今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
小学校から包丁盗む 19歳2人逮捕
東京・八王子市の学校に侵入し包丁を盗んだなどとして、19歳の少年2人が警視庁に逮捕されました。
およそ50件の余罪があるとみられています。
窃盗などの疑いで逮捕されたのは、府中市に住む19歳の少年2人です。
2人は先月20日、八王子市の小学校に侵入し倉庫から包丁などを盗んだほか、先月31日、杉並区の学校に侵入した疑いが持たれています。
2人は小学校からの同級生で、取り調べに対し「ツイッターで過去に被害があった学校を検索した」「生活費や遊ぶ金が欲しかった」と容疑を認めているということです。
警視庁は今年4月、府中市の小学校で児童の氏名や成績が保存されたパソコンが盗まれた事件を含め、都内や神奈川県内でおよそ50件、250万円相当の余罪があるとみて2人を追及しています。
<TBS系(JNN) 6月3日(水)6時9分配信より>
小学校に侵入し、包丁を盗んだ19歳の少年2人組が逮捕されました。
学校から包丁?と思いましたが、要は金目の物、転売できそうな物を選んで盗んだだけでしょうか。
それよりも目に付いたのが、ツイッターで過去に被害に遭った学校を検索した、という供述です。
過去に被害に遭ったということは、侵入しやすい、盗難被害に遭いやすいという判断かもしれません。
あながち間違っていないように思います。
同じ家や店で、複数の泥棒から複数回侵入・盗難被害に遭うということは特に珍しいことではないようです。
泥棒という共通の犯罪者から見れば、カモになりそうなところを選ぶポイントは似ているのかもしれません。
なぜ、自分のところばかり何度も泥棒に入られるのか?という被害者の声がありますが、それにはそれなりの理由があるということです。
今回の狙われた小学校もそうかもしれません。
一度何らかの被害に遭った時に、次に被害に遭わないように防犯対策、再発防止策をしっかりと講じていれば、被害に遭う可能性は低くなります。
それをせず、そのままの狙われやすい状態のままでいるから、また別の泥棒に目をつけられてしまうのです。
事前の防犯対策を行い、泥棒に狙われることがないことが最も望ましいですが、それが難しい場合、何らかの被害に遭った後は、必ず再発防止策を立てることです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2015年6月 4日 18:11)