節減するために増加しているとみる。

 「6月にグループが設定する最低賃金保障がなくなり、報酬が月200万円から25万円に減った」。
警視庁が7月に逮捕したグループの構成員はこう供述した。別のグループのメンバーも「以前はリーダーが焼き肉をごちそうしてくれたが、最近は食べていない」「基本給がなくなり、歩合も2割から1割になった」と供述する。

 警視庁は15日からの「振り込め詐欺撲滅月間」で、手渡し詐欺の検挙にも重点を置く。電話を受けた人がだまされたふりをして犯人をおびき出し、誘拐事件を担当する捜査1課特殊班らで編成する「ステルス(忍者)チーム」が待ち伏せて逮捕する作戦を実施する。


防犯は予防こそ重要です。
防犯啓蒙を続けることで、一般の人に犯罪の手口など情報を伝え、防犯意識を継続して持ちつづけていただくことをしていくことが必要だと思います。

投稿者: スタッフ (2009年10月15日 17:27)

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還付金詐欺グループの主犯格逮捕。その手口は?

「還付金詐欺」の主犯格の犯人が逮捕されました。

●インターネットバンキングを悪用した還付金詐欺事件に絡み、裁判費用名目で現金をだまし取ったなどとして、警視庁と茨城県警は窃盗容疑などで、会社経営A(40)と、会社員B(44)の両容疑者ら3人を逮捕した。警視庁によると両容疑者は計約4400万円の被害が確認されている還付金詐欺事件の主犯格とみられる。

レジャークラブの男性会員(31)ら3人に「悪質なクラブなので訴える」と偽の裁判を持ちかけ、平成19年10月、裁判費用名目で振り込ませた現金計29万円を現金自動預払機(ATM)で引き出したなどとしている。

 警視庁によると、昨年6月ごろ、「リフォーム耐震保険の還付金を送金するので、ネットバンキングに申し込んでほしい」と持ちかけ、暗証番号を聞き出し現金を引き出す被害が多発。これまでに、不正アクセス禁止法違反などの容疑で、詐欺グループのメンバーら10人を逮捕している。

 逮捕されたメンバーの供述などから、警視庁などは両容疑者がグループの主犯格と判断。2人が使用していた都内の事務所からは、住宅リフォーム工事をしたことのある客の名簿や、電話をかける際のマニュアルなどが押収された。警視庁は、A容疑者らが複数の業者の顧客名簿を入手し、詐欺行為を行っていたとみて、詳しく調べている。
(9月30日 産経新聞より引用)


グループは都内を拠点に、住宅リフォーム代金の還付金名目などで詐欺を繰り返し、被害は高齢者10人で約4400万円に上るとみられています。
名目は変われどもなくならない「振り込め詐欺」
警察庁は23日、今年1〜6月の振り込め詐欺による被害額は前年同期比69・8%減の約50億3962万円となり、件数も66・3%減の3961件と大幅に減少したと発表しました。

 警察庁は「官民一体の予防活動などで被害を抑えることができたが、まだ1年に換算すると100億円を超える水準にある」と指摘。今年下半期は前年同期(約109億円)の3分の1に被害を減少させることを目標に掲げています。

100億円を超える被害というのはまだまだ減っているとはいえない数字です。
防犯意識を常に持ち、情報を入手して必ず相談をすることが大切です。

投稿者: スタッフ (2009年10月 1日 13:58)

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振り込め詐欺6月以降急増。刑期を終えた初期メンバーが再活動か?

振り込め詐欺が2ヶ月連続で増加していることがわかりました。

●7月は642件 2カ月連続で増加(毎日新聞 2009年8月19日、2009年8月26日より引用)

 警察庁は19日、7月の振り込め詐欺の認知件数と被害総額がそれぞれ642件(前月比70件増)、約9億7838万円(同約2億4244万円増)だったと発表した。5月は515件、約6億9612万円で04年7月に統計を取り始めて以降最少となったが、2カ月連続で増加した。

 東京都内の被害が147件(同66件増)、約3億2400万円(同約2億2700万円増)と急増しており、同庁は「東京の増加が全体の数字を押し上げた」と分析している。

 7月に大きく増えたのはオレオレ詐欺と架空請求詐欺で、オレオレ詐欺が292件(前月比64件増)、約5億2472万円(同約9426万円増)。架空請求詐欺は232件(同52件増)、約3億6805万円(同約1億5681万円増)だった。

