京都の防犯対策は「向こう三軒両隣作戦」
“向こう三軒両隣”犯罪防げ 右京署 発生都度、周辺にチラシ
こんな見出しで、京都市内で防犯対策を実施している内容をご紹介します。
●自転車盗への注意を呼び掛けるチラシを配る右京署員(京都市右京区)
住民にとって身近な犯罪を防止しようと、右京署が、自転車盗やひったくりなど街頭犯罪の発生地点の周辺の家にこまめにチラシを配って、注意を呼び掛ける「向こう三軒両隣作戦」を進めている。1件発生するごとに実施し、住民の防犯意識を高めている。
右京署の1〜11月の刑法犯認知件数3329件のうち、街頭犯罪は1903件。内訳は自転車盗34%、オートバイ盗8・6%、車上狙い6%などだ。
この作戦は6月に始めた。交番の勤務員や機動警ら隊員らが街頭犯罪が発生した日か3日後の次の当番日に、発生地点の周囲10世帯弱にチラシを配っている。A4判の紙に、犯罪の種類と防止のための心掛けを印刷し、必要ならば詳しい事件の状況を書き加えている。
11月末までの半年に計270回で計1455世帯に配った。在宅の場合は手渡しして注意を呼び掛け、自転車盗やバイク盗の場合は、二重ロックを心掛けてもらうためにチェーン錠を配布している。
自転車盗についてチラシを受け取った右京区の主婦荒毛谷珠江さん(59)は「二重ロックの必要性はテレビで知っていたが、実際に警察官に訪問してもらうと、かけなければと感じる」と話す。
梅津交番の斎藤直秋巡査(25)は配布活動を通じ、「街頭犯罪に遭って住民が困った顔をしないようにしたい」と意気込んでいる。
(12月28日京都新聞)
泥棒が嫌がる「侵入防止4原則」というのは
�@「目」
�A「音」
�B「光」
�C「時間」
となっています。
泥棒は「人の目につく」のを、最も嫌がるのです。
地域のコミュニティが形成されており、住民の連携が強いのも、外者に対する人の目があるということで
泥棒は嫌がるのです。
又、地域全体で防犯意識を持つことは、その地域全体が「犯罪を起こしにくい地域」となるため、防犯面で非常に効果的です。
きちんとしている地域(たとえば、清掃がいきとどいている、ゴミの収集日などの約束を守っている)という地域も泥棒にとっては、それだけ細かいことにまで神経が行き届いている家ばかりがある地域ということで、犯罪を起こしにくい地域として目に映り避ける傾向にあります。
この京都での取り組みはそういう住民の連携強化、防犯意識の高まりを側面から助けるものとして非常に良いと思います。
投稿者: 総合防犯設備士 (2009年12月28日 13:33)
銀行から後をつけ車を止めさせ1540万円入りバックを盗んだ男現行犯逮捕
銀行からお金を引き出した後、というのがひったくり等に遭いやすいということは皆さんもご存知だと思います。後をつけられ、バックをひったくられる、という犯罪が多発しています。
今回のご紹介はもう少し大がかりで、お金を下ろして自動車で移動している時にバイクで後をつけ、接触させ、車を止め窓を開けたところを狙ってバックを盗む、という手口です。
●銀行を出た男性の後をつけ、下ろしたばかりの会社の運転資金1540万円入りのバッグなどを盗んだとして、大阪府警堺署は25日、窃盗容疑で、大阪市東住吉区鷹合、無職男(32)を現行犯逮捕した。
同署によると、「遊ぶ金が欲しかった」と話しているという。
逮捕容疑は25日午前11時10分ごろ、堺市堺区協和町の路上で、同市のスクラップ会社役員の男性(44)が持っていた1540万円入りのショルダーバッグなどを盗んだ疑い。
銀行から原付きバイクで男性が乗る車を約1.7キロ追走、わざと車体に接触させた。
男性が車を止め窓を開けたところを狙い、車内に手を突っ込み、助手席に置いてあったバッグを盗んだという。
男性はその場で車を降り、容疑者を取り押さえ、通報で駆け付けた署員に引き渡した。
(12月25日 時事通信より引用)
今回は被害者が犯人を取り押さえ事なきを得ましたが、もしそのまま盗まれていたら、1540万円もの運転資金を失うことになりました。
もし女性であれば、争って怪我をする可能性もあります。
こうした高額の引き出しをした後というのは注意に注意を重ねても安心とはいえません。
やはり一人で銀行に行くのではなく複数の人間と一緒に行動することが最低限必要だと考えます。
防犯カバンといったものを使用することもお勧めします。
投稿者: 総合防犯設備士 (2009年12月26日 15:14)
暴力団による窃盗団。30億円に上がる窃盗。
窃盗容疑で稲川会系事務所を捜索 被害30億円。
●首都圏や北海道など15都道府県で総額30億円に上る盗みを繰り返していたとして、窃盗グループ約60人が逮捕された事件で、神奈川・静岡両県警などの合同・共同捜査本部は25日、リーダー格とされる男が所属していた神奈川県の指定暴力団稲川会系組事務所2カ所を関係先として、窃盗容疑で家宅捜索した。被害の一部が組へ上納された可能性もあるとみて調べている。
捜索は約120人態勢で実施。午前10時ごろ、騒然とした雰囲気の中、捜査員が川崎市川崎区の稲川会山川一家内堀組や横浜市中区の別の組の事務所へ入った。
捜査関係者によると、グループのリーダー格とされる同区本牧原男(48)=窃盗罪などで起訴=らが組の幹部を務めていたという。
グループは暴力団や刑務所などで知り合ったとみられ、自動車盗や携帯電話販売店での窃盗、空き巣など計2400件近くに関与したとされる。
(12月25日 毎日新聞より引用)
自動車盗や携帯電話販売店での侵入窃盗、空き巣など2400件に暴力団が関与していました。
稲川会系組幹部ら主犯格とみられる上層部数人の下に複数のグループがあり、メンバーの一部が逮捕されると、残ったメンバーが別のグループに合流するなどして窃盗を繰り返していたということです。
グループは今年3月、水戸市内原町の宝飾品店「トンプキンス水戸」で、腕時計149個と貴金属4点(計約1億3619万5千円相当)を盗んだほか、昨年10月には、神奈川県平塚市の携帯電話販売店から携帯電話約40台(販売価格約220万円相当)を盗んだ疑いが持たれています。
自動車盗難は自動車ごと盗んで、多くは部品の状態にばらして海外へ輸出しています。日本車は故障が少ないと海外で中古でも人気が高いのです。
タレントの小倉智昭さんも平成17年4月に東京都練馬区の自宅に駐車していたトヨタのランドクルーザーを盗まれる被害にあっていますが、小倉さんの車を盗んだとして同グループの男2人が窃盗容疑で逮捕されています。
携帯電話ショップでも、携帯電話を盗み、海外に売りさばいています。
中国では日本の携帯電話が高値で販売されているようです。
そうした流通経路に暴力団も関与しているということです。
こうした犯罪は短時間化、凶悪化という特徴があります。
犯罪被害を未然に防ぐには、「目」「音」「光」「時間」という侵入防止4原則を使ったセキュリティシステムを設置し、侵入を検知した瞬間に大音量の音声・サイレンなどで威嚇撃退することをお勧めします。
