犯罪別情報
強盗
強盗について
侵入強盗の認知件数推移と発生状況(平成20年〜令和7年)
警察庁の「犯罪情勢」資料によりますと、侵入強盗の認知件数は平成15年の2,865件をピークに、その後は長期的な減少傾向にあります。
平成20年(2008年)以降の推移を辿ると、一時期は増加に転じた年もあったものの、防犯意識の高まりや警察の対策強化により、全体としては右肩下がりで推移してきました。

近年の推移と最新動向
令和に入ってからも減少の流れは続き、令和5年は414件、令和6年には357件(前年比-13.8%)まで減少しました。令和7年の概況においても、侵入犯罪全体の抑止は進んでいるものの、匿名・流動型犯罪グループ(いわゆるトクリュウ)による強盗事件が社会問題化しており、統計上の数字以上に警戒が必要な状況が続いています。
発生場所の傾向(令和6年データ)
最新の統計(令和6年)における発生場所の内訳は以下の通りです。
商店:47.9%(コンビニや深夜営業店など)
一戸建住宅:20.7%
共同住宅:15.4%(3階建て以下および4階建て以上の合計)
住宅を狙った強盗への警戒
注目すべきは、住宅(一戸建ておよび共同住宅)を合わせた割合が全体の約36%を占めている点です。特に近年は、SNSなどを通じた「闇バイト」による組織的な住宅侵入強盗が多発しており、件数が減少しているからといって決して安心はできません。
これまでの「店舗狙い」だけでなく、個人の住まいを標的にした凶悪な手口への対策が、今まさに求められています。
侵入強盗が発生する時間帯で多いのは0時から6時の間です。4割以上が深夜の時間帯に発生しています。
住宅への侵入強盗は大きく3つに分類できます。
1.上がり込み
昼間、もしくは夜間、被害者が起きている間に強盗すること
2.押入り
夜間、家人の就寝中に侵入し、金品を強奪すること
3.居直り
留守宅に金品の盗難目的で侵入し、帰宅した家人と鉢合わせし、強盗に変わったもの
⇒ 当初の計画が突然変わってしまい、侵入者は極度の緊張状態に陥ります。
金品だけでなく、家人の身体にも害を加えられる可能性があり、危険です。
住宅への侵入強盗対策
1.夜間はもちろんのこと、昼間、在宅中でもしっかり鍵をかけ、厳重に戸締りをする
⇒ 簡単に侵入者を家の中に入れないことがまず大事です
2.在宅中の来訪者を確認する
⇒ インターホン越しの対応、その後ドアを開ける際もドアスコープで確認しましょう。
宅配業者を装った上がり込み強盗も発生しています。
どこの配達業者なのか(制服等もチェック)、誰から送られてきた荷物なのかを
確認してからドアを開けるようにしましょう。
3.帰宅時に鍵が開いているなど異常を感じたら、すぐに警察に110番通報
⇒ 外出時に戸締りをしたにもかかわらず、帰宅時に鍵が開いている、電灯がついている、
人の気配がする等の異常を感じたら、不用意に入室するのは危険です。
すぐに家から離れ、110番通報しましょう。
4.万が一強盗と鉢合わせしてしまったら・・・
⇒ 家の外に逃げることを最優先にして下さい。強盗を行うからには、
侵入者は何らかの武器を所持している可能性が高いでしょう。
又、外に逃げられなければ、できるだけ安全なスペースや鍵のかかる部屋に逃げ込み、
大声で屋外に助けを求めるか携帯電話等で110番通報しましょう。
万が一、侵入者に捕まってしまった場合は、相手を刺激せずに
できるだけ金品の要求に応じましょう。
最も大切なのはあなたと家族の命です。
店舗への強盗対策
1.お客さんが入店する際は、必ず顔を見て挨拶する
⇒ お客を装って入店し、しばらく店内の様子をみて、他のお客さんがいなくなったら
レジに近づいていきなり刃物をつきつけるパターンもあります。
2.監視カメラを設置し、入退出の記録を管理する
⇒ 監視カメラがついているだけで、侵入者には見られているということで
犯罪の抑止効果があります。
ビデオやハードディスクに記録していれば、事件後、警察に証拠資料として
提出することもできます。
3.非常用押しボタンやフットスイッチなどを取り付け、自動通報システムと連動させる
⇒ 強盗が来たら、瞬時に非常用押しボタンでベルなどの威嚇機器を鳴らし
外に異常を知らせます。
又、離れた別の場所に事件発生を知らせる自動通報システムもあります。
4.防犯システム設置店であることを、ステッカーやベルなどの威嚇機器で明示する
⇒ 防犯システム(自主機械警備システム)が設置されていることをアピールすることで、
侵入者のターゲットから外させます。
5.レジ内に必要以上の現金を置かない
⇒ 釣り銭以外は店舗奥の据付型金庫に保管する。強盗に要求されたら、
「金庫は店長しか開けられないなど」と答え、レジ内の現金だけを速やかに渡す。
6.コンビニ等で深夜勤務がある場合は、複数名での売り場勤務を徹底する
⇒ 深夜、1人で勤務することが多いと、侵入者からみれば
強盗しやすい店舗だと思われます。
7.強盗対策のマニュアルを作成し、日頃から社内での教育と訓練を徹底する
⇒ 現金の保管等も含め、日頃から強盗を想定し、万が一の有事に備えましょう。

