こんなおかしな泥棒がいる
vol.5 『おしやれ最前線・・・泥棒編』
イタリア製高級靴で足がつく
某有名私大卒のE。家庭も充分に裕福であるにもかかわらず、何故か盗みがやめられない。家庭が裕福な上に、盗みの収入があるため、オシャレも並大低ではない。
「オシャレは足元から」と言うように、足元から頭のてっぺんまで、ビシッときめているわけだが、もちろん靴はイタリアの有名なブランド品。日本にもあまり沢山はないというシロモノで、靴底の跡で盗みがバレてしまい、とんだオシャレとなってしまった。 まさに、「アシがついた」わけ。
整形手術の甲斐もなく・・・
関東一円、約600件の空き巣を働いていたY。なかなかオシャレな男で、同じ服を三回着ることはなく、バックに新しいシャツやズボンを持ち歩きスナックのトイレで着がえるなど、マメなシャレ男。
さらに、一重まぶたを二重に、シリコンを注入して鼻を高くし、右の小鼻にあったホクロも取ってと、整形手術までしてしまった。『二枚目になった』と喜んだのもつかの間、あっさりと指紋判定で捕まってしまった。
本人は、顔つきを変えて警察官の追及をまぬがれ、その上二枚目になれば一石二鳥と考えたらしいが如何せん、整形しても大して顔つきは変わっていなかった。
ムムッ、くさいぞ!!
関東三県、約400件で一億円を稼いだK。ある日、衣科品店の二階の住居部分に忍び込む。逃げる際に、被害者とすれ違うが、Kは、『男のくせにすごい匂い』と被害者が驚く程、オーデコロンの匂いをプンプンさせていた。
問題はこの後で、被害者が玄関をあけた途端、ムッとする程の残り香、そして、内部が荒らされ現金が盗まれたことに気付く、当然ながら即逮捕。
Kの刑務所生活は、男性用化粧品などもちろん使えるわけはなく、週二回だけの入浴、それも時間はヒゲ剃りも含め15分という。