投稿者: 総合防犯設備士 (2009年12月25日 16:44)
「覚醒剤買うため」約60件盗み
覚醒剤を買うため泥棒を60件していた男が大阪で逮捕されました。
大阪府警捜査3課と鶴見署は24日、窃盗や自動車運転過失傷害、道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで住所不定の無職、男(33)を逮捕、送検したと発表した。
送検容疑は今年2〜6月、大阪、四條畷、寝屋川、東大阪の各市などで、マンションのベランダから室内に侵入し、現金や家電製品を盗むなど、約60件の犯行を繰り返したとしている。現金の被害は約100万円に上り、盗んだ家電などは西成区内で売りさばいていたという。
鶴見署によると、容疑者は「覚醒(かくせい)剤を買うために盗みを繰り返した」と供述。
鶴見署は、覚せい剤取締法違反(使用)容疑でも容疑者を逮捕した。
(12月24日 産経新聞より引用)
マンションのベランダから侵入。
現金だけでなく家電製品も盗み、換金。
最近の泥棒の傾向が表れています。
こうした現金以外を狙う泥棒は、「人目につかない建物」「侵入しやすい建物」をまず第一に狙います。
「金目の物があるかどうか=現金を置いているかどうか」という条件は絶対条件でなくなります。
なぜなら、TVやパソコンといった家電製品は日本のほとんどの家にあるからです。
ところが一般的には「現金を置いていないから泥棒に狙われない」と思い込んでいる人が多いのです。
一般の人の防犯意識と、泥棒の考えの間には大きなギャップがあるのです。
その溝を埋め、泥棒の真実を知ってもらうことが犯罪に遭わないための条件だと思います。
そう信じて、この「防犯泥棒大百科」は制作しています。
泥棒がどんなことを考え侵入をしているのか?
ぜひ知って、適切な防犯対策を行っていただきたいと思います。
投稿者: 総合防犯設備士 (2009年12月25日 14:43)
「ガス点検」装った窃盗相次ぐ。
「ガス点検」を装った窃盗事件が札幌で相次いでおり注意が必要です。
●札幌市東区でガスの点検を装った窃盗事件が相次いで発生し、札幌東署が注意を呼び掛けている。
同署によると、16日午前10〜11時、同区内の女性(81)宅に男が「ガスの点検に来ました」と訪問し、5分ほど室内を見た後、出て行った。その後、居間に置いてあった手提げかばんから現金約2万円入りの財布がなくなっていることが分かり、女性が110番した。また、同日午後2時ごろにも別の女性(81)が同様の手口で現金約4万円入りの財布を盗まれた。
2件とも男は1人で、社員証は付けていなかったという。
同署は同一人物の犯行の可能性が高いと見て、窃盗容疑で捜査している。
(12月18日毎日新聞より引用)
ガスや電気、水道の点検を装い、家の中に入りこみ、家人が目を話した隙に家の中のカバンや財布、現金を盗むという手口での窃盗が全国で相次いでいます。
今回の札幌は一人で社員証も付けていませんでしたが、二人組みで来て、1名が家人と外にある機器の確認に同行している隙にもう一人が家の中を物色するという手口が多いようです。
社員証も偽造し、それらしいユニフォームで来る場合もあり、なかなか本当の点検なのか偽者なのか見分けるのは難しいと思われます。
こうした点検を装った泥棒は、特にお年寄りの家を狙っています。
防犯対策としては、
● 一人の時に家の中に上げない。
● 名乗った会社に連絡すると伝える。電話番号を調べ電話してみる。
● 社員証を確認する。但し偽造している場合もあるため注意する。
といった方法があると思われます。
又、一人暮らしのお年寄りが周囲にいる場合にはこうした事例を話すと共に、気をつけてあげてください。
投稿者: 総合防犯設備士 (2009年12月22日 09:40)
寺に侵入、賽銭泥棒のつもりが酒を飲み熟睡。
年末にかけて「賽銭泥棒」も多発しているようですが、そのつもりで寺に侵入して本堂にあった酒を飲み熟睡して逮捕されるというドジ泥がいました。
●甲賀署は18日、さい銭盗目的で寺に忍び込んだとして、住所不定、無職男(74)を建造物侵入と窃盗容疑で逮捕した。長洲容疑者は本堂内にあった酒を飲み、寝ているところを家人に見つかった。
逮捕容疑は同日未明、甲賀市甲賀町の龍福寺に侵入、本堂休憩室にあった清酒1本(1300円相当)を盗んだとしている。
ガラス窓を割って休憩室に侵入したが、見つけた清酒を飲み、そのまま熟睡。
同日午前8時、住職の妻が寝ている容疑者を見つけ、連絡を受けた住職(52)が110番通報した。
容疑者は駆け付けた署員に起こされ、現行犯逮捕された。
(12月19日 毎日新聞より引用)
熟睡して警察官に起こされた・・とは、なんとも間抜けな泥棒です。
お寺は今年も狙われました。
仏像盗難、放火、賽銭泥棒。
波乱にとんんだ2009年があと10日で終わろうとしています。
お寺の防犯対策は、今年非常に注目され、新聞やTV取材も多数受けました。
数十台の防犯カメラを設置し、社務所から敷地内全体を画像確認できるお寺もある一方で、
無人寺では仏像盗難に気がつくのも時間が経過する、といった脆弱性が見受けられました。
少しでもお寺の防犯対策が進む事を願います。
投稿者: 総合防犯設備士 (2009年12月21日 09:46)
2府15県の農家で計1億円窃盗。「農家は無施錠で狙いやすかった」
農村ばかりを狙って侵入窃盗を繰り返していた泥棒が逮捕されました。
この泥棒、警察官の職務質問に自分から「指名手配されているかもしれない」と話し逮捕される、とちょっと「どじドロ」です。
●群馬県の農家に忍び込んで現金などを盗んだとして、無職の男が警視庁捜査3課と池袋署に窃盗などの疑いで逮捕され、起訴されていたことが18日、同課への取材で分かった。
同課によると、男は「農家は無施錠で狙いやすかった。1日に3万円を盗んだらやめた」などと供述。
平成15年12月以降、関東や関西など2府15県で約500件の盗みを繰り返し、被害総額は1億円に上るとみられる。
同課によると、男は住所不定、無職男(32)。
東京・池袋のホテルに寝泊まりし、電車で移動して盗みを繰り返していた。
被告の手帳には今年に入って盗みに入った場所、盗んだ物、電車の始発時間と終電時間が書き込まれていたという。
逮捕容疑は10月21日午前2時ごろ、群馬県館林市の一軒家に無施錠の窓から忍び込んで、現金7万3千円や手提げバッグなどを盗んだとしている。
被告は同日午後、池袋の路上を歩いていた際、職務質問をしている警察官3人を目撃。
その場から立ち去ろうとしたところを警察官に見つかり、職務質問を受けた。
永井被告は「カワモト」と名乗ったが、警察官に名前を書くよう言われて「小川」と書き込んだ。
さらに警察官に「なぜ逃げる。何を持っている」と聞かれ、「何も持っていないが、指名手配されているかもしれない」と答えたことから、犯行が発覚したという。
(12月18日 産経新聞より引用)
毎日ノルマを3万円にしていたのでしょうか?