7月は、息子や孫を装い電話をかけるオレオレ詐欺が増加しており、捜査幹部は「振り込め詐欺の被害が出始めた04〜05年ごろに逮捕したグループのメンバーが出所し、再び古典的な手口で犯行を重ねている疑いが強い」とみている。

 また、7月下旬からは、「あなたの口座が振り込め詐欺に使われている」「指紋認証のカードに切り替えたほうがいい」と警察官や銀行員になりすまして被害者宅を訪問し、通帳やキャッシュカードをだまし取るなどの事件が16件あり、注意を呼びかけている。

 全国的にも振り込め詐欺の認知件数は6月以降、増加に転じている。
警察庁によると、5月は515件(同6億9600万円)で統計を取り始めた04年7月以降最少だったが、7月は前月比70件増の642件(同9億7800万円)で、2カ月連続で増加した。


なくならないですね。この手の詐欺は、逆にどんどん巧妙化していってます。
事件に使われる銀行口座や携帯電話の不正売買の温床になっている違法サイト摘発も、もっと行う必要があります。闇サイトで、銀行口座や携帯電話の手配を行う人間、お金を引き出す人間、電話に出る人間などを募集しているのです。
先日大学の野球部部員が詐欺で逮捕されましたが、簡単にお金になるため、携帯電話を契約して提供したり、銀行口座を提供したりすることにあまり罪の意識を持たずにアルバイトのような気持ちで行っている場合もあるようです。
犯罪の片棒を担いでいるのだということをきちんと認識する必要があります。そうした啓蒙活動ももっと必要だと思います。

刑期を終えたグループが再度「オレオレ詐欺」を行って、実際に被害が増えています。
これだけいろいろな情報が出ても「自分には関係ない」「自分は犯罪には遭わない」と思い込んでいる人がそれだけ多いということだと思います。
いかに振り込め詐欺、オレオレ詐欺がおこなわれるのか、いろいろな具体例をもっともっと紹介し、事例を知ることで「免疫力」をつけることが大切です。

投稿者: スタッフ (2009年9月 1日 09:46)

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振り込め詐欺対策に特殊フィルムで携帯遮断

「振り込め詐欺」ではないかと疑っていても振り込ん被害に遭ってしまった人が3割・・といったニュースも目にします。
「家族が困っている、何とか助けたい。」
その気持ちを逆手に取った本当に悪質な犯罪だと思います。
その振り込め詐欺を防止するために、愛知県警が実験している特殊フィルムのニュースをご紹介いたします。

●「振り込め」指示の携帯遮断=ATMに特殊フィルム−全国初の防止実験・愛知県警
振り込め詐欺の被害者が携帯電話による指示で現金自動預払機(ATM)から現金を振り込むケースが多発しているため、愛知県警は19日、電波を遮断する特殊フィルムを名古屋市内の無人ATMコーナーの壁に張り付け、携帯電話が使えないようにする実験を始めた。
 全国初の試みで、県警は実験結果を踏まえ、金融機関に導入を働き掛ける方針。
 県警地域安全対策課によると、フィルムは透明で、東京都内の化学メーカーが開発。無線LANを使用する民間企業のオフィスで、企業秘密を外部に流出させないために使われている。電波を約9割遮断できるという。
(8月19日時事通信より引用)

こうした特殊フィルムが各金融機関で導入され、少しでも被害に遭う人が少なくなるといいのですが、実際には犯人グループは又違う方法で犯行を行うのではないかとも予測されます。
関西大学の野球部の部員、元部員が振り込め詐欺の犯罪に関与していたとのニュースもあります。
窃盗組織はいろいろな人間を加え、いろいろな手口で行います。
イタチゴッコであることはいなめません。

やはり根本的には、家族間のコミュニケーションだと思います。
振り込め詐欺の手口の詳細は警察庁のHPなどいろいろなサイトで紹介されています。
そうした手口の内容に関して家族で話をする。
家族が常にそうした話をして意思が通じていたら犯人にとっては非常に犯行がしにくい環境となります。

そして防犯意識。
振り込め詐欺被害者の7割が「自分は詐欺に遭わない自信があった」と答えている事が神奈川県警察本部の調査にありますが、そうした過信を持つのではなく、自分も犯罪に遭う可能性があるのだという認識から、どうしたら防げるのかを考え、常にアンテナをはることが重要です。

投稿者: スタッフ (2009年8月19日 13:34)

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