こんなおかしな泥棒がいる
vol.57 『どろぼうに追銭の智恵』
ガードマンや機械警備など、最近はいろいろな自衛策を行なうところが増えてきましたが、誰でも簡単にできる自衛策として近頃は夜、店舗を閉めて帰るとき、レジスターの引出しを開放して1万円札1枚を置いておく、というところが増えてきています。
それは、ドロボーというのは留守を確認して侵入する時、どんなに熟達したドロボーでも緊張が高なりビッショリ汗をかくと言います。それだけに、侵入したからには何が何でも金目のものをとっとと盗んで目撃されないうちに逃げようとするのです。それがいくら探しても金目の物が見当らない、となるとイライラが高なり、遂には室内を荒らしたり火をつけたりする泥棒もでてきます。
そのために、苦労して侵入してきたドロボーのお手並に敬意?を表して娯萸銭を置く、まさしく"泥棒に追銭をする"というところが増えてきたのです。
古くから"魔の海峡"として知られるマラッカ海峡は、水深が21メートルのため、さすがの大型船も超ノロノロ運転を強いられます。 そして、よくここは小説の舞台でも"海賊"に襲われるシーンが有名です。武器を持たない日本船の船長は服のポケットに100ドルをいれておくのが唯一の自衛策だとか。
どこか似ていますよね。