なんか笑えますね。
この「無施錠」は農村でまだまだ多いのです。
「施錠すると留守だとわかるから」と豪語する人もいます。
「無施錠」は何も侵入行為をしなくても侵入できる、究極の泥棒の好きな環境です。
泥棒は「人目につくのを嫌がる」性質があります。
人目につくと捕まる可能性が高くなり、捕まると何年も刑務所の中に入らないといけなくなるからです。
「目」「音」「光」「時間」の侵入防止4原則はそんな泥棒の心理を元に警察が発表しているものです。
この泥棒の嫌いな環境を防犯システムで作り上げることが防犯環境設計として必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2009年12月18日 17:29)
鯛生金山金貨盗難。警備会社のシステム設置も異常に気付かず。防犯体制見直し。
大分の日田市中津江村の観光施設「地底博物館 鯛生金山」で金貨が盗まれる被害が発生しました。ここは06年にも侵入窃盗被害があり警備会社のシステムや防犯カメラを設置していました。
盗難ベル鳴動していたにも係わらず異常発生に気付かなかったため、防犯体制の見直しを進めるとのことです。
●06年事件後再び
再び金貨などの盗難に見舞われた日田市中津江村の観光施設「地底博物館 鯛生金山」。
06年2月に起きた純金製の鯛盗難事件を教訓として警備会社との契約や防犯システム導入で万全だったはずだが、所長(55)は「なぜ?」と首をひねる。警備態勢の見直しを進める方針。
所長はいつもの午前7時ごろ出勤。警備会社から派遣されている警備員から「午前1時前に異常発報(防犯ベルが鳴ること)があった。(金貨などが置いてある)資料館を外からのぞき込んだが異常は見当たらなかった」と報告を受けた。
異常発報は、鳥や獣の接触などにより頻繁に起きるため、気にしなかったという。
ところが午前9時ごろ、資料館担当職員が「出入り口のドア2カ所のガラスが割られている」と連絡があり、クルーガーランド金貨など12枚入りガラスケースが割られ、なくなっていた。「一部は床に転がっていた」という。盗まれた金貨8枚は84年展示用に購入し、当時の価格としては約60万円で、時価はさらに上がっている。
また、追跡などを妨げるためか、管理棟裏に停めてあった施設の車5台と警備員のマイカー1台が刃物ようのものでパンクさせられてあった。
06年の盗難事件後、坑内外や資料館、土産売り場、事務所などに赤外線や感熱のセンサー、防犯ビデオを取り付けるなど防犯態勢を強化。警備員も毎夜泊まり込んでいる。
所長は「防犯システムや態勢のどこに落とし穴があったが、警備会社へも含めてきちっと確認したい」と話す。警備会社の大分本社は「担当者が不在で、現場の状況が分からないので、現状ではコメントできない」としている。
(12月17日 毎日新聞より引用)
どんな警備システムを設置しているのかは不明ですが、「防犯ベルが鳴って資料館を外からのぞき込んだが異常は見当たらなかった」と報告しているようですが、何故、中を巡回しなかったのか、又その後に侵入されたのであれば、本来再度防犯ベルが鳴るはずで、もう一度ベルが鳴ったのかなど疑問に感じます。
防犯カメラが設置されているのであれば映像が残っていると思われます。
自動車のタイヤまでパンクさせているためかなり用意周到な犯人であることが推測されます。
こうした用意周到な窃盗団に対しては、警備システム・防犯カメラシステムを連動させ、侵入検知センサーが働いた時点で防犯カメラの映像を管理者の携帯電話に送信させる、といった防犯対策を併用することをお勧めします。
投稿者: 総合防犯設備士 (2009年12月17日 17:29)
数百キロの観音像が盗まれる。クレーンを使用か?
これも一連の「仏像盗難」でしょうか?
