こんなおかしな泥棒がいる
vol.63 『泥棒もマニュアル管理』
窃盗犯で逮捕された大阪の金庫破りグループが、犯行ごとに侵入から逃走までのマニュアルを作り、約1年にわたり48件、約8000万円の金庫破りを重ねていたことが判明した。
犯人グループは、マニュアル作成にあたり、グループで唯一金庫破りの経験があったA(38歳)が事前に狙った商店に一人で忍び込み、金庫の場所、大きさを調べた上で、防犯センサーを作動させ警備員が駆けつけるのを外で待ち確認している。その「下調べ」のデータに基づき、作業工程、店内見取り図、逃走経路、タイムリミット(警備員到着タイム)など詳細にわたりメモ用紙数枚にわたって書かれていた。
が作業中Bは逃走用の車の後部ドアを開けて待機する。
バールを使って金庫を斜めにし、A、Bで台車に載せる。
警備員がセンサー作動から10分後に到着するので作業は5分間で終了する。
持ち込み道具一覧 等
マニュアルを犯行前に他のメンバーに熟読させ、イメージトレーニングをした上で本番に挑んだという。
一般に泥棒は下見をして犯行に及ぶが、そこまでに周到な計画・マニュアル作成した例はなく、自供を聞いた警察官もあきれたとのこと。
その情熱を他にいかせれば大成しただろうに・・・。