泥棒の根気、忍耐力には目を見張るものがあります。いかなる忍耐力を持ち合わせているか、ひとつエピソードをご紹介しましょう。
ある男が旅館に忍び込みます。まず、水(ときには小水)で敷居をぬらし、そっと音をたてないようにしてふすまを開けます。氓ノ、そっと部屋に入り、寝ている男性の足元にうずくまります。
そして、掛布団の下の端をくわえ、根気よく少しずつ、1時間でも2時間でもかけて下方に引きます。
少しずつですから、被害者の男性は目を覚ますことなく、寒いのでだんだん掛布団のある下の方へずれていきます。そして枕があいたところで、枕の下に置いてあった財布を盗むというわけです。
さらに、この時、この長時間、泥棒は被害者の寝息に自分の呼吸を合わせるといいます。
とにかく、根気・忍耐の勝負といえましょう。
これだけの根気があれば、世のため、人のため、地道に働いたらいいのに、と思いますよね。
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