●大分県警杵築署は14日、同県杵築市溝井の地蔵群「轟(とどろき)地蔵」で、周囲に置かれていた石製の観音像1体(高さ約2メートル)がなくなったと発表した。同署は窃盗容疑で捜査している。
観音像は本尊や多数の地蔵がある谷底のがけに数体設置されている。
13日朝、祭りの準備をしていた轟地蔵保存会の会員らが、このうちの1体が台座だけ残されていることに気付き、同署に通報した。4月に行われた祭りの際は異状がなかった。
観音像は重さが数百キロあるため、同署は何者かがクレーンなどを使って運び出したとみている。
(12月15日読売新聞より引用)
クレーンを使用して観音像を持ち出す。
人目につかない谷底のがけに設置されていたためできたのだと思います。
これも換金目的の犯罪なのか、犯人のコレクションなのかはわかりませんが、仏像、狛犬・・となんでも盗まれていますので、注意が必要です。
不審者が侵入すると音声メッセージが流れたり、携帯電話に画像通報できる、といった寺向けの防犯システムが今非常に問い合わせや導入が増えています。
もはや「罰当たり」というフレーズが効かなくなってきていることは悲しいですが、掛け替えのないものを守るために何らかの防犯対策は必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2009年12月16日 11:42)
痴漢防止カメラ
満員の通勤列車の一つの大きな問題が「痴漢」
確信犯もあれば、逆に何もしていないのにえん罪のように痴漢犯にされてしまった事例もあり、男女ともにこの満員電車には不満があると思います。
東京の埼京線に痴漢防止カメラが年内にも一部車両に採用されることになりました。
●JR東日本は年内にも、痴漢被害が多い埼京線の一部車両に全国で初めて、防犯カメラを設置する方針を固めた。
プライバシー保護の観点から犯罪防止に限定し、使用と管理を厳格に運用することで違法性はないと判断した。同社は既に運用規定を策定しており、試験運用を行ったうえ、他路線での導入も検討する。
鉄道事業者と1都3県の警察が共催した10月の官民会議で、警視庁から防犯カメラの設置が要請されたのを受け、JR東は、防犯対策でのコンビニ店内のカメラ撮影と録画を「違法性はない」とした2005年3月の名古屋高裁判決など、過去の判例を専門家を交えて検討してきた。
その結果、
〈1〉痴漢など防犯対策に限定し、乗客に「録画中」と表示して説明
〈2〉一定期間の保存後に削除
〈3〉刑事手続き以外での第三者への開示禁止――
など、厳格に運用することで問題ないと判断。当面は1〜2編成の電車を対象に、ラッシュ時に混雑が激しい一部車両の天井や網棚付近などに複数のカメラを設置予定だ。
都内の電車内の痴漢被害は、確認されているだけで毎年約2000件。
今年1〜9月に発生した件数も、強制わいせつ事件を含め計1174件に上る。
同庁によると、埼京線の今年9月末現在の被害(146件)は全路線の12・4%。
強制わいせつ事件も25%以上で、朝夕のラッシュ時でも20分間隔でしか運行されない通勤快速は混雑が激しい上、停車駅間隔が長い「密室状態」となり、15分以上、片側のドアが開かない区間もあるためだ。インターネット上で「埼京線はやりやすい」などの痴漢サイトの書き込みを見て集団痴漢をした悪質なケースもあった
(12月15日読売新聞より引用)
防犯カメラに関しては、常に「プライバシーの侵害」の問題がついて回ります。
商店街、駐車場、店舗、マンションなど色々な場所に設置している防犯カメラですが、やはり使用する側は最大限プライバシーの侵害にならないように配慮する必要があります。
そのためには
● カメラの使用目的を「防犯」に限定する。
● カメラを使用しなかった場合の犯罪発生の可能性、カメラを設置しての予防効果を充分に検討する。
● カメラの映像の取扱いに関して管理者は社内規定を設け、録画した映像の管理を徹底するとともに一定時間経過後は消去させる、犯罪が発生した時に警察立合いのもとで録画映像は再生するなどの規定を入れる。
● カメラの設置場所(角度や撮影範囲)が目的にふさわしいかを充分に検討する。
といったことが必要です。
防犯カメラを設置する場合には、そうしたことまでアドバイスできる防犯設備士、総合防犯設備士のいる会社に相談されることをお勧めします。
投稿者: 総合防犯設備士 (2009年12月15日 09:41)
勤務先から薬品盗み、ネットで転売
"磯子署は12日、窃盗の疑いで住所不定、無職の男性容疑者(52)を逮捕した。
逮捕容疑は、2月1日午後3時10分ごろ、横浜市磯子区の薬局で、胃腸薬やビタミン剤など8品目約8千錠(約100万円相当)を盗んだとしている。
同署によると、男性容疑者はこの薬局に昨年9月から薬剤師として在籍し、商品仕入れなどを担当していた。在庫が合わないことが発覚した直後に行方が分からなくなっていたという。
同容疑者は容疑を認め、「遊ぶ金が欲しかった」などと供述。盗んだ薬品はインターネットを通じて卸業者に販売していたという。"
(12月13日 カナロコより抜粋)
自らが勤めていた薬局の商品を盗んで転売。
遊ぶ金欲しさの犯行という事ですが、本当に身勝手な犯行です。
薬品盗難は今回のような薬局だけでなく、劇薬を扱っている病院や工場、大学等でも発生しています。
特に病院や学校は、多くの方が出入りする為、不審者に入り込まれても気づかない可能性があります。
また、あってはならない事ですが、今回のケースのように内部からの犯行も発生しているのが現状です。
セキュリティハウスがお勧めする「自主機械警備システムNEXT」は、外部からの犯罪だけでなく、内部からの犯罪に対しても有効です。
万が一、事件が起こった際にも、いつ誰が防犯システムをセット・解除したかが分かります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2009年12月14日 11:05)
自販機荒らし「5分で」
自動販売機ねらいの男が逮捕されました。
●札幌豊平署に窃盗未遂容疑で逮捕された男が、札幌市内の銭湯を拠点に、約100件の自動販売機荒らしを繰り返したと供述していることが同署への取材でわかった。
男は自販機荒らしの前科があり、6月に刑期を終えたばかりだったが、7月には再び自販機荒らしを始め、捜査員も驚く早業で犯行を繰り返していた。
逮捕されたのは住所不定無職男(37)。発表では、同容疑者は6日午前5時頃、清田区真栄4の2のスーパー駐車場の自販機から現金を盗もうとして、同署員に逮捕された。
同署によると、室岡容疑者は今年6月に刑期を終えると、いったん就いた土木工事の仕事をすぐに辞め、翌月から札幌のネットカフェや24時間営業の銭湯に宿泊しながら、自販機荒らしを繰り返していた。
