こんなおかしな泥棒がいる
vol.40 『入院中の夫が妻を守る』
これは、近所でも仲がいいと評判だったある老夫婦の話。
ある日、夫の体の具合が悪くなって入院することになった。妻は毎日病院へ通って夫を看病するが、ある時、夫が妻にこう言った。「お前と離れて過ごしていると、お前ことが心配で夜も眠れないよ・・・・・・。」何者かに襲われていないか、夜になると夫は自分の病気のことよりも妻のことが心配でならなかった。
そうして、夫は自宅に妻を守るセキュリティシステムを取付けることを考えた。数日後、友人に頼んで家の外周を24時間警戒できる赤外線センサーと警報ベル等を購入した。
するとどういう訳か、セキュリティシステムを取付けたその日に、裏庭から泥棒が侵入。と同時に、赤外線センサーが侵入者をキャッチし、けたたましい警報ベルが辺り一面鳴リ響いた。このベルの音を聞いた巡回中の警察官がタイミング良く駆けつけ、泥棒はその場で捕まえられた。
この一連の流れを妻は目をパチクリさせて呆然と見ていたが、夫が言った言葉を繰り返し思い出していた。夫の思いが神に通じたのだろうか。セキュリティシステムが夫の代わりに最愛の妻を守ったのだった。
こんな素敵な、素敵なラブストーリー、セキュリティシステムなら可能なんですよ。