「忍び込み」とは、家人が就寝時に住宅の屋内に侵入し、金品を盗むものです。
「忍び込み」の代表選手が伝説の大泥棒「鼠小僧」。江戸末期の盗賊で、武家屋敷へ忍び込み、金品を盗んでは貧しい人に配った「庶民の味方」として講談や戯曲には登場しますが、実際に本当に義賊だったのかというと、実体は「盗難に対して用心深い町家を避け、手薄な大名家を狙った」というのが真相だと言われています。
又、大名家では対面を重んじるため盗難に遭ってもお上に届け出なかったからよけいに対象になったようです。
いつの世も「防犯意識が低いと狙われる」ということです。
不在時に侵入する「空き巣狙い」が住宅窃盗の約77.9%であるのに対し、「忍び込み」は17.2%の比率となっています。
しかし、比率が低いから・・と安心すると大変なことになるのが、「忍び込み」です。
「忍び込みは家に家族がいる時に侵入している」ので、万が一家人が物音に目がさめて、賊と鉢合わせ・・・という最悪の事態になるとも限りません。
昔からの「忍び込み」は、家人が寝ている寝室に入り、“枕元に立って寝息に自分の呼吸を合わせると、家人は絶対に起きない”などと自分の技術を誇っていましたが、昨今の武器を持ち侵入する窃盗団による犯行の場合には、うっかり出くわしてしまうと命まで危険にさらされてしまいます。
ここが「忍び込み」の恐ろしいところで、いわゆる「居直り強盗」になる可能性もあることを忘れてはなりません。