供述をもとに、自販機荒らしに詳しい捜査員が、紙幣の投入口から工具を入れて壊し、現金を抜き取る容疑者の手口をまねたところ、2時間かかった。同容疑者は「5分でできる」と豪語したという。
調べに「約100件やった。働かずにパチスロをしたかった」と供述しているといい、同署で裏付け捜査を進めている。
(12月12日 読売新聞より引用)
「自動販売機ねらい」は平成21年上半期13737件発生しています。
この犯罪は、平成12年には190490件発生していた犯罪で、その当時からすると、平成20年38477件は20.2%と激減している犯罪です。
これは防犯カメラが設置されたり、自動販売機自体に防犯機能が搭載されるなど対策が進んだ結果だと思いますが、別の言い方をすると、まだ年間4万件近くも自動販売機は荒らされているということです。
外国人窃盗団から見ると「日本は道路に金庫を放置している」と驚かれる自動販売機です。
発生場所としては、道路(17.6%)、駐車場(12.7%)、一般事務所(15.6%)、商店(15.0%)、その他(35.7%)となっています。
犯人は、84.3%が成人、その内単独犯が44.3%です。
自動販売機ねらいの被害に遭わないようにするためには
●設置場所の防犯力を防犯カメラなどでアップさせる。
●自動販売機を破壊しようとするとその場でベル・サイレン・音声で威嚇撃退するシステムを設置する。
投稿者: 総合防犯設備士 (2009年12月12日 09:32)
ネットカフェで犯罪多発。
ネットカフェで犯罪が多発しています。
インターネットカフェで就寝中の利用客の財布などを盗んだとして、元「ジャニーズJr.」の18歳と17歳の無職少年が逮捕されました。
2人は容疑を認め、「こっそり盗み出すスリルがたまらなかった。10月から都内や埼玉県内で約20件の窃盗をやり、約50万円近くを盗んだ」と話しているようです。
逮捕容疑は、10月20日午後11時50分ごろ、東京都千代田区鍛冶町のネットカフェで、寝ていた男性会社員(24)=川崎市=の現金約1万5千円入りの財布など計8点を盗んだなどとしています。
(12月11日 産経新聞より引用)
ネットカフェにはいろいろな人が来店するようで、中にはそこで寝泊まりする「ネットカフェ難民」と呼ばれる人もいるようです。
そうしたネットカフェで犯罪が多発しているようです。
●ネットカフェ犯罪多発...目立つ「本人確認なしの店」
東京都内のインターネットカフェで今年1〜8月に起きた犯罪のうち、7割以上が、入店時に利用客の本人確認を実施していない店舗で発生していたことが警視庁の調査でわかった。
都内では本人確認をしている店舗が4割弱にとどまることも判明。警視庁は、ネットカフェの匿名性が犯罪を誘発しているとして、17日、大学教授らによる有識者懇談会を発足させ、入店する度に身分証の提示を求めるなど本人確認の義務化も含め対策を検討する。
警視庁、義務化も検討
同庁によると、都内のネットカフェは8月末時点で561店。入店時に免許証など身分証の提示を求めている店は38%(214店)で、残りのほとんどは本人確認をしていなかった。
一方、今年1〜8月にネットカフェで起きた679件の刑法犯を分析したところ、最も多かったのは置き引きなどの窃盗579件で、詐欺67件、強盗7件と続き、全体の74%にあたる505件が本人確認をしない店で発生していた。
2006年頃からはネットカフェのパソコンを悪用した不正アクセス事件や薬物密売も急増している。
密室性を悪用した置き引き、強姦(ごうかん)も多発し、振り込め詐欺グループが現金の引き出し役の待機場所にしたり、家出少女がパソコンで売春の相手を探したりしていたケースもあった。
警視庁は07年以降、写真付き身分証による確認や、パソコンの利用記録の保存などを数回にわたり業界に要請してきたが、店側の自主性に任されているのが実情。
1年前の調査時点に比べ、確認の実施は40・6%から38・1%、パソコンの利用記録の保存は24・6%から13・9%へと減少している。確認を実施したものの、客からの評判が悪いため、やめた店もあるという。
(2009年10月17日 読売新聞より引用)
平成21年上半期で インターネットカフェ・まんが喫茶で刑法犯は1972件発生しています。
平成20年までは資料の中に区分がなかったので最近目立ってきているということではないかと推測します。
内訳として、強盗8件、放火1件、強姦1件、暴行12件、恐喝1件、窃盗1520件(内侵入窃盗22件、乗り物盗42件)となっています。
つまり窃盗で侵入窃盗、乗り物盗以外の置き引きなどが非常に多く発生していることがわかります。
ちょっと気になるのが「放火」です。
ああした密室で放火されると大惨事になるということはカラオケボックスの放火被害を例にするまでもなく想像がつきます。
こうした被害が多発していることを考え、防犯カメラなどの導入も身元確認以外に行うことが必要だと考えます。
投稿者: 総合防犯設備士 (2009年12月11日 17:38)
滋賀で車上狙い相次ぐ 乗用車14台からカーナビ・ノートパソコン・タイヤ盗まれる
滋賀で車上狙い相次いでいます。
年末にかけて注意が必要です。
●9日朝、滋賀県愛荘町、豊郷町、東近江市で駐車場の乗用車計14台からカーナビゲーションなどが盗まれているのが相次いで見つかった。東近江署、彦根署は連続窃盗事件として調べている。
東近江署によると、愛荘町豊満、沓掛、東円堂の5カ所、東近江市垣見町、佐野町、五個荘金堂町の3カ所で11台からカーナビ10台、タイヤ3本などが盗まれた。
6日午後8時から9日午前10時までの犯行とみている。
彦根署によると、豊郷町上枝で3台から、カーナビ1台、ノートパソコン1台などが盗まれた。8日午後4時から9日午前5時半までの犯行とみている。
いずれも施錠された車の窓ガラスが割られたり、ドアをこじ開けられていた。東近江市や周辺で10月26日以降、同様の被害が相次いでおり、東近江署は注意を呼びかけている。
(12月9日 京都新聞 )
大阪ではコンビニの駐車場に車を駐車させ、その中で仮眠している乗用車の窓を割ってカバンなどを盗む被害が多発しています。
「車上ねらい」は、駐車場で最も多く発生しています。
車上ねらい対策
投稿者: 総合防犯設備士 (2009年12月10日 09:45)
年末に向けて 窃盗多発。
年末というと何故か日本では「年末防犯」といった特集が組まれます。
今週月曜日の「おはよう朝日」のテレビ番組<年末年始の住宅防犯対策>で、
「見える自主機械警備システム」と「自主機械警備システムNEXT」等が
紹介されました。
何故年末に防犯特集をされるのか?
