強姦・ストーカー
強姦について
警察庁の犯罪情勢資料によると、強姦の認知件数は、平成15年まで増加傾向にありましたが、平成16年以降4年連続して減少しています。
平成19年においては1766件と、前年同期に比べ182件(9.3%)減少しています。

平成19年の強姦のうち、街頭における認知件数は4953件で、強姦全体の28%を占めており、前年同期に比べ117件(19.1%)減少しています。
街頭における強姦の発生場所で最も多いのは道路上(10%)で、以下、駐車(輪)場(27.5%)と続いています。

強姦の発生時間帯
街頭における強姦の発生する時間帯で多いのは20時から4時の間です。
夜から朝方までの時間帯に多く発生しています。

強姦対策
強姦の予防を考えたとき、被害者の行動によっては被害を避けられる場合があります。
- 夜間一人で出歩かない。
⇒ 20〜4時までの発生件数が最も多いので注意が必要です。
- 散歩やジョギングを行う場合は、人気のない場所を通らないようにし、できれば単独ではなく2人以上で行うのがよいでしょう。又、なるべく明るいうちに行いましょう。
(朝4〜5時も人目が少なく、発生件数は多いです)
- 家のドアには必ず鍵を掛ける。窓の鍵も必ず掛ける。
⇒ 共用玄関がオートロックだからといって安心し、家の鍵を掛けないのは危険です。
又、鍵を掛け忘れたベランダや窓から侵入し、襲われる被害も多発しています。
- 弱々しく不安げな様子を見せないように気をつける。
- 車の運転時はドアをロックし、車に乗り込む際は、侵入者がいないかどうか確認する
- バスや電車に乗車する時は、なるべく運転手の近くか、一番前に乗るようにする。
- 襲われそうになったら大声で叫んだり、笛などを鳴らす。
- 護身術を身に付ける、武器(スプレー、傘など)を携帯する。
⇒ 状況に素早く反応し、積極的に抵抗した場合(特に女性)、抵抗をあまりしなかったり、全くしなかった場合より、強姦の被害を免れることができたケースが多いようです。
ストーカーについて
強姦と同じく特に女性を狙った犯罪としてストーカーがあります。
ストーカー行為とは、同一の者に対し、つきまとい等を繰り返して行うことを、ストーカー行為と規定して、罰則を設けています。
ストーカー規制法
平成12年11月に「ストーカー規制法」という法律が施行されました。
この法律はストーカー行為等を処罰するなど必要な規制と、被害者に対する援助等を定めており、被害者をストーカー行為の被害から守るためのものです。
- つきまといや待ち伏せ、見張りをする
- 行動を監視していることを告げる
- 面会・交際など義務のないことを要求する
- 乱暴な言動をする
- 無言電話をかける
- 汚物や動物の死骸などを送りつける
- 名誉を傷つける内容を告げたり、公表する
- 性的羞恥心を害することを言ったり、文書・図書を送る
※ 但し、1〜4の行為は、身体の安全・住居等の平穏・名誉が害される・行動の自由が著しく害される不安を覚えさせるような方法により行われた場合に限ります。
ストーカー件数
総務省の犯罪白書によると、ストーカー規制法の適用された件数は、平成12年から平成17年まで5年連続して増加しており、今後も件数は増加するとみられています。
また、その手口もより悪質になってきています。
ストーカー規制法が制定されたことにより、ストーカー犯罪が一般的に認識され、警察が介入できるようになりました。
しかし、確たる証拠がないと警察もなかなか動いてはくれません。
認知されていない事件も多くあるでしょう。

ストーカーの種類
- 恋愛・復讐型
もっとも一般的とされるタイプのストーカーです。
恋愛関係のもつれや会社・学校でのいじめ、嫌がらせなどに生じた緊張状態を発端とし、報復、復讐の手段としてストーカー行為を行います。
比較的、秩序的で計画性があり、行為に加減がみられます。
- タレントストーカー
有名人だけでなく、職場やサークルなどの閉鎖的な環境で目立つ人をターゲットにします。
ほとんどの場合、最初の段階で自分を名乗ります。
相手からの要求が単刀直入で明確なため、犯罪用件を構成しえない場合が多いようです。
まるで自分の物のような言動が目立ちます。
恋愛・復讐型に発展する可能性が高いといえます。
- 妄想型
ストーカー行為を行う人間で、認知障害や脳波の異常があるタイプです。
行為は徐々にエスカレートしていきますが、突然止めてしまうこともあります。
無秩序で手加減がなく、行為自体にムラがあります。
- 集団ストーカー
ある特定の団体や集団(宗教法人など)が組織的に嫌がらせを行うことです。
被害者を精神的に追い込み自殺させる、精神病のように仕向ける、犯罪を犯さないと生きていけないようにする、また合法的な社会的抹消に追い込むことも多いようです。
- 職業ストーカー
一般的なストーカーとは少し違いますが、パパラッチなどのマスコミがそうです。
取立て屋なども職業ストーカーに分類されます。
ストーカー対策
- 個人情報の保護
⇒ 郵便物には電話番号や銀行口座など、大事な個人情報が記載されている物があります。
郵便ポストには鍵を必ず掛けるようにしましょう。
又、ゴミは私生活を知るには格好の材料になります。
食生活・趣味などを覗き見ることができ、ストーカーにとっては宝の山です。
ゴミを出す際は、個人情報が記載されている書類はシュレッダーなどで裁断し、ゴミ収集車に直接手渡しするなどを心掛けて下さい。
- 一人暮らしと気付かれないようにする
⇒ 外出する際は、週に何日かは電気をつけたままにしたり、カーテンなどは遮光カーテンにし、女性が住んでいると思われない色を選びましょう。
ドアスコープには布などを掛け、内部が分からないようにしましょう。
- 通勤や通学時
⇒ 毎日同じ場所・同じ時間帯に通るのは、ストーカーにとっては格好のターゲットになります。
自宅だけでなく、勤務先や学校まで知られてしまいます。
複数のルートを作り、毎日同じルートを使わないようにする、時間をずらすなど工夫しましょう。
- 防犯グッズを持ち歩く
⇒ 防犯ベルや催涙スプレーなどを携帯しましょう。
いざというときの為にカバンなどには入れず、すぐに取り出せるように洋服のポケットなどに入れておきましょう。
- 自宅への侵入を防ぐ
⇒ 防犯システムや監視カメラを設置し、簡単に自宅に侵入できないように対策を行います。
監視カメラの映像を記録すれば、事件が発生したときに警察へ提出する証拠にもなりえます。
ストーカー行為がエスカレートすると、「盗聴」や「盗撮」行為に及ぶ犯人もいます。
ストーカー被害を受けた場合、事案に応じて専門の相談窓口などに相談するのが一番です。