月別の侵入窃盗認知件数は警視庁が発表していました。

平成20年の結果では、10月が最も多く、11月、1月、12月、3月と続いています。
逆に少ないのは7月、6月、8月。
但し、年によって結構バラバラの傾向があるようで、年末にかけて多いとは簡単には言えません。
しかし、年越しを前に強盗、ひったくり、侵入窃盗など注意をするに越したことはありません。
●窃盗:民家土蔵で金塊など多額被害 滋賀・安土
滋賀県警近江八幡署は4日、同県安土町の無職女性(75)から「多額の現金や金塊などが盗まれた」と届け出があったと発表した。現金など計約2000万円相当がなくなっているといい、同署は多額窃盗事件として捜査している。
同署によると、女性宅の敷地内にある土蔵に保管していた現金約1800万円と金塊約600グラム(約210万円相当)、掛け軸や皿などの陶磁器(計約30万円相当)がなくなっていた。女性は独り暮らしで、今月1日から3日まで旅行で留守にしていたという。
(2009年12月4日毎日新聞 より引用)
●窃盗:ブランド品や時計、190万円盗難−−足利 /栃木
足利市朝倉町3のリサイクルショップに4日早朝、何者かが侵入し、ロレックスなどの高級腕時計やブランド品のバッグなど計8点(販売価格約190万8000円)を盗んで逃走した。足利署は窃盗事件として捜査している。
同署によると、同日午前4時ごろ、店からの警報を受けて市内の警備会社が110番。署員が約3分後に急行したところ、店舗入り口の金属製シャッターがバールのようなものでこじ開けられ、店内のショーケースが割られて商品が盗まれていた。同店は3日午後7時ごろ閉店し、その後無人だった。防犯カメラはないという。
(2009年12月5日毎日新聞より引用)
いずれも高額被害が発生してしまっています。
前者の女性は何も防犯システムなど導入していなかったのでしょうか?無人時の自宅に現金約1800万円と金塊約600グラム(約210万円相当)を置いたままであったというのは無防備としかいいようがありません。
リサイクルショップの場合は、警備会社のシステムを契約していましたが、短時間化している窃盗団の被害に遭ってしましました。おそらく警備会社と契約していることも下見の時点で調査済みで、何分で警備員が駆け付けるかを十二分に検討した上で侵入したのではないかと推測します。
今の窃盗団、特にこういう貴金属店やリサイクルショップなど高額な現金や商品を狙う窃盗団はストップウオッチで人の駆け付け時間を計算しながら数分、1分〜2分で犯行を終えるといいます。
従って、「どれだけ犯行をしにくくさせ、被害を最小に押さえるか」という視点で防犯対策を実施する必要があります。
やはり、その場で音による威嚇を実施するということは絶対条件です。警備会社のシステムの場合、音による威嚇が付いておらずフラッシュライトだけの場合もあるようですが、追加設置されることをお勧めします。できれば室内、室外に種類の違うタイプの音による威嚇機器を複数台設置してください。
又、出来る限りどこで鳴っているのかがわからないような位置に設置してください。
それとお勧めは「霧により視界を遮り、犯行を継続させない」威嚇方法です。
貴金属店や携帯電話ショップなどでは導入が進んできていますが、もっともっとそうしたシステムの導入が進むことを期待したいと思います。
投稿者: 総合防犯設備士 (2009年12月 9日 09:29)
万引き補導少年への聞き取り調査。66%が「巡回ならしなかった」
警視庁によると、書店やスーパーなど万引が予想される都内の小売事業者の19年の販売額は約14兆2700億円。ここに万引による損失率などをかけて計算すると、万引の被害推定額は約670億円に上ります。18年の振り込め詐欺被害額は約60億7千万円で、約11倍にもなります。
これが東京都内だけの数字ですので、全国となるとどのくらいか想像がつきません。
そんな万引きに対して埼玉県警では補導少年への聞き取り調査を実施しました。
●万引き:「店員の目」防犯効果 巡回ならしなかった66%
◇県警「短絡的な動機目立つ」
県警少年課は、万引き容疑で逮捕、補導された少年へのアンケート調査を初めて実施し、結果を公表した。
・53%の少年が「見ているうちに欲しくなった」と回答し、県警は「短絡的な動機が目立つ」と分析している。
・66%は「店員が巡回したり、声を掛けられたらやらなかったと思う」と回答しており、店側の対策のヒントになりそう。
県内で逮捕、補導された少年196人から回答を得た。内訳は中学生59%、高校生26%。75%が男子。71%は万引き時に現金を持っていた。
場所はスーパーが24%で最多。次いで多いホームセンター、デパートを合わせると60%に上った。
・75%が店員や他の客の目が届きにくい「店舗奥」で万引きしていた。
・店を選んだ理由は59%が「買い物中にほしくなった」としているが、中には「友達から万引きしやすい店と聞いた」「店員や警備員が少ないから」との回答もあった。
「どのようなことがあったら思いとどまったか」との設問には、
▽「店員から声を掛けられる」(28%)
▽「どこにいても店員から見える」(21%)
▽「店員が巡回している」(17%)
としており、「店員の目」の防犯効果が大きいことが分かった。
県警によると、万引き犯全体での少年の割合は、99年の51%から08年には29%と減少傾向にある。だが、少年の内訳は、99年が高校生46%▽中学生35%だったのに対し、08年は高校生34%▽中学生46%と逆転している。
(12月5日 毎日新聞より引用)
●万引は被害届などの処理に時間がかかることから、店舗側が被害を申告しないケースも多く、警視庁幹部は「警察が把握している被害は、ほんの一部」と話す。
このため、警視庁は今年11月から、被害届の様式に「穴埋め方式」を導入。
さらに警察官が店舗に出向いて処理をするなどして、手続きを簡素化した。
2日に警視庁で開かれた官民合同会議には、書店やドラッグストア、スーパーなどの業界17団体が参加。米村敏朗警視総監が「社会総ぐるみの取り組みを展開し、万引をさせない社会を作っていきましょう」と呼びかけた。
今後は、広報、調査研究、教育研修など5つの委員会を同会議の下部組織として設け、少年向けの倫理教材作りなど具体的な対策を検討していく。
(12月2日 産経新聞より引用)
「万引きをいかに予防するか」は店舗の利益を確保するために絶対に必要です。
「万引き倒産」といったことが実際に発生するようです。
現在のように、売上が毎月前年割れ、縮小傾向にあり、売れる物の値段も安いものが売れるという時代では、万引きによるロス率をいかに下げるかが死活問題になってきます。
一方では、従来中学生、高校生が主体であった万引きに高齢者層が急増しているといったことがあります。
いずれにしても店舗での巡回や声かけ、又死角のない店舗レイアウト、防犯カメラ・防犯ミラーの設置など防犯対策を実施することが大切です。
万引き防止対策
投稿者: 総合防犯設備士 (2009年12月 8日 09:46)
指の指紋を手術で変える。中国
生体認証を破るために手術・・・なんか映画の世界のようなことが中国で実際に行われているようです。
●強制退去歴のある中国人の女が指紋を改変し、空港の生体情報認証システム(BICS)をすり抜けていた不法入国事件で、警視庁に入管難民法違反の疑いで逮捕された女(27)が「中国で指を手術した」と供述していることが分かった。捜査関係者が明らかにした。
組織犯罪対策1課によると、容疑者は両手の人さし指と親指の計4本の指紋を改変したとみられ、「中国で約130万円を払って手術した。自分の家から車で1時間ぐらいの民家に連れて行かれ、ベッドの上で麻酔をかけられた」と話しているという。左右の指の皮膚を移し替えた可能性もあるという。
容疑者は、日本人の清掃員の男(55)=東京都渋谷区=と偽装結婚したとして、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで先月17日に逮捕された。この取り調べの際に、容疑者の指に不自然な傷があることに捜査員が気づいたという。
また、同課は偽装結婚を斡旋(あつせん)するなどしたとして、公正証書原本不実記載・同行使などの疑いで、中国籍の清掃員(50)=江東区=と息子の無職(26)=川崎市=の両容疑者を逮捕した。いずれも容疑を認めているという。
(12月7日 産経新聞)
「生体認証」というのはバイオメトリクス(biometrics)認証とも呼ばれ、人間の身体的特徴(生体器官)や行動的特徴(癖)の情報を用いて行う個人認証技術です。
指紋、瞳の中の虹彩、手のひらや指の血管の形を読み取る静脈認証などが利用件数が増えつつあります。他にも、声紋、顔形、筆跡などによる認証が実用化されているようです。
多くは「入退出管理システム」の本人識別に利用されています。
�@ 指紋照合方式 指紋により識別
�A 虹彩(こうさい)判別方式(アイリス) 眼球の茶目の部分
�B 網膜判別方式 目の網膜により識別
�C 声紋判別方式 声の声紋
�D 血流判別方式 静脈パターン
�E 顔判別方式 顔画面
入国管理などでは、以前に問題のあった人間を指紋などで割り出し入国を防ぐように利用されています。膨大な犯罪者リストが登録されてあり、それと照らし合わせることでテロリストなどの入国を防ぐことが目的とされています。
今回のような手術がもし多数されていたとしたら、今までの膨大なデータが意味がないものになってしまいます。
いずれの生体認証も[本人拒否率]というものがあり、本人であっても本人と認証されない確率があります。
この確率を低くしようとすると今度は本人以外も本人と見なしてしまう可能性が増えてしまいます。
生体認証各々の方式も、精度とコストの両面から、入退出の重要度により最適なシステムを採用することが必要となります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2009年12月 7日 17:16)
逃走中に整形した空き巣犯逮捕
今後もこういったケースが増えてくるのでしょうか。
ちょっと気になる事件です。
"宮城県警捜査3課などは2日、ともに住所不定の無職の日本人男A(35)と自称コロンビア国籍の男B(39)を窃盗容疑で再逮捕した。県警はA容疑者が逃走のため美容整形手術を受けながら、10都道府県で少なくとも約210件の空き巣を繰り返し、被害総額は約1億2000万円に上るとみている。
2人の容疑は9月初旬、福岡県太宰府市の男性会社役員(68)方から現金約185万円と指輪などの貴金属43個(時価計1370万円相当)を盗んだとしている。
捜査3課によると、A容疑者は今年1月、神奈川県内で人工歯を埋め込むなどの手術、同9月には福岡市内の美容整形外科でまぶたを二重にしたり鼻の形を変えるなど計73万円分の手術を受けた。髪も丸刈りから長く伸ばし、9月に福岡で最初に逮捕された時の顔は、今年5月の指名手配写真と全く違う顔だった。B容疑者もかつらを付け、口ひげを伸ばすなどで人相を変えていた。2人は関東や北海道、宮城で空き巣を繰り返していた。"
【12月2日 毎日新聞より抜粋】
10の都道府県を股にかけての窃盗行脚、よく捕まらなかったものです。
逃走犯が整形・・・と聞くと、最近ではイギリス人英会話講師殺害事件を思い出しますが、古くは松山ホステス殺害事件の犯人であった女も、整形を繰り返して逃走、時効成立直前の15年目に逮捕されました。
先に挙げた事件においても、割と手軽に整形ができてしまうという状況が取り上げられていましたが、美容整形の業界においても今後は何らかの規制策が講じられていくのではないのでしょうか。
特に美容整形というのは、通常の病院よりもプライバシーを重んじられる傾向が強いように思います。
そういった状況で防犯対策を行う、というのはなかなか難しいのが現状でしょう。
ただ、病院を専門にする窃盗事件も実際に起こっています。
(防犯ブログより:病院での窃盗事件)
最近逮捕された事件の男も、逮捕のきっかけは整形外科で撮った1枚の写真でした。
例えば防犯カメラをつけられないような環境であっても、何らかの形で証拠として残るようなものを考えていく必要があります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2009年12月 4日 13:33)
"犯罪道具"レンタル業者。売上5億円
●本人確認をせずに携帯電話を貸し出していたとして、神奈川県警組織犯罪分析課と加賀町署は26日、携帯電話不正利用防止法違反(匿名貸与営業の禁止)容疑で、東京都豊島区池袋の携帯電話レンタル会社「オーエスネット」を摘発し、社長(40)=練馬区=と従業員(23)=豊島区=の両容疑者を逮捕した。
同社は昨年、約5億円を売り上げており、県警は振り込め詐欺に使われるなど犯罪の温床になっている可能性が高いとみて、貸し出しの実態などを調べる。
県警によると、社長は容疑を認めており、従業員は「身分証の写しがあれば何でもいいと(社長に)言われたので、顔などは確認せずにやっていた」と供述している。
県警の調べでは、2人は昨年2月19日ごろ、本人確認をせずに携帯電話1台を有料で貸し出した疑いが持たれている。この携帯はヤミ金業者が債務者からの取り立てに使用していたという。
不正な方法で契約された携帯電話が振り込め詐欺やヤミ金などの犯罪に悪用されていることから、昨年12月に改正携帯電話不正利用防止法が施行され、携帯電話の契約時には本人確認が義務付けられるなど厳しくなった。
同社は保険証などの身分証は提示させてコピーを保管していたが、何度もコピーをしたような顔写真が不鮮明なものだった。県警が借り主として身分証のコピーがあった人に確認したところ、借りている人はおらず、身分証を盗まれた人やヤミ金で金を借りる際に提示した人などだった。
県警は、捜査当局に摘発されないために借り主の分からない携帯電話が犯罪に使われる道具として出回っているのを一掃しようと、10月から「匿名犯行ツール撲滅対策班」を設置し、摘発に力を入れていた。
(2009/11/27 イザ!より引用)
「犯罪道具」として携帯電話や銀行口座が悪用されています。
そして、携帯電話や銀行口座を犯罪に使用されていることを知りながら提供するアルバイトも横行しています。
組織として指令する側は顔を見せず、本当の名前をあきらかにしないまま分業化して犯罪を行っているのです。
携帯電話などで、犯罪をする側がどんな人間なのかがわからない、「見えない犯罪」が多発してきているのです。
振り込み詐欺の場合、「出し子」と呼ばれる通帳からお金を引き出す時だけが唯一顔が見える瞬間となります。
その時に防犯カメラで鮮明な画像をすることによって犯人逮捕につながっている例は多く発生しています。
振り込め詐欺などを予防するためには、日常の防犯啓蒙活動、銀行のATMで振り込みを思いとどませるための声かけと、引き出しを難しくさせるための管理強化、安易に犯罪道具となる携帯電話や口座を提供させない摘発強化などを併行して実施することが大切です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2009年12月 3日 12:28)
勤務先からカーナビ盗みオークションで8000万円
盗品をインターネットオークションで現金化する方法が窃盗犯に取られて、盗まれるモノが一変しました。
一口で言うと「何でも盗めば金になる」そんな時代になったのです。
●勤めていた会社から9万円相当のカーナビ1台を盗んだとして、兵庫県警東灘署は、カーナビ製造会社「富士通テン」の元社員男(35)を窃盗容疑で30日までに逮捕した。
同署によると、同容疑者がインターネットオークションで多数のカーナビを出品していたことに、サイバー担当の署員が気付き、発覚。自宅からカーナビ180台が見つかったほか、オークションでも約300台をさばいていた。2003年頃から窃盗を続けていたといい、預金口座には売り上げとみられる約8000万円の入金があった。
富士通テンによると、同容疑者は1992年に入社。クレーム品などの廃棄管理を担当しており、不良品をオークションに転用していたとみられる。同社では「勤務態度に問題はなかった」としているが、盗難については警察の報告があるまで把握していなかったという。同容疑者は、すでに懲戒解雇されている。
(12月1日 スポーツ報知より引用)
何百台もの商品を盗まれて気が付かない管理体制も非常に問題です。
クレーム品であったとしても、入庫出庫の管理は本来必要で、それが1台、2台ならいざ知らず数百台も自宅に持ち帰られていた事実を会社は真剣に受取り、きちんとした予防措置と管理体制を整えることが必要です。
ずさんな管理体制は、人の心に「犯罪を生む心」を芽生えさせてしまう可能性があります。
防犯環境を整えることでそうした心は芽生えにくくなります。
予防のためには、入出庫の管理を複数で実施すること、会社から出る時にはそうした商品が持ち出されていないか確認すること、週単位、月単位で在庫を別の組織の人間が確認すること。そうしたしくみを作ることで不正はなくなり、効率化されると思います。
又、一方で、入退出管理システムや防犯カメラシステムなどを連動させることで、より犯罪が起こりにくい環境を作ることが必要となっています。
投稿者: 総合防犯設備士 (2009年12月 2日 10:10)
無施錠な家を求めて空き巣行脚。11県で100件。
空き巣を東海、近畿、北陸、中国地方11県で約100件実施していた男4名が逮捕されました。
●三重県警亀山署などは30日、住所不定、無職男(37)=別の窃盗罪で公判中=ら4人を窃盗容疑で逮捕したと発表した。
4人は08年夏ごろから東海、近畿、北陸、中国地方など11県で約100件の空き巣を繰り返し、被害は計約2600万円に上るとみられるという。
4人とも「生活費や遊ぶ金が欲しかった」と認めているという。
逮捕容疑は4月24日午前8時40分ごろ、岐阜県大垣市の男性会社員(60)方に侵入し、現金2000円と指輪など18点(約33万円相当)を盗んだ、などとしている。
男が、ほかの3人のうちの1人を引き連れて、無施錠の民家を見つけて侵入、現金や貴金属を盗んだらしい。
(12月1日 毎日新聞より引用)
「無施錠」施錠をしない窓や扉からの侵入というのは、防犯意識の高い方からすると「信じられない」となるでしょうが、今年上半期の一戸建て住宅の侵入窃盗被害の第一位がこの「無施錠」で、11605件、42.1%にもなります。第2位が「ガラス破り」で41.6%。
無施錠の内、43.9%が窓。27.7%が表玄関。21.9%がその他の出入り口からとなっています。
表玄関の無施錠は、ほんのちょっとの短い時間、例えばゴミだしや回覧版を回す時などに施錠をせずに出かけてしまう・・・というのもあります。
窓は、2階、3階と上階になるほど無施錠が多くなりますが、実際には隣のビルや駐車場の屋根など足場があれば簡単に登れることも多く安心はできません。
又、お風呂場やトイレの窓も換気のため開けていることが多いです。
格子がある窓も格子を過信して開けっ放しにしていることが多いのですが、格子も外から簡単に外すことができます。
一戸建て住宅の場合は窓をいかに守るか、ということも重要です。
クレセント錠は錠前としての防犯性能はほとんどないと言ってもいいかもしれません。
ガラスを割り、そこから手を入れてクレセント錠を開けて侵入するのです。
まず、補助錠を取り付けること。
そして、それだけでは過信しないで、防犯装置を付け加えることをお勧めします。
例えば「人感ライト」。
窓に近づいたらライトが光る。その下に防犯カメラ・・・。
「録画されている」と泥棒に気付かせることで威嚇効果も高まります。
そして外周警備。窓・扉開閉検知などホームセキュリティ。
予算の中でできることから実施することをお勧めします。
投稿者: 総合防犯設備士 (2009年12月 1日 